不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

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106.交歓

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「もう1時間たったんだね」

 なにも出来ていないまま、時間が過ぎてしまったことに残念だと感じていた。

「瑞樹さん、萌ちゃんが来る前に手を洗いに行ってくださいね。わたしの匂いが付いたままですから。顔も洗ってうがいもしてくださいね」

 二人で部屋を出て、咲恵はリビングへボクは洗面所に行った。

「咲恵ちゃん、ちゃんと出来た?」

「えーっとぉ、えへへ、半分くらい」

「えっ、なにそれ」

「んーっとね、パンツが濡れるくらいは・・・」

「へぇー」

 そんな、咲恵と萌の会話が聞こえてくる。ボクは咲恵に言われたとおり、ハンドソープで手を洗い、匂いを確かめる。初めから、そんな目立つ匂いがしていたわけではなかったので、もうハンドソープの匂いしかしなかった。萌の持ち時間が、何時からなのか聞いておけばよかったが、まだ話し声が聞こえていたので、急いで部屋に帰って、ベッドに寝転がって待った。

「入るね」

 声がして、部屋に萌が入ってきた。廊下の明かりを背負って、萌のカラダのシルエットが見える。

「もう、裸なんだ」

「うん、時間の節約だよ」

「そう」

「ねえ、咲恵ちゃんにもう少しちゃんとしてあげたらいいのに。なにやってんの」

 萌は、ベッドに上がり込み、ボクの上に跨がって言った。ボクのTシャツとハーフパンツを、どんどん剥ぎ取ってゆく。ボクサーパンツごと、ボクのカラダを持ち上げて一気に丸裸にした。

「咲恵ちゃんは、本当にいい子だよね。わたし、あんなやさしいお姉ちゃんが欲しかったからうれしいの」

「咲恵さんも、萌を妹みたいだって言ってたよ」

「そう、うれしいわ。だから、ちゃんと喜ばせてあげてほしかったのよ。だって、カラダの繋がりが愛の証しだってわたしは思ってるんだもん」

 萌は、カラダの位置をずらして、ボクのペニスを手に取りいきなり口に頬張った。まだ、やわらかいままのボクのペニスに血液を送り込むように吸いついてくる。萌のフェラで、急激な刺激を受けたペニスは、快感という心棒が入ったように大きく硬くなっていった。

「よし、入れるよ」

 萌は、口から唾液を手に移して、自分の割れ目に擦りつけた。片膝を立てて、割れ目を開きボクのペニスを自分の膣に飲み込んだ。

「咲恵ちゃんには、入れてあげなかったんだよね」

 はち切れそうな乳房をボクに押しつけて、耳元で語気を強めて言った。

「咲恵さんは、望んでいなかったから」

「気を利かせて、咲恵ちゃんを先にしたのがマズかったのね。咲恵ちゃんは優しいから、わたしに遠慮したんでしょ」

「咲恵さんが、そう言ったの?」

「咲恵ちゃんは、そんなこと言わないわよ。パンツは濡れたけどベッドは汚してないからねとは言ってたけど」

「そっかぁ」

「だから、わたしは咲恵ちゃんの分もやっちゃうんだから」

 萌は、起き上がって腰を前後にグラインドさせ始めた。きつめの膣の中で、ボクのペニスが絞られていくのがわかる。

「はぁ、はぁぁぁっ」

 自分のはち切れんばかりの乳房を、両手で鷲づかみにしてぶつけ合っている。前戯もなくペニスを飲み込んだ割れ目から、グチュグチュと泡だって白濁した愛液が滲みだしていた。

「瑞樹のおちんちん、久しぶりだから気持ちいいよぉ」

「他のおちんちんと、違いってわかるの?」

「わかるよ。もちろん。瑞樹のおちんちんは、わたしにぴったり合ってるんだよ。咲恵ちゃんも、きっとそうだと思う。だから、入れてもらえなかったらかわいそう」

「まだ、明日もあるんだし」

「そうだ、明日はわたしがちゃんと入れてもらえるように見張っとこうかな」

「恥ずかしがるだろうな。咲恵さん」

 萌は、喋りながらでも腰の動きは止めずにいた。途中で膝を立てて、腰を上下運動に変えた。

「これも気持ちいいわ。瑞樹の長さがちょうどよくて、亀頭でわたしの子宮をノックしてる感じがいいのよぉ」

 ボクも、その感覚はわかる。当たりすぎると痛くなるんだけれども、根元まで入った時、いい感じに当たって、その振動が快感に変わってゆく。萌は、腰の動きと共に息づかいが荒くなり乳房を誇るようにのけぞってあえぎ声を響かせていた。咲恵は、このあえぎ声を聞いているだろうか。

「あぁ、わたし濡れすぎてると思う。ベッドを汚したら、咲恵ちゃんに怒られるかなぁ」
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