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99.争い
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「はあー?あんたみたいなウブなお嬢さんに、こんなこと出来るわけないじゃん」
萌は一歩前に出て、はち切れそうに隆起して、青い血管の浮き出た乳房を咲恵に突き出して見せた。
「萌さんが思うほど、わたしのカラダは清くはないし、心だってお嬢さんと呼べないほど汚れてしまってるわ」
ボクの記憶で上書きしたと言っていたが、やはり咲恵の心にはあの出来事が落ちきれないシミのように残っているのだ。萌は、咲恵の心の傷を知らない。しかし、それ以上のトラウマのような萌の心の闇なのだと思っている。
「わたしは、地獄のような家から逃げ出して、瑞樹に救ってもらったんだよ。だから、あんたの想いとは重さが全然違うんだから邪魔しないでよ」
「そんなことない」
咲恵は、萌の言葉を遮るように叫び声を上げた。
「わたしは、萌さんと不幸自慢をする気はないわ。でも、瑞樹さんを想う気持ちは誰にも負けないって思ってる。だから、見せてあげます。わたしの覚悟を」
そう言うと咲恵は、手を背中に回してワンピースのファスナーを下ろし始めた。腰の辺りまでワンピースの背を開けると、腕を抜いてなんのためらいもなくストンと足下に落とした。咲恵の好きであろう淡いピンクのセットアップの下着姿をさらけ出した。
「へぇ、あんた、着痩せするタイプなんだね。思ってたより随分胸がデカいんだね。まあ、お尻とかは中学生並みだけど」
「細いって言ってくださいよ」
「それ、自分でいうんだ」
「萌さんみたいに、太くはないってことですよ」
「なっなによ。わたしは、抱き心地がいいって瑞樹にも言われたんだから」
「抱き枕みたいに、ぷよぷよってことですか」
「ちがうわよ。ねえ、瑞樹はどっちがいいのよ」
急に話を振られたボクは、答えに困ってしまった。どちらがいいかと聞かれても、比べられるモノではないし答えられないことはわかっている。
「わたしに決まってるわよね、瑞樹。ほら見えるでしょ、わたしの大事なところ。瑞樹も触りたいでしょ」
萌は、後ろ向きになり何も身につけていないお尻を、前屈みになって突き出して見せた。肉付きの良いお尻からはみ出した割れ目が、灯りに照らされてキラキラ光って見えた。ボクは、ゴクリと唾液を飲み込んだ。
「何を勝手にアピールしてるんですか。わたし、まだ途中なんですけど。瑞樹さん、見ててくださいね。脱がしあいこしたのを思い出すでしょ」
萌を見るボクの視線を遮って、咲恵はブラジャーのホックを外しゆっくりとピンクの乳首を見せた。抜け殻のようになっていたワンピースの上に、片手で持ったブラジャーを落とす。逆光でシルエットになったくびれたウエストを手でなぞって、指をショーツに潜り込ませて太ももから足首に降ろしてゆく。太ももから一筋の光の筋が見えた。
「どう、瑞樹さん」
「きれいだよ」
「何を、二人でイチャついてるんのよ。わたしもここにいるんだけど」
咲恵に遮られていた萌は、咲恵の肩をつかんで横に押しのけた。
「瑞樹、わたしのカラダの方が興奮するでしょ。わたしなら、ここに瑞樹のおちんちんを挟んで気持ちよくさせてあげられるしね」
両脇から挟み込まれた萌の深い谷間が、イヤらしく揺れているのが見える。
「わたしだって、そのくらい出来ますよ」
「うるさいなぁ。やわらかくて気持ちいいのは、わたしのおっぱいなんだから」
「弾力なら、わたしのおっぱいが勝ってますよ」
「わたしだって」
「わたしだってもです」
咲恵と萌は、自分の乳房を持ち上げたり、揺らしたりしながら言い争っていた。
「じゃあ、瑞樹に決めてもらいましょうよ」
「どうやって決めるのですか」
「どちらのカラダを見て、瑞樹のおちんちんが勃つかで」
「いいですよ。視覚勝負ですよね」
「お触りなしってことで」
萌は一歩前に出て、はち切れそうに隆起して、青い血管の浮き出た乳房を咲恵に突き出して見せた。
「萌さんが思うほど、わたしのカラダは清くはないし、心だってお嬢さんと呼べないほど汚れてしまってるわ」
ボクの記憶で上書きしたと言っていたが、やはり咲恵の心にはあの出来事が落ちきれないシミのように残っているのだ。萌は、咲恵の心の傷を知らない。しかし、それ以上のトラウマのような萌の心の闇なのだと思っている。
「わたしは、地獄のような家から逃げ出して、瑞樹に救ってもらったんだよ。だから、あんたの想いとは重さが全然違うんだから邪魔しないでよ」
「そんなことない」
咲恵は、萌の言葉を遮るように叫び声を上げた。
「わたしは、萌さんと不幸自慢をする気はないわ。でも、瑞樹さんを想う気持ちは誰にも負けないって思ってる。だから、見せてあげます。わたしの覚悟を」
そう言うと咲恵は、手を背中に回してワンピースのファスナーを下ろし始めた。腰の辺りまでワンピースの背を開けると、腕を抜いてなんのためらいもなくストンと足下に落とした。咲恵の好きであろう淡いピンクのセットアップの下着姿をさらけ出した。
「へぇ、あんた、着痩せするタイプなんだね。思ってたより随分胸がデカいんだね。まあ、お尻とかは中学生並みだけど」
「細いって言ってくださいよ」
「それ、自分でいうんだ」
「萌さんみたいに、太くはないってことですよ」
「なっなによ。わたしは、抱き心地がいいって瑞樹にも言われたんだから」
「抱き枕みたいに、ぷよぷよってことですか」
「ちがうわよ。ねえ、瑞樹はどっちがいいのよ」
急に話を振られたボクは、答えに困ってしまった。どちらがいいかと聞かれても、比べられるモノではないし答えられないことはわかっている。
「わたしに決まってるわよね、瑞樹。ほら見えるでしょ、わたしの大事なところ。瑞樹も触りたいでしょ」
萌は、後ろ向きになり何も身につけていないお尻を、前屈みになって突き出して見せた。肉付きの良いお尻からはみ出した割れ目が、灯りに照らされてキラキラ光って見えた。ボクは、ゴクリと唾液を飲み込んだ。
「何を勝手にアピールしてるんですか。わたし、まだ途中なんですけど。瑞樹さん、見ててくださいね。脱がしあいこしたのを思い出すでしょ」
萌を見るボクの視線を遮って、咲恵はブラジャーのホックを外しゆっくりとピンクの乳首を見せた。抜け殻のようになっていたワンピースの上に、片手で持ったブラジャーを落とす。逆光でシルエットになったくびれたウエストを手でなぞって、指をショーツに潜り込ませて太ももから足首に降ろしてゆく。太ももから一筋の光の筋が見えた。
「どう、瑞樹さん」
「きれいだよ」
「何を、二人でイチャついてるんのよ。わたしもここにいるんだけど」
咲恵に遮られていた萌は、咲恵の肩をつかんで横に押しのけた。
「瑞樹、わたしのカラダの方が興奮するでしょ。わたしなら、ここに瑞樹のおちんちんを挟んで気持ちよくさせてあげられるしね」
両脇から挟み込まれた萌の深い谷間が、イヤらしく揺れているのが見える。
「わたしだって、そのくらい出来ますよ」
「うるさいなぁ。やわらかくて気持ちいいのは、わたしのおっぱいなんだから」
「弾力なら、わたしのおっぱいが勝ってますよ」
「わたしだって」
「わたしだってもです」
咲恵と萌は、自分の乳房を持ち上げたり、揺らしたりしながら言い争っていた。
「じゃあ、瑞樹に決めてもらいましょうよ」
「どうやって決めるのですか」
「どちらのカラダを見て、瑞樹のおちんちんが勃つかで」
「いいですよ。視覚勝負ですよね」
「お触りなしってことで」
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