不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

文字の大きさ
上 下
80 / 119

80.満足

しおりを挟む
「わたしは本気ですからね。お仕置きは怒るくらいじゃ済まないんですからね」

「どんなお仕置きが待ってるのかな」

「そうですねぇ。他の女の子にいたずらが出来ないように、これを切っちゃいましょうか」

 咲恵は、ボクのペニスを再び強く握り返して言った。

「咲恵さん、こわいです」

「だったら、約束を忘れないようにしてくださいね」

 咲恵の手の刺激に、絶えられなくなったボクは、浮力のついた咲恵のカラダを持ち上げて胸を合わせる。

「ここでしましょうか?」

「ダメです。お湯が入って来ちゃいます」

「ボクのモノで、押し出してあげるから大丈夫ですよ」

 ペニスの位置に、咲恵の割れ目を合わせて、カラダを沈めてゆく。

「うっうぅ」

 咲恵は、かみ殺したようなうめき声を上げた。お湯の中だから粘液の助けがなく、膣口に抵抗を感じながら押し進めてゆくと、ボクの太ももに咲恵のお尻が着いた。

「ゴムも着けてないのに、ダメじゃないですか」

「ちょっと入れるだけだから。それに」

「それに?」

「生の咲恵さんを感じてみたかったし」

 入れたままの状態で、静止しているのだけれども、咲恵の膣は小さく締め付ける力が加わって、ペニスを刺激していた。

「萌さんとも、こんな風にお風呂でしていたんですか」

「急にどうしたの。そんなこと聞いて」

「わたしに、ウソをつかないって約束しましたよね」

「えーっと、その約束って過去まで遡って有効なんですか」

「当たり前じゃないですか」

「そうなんだ」

 ボクは、ありのままを告白した方がいいか迷っていた。しかし、ここでうやむやな返事をしてしまうと、明日離ればなれになってしまってから、信憑性に乏しくなってしまう。

「しまたよ。洗い場でも湯船の中でも」

 そう言うと咲恵は、足に力を入れて腰をゆっくり上下に動かした。

「こんな風にですか」

「う、うん。まぁ」

 曖昧な返事をしたボクを睨んで、咲恵は腰を動かす範囲を広げた。それに連れて、浴槽のお湯が大きく波打ちだした。

「こんな感じにしてたんですか」

「わたしだって、瑞樹さんを気持ちよくしてあげたいんです」

「咲恵さんは、咲恵さんなんだし。萌とは違うんですから」

「だって、わたしの知らないうちに、萌さんとしてたなんて、やっぱり悔しいじゃないですか」

 咲恵は、そう言ってボクの首に腕を回して、腰を激しく上下に動かした。いつもと違う咲恵の行動に、ボクの興奮度合いは一気に上がって、絶頂を迎えようとしていた。

「咲恵さん、ボク逝ってしまいそうです。抜かないと」

「えっええっ」

 咲恵は、慌てて動きを止めて、ボクからカラダを離した。それと同時に、ボクのペニスから精液が噴出して、湯船の中にボクの残骸が広がった。

「こ、こんなになっちゃうんですね」

 咲恵は、困惑の表情と共に、どこかうれしそうな表情を浮かべた。

「ほらぁ、お風呂から上がってカラダをシャワーで流さないと」

「なんか、わたし、瑞樹さんにまみれてますよね」

「そんなこと言ってないで、お湯抜いて流さないと」

「ですね、瑞樹さんのカラダを流しますから、先に上がってください」

 咲恵は、ボクを湯船から引き上げて、シャワーで流して車椅子に乗せてくれた。

「あと、ちょっと掃除しときますから、瑞樹さんはベッドで待っててください」

「わかりました」

 咲恵は、形の良いお尻を見せて、浴槽をシャワーで流しながら、振り返って笑顔で言った。

「この後は、ちゃんとゴム着けてしましょうね」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...