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65.嘘つきの代償
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萌がうちに来て、あっという間に1週間ほどの時間が過ぎた。ボクの周りの人間には、いとこがしばらくうちに遊びに来ていることにした。ボクの家に出入りするわけだし、ベランダに女性物の下着も干すことになるのだから、誤解のないように都合のいいウソをついておくしかない。そのことについて、周りが信用するかどうかは、もうどうでもいいことにしないといけないと思った。
もちろん、咲恵にも同じような説明のウソをついてしまった。
「そうですか、いとこさんが来ているのですね」
「そうなんだ。高校生なんだけど学校に行ってなくて、家にいづらいって言って、しばらくの間うちに来ることになって」
「そうなんですね。で、いとこさんって男の子ですか?」
「いやぁ、女の子なんだよね。ちょっと大変だよね。思春期の女の子は」
「そうですよね。そっかぁ、その頃の女の子って大変ですよね。まぁ、ご機嫌を損なわないようにがんばってくださいね」
「うん。がんばるよ」
緊張して話すボクと、恐ろしいほどの冷静さを保った咲恵とのやりとりがそこにあった。信じているという希望的観測も、最初からウソなのだから無理があって当然なことだと思う。世の女性は、男のウソなんてすぐに見破ってしまうと聞いたことがある。咲恵を悲しませたくないという、本末転倒な考えしか浮かばないことが悲しくなる。
萌は、日常の家事とかはよく手伝うと言うより一緒になってやってくれていた。ヒマな時は、テレビを見たりしてゴロゴロしていた。萌は、基本的に家の中では薄着を通り越して、裸族と呼んでもおかしくはなかった。
「ボクしかいないと思っても、もう少し肌が隠れるようなに服を着てくれないか」
「だって暑いし、楽なんだもん。それに、瑞樹が喜ぶかなって思って」
ブラとパンツだけの姿で、ボクの前に立ち両腕で胸を挟んで谷間を見せつけてくる。夜はもちろん、朝であろうと昼であろうと、萌は欲情のスイッチが入るとボクを求めてくる。
「ねぇ、エッチしようよぉ」
「わたし、いま、おまんこがムズムズしてるの」
「ここに入れたあげるから」
萌は、すぐにパンツをおろしてボクに見せつけてくる。ボクが少しでも反応しているとわかると、ペニスを握ってきて
「ほら、硬くなってる。これ入れていいよね」
と言って、ボクの下着を無理矢理剥ぎ取って、車椅子に座っているボクにお尻を突き出して割れ目にペニスを押し込もうとする。ボクが逃げられないように、車椅子を壁際に押しつけて腰を振っていたこともあった。
「だめだよぉ」
ボクが、エッチするのを拒むと
「なんでよ、私のカラダに興奮して勃ってるくせしてやらせないって許せない」
車椅子から、ボクを抱え上げてベッドに押し倒して首を締め上げた。
「苦しい」
「じゃあ、エッチしてね」
萌は笑顔になって、ボクの口に自分の愛液でぬれぬれになった割れ目を押しつけて言った。
「瑞樹の口で、わたしのおまんこを食べてね。ほら、早くぅ」
もちろん、咲恵にも同じような説明のウソをついてしまった。
「そうですか、いとこさんが来ているのですね」
「そうなんだ。高校生なんだけど学校に行ってなくて、家にいづらいって言って、しばらくの間うちに来ることになって」
「そうなんですね。で、いとこさんって男の子ですか?」
「いやぁ、女の子なんだよね。ちょっと大変だよね。思春期の女の子は」
「そうですよね。そっかぁ、その頃の女の子って大変ですよね。まぁ、ご機嫌を損なわないようにがんばってくださいね」
「うん。がんばるよ」
緊張して話すボクと、恐ろしいほどの冷静さを保った咲恵とのやりとりがそこにあった。信じているという希望的観測も、最初からウソなのだから無理があって当然なことだと思う。世の女性は、男のウソなんてすぐに見破ってしまうと聞いたことがある。咲恵を悲しませたくないという、本末転倒な考えしか浮かばないことが悲しくなる。
萌は、日常の家事とかはよく手伝うと言うより一緒になってやってくれていた。ヒマな時は、テレビを見たりしてゴロゴロしていた。萌は、基本的に家の中では薄着を通り越して、裸族と呼んでもおかしくはなかった。
「ボクしかいないと思っても、もう少し肌が隠れるようなに服を着てくれないか」
「だって暑いし、楽なんだもん。それに、瑞樹が喜ぶかなって思って」
ブラとパンツだけの姿で、ボクの前に立ち両腕で胸を挟んで谷間を見せつけてくる。夜はもちろん、朝であろうと昼であろうと、萌は欲情のスイッチが入るとボクを求めてくる。
「ねぇ、エッチしようよぉ」
「わたし、いま、おまんこがムズムズしてるの」
「ここに入れたあげるから」
萌は、すぐにパンツをおろしてボクに見せつけてくる。ボクが少しでも反応しているとわかると、ペニスを握ってきて
「ほら、硬くなってる。これ入れていいよね」
と言って、ボクの下着を無理矢理剥ぎ取って、車椅子に座っているボクにお尻を突き出して割れ目にペニスを押し込もうとする。ボクが逃げられないように、車椅子を壁際に押しつけて腰を振っていたこともあった。
「だめだよぉ」
ボクが、エッチするのを拒むと
「なんでよ、私のカラダに興奮して勃ってるくせしてやらせないって許せない」
車椅子から、ボクを抱え上げてベッドに押し倒して首を締め上げた。
「苦しい」
「じゃあ、エッチしてね」
萌は笑顔になって、ボクの口に自分の愛液でぬれぬれになった割れ目を押しつけて言った。
「瑞樹の口で、わたしのおまんこを食べてね。ほら、早くぅ」
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