不自由と快楽の狭間で

Anthony-Blue

文字の大きさ
上 下
42 / 119

42.女の体

しおりを挟む
「小学生高学年くらいになると、さすがに自分の家の異常さにも気がつくんじゃないの?友達とかと話してて」

 ボクは、率直に萌に質問をしてみた。

「そうね。父親の威圧的な言いつけを守って、自分の家のことはなるべく話さないようにして、友達の家のことに探りを入れたいたわ。

 女の子って、おませさんがクラスに必ず一人や二人はいるんだよね。その子が、自分の親のセックスしてるところを見たとかって言うんだ。

『お母さんがなんかすごい声出して、お父さんが上に乗っかってなんかしてた』

 くらいのレベルのことなんだけど、それを友達グループでコソコソ話すのね。みんな、すごーいとか言ってるんだけど、わたしにとっては当たり前、いやフツーでしょって感じだった。

 家に帰ると、全く違う世界が広がってるの。わたしの目の前で、セックスするなんて日常だし、『ほら、見てみなさい』

 って、引き寄せられて激しく動いている母親のマン汁が飛び散って顔にかかることだってあった。母親のアソコの匂いが鼻から離れなかったわ」

「そんな家から、逃げだしたかった?」

 萌は、どうだろうというような表情をして言った。

「うーん。小さい頃は、何にもわかってなかったし、家を出る選択肢はなかったわ。でも、中学生になった頃から状況が変わったから、飛び出してやろうって思い出したのかもしれない」

「状況が変わった?」

「父親が、わたしを本当の女だと認識しだしたから。カラダも今と同じくらいに成長したし、胸だって大きくなったし。もちろん、生理も来るようになったしね。初潮が来た時なんて母親に

『とうとう女になっちゃたんだ。あーいやらしいな。こんなに大きなおっぱいと大きなお尻してたら、お父さんがほっとかないわね』

 って、母親が嫉妬の目で睨みつけてきたわ。その頃、母親のカラダはくたびれたというか、しなびたというか、とにかくだらしない体になってきてたの。毎日毎日、父親にセックスで責められてたからね。カラダもすり切れてきてもおかしくはないと思ったよ。

 父親も、毎日お風呂でわたしのカラダを見るというか味わってたから、いつやられてもおかしくないって思ってた。まあ、小学生高学年になる頃には、おまんこに指を入れられてた。

『今日から、前の穴もきれいにするからね』

 って、父親の太い中指を突っ込まれたわ。最初はすごく痛くて出血もしたけど、そんなのお構いなしで中指の根元まで入れられて、おまんこの中をかき回された。でも、だんだん痛がらないようになると、穴を広げるように中指と人差し指を二本同時で入れるようになったの。四つん這いにさせられて、おまんことお尻に指を入れ出されだしたの。

 その頃にはもう、なんか変な気持ちになっちゃって、くやしいけど気持ちいい感覚が芽生えてきたのね。母親みたいにはなりたくないって思ってても、声が出そうになって自分の手で口を塞いでた。父親も意地悪で、抜き差ししてた指の動きを止めたりするんだよ。そうすると、わたしのカラダが反射的に腰を動かしそうになるの。

 そんな自分が、本当にいやだった」

 萌は、いったん言葉を句切りスマホを見た。

「もう少し」

「ん?なにが」

「ううん、なんでもない」

 萌は、手にしていたスマホを軽くベッドに放り投げて話を再開した。

「中学生になったある休日に、相変わらず昼間から父親と母親が目の前でセックスするのをぼーっと見てたの。いつものことだったからね。そのうち騎乗位で腰を振ってた母親が

『いくぅー』

 って言って、ガクガクとカラダを震わせてぐったりと仰向けに寝転んだの。そしたら、母親のおまんこから、まだ元気な父親のものが勢いよく抜けて真上を向いたの。満足してなさそうな父親がわたしを見て

『おい、今日はほんとの女にしてやるから、こっちに来い!』

 って、わたしを呼んだの」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

処理中です...