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28.泡にまみれて
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裸の美貴に、服を脱がせてもらいバスルームに向かう。浴槽の横にあるスペースに乗り移り、車椅子をバスルームからだすように頼む。
「ねえ、洗ってくれる」
「はい」
美貴は、スポンジにボディーソープをつけてボクの体を洗い始める。
「風俗の経験とかあるの」
「いえ、ありません」
先ほどまで、あんなによがり声を上げていたのに、また冷たそうな応対に戻っている。首から背中、そして胸から腹へとスポンジを走らせて、そのままスポンジで股間を洗おうとするのをボクは止めた。
「そこは、手で洗ってくれない」
「はい」
美貴は、スポンジをくしゅくしゅと握って、泡立てた泡を両手に乗せてボクのペニスを包み込んだ。
「美貴さんは、男のお子さんはいるの」
「なぜ、それを聞くのですか」
「あー、そこを洗うの慣れてるみたいだから、男の子がいるのかなと」
「元の主人に洗わされてましたから」
「そっかぁ」
美貴は、先端から竿の部分をやさしく洗い終えると今度は玉袋を丁寧に洗い、肛門まで泡を塗り伸ばした。普通の状態に戻っていたボクのペニスは、心地よい刺激を受けて、また硬くなり始めていた。 スポンジを再び持って、太ももから足先まで洗った。
「ボクも、あなたを洗ってもいいかな」
「いえ、私は自分で洗えますから」
「洗ってみたいんだよ。あなたのカラダを」
そう言って、美貴の手から泡だらけのスポンジを奪い取った。
「さあ、ここに座ってよ」
ボクの前に、ラブホ特有の形のイスを引き寄せて言った。
「わかりました」
抑揚にない美貴の言葉が聞こえて、ボクに背中を向けるような形で座った。ちょうど、同じくらいの目線の高さになった背中が、バスルームの明るい照明に照らされている。ボクは、スポンジを首筋に置き、ゆっくりと手を動かしていった。これまで見てきた若い女性とは違う質感の肌を洗ってゆく。お世辞にも、引き締まった肉体とは言いがたい、脂肪のついた、どこか疲れを見せる背中だった。背中から腰へと手を進めゆく。ボクは、自分の座っているお尻の位置を少しだけ前にずらして、美貴の前に手が届くようにする。
「前も洗ってくれるんですか」
「前の方が、楽しみが多いからね」
冗談ぽく言ったつもりだったのだけれども
「そうですか」
と、素っ気ない反応が美貴の口から伝えられた。
「もうすこし、後ろに下がりましょうか」
「うん、じゃあちょっとだけ下がってもらおうかな」
「じゃあ」
腰を少し浮かし、振り向いて位置を確認しながら、美貴はイスを後ろにずらせた。ボクの膝の間に、美貴の腰が入り込む形となった。ボクの胸と、美貴の背中が密着出来るようになって、のぞき込めば美貴の乳首も確認出来る。肩口から手を伸ばして、大きく隆起している乳房の上でスポンジを握る。たくさんの泡の固まりが胸の谷間に吸い込まれてゆく。何回か握られてスポンジから溢れ出した泡を手のひらですくって、ボクは、泡まみれになった手で乳房をなぞるように触れた。ピクッとカラダを震わせた美貴だったが、拒む様子もなくボクの胸に背中を押しつけた。大きさに負けて撓んでいる乳房の下に手を入れて、乳首に向かって指を動かしてゆく。ボクの手から溢れた乳房は、ポロンと揺れて元あった位置に戻った。泡で滑りやすくなった乳首を手のひらで転がすように洗ってゆくと、先端には硬さが加わりコロコロと転がった。美貴の早くなってゆく鼓動が背中からボクの胸に伝わってくる。
座っているから余計にだろうが、肉付きの良いお腹も洗い、ボクの手は下腹部の茂みへと差し掛かろうとしていた。
「ねえ、洗ってくれる」
「はい」
美貴は、スポンジにボディーソープをつけてボクの体を洗い始める。
「風俗の経験とかあるの」
「いえ、ありません」
先ほどまで、あんなによがり声を上げていたのに、また冷たそうな応対に戻っている。首から背中、そして胸から腹へとスポンジを走らせて、そのままスポンジで股間を洗おうとするのをボクは止めた。
「そこは、手で洗ってくれない」
「はい」
美貴は、スポンジをくしゅくしゅと握って、泡立てた泡を両手に乗せてボクのペニスを包み込んだ。
「美貴さんは、男のお子さんはいるの」
「なぜ、それを聞くのですか」
「あー、そこを洗うの慣れてるみたいだから、男の子がいるのかなと」
「元の主人に洗わされてましたから」
「そっかぁ」
美貴は、先端から竿の部分をやさしく洗い終えると今度は玉袋を丁寧に洗い、肛門まで泡を塗り伸ばした。普通の状態に戻っていたボクのペニスは、心地よい刺激を受けて、また硬くなり始めていた。 スポンジを再び持って、太ももから足先まで洗った。
「ボクも、あなたを洗ってもいいかな」
「いえ、私は自分で洗えますから」
「洗ってみたいんだよ。あなたのカラダを」
そう言って、美貴の手から泡だらけのスポンジを奪い取った。
「さあ、ここに座ってよ」
ボクの前に、ラブホ特有の形のイスを引き寄せて言った。
「わかりました」
抑揚にない美貴の言葉が聞こえて、ボクに背中を向けるような形で座った。ちょうど、同じくらいの目線の高さになった背中が、バスルームの明るい照明に照らされている。ボクは、スポンジを首筋に置き、ゆっくりと手を動かしていった。これまで見てきた若い女性とは違う質感の肌を洗ってゆく。お世辞にも、引き締まった肉体とは言いがたい、脂肪のついた、どこか疲れを見せる背中だった。背中から腰へと手を進めゆく。ボクは、自分の座っているお尻の位置を少しだけ前にずらして、美貴の前に手が届くようにする。
「前も洗ってくれるんですか」
「前の方が、楽しみが多いからね」
冗談ぽく言ったつもりだったのだけれども
「そうですか」
と、素っ気ない反応が美貴の口から伝えられた。
「もうすこし、後ろに下がりましょうか」
「うん、じゃあちょっとだけ下がってもらおうかな」
「じゃあ」
腰を少し浮かし、振り向いて位置を確認しながら、美貴はイスを後ろにずらせた。ボクの膝の間に、美貴の腰が入り込む形となった。ボクの胸と、美貴の背中が密着出来るようになって、のぞき込めば美貴の乳首も確認出来る。肩口から手を伸ばして、大きく隆起している乳房の上でスポンジを握る。たくさんの泡の固まりが胸の谷間に吸い込まれてゆく。何回か握られてスポンジから溢れ出した泡を手のひらですくって、ボクは、泡まみれになった手で乳房をなぞるように触れた。ピクッとカラダを震わせた美貴だったが、拒む様子もなくボクの胸に背中を押しつけた。大きさに負けて撓んでいる乳房の下に手を入れて、乳首に向かって指を動かしてゆく。ボクの手から溢れた乳房は、ポロンと揺れて元あった位置に戻った。泡で滑りやすくなった乳首を手のひらで転がすように洗ってゆくと、先端には硬さが加わりコロコロと転がった。美貴の早くなってゆく鼓動が背中からボクの胸に伝わってくる。
座っているから余計にだろうが、肉付きの良いお腹も洗い、ボクの手は下腹部の茂みへと差し掛かろうとしていた。
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