前世の恋の叶え方〜前世が王女の村娘は、今世で王子の隣に立ちたい〜


村娘のエマには、前世の記憶があった。

前世の王女エマリスとしての人生は呆気なく幕切れしてしまったが、そのときの護衛騎士に対する想いをずっと引きずっていた。


ある日、エマは森の中で倒れている第二王子のレオナールを発見する。

そして、衝撃の事実が判明した。
レオナールの前世は、王女エマリスの護衛騎士であり、想い人でもあるレオだったのだ。


前世では《王女》と《護衛騎士》。
今世では《村娘》と《王子》。


立場の違いから身を引こうとしたエマだったが、レオナールが逃がしてはくれなかった。
それならばと、村娘のエマとして、王子であるレオナールのそばにいることのできる立場を目指すことに決める。


けれど、平民であるエマが歩く道は、決して平坦な道ではなかった。

それでもエマは諦めない。
もう一度、大好きな人のそばに立つために。

前世で蓄えた知識と経験は、やがてエマの存在を周囲に知らしめていく―――…。


前世の記憶に翻弄されながら逆境に立ち向かう、成り上がり恋愛ファンタジー。
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