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「瑞稀、これからの事だが、瀧の付き人でいいのか?」
「うん、、、。瀧さんの気持ちも聞けたし、なんでか瀧さんは怖くないんだよね、、
もし無理そうなら辞めてもそのあとのことは保証してくれるって、、、、」
「そうか。お前が決めたんならそれでいい。瀧だけが嫌なら俺の付き人になってもいいからな?無理はするなよ?」
「うん、ありがと。」
葵さんの心遣いがすごく嬉しい
「それはそうと瀧のことだ、俺に会うために何か条件とか出されなかったのか?」
げっ、、、
すぐバレてんじゃん、、、
「あー、、、、」
そんな俺の様子に何かを察した葵さんははぁーと呆れたようにため息を吐く
「まぁ、何かは聞かないでおく。
どうしても嫌なことなら誰にでもいいから言えよ。」
「わかった、、
また何かあったら相談に乗ってくれる?」
「もちろんだ。
だから、これからは倒れて俺を心配させるなよ?」
すごい心配させてたんだな、、
気をつけなきゃな、、、
正直、これからのことは分からないけど葵さんにも会えたし気持ちが楽になったな
俺を心配してくれる葵さんに笑顔を向ける
すると葵さんも安心したのか俺に笑顔を向けてくれた
しばらくそうしてると急に真面目な顔になった
「瑞稀、もう身に染みてわかってると思うが瀧は嫉妬深い。それも俺たちでは考えられないぐらいにだ」
ん?何をそんなに真剣になる事があるんだ?
まぁ嫉妬深そうなのは分かってるけどそこまで真面目な雰囲気になるようなことか?
しかも後ろにいる仁さんまで深刻そうに頷いている
いまいち葵さんの言おうとしてる事が伝わってこない
「瑞稀、その顔は瀧のことを甘く見てるだろ。
俺たちもここまで酷いとは思ってなかったが、、」
そこで、後ろで黙って見てた仁さんが口を挟んでくる
「正直、瀧さんの前で他の人と話すのはやめた方がいいでしょう。お互のために。監視役につく奴が瀧さんから言われたのは触ったら殺すでしたからね」
「ヒッ!、、、」
「そうだな。俺ならまだしも他のやつはちょっと危険だな。」
俺と話すだけで危険って、、、
しかも触ったら殺すって、、
どんな危険生物だよ、、、、
「もし貴方に声をかけようものなら半殺しにされそうですよね。」
「ありえるな。実際、瀧の親父さんがやらかしてるからな、、、」
ひょぇっ、、、
獅童さんってすごい人なんだなって改めて感じさせられる、、
「とにかく、瑞稀。今はお試し期間かもしれないが本格的に付き人になるんだったら覚悟は必要だぞ」
ゴクッ、、
「そのことを踏まえてしばらく考えたらいい。瀧に言うこと聞かせられるのなんてお前ぐらいしかいない。お前らしくやればいいさ。」
「葵さん、、、、」
「さて、そろそろ時間か。
なんか瀧の取説みたいことしか話せなかったな。」
「取説って、、、」
葵さんの物言いがすごくおかしい、、
短い時間だけど、すごくホッとできたな、、
すると、2人の雰囲気がピリッとなる
「葵さん、、、?」
「瑞稀、今日はこれでお別れだ。」
そう言うと、入り口からパソコンを持った瀧さんがこちらを見ている
「あ、、、、、」
「瑞稀、また2日後に色々話そう」
「あ、うん、、、」
すごく名残惜しそうに俺から距離をとっていく
俺も葵さんとしばらく会えなくなるのは寂しいのでしょぼんとなる
葵さんと仁さんが出ていくと瀧さんが近づいて来た
「葵とは話せたか?」
「う、うん、、」
「仁が近くにいたが大丈夫だったか?」
仁さんのことを聞かれ、やっぱり男の人が怖いのバレてたんだと気づいた
「、近くにいるのはまだ、、、」
「そうか、、、あの距離なら大丈夫か?」
「それならなんとか、、」
「分かった、伝えておく。人は変わるかもしれないが、幹部たちの誰かがつくことになる。」
「なんか申し訳ないな、、俺なんかのために時間割くなんて、、」
「いや、そんなことはないぞ。
見張りにつくと葵のレアなところが見放題だからな」
「葵さん?」
「瑞稀にとってはあれが普通だろうが、葵は普段冷徹で恐れられてるからな」
、、あの葵さんが、、、?
全然そんな風に見えないんだけど、、
むしろ親戚のお兄さんみたいな、、、
でも迷惑かけてないならよかった、、
「少しは悩みは無くなったか?
正直、葵ばかりに頼っているのを見ると嫉妬しそうだけどそこは我慢する、、、タブン」
最後、たぶんって、、、、、
すごい自信なさそうなんだけど
でも、瀧さんなりに俺のこと考えてくれてるのが分かる
やっぱり犯される時以外は瀧さんって俺に対して凄く気を遣ってくれるんだよな、、、
「不安はあるけど、少し元気出たから大丈夫だと思う、、、」
「そうか。俺としては悩みがあれば葵よりも早く相談してほしいと思ってる、、嫉妬で見苦しいと思うが、、」
なんか、大型犬みたい、、
シュンっとなって見える、、、
真紘とは違うタイプだな
あ、そういえば思ってたことあるんだった。
聞いてみていいかな、、?
勇気を振り絞り思ってたことを提案してみる
「うん、、、。瀧さんの気持ちも聞けたし、なんでか瀧さんは怖くないんだよね、、
もし無理そうなら辞めてもそのあとのことは保証してくれるって、、、、」
「そうか。お前が決めたんならそれでいい。瀧だけが嫌なら俺の付き人になってもいいからな?無理はするなよ?」
「うん、ありがと。」
葵さんの心遣いがすごく嬉しい
「それはそうと瀧のことだ、俺に会うために何か条件とか出されなかったのか?」
げっ、、、
すぐバレてんじゃん、、、
「あー、、、、」
そんな俺の様子に何かを察した葵さんははぁーと呆れたようにため息を吐く
「まぁ、何かは聞かないでおく。
どうしても嫌なことなら誰にでもいいから言えよ。」
「わかった、、
また何かあったら相談に乗ってくれる?」
「もちろんだ。
だから、これからは倒れて俺を心配させるなよ?」
すごい心配させてたんだな、、
気をつけなきゃな、、、
正直、これからのことは分からないけど葵さんにも会えたし気持ちが楽になったな
俺を心配してくれる葵さんに笑顔を向ける
すると葵さんも安心したのか俺に笑顔を向けてくれた
しばらくそうしてると急に真面目な顔になった
「瑞稀、もう身に染みてわかってると思うが瀧は嫉妬深い。それも俺たちでは考えられないぐらいにだ」
ん?何をそんなに真剣になる事があるんだ?
まぁ嫉妬深そうなのは分かってるけどそこまで真面目な雰囲気になるようなことか?
しかも後ろにいる仁さんまで深刻そうに頷いている
いまいち葵さんの言おうとしてる事が伝わってこない
「瑞稀、その顔は瀧のことを甘く見てるだろ。
俺たちもここまで酷いとは思ってなかったが、、」
そこで、後ろで黙って見てた仁さんが口を挟んでくる
「正直、瀧さんの前で他の人と話すのはやめた方がいいでしょう。お互のために。監視役につく奴が瀧さんから言われたのは触ったら殺すでしたからね」
「ヒッ!、、、」
「そうだな。俺ならまだしも他のやつはちょっと危険だな。」
俺と話すだけで危険って、、、
しかも触ったら殺すって、、
どんな危険生物だよ、、、、
「もし貴方に声をかけようものなら半殺しにされそうですよね。」
「ありえるな。実際、瀧の親父さんがやらかしてるからな、、、」
ひょぇっ、、、
獅童さんってすごい人なんだなって改めて感じさせられる、、
「とにかく、瑞稀。今はお試し期間かもしれないが本格的に付き人になるんだったら覚悟は必要だぞ」
ゴクッ、、
「そのことを踏まえてしばらく考えたらいい。瀧に言うこと聞かせられるのなんてお前ぐらいしかいない。お前らしくやればいいさ。」
「葵さん、、、、」
「さて、そろそろ時間か。
なんか瀧の取説みたいことしか話せなかったな。」
「取説って、、、」
葵さんの物言いがすごくおかしい、、
短い時間だけど、すごくホッとできたな、、
すると、2人の雰囲気がピリッとなる
「葵さん、、、?」
「瑞稀、今日はこれでお別れだ。」
そう言うと、入り口からパソコンを持った瀧さんがこちらを見ている
「あ、、、、、」
「瑞稀、また2日後に色々話そう」
「あ、うん、、、」
すごく名残惜しそうに俺から距離をとっていく
俺も葵さんとしばらく会えなくなるのは寂しいのでしょぼんとなる
葵さんと仁さんが出ていくと瀧さんが近づいて来た
「葵とは話せたか?」
「う、うん、、」
「仁が近くにいたが大丈夫だったか?」
仁さんのことを聞かれ、やっぱり男の人が怖いのバレてたんだと気づいた
「、近くにいるのはまだ、、、」
「そうか、、、あの距離なら大丈夫か?」
「それならなんとか、、」
「分かった、伝えておく。人は変わるかもしれないが、幹部たちの誰かがつくことになる。」
「なんか申し訳ないな、、俺なんかのために時間割くなんて、、」
「いや、そんなことはないぞ。
見張りにつくと葵のレアなところが見放題だからな」
「葵さん?」
「瑞稀にとってはあれが普通だろうが、葵は普段冷徹で恐れられてるからな」
、、あの葵さんが、、、?
全然そんな風に見えないんだけど、、
むしろ親戚のお兄さんみたいな、、、
でも迷惑かけてないならよかった、、
「少しは悩みは無くなったか?
正直、葵ばかりに頼っているのを見ると嫉妬しそうだけどそこは我慢する、、、タブン」
最後、たぶんって、、、、、
すごい自信なさそうなんだけど
でも、瀧さんなりに俺のこと考えてくれてるのが分かる
やっぱり犯される時以外は瀧さんって俺に対して凄く気を遣ってくれるんだよな、、、
「不安はあるけど、少し元気出たから大丈夫だと思う、、、」
「そうか。俺としては悩みがあれば葵よりも早く相談してほしいと思ってる、、嫉妬で見苦しいと思うが、、」
なんか、大型犬みたい、、
シュンっとなって見える、、、
真紘とは違うタイプだな
あ、そういえば思ってたことあるんだった。
聞いてみていいかな、、?
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