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軽く俯きながら返事をする俺を見て、何も言わずにしばらく頭を撫でていた
しばらくお互いが無言のままでいると、瀧さんの方から声がかかった
「瑞稀、まだ体調も戻ってない。俺の執務室にお前のスペースも用意した。今日はそこにいて欲しい」
瀧さんから今日の予定を聞かされる
「分かりました。でも、俺そこで何したら、、」
「今から案内するが、ベッドもあるから基本は療養だ」
え?
なんか普通のように言われたけど、執務室ってベッドがあるのが普通なのか?
てか、執務室ってことは他の人も出入りしてるんじゃ、、、、
混乱しながらも小さく頷く
それを見て嬉しそうに頷く瀧さんを見て、まぁなるようになるかっと軽く考えている俺は後から頷いたことを後悔した
瀧さんと朝食を食べたが、食欲もなくほとんど残してしまった
それを見て、瀧さんの顔が悲しそうに歪むのが見える
そんな顔をさせたくなくてなんとか詰め込もうとするけどこれ以上は吐いてしまいそうだ
「瑞稀、無理はしなくていい。」
「ごめんなさい、、」
「少しずつでいい」
そう言って、残ったご飯をドアの向こうに持ってく瀧さんをボーッと見る
瀧さんの部屋は誰も入ってくることはなく、扉の向こうに置いておけば定期的に来る誰かが持っていくようだ
瀧さんが戻ってくると、手に何かを持っている
「瑞稀、お前のサイズの服がなかった。これで我慢してくれ」
そう言って、スウェットを渡された
広げてみると自分のサイズよりも少し大きいことがわかる
きっと瀧さんの私物だ、、、
なんか緊張するな、、、、
とりあえず渡されたので着替えようとするも、
「、、っ!!」
立とうとした瞬間、眩暈が起こり倒れそうになる
なんとか瀧さんが支えてくれたおかげで倒れずに済んだようだ
「大丈夫か?」
「あ、、、ありがとうございます、、」
ベッドに逆戻りし、眩暈が治るのを待つ
「瑞稀、今日は俺が着替えさせる。触れるのは嫌かもしれないが我慢してくれ」
「えっ、、?」
瀧さんはそう言うと、俺の病院着のような服に手をかけしゅるしゅると脱がせていく
突然すぎて、拒否することもできず呆然とされるがままだ
まぁ、もう何度もお互いの裸は見たのだから今更感はあるが、、、
瀧さんは慣れたように服を脱がしスウェットを俺に着せる
着せた後、俺の格好を見て、
「少し大きいが大丈夫か?」
「あ、はい、、、」
瀧さんのスウェットは上だけでもワンピースのようになってしまった
ズボンなんて何回折り曲げたのかわからないぐらいだ
なんだか男として悲しくなってきたな、、、
でも、なんだか瀧さんの服を着ていると安心する気がする
瀧さんに気づかれないように服の裾をぎゅっと握りしめる
これが世に言う『彼シャツ』、、、的な?
自分が女子側なんて全く想像してなかった、、orz
「執務室に今から行くが、抱き上げてもいいか?」
「うぇっ!?」
「さっきのを見た感じ自分では立てないだろう?」
「いや、、で、でも、、、」
狼狽えていると、俺の腰に手がまわってくる
「た、たきさん!」
「どうせ動けないんだ、これ以外に方法がない」
「それはそうですけど、、、」
おれ、これで外出るのか?
恥ずか死ぬ、、、、、
ほんと無理、、、、、、
顔が赤くなっているのを見られないように手で顔を隠す
そんな悶えてる俺をスルーして瀧さんは扉を開ける
しばらくお互いが無言のままでいると、瀧さんの方から声がかかった
「瑞稀、まだ体調も戻ってない。俺の執務室にお前のスペースも用意した。今日はそこにいて欲しい」
瀧さんから今日の予定を聞かされる
「分かりました。でも、俺そこで何したら、、」
「今から案内するが、ベッドもあるから基本は療養だ」
え?
なんか普通のように言われたけど、執務室ってベッドがあるのが普通なのか?
てか、執務室ってことは他の人も出入りしてるんじゃ、、、、
混乱しながらも小さく頷く
それを見て嬉しそうに頷く瀧さんを見て、まぁなるようになるかっと軽く考えている俺は後から頷いたことを後悔した
瀧さんと朝食を食べたが、食欲もなくほとんど残してしまった
それを見て、瀧さんの顔が悲しそうに歪むのが見える
そんな顔をさせたくなくてなんとか詰め込もうとするけどこれ以上は吐いてしまいそうだ
「瑞稀、無理はしなくていい。」
「ごめんなさい、、」
「少しずつでいい」
そう言って、残ったご飯をドアの向こうに持ってく瀧さんをボーッと見る
瀧さんの部屋は誰も入ってくることはなく、扉の向こうに置いておけば定期的に来る誰かが持っていくようだ
瀧さんが戻ってくると、手に何かを持っている
「瑞稀、お前のサイズの服がなかった。これで我慢してくれ」
そう言って、スウェットを渡された
広げてみると自分のサイズよりも少し大きいことがわかる
きっと瀧さんの私物だ、、、
なんか緊張するな、、、、
とりあえず渡されたので着替えようとするも、
「、、っ!!」
立とうとした瞬間、眩暈が起こり倒れそうになる
なんとか瀧さんが支えてくれたおかげで倒れずに済んだようだ
「大丈夫か?」
「あ、、、ありがとうございます、、」
ベッドに逆戻りし、眩暈が治るのを待つ
「瑞稀、今日は俺が着替えさせる。触れるのは嫌かもしれないが我慢してくれ」
「えっ、、?」
瀧さんはそう言うと、俺の病院着のような服に手をかけしゅるしゅると脱がせていく
突然すぎて、拒否することもできず呆然とされるがままだ
まぁ、もう何度もお互いの裸は見たのだから今更感はあるが、、、
瀧さんは慣れたように服を脱がしスウェットを俺に着せる
着せた後、俺の格好を見て、
「少し大きいが大丈夫か?」
「あ、はい、、、」
瀧さんのスウェットは上だけでもワンピースのようになってしまった
ズボンなんて何回折り曲げたのかわからないぐらいだ
なんだか男として悲しくなってきたな、、、
でも、なんだか瀧さんの服を着ていると安心する気がする
瀧さんに気づかれないように服の裾をぎゅっと握りしめる
これが世に言う『彼シャツ』、、、的な?
自分が女子側なんて全く想像してなかった、、orz
「執務室に今から行くが、抱き上げてもいいか?」
「うぇっ!?」
「さっきのを見た感じ自分では立てないだろう?」
「いや、、で、でも、、、」
狼狽えていると、俺の腰に手がまわってくる
「た、たきさん!」
「どうせ動けないんだ、これ以外に方法がない」
「それはそうですけど、、、」
おれ、これで外出るのか?
恥ずか死ぬ、、、、、
ほんと無理、、、、、、
顔が赤くなっているのを見られないように手で顔を隠す
そんな悶えてる俺をスルーして瀧さんは扉を開ける
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