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今まで1人は慣れたつもりだったが、葵さんと過ごすうちに弱くなったみたいだ
会いたいな、、、、、
でも、どうして昨日はあんなに優しく俺を抱いたんだろう、、、?
ただの気まぐれか?
まぁ、あれはあれでやばいんだけど、、、、
今も起き上がるのに苦労するぐらいだ
立てる気がしない
今何時なんだろうか、、、、
瀧さんの部屋は本当に必要最低限しか物がなく時間も分からない
外に見張りの人いるのかな?
こんな格好じゃ、変態だと思われるからどうも出来ないんだけどな
すると、トントンっと扉を叩く音がする
もう今は、葵さん以外誰も信用はできない
だるい体をなんとか起き上がらせ、布団を体に巻き、ベッドと壁の間の狭い隙間に隠れる
俺が返事をしなかったからか、扉をノックした奴はそっと扉を開き中に入ってくる
すると、懐かしい聞き慣れた声が聞こえた
「み、みずき、、、?いないの、、?」
、、、、この声、、、、、
「ま、ひろ、?」
俺はベッドの方に少し顔を出し、声の主を確かめる
「っ、、、!、、よかったっ、、、、」
少し大きくなった真紘がそこにいて涙を流している
「じんぱいじだよぉぉぁぉぉぉぉ」
真紘はそう言いながら俺を抱きしめる
ただでさえ、瀧さんとのSEXで負傷してるのに真紘によってさらにダメージがきた、、、、
「ちょ、ちょっと落ち着けっ、、やばい、今はやばい」
「何言っでるのぉぉぉぉ」
つ、通じねぇ、、、、
このままだと本気で死ぬ
成長期だったのか真紘は俺よりも大きくなっている
いろんなところが痛いっ!
「真紘、落ちつけ。そいつ、困ってるぞ?」
ビクッ
真紘しかいないと思っていた空間に他のやつの声が聞こえて俺は震える
真紘は仲良かったし色々助けてもらってたから大丈夫だったが、他のやつは無理だ。
近付かれると体の震えがおさまらない、、
こわいっ、、、たすけてっ、、、、
俺って情けないな、、、、
真紘の動きはその声によって止まり、渋々俺から離れて行く
俺も真紘から離れてまたベッドと壁の間に戻ろうと動く
今はとにかく知らない奴は全員俺にとって恐怖対象でしかない
例え、真紘がそいつの知り合いでもだ、、、
「みずき、、、、、、」
逃げて行く俺を見て真紘が悲しそうに呟くが防衛本能が働いて逃げずにはいられない
「真紘、そろそろ俺らもやばい。瀧さんに見つかったら俺らだけじゃなくてそいつも罰を受ける。話すなら早くしろ」
「は、はい、、、、」
シュンッとしながら真紘がこちらに近づいてくる
「瑞稀、今日は無理言って煌良さんに合わせて欲しいって頼んだんだ。無事か確認したくて、、
みんな心配してたよ、、、、」
「お、おれ、、、どうしたらいいかわからないんだ、、、、、逃げることもできないし、瀧さんに敵うわけもない、、、、」
「みずき、、、、」
「、、、、葵さんは無事か、、?」
「流石に無傷ってわけにはいかないけど、悠生とかも掛け合ってくれて骨折程度だよ。今は病院にいるみたい」
「そうか、、、、」
よかった、、、
葵さんは無事だった、、、
「悠生にありがとうって伝えてくれ、、、
俺は多分会えないから、、、、」
会えたとしても、、、、、
「分かった。僕はもう行かなくちゃいけないけどずっと瑞稀の味方だよ!」
「おい、真紘、時間だ。これ以上は無理だ。」
「ごめんなさい。煌良さん、今行きます。
瑞稀、最後に、、、、
瀧さん、この2年間瑞稀の事、必死に探してたんだ。それこそ寝る間も惜しんで。今は無理かもしれないけど少しずつ瀧さんの内面も見てあげて欲しい。
じゃあ、僕行くね!」
矢継ぎ早に俺に伝えて真紘たちは部屋から出て行ってしまった
真紘からの言葉が胸に残る
なんで瀧さんは俺なんかを必死で探して、、、、
瀧さんの相手なんて腐るほどいるのに、、、
内面を見てほしいって、、、そんなの見たって無駄だ、、、余計に悲しくなるだけだろ、、、
会いたいな、、、、、
でも、どうして昨日はあんなに優しく俺を抱いたんだろう、、、?
ただの気まぐれか?
まぁ、あれはあれでやばいんだけど、、、、
今も起き上がるのに苦労するぐらいだ
立てる気がしない
今何時なんだろうか、、、、
瀧さんの部屋は本当に必要最低限しか物がなく時間も分からない
外に見張りの人いるのかな?
こんな格好じゃ、変態だと思われるからどうも出来ないんだけどな
すると、トントンっと扉を叩く音がする
もう今は、葵さん以外誰も信用はできない
だるい体をなんとか起き上がらせ、布団を体に巻き、ベッドと壁の間の狭い隙間に隠れる
俺が返事をしなかったからか、扉をノックした奴はそっと扉を開き中に入ってくる
すると、懐かしい聞き慣れた声が聞こえた
「み、みずき、、、?いないの、、?」
、、、、この声、、、、、
「ま、ひろ、?」
俺はベッドの方に少し顔を出し、声の主を確かめる
「っ、、、!、、よかったっ、、、、」
少し大きくなった真紘がそこにいて涙を流している
「じんぱいじだよぉぉぁぉぉぉぉ」
真紘はそう言いながら俺を抱きしめる
ただでさえ、瀧さんとのSEXで負傷してるのに真紘によってさらにダメージがきた、、、、
「ちょ、ちょっと落ち着けっ、、やばい、今はやばい」
「何言っでるのぉぉぉぉ」
つ、通じねぇ、、、、
このままだと本気で死ぬ
成長期だったのか真紘は俺よりも大きくなっている
いろんなところが痛いっ!
「真紘、落ちつけ。そいつ、困ってるぞ?」
ビクッ
真紘しかいないと思っていた空間に他のやつの声が聞こえて俺は震える
真紘は仲良かったし色々助けてもらってたから大丈夫だったが、他のやつは無理だ。
近付かれると体の震えがおさまらない、、
こわいっ、、、たすけてっ、、、、
俺って情けないな、、、、
真紘の動きはその声によって止まり、渋々俺から離れて行く
俺も真紘から離れてまたベッドと壁の間に戻ろうと動く
今はとにかく知らない奴は全員俺にとって恐怖対象でしかない
例え、真紘がそいつの知り合いでもだ、、、
「みずき、、、、、、」
逃げて行く俺を見て真紘が悲しそうに呟くが防衛本能が働いて逃げずにはいられない
「真紘、そろそろ俺らもやばい。瀧さんに見つかったら俺らだけじゃなくてそいつも罰を受ける。話すなら早くしろ」
「は、はい、、、、」
シュンッとしながら真紘がこちらに近づいてくる
「瑞稀、今日は無理言って煌良さんに合わせて欲しいって頼んだんだ。無事か確認したくて、、
みんな心配してたよ、、、、」
「お、おれ、、、どうしたらいいかわからないんだ、、、、、逃げることもできないし、瀧さんに敵うわけもない、、、、」
「みずき、、、、」
「、、、、葵さんは無事か、、?」
「流石に無傷ってわけにはいかないけど、悠生とかも掛け合ってくれて骨折程度だよ。今は病院にいるみたい」
「そうか、、、、」
よかった、、、
葵さんは無事だった、、、
「悠生にありがとうって伝えてくれ、、、
俺は多分会えないから、、、、」
会えたとしても、、、、、
「分かった。僕はもう行かなくちゃいけないけどずっと瑞稀の味方だよ!」
「おい、真紘、時間だ。これ以上は無理だ。」
「ごめんなさい。煌良さん、今行きます。
瑞稀、最後に、、、、
瀧さん、この2年間瑞稀の事、必死に探してたんだ。それこそ寝る間も惜しんで。今は無理かもしれないけど少しずつ瀧さんの内面も見てあげて欲しい。
じゃあ、僕行くね!」
矢継ぎ早に俺に伝えて真紘たちは部屋から出て行ってしまった
真紘からの言葉が胸に残る
なんで瀧さんは俺なんかを必死で探して、、、、
瀧さんの相手なんて腐るほどいるのに、、、
内面を見てほしいって、、、そんなの見たって無駄だ、、、余計に悲しくなるだけだろ、、、
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