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俺は車の中で、これから起こることを想像して震えていた
1人になって何分経っただろうか、、、
いつもよりも長く感じる
目隠しをされているため、外の様子もわからない
さっきの瀧さん、凄く怖かった、、、
報告会で会った時も無表情だったが、今はもっと顔に表情がなく人形のようだった
しばらく考えていると、ガチャっと音がした
ビクッ
ドスっと俺がいる後部座席の椅子に誰か腰掛ける気配がある
俺は手足等を拘束され、横に倒れている状態なのでその気配から遠ざかりたくても逃げることができない
「おい、出せ。」
少し逃げようともがいていると、低く凍りつきそうな声が聞こえる
その声に運転手が返事をして車が動き出した
車内では誰も話すことはなく、沈黙が流れている
な、何だこの空気は、、、、
声からして俺の横に瀧さんが乗っているのは分かる
しかし、俺に触れてくることもなければ話しかけてくることもない
なんで何もしないんだ、、、
それからも沈黙は続き、耐えられなくなった俺はついに声をかけてしまった
「た、、たきさん、、、、、」
しかし、呼びかけても返事はなく戸惑う
「たきさん、、、、?」
ビクビクしながら何度呼びかけても返事がないため、俺は諦めて静かに車がどこかに到着するまで静かにしていた
少しでも、瀧さんを怒らせないように息を殺し、空気のように過ごす
車に乗ってどれぐらい経っただろうか
急に車の動きが止まった
どこに停まってるんだろうか、、
すると、ガチャっとドアを開ける音がし、横から人の気配が消えた
と思ったら、俺は誰かに抱えられ車から下ろされる
誰に運ばれているかも分からず、じっとするしかなかった
なんだ、建物の中にでも入ったのか?
しばらく運ばれて、何処かのベッドらしきところに降ろされた
「ここでしばらくお待ちください」
聞いたことのない声の人が、俺に告げてくる
幹部達や瀧さん出ないことがわかり少し安心だ、、
思い切って話しかけてみる
「あ、あの、、、、、、ここって、、、」
「、、、、そのうち分かります。あなたとはあまり話さないように言われているのでこれで失礼します」
そう言って、男の人がこの部屋から立ち去る気配がする
また1人か、、、、、
まぁ、瀧さんと一緒っていうのも気まずいんだけどな
葵さん、大丈夫かな、、、
会いたいな、、、、
1日のうちに起こったことなのに、何日も経ったように感じる
トントントントン
静かにじっとしていると遠くから足音が聞こえてくる
瀧さんかな、、?
扉が開く音がして俺に近づいてくる
足音がピタリ止まり気配がする方へ頭を動かす
「おい、外してやれ」
瀧さんの声に「はい」と返事が聞こえ俺の目隠しが外される
急に眩しい光が目に入り、ぎゅっと目を瞑る
少しして、漸く目が慣れてくると、ここがどこなのか把握することができてきた
っ!こ、ここって、、、、、、
1人になって何分経っただろうか、、、
いつもよりも長く感じる
目隠しをされているため、外の様子もわからない
さっきの瀧さん、凄く怖かった、、、
報告会で会った時も無表情だったが、今はもっと顔に表情がなく人形のようだった
しばらく考えていると、ガチャっと音がした
ビクッ
ドスっと俺がいる後部座席の椅子に誰か腰掛ける気配がある
俺は手足等を拘束され、横に倒れている状態なのでその気配から遠ざかりたくても逃げることができない
「おい、出せ。」
少し逃げようともがいていると、低く凍りつきそうな声が聞こえる
その声に運転手が返事をして車が動き出した
車内では誰も話すことはなく、沈黙が流れている
な、何だこの空気は、、、、
声からして俺の横に瀧さんが乗っているのは分かる
しかし、俺に触れてくることもなければ話しかけてくることもない
なんで何もしないんだ、、、
それからも沈黙は続き、耐えられなくなった俺はついに声をかけてしまった
「た、、たきさん、、、、、」
しかし、呼びかけても返事はなく戸惑う
「たきさん、、、、?」
ビクビクしながら何度呼びかけても返事がないため、俺は諦めて静かに車がどこかに到着するまで静かにしていた
少しでも、瀧さんを怒らせないように息を殺し、空気のように過ごす
車に乗ってどれぐらい経っただろうか
急に車の動きが止まった
どこに停まってるんだろうか、、
すると、ガチャっとドアを開ける音がし、横から人の気配が消えた
と思ったら、俺は誰かに抱えられ車から下ろされる
誰に運ばれているかも分からず、じっとするしかなかった
なんだ、建物の中にでも入ったのか?
しばらく運ばれて、何処かのベッドらしきところに降ろされた
「ここでしばらくお待ちください」
聞いたことのない声の人が、俺に告げてくる
幹部達や瀧さん出ないことがわかり少し安心だ、、
思い切って話しかけてみる
「あ、あの、、、、、、ここって、、、」
「、、、、そのうち分かります。あなたとはあまり話さないように言われているのでこれで失礼します」
そう言って、男の人がこの部屋から立ち去る気配がする
また1人か、、、、、
まぁ、瀧さんと一緒っていうのも気まずいんだけどな
葵さん、大丈夫かな、、、
会いたいな、、、、
1日のうちに起こったことなのに、何日も経ったように感じる
トントントントン
静かにじっとしていると遠くから足音が聞こえてくる
瀧さんかな、、?
扉が開く音がして俺に近づいてくる
足音がピタリ止まり気配がする方へ頭を動かす
「おい、外してやれ」
瀧さんの声に「はい」と返事が聞こえ俺の目隠しが外される
急に眩しい光が目に入り、ぎゅっと目を瞑る
少しして、漸く目が慣れてくると、ここがどこなのか把握することができてきた
っ!こ、ここって、、、、、、
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