冷酷組長の狂愛

さてぃー

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次の日の放課後、倉庫で幹部全員集まり昨日の話の続きをしている

「で、どうするの~?」

真紘が切り出すと、大和と悠生はこちらを見る

恐らく、神城組にバレたということはこの2人にも全て知られているだろう

結局、一晩考えて出した答えは総長になるというものだった
あれだけ葵さんにお世話になったし、葵さんにそこまで思われてることが嬉しかった
まぁ、就職先は絞られるかもしれないが、なにより葵さんの役に立ちたいとも思った

「俺がやるよ」

俺が声を発した瞬間、全ての視線がこちらに向いた

大和と悠生は安堵の表情を、他の幹部はいきなりの発言に驚いている

「どうしたの?急に」
「良いのですか?私としては嬉しいですけど、、、」
「無理してないか??」

幹部達は昨日まで頑なな俺を見ていたため心配そうにしている
意外といい奴らなんだな、、、、

「瑞稀、本当にいいのか?」

大和が確認する様に問いかけてくる

「あぁ。昨日一晩考えた。あまり族のことは分からないがなんとかやってみる」
「そうか。わからないことも多いと思うが、俺たちもバックアップする」
「助かる。」

大和と話し終えると、後ろから誰かが抱きついてくる

「瑞稀!引き受けてくれてありがとね!」
「あぁ。俺も少し考えるところがあってな」
「?昨日何かあったの?」
「少しな?頼りないかもしれないがよろしくな」
「うん!僕たちも頑張るね!」

真紘を撫でながら癒される

「瑞稀、1ヶ月後の報告会は兄貴の前でお前が挨拶することになる。少し覚えてもらうこともあるから日が近づいたら教えるな?」
「そんなのあるのか。まぁ、頑張るよ」
「すごい緊張感ないな」

苦笑いしながら悠生が言う
仕方ないだろ、お前の兄貴見たことないし興味もないんだから
まぁ、悠生より強いというのは気になるが、、、

それからしばらくみんなでゲームしたり話したりしたら帰る時間となった

「じゃあ、今日は解散ね~」
「あぁ。明日またな?」
「あ、俺明日バイト行くから来れない。決まったことも報告したいし」

悠生に葵さんと話がしたいことを伝えると快くオッケーしてくれた

「あぁ。話してこい。これからのこともあるし事情はわかってるはずだから」
「あぁ。、、、、ところで、葵さんの事知ってたの?」
「そりゃ、、、、兄貴と並ぶような人だぞ?名前を聞いてまさかと思ったが本当に本人だとは思わなかった。」
「そうか、、、、」

葵さんは思ったよりすごい人らしい
俺には優しいから想像がつかない、、

「じゃあな?」
「あぁ。」
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