冷酷組長の狂愛

さてぃー

文字の大きさ
上 下
15 / 69

15

しおりを挟む
「俺はやりたくない」
「えー、なんでー?」
「いや、普通に考えて入ってすぐの奴に任すなよ」
「そんなことは関係ありません」
「そうだぞ!瑞稀!」
「じゃあ、お前らの中の誰か総長しろよ」
「んー、流石に僕は一年だから、、、」
「まぁ、真紘は仕方ない。希は?」
「私は情報系は強いのですが、まとめたりとか喧嘩になるとちょっと、、、、
なので、副総長でならフォローさせてもらいますよ?」
「はぁ、、、武虎は?」
「俺は、単純に向いてない!な?希」
「はっきり言うと、武虎が総長になった瞬間神龍は終わると思いますね」
「なんでだ」
「誰かに指示とかはまず無理ですね。何より武虎が1人で突っ走るタイプなので、、」
「おいおい、まともなやつ居ないじゃないか」
「だから、瑞稀なってよ~」


この流れは俺がやることになってないか?
てか、いくら弱肉強食と言っても入って間もないやつに普通やらせるか?
下の奴らもついてこないだろ、、、
あと、俺の頭には就職先の事もある
幹部ならまだ神城組以外に就職できる可能性はあるが総長になんてなってみろ、、
もう抜け出すことなんて無理に等しいだろう


「とにかく、俺は嫌だ。幹部でさえ嫌だったのに、、」
「はぁ、、埒があきませんね、、」
「なんで俺が悪いみたいになってる?」

本当に一生決まらないような気がする


「もう、大和に決めてもらいますか?」
「大和か、、、、、」
「俺はいいぞ!」
「僕も~!」

多数決により、大和に総長を決めてもらうことになった
なんか、悪い方に話がいっている気がするが、、、

「多分まだ屋上にいますね。今から行きましょうか」
「さんせ~い!」
「あぁ、、、、」

空き教室からそれほど離れていない屋上までとぼとぼと歩き憂鬱になっていく
嫌な予感が尽きない

真紘が思い切り扉を開けて注目を浴びる

「やまと~!!」
「うぉっ!
びっくりするから静かに開けてくれ、、」
「ごめんね~」
「ところでどうしたんだ?もう決まったのか?」
「えっと、話してても埒があかないので大和に決めてもらおうって話になりました」
「やっぱりそうなったか、、。ちなみに、お前らは誰が良かったんだ?」
「僕達はね、瑞稀が良かったんだけど、頷いてくれないのぉ~」
「だよな、、、、。
瑞稀、俺としてもお前に頼みたいんだが、、、」
「はっ!?なんで俺なんだよ!絶対嫌だからな!」
「俺は結構こいつらと付き合い長いから分かるけど、総長は無理だと思う。悠生とも同じ意見だ。な?」
「あぁ。俺とあそこまでやれる奴もいないし、頭の回転も早い。お前が1番適任だな。
それに、兄貴もお前なら認めてくれるだけの器はあるからな」
「別に認めてもらわなくてもいい!」
「何故そこまで嫌がる?」
「、、、俺は別に神城組に入りたいわけじゃない」
「あぁ、、就職か。
ちなみに聞きたいんだが、お前のアルバイト先の店長は誰だ?」
「、、、葵さんだけど、、、」
「葵?、、、、もしかして、、、、、。
ちょっとこの話は保留だ。俺は少し抜ける。」
「どうしたんだ?」
「ちょっと確認したいことができた。大和はどうする?」
「俺も行く。」
「分かった。じゃあ、お前ら明日またその話をしよう」
「、、、、あぁ。」
「わかりました」
「おっけ~」
「わかった!」

大和は急いだ様子で屋上から出て行く

「どうしたんだろうね~?」

俺はまたしても嫌な予感が強まり、落ち着かない
次から次へと、、、、
はぁ、、、、
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

双葉病院小児病棟

moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。 病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。 この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。 すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。 メンタル面のケアも大事になってくる。 当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。 親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。 【集中して治療をして早く治す】 それがこの病院のモットーです。 ※この物語はフィクションです。 実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

ヤクザに囚われて

BL
友達の借金のカタに売られてなんやかんやされちゃうお話です

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

処理中です...