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「え、、、?、、ってことは男?」
琥太郎の好きな人を聞いて俺はびっくりする
「は、はい、、、カァァ」
琥太郎は俯いて赤い顔を隠している
「そっか、、でも本気で人を好きになれるっていいよな?」
「、、偏見ないんですか?」
「別に好きな人なら男でも女でも構わないと思うけどな」
「そ、そうですか、、、」
ホッとした表情になり、笑顔を向けてくれる
「どうしてそいつが好きなんだ?」
「えっと、、、、あっちは覚えていないと思いますが、助けてもらったことがあるんです、、」
琥太郎の話はこうだ
昔、反抗期で家を出てよく繁華街を彷徨いていたらしい。喧嘩はまぁまぁできたらしいがあくまで高校生相手のレベルだ
そんなある日、たまたま喧嘩を売ってきた奴が武器を持つだけでなく複数人で仕掛けてきた
流石に琥太郎1人ではボコボコにされてしまった。その上更に犯されそうになった琥太郎はボロボロになりながらも逃げ出そうとした
足がもつれながらも路地の奥に入り込み隠れていたがとうとう追いつかれ絶体絶命まで追い込まれた
しかし、琥太郎が目を瞑り衝撃に備えていても一向に痛みがこない
不思議に思っていると、喧嘩を売ってきた相手は全員気を失っていた
あたりを見回すと男の人が立っていた
男の人は琥太郎の方にやってきて言葉を放った
「大丈夫か?」
「あ、、、あなたは、、、、」
「俺のことは気にするな。ここはガキが1人で来るようなところじゃない。今回は俺がいたから助けれたが今後はそうもいかない。」
「あの、、、ありがとうございます、、、」
「反抗期かは分からないが、ちゃんと家に帰って大人しくしてろよ?」
「、、、はい、、、」
大人の男の人はそう言って名前も言わずどこかに行ってしまった。
その後、誰か調べようとしたが琥太郎の力ではわからず日々悶々としていた
しかし、ある日街でたまたまその人が神城組組長と歩いている姿を発見した
あ、、、いた!!!
でもガキみたいな琥太郎がその人に近づけるわけもなく遠くから見るだけになってしまう
でも手がかりは掴めたので琥太郎は嬉しかった
早速琥太郎は行動を開始して少しでも近づける神龍に入ったと言うわけだ
そ、壮絶すぎる、、、
てか、琥太郎、、意外と行動的だな、、、
ご主人様を探す犬みたいだ、、、
「まぁ、ということで俺はその人に振り向いてもらえるよう頑張ってます!」
「そ、そうか。まぁ、お前が辛くないならそれでいい」
「はい!毎日が楽しいです!」
琥太郎が楽しそうにその人のことを話しているのをみると俺も羨ましくなる
俺は恋愛をしたことがなく、人を好きになる感情がわからない
もともと、感情はあまり表に出ないし、無気力気味なので積極的にもなれない
「瑞稀さんは、誰か好きな人いないんですか?」
「俺か?俺はそういうのは分からないからな、、、」
「そうですか、、、いつか見つかるといいですね!」
「あぁ。」
琥太郎と恋愛話をしていると放課後になっていた
「瑞稀さんはこの後バイトですよね!」
「あぁ。」
「頑張ってください!」
琥太郎に見送られ、葵さんのbarに向かう
琥太郎の好きな人を聞いて俺はびっくりする
「は、はい、、、カァァ」
琥太郎は俯いて赤い顔を隠している
「そっか、、でも本気で人を好きになれるっていいよな?」
「、、偏見ないんですか?」
「別に好きな人なら男でも女でも構わないと思うけどな」
「そ、そうですか、、、」
ホッとした表情になり、笑顔を向けてくれる
「どうしてそいつが好きなんだ?」
「えっと、、、、あっちは覚えていないと思いますが、助けてもらったことがあるんです、、」
琥太郎の話はこうだ
昔、反抗期で家を出てよく繁華街を彷徨いていたらしい。喧嘩はまぁまぁできたらしいがあくまで高校生相手のレベルだ
そんなある日、たまたま喧嘩を売ってきた奴が武器を持つだけでなく複数人で仕掛けてきた
流石に琥太郎1人ではボコボコにされてしまった。その上更に犯されそうになった琥太郎はボロボロになりながらも逃げ出そうとした
足がもつれながらも路地の奥に入り込み隠れていたがとうとう追いつかれ絶体絶命まで追い込まれた
しかし、琥太郎が目を瞑り衝撃に備えていても一向に痛みがこない
不思議に思っていると、喧嘩を売ってきた相手は全員気を失っていた
あたりを見回すと男の人が立っていた
男の人は琥太郎の方にやってきて言葉を放った
「大丈夫か?」
「あ、、、あなたは、、、、」
「俺のことは気にするな。ここはガキが1人で来るようなところじゃない。今回は俺がいたから助けれたが今後はそうもいかない。」
「あの、、、ありがとうございます、、、」
「反抗期かは分からないが、ちゃんと家に帰って大人しくしてろよ?」
「、、、はい、、、」
大人の男の人はそう言って名前も言わずどこかに行ってしまった。
その後、誰か調べようとしたが琥太郎の力ではわからず日々悶々としていた
しかし、ある日街でたまたまその人が神城組組長と歩いている姿を発見した
あ、、、いた!!!
でもガキみたいな琥太郎がその人に近づけるわけもなく遠くから見るだけになってしまう
でも手がかりは掴めたので琥太郎は嬉しかった
早速琥太郎は行動を開始して少しでも近づける神龍に入ったと言うわけだ
そ、壮絶すぎる、、、
てか、琥太郎、、意外と行動的だな、、、
ご主人様を探す犬みたいだ、、、
「まぁ、ということで俺はその人に振り向いてもらえるよう頑張ってます!」
「そ、そうか。まぁ、お前が辛くないならそれでいい」
「はい!毎日が楽しいです!」
琥太郎が楽しそうにその人のことを話しているのをみると俺も羨ましくなる
俺は恋愛をしたことがなく、人を好きになる感情がわからない
もともと、感情はあまり表に出ないし、無気力気味なので積極的にもなれない
「瑞稀さんは、誰か好きな人いないんですか?」
「俺か?俺はそういうのは分からないからな、、、」
「そうですか、、、いつか見つかるといいですね!」
「あぁ。」
琥太郎と恋愛話をしていると放課後になっていた
「瑞稀さんはこの後バイトですよね!」
「あぁ。」
「頑張ってください!」
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