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大和の合図とともに悠生はこちらに向かってくる
一瞬で俺の目の前まで来て、拳をうってくる
「くっ、、」
俺は喧嘩が強いといっても小柄な体型を生かして戦うやり方をしているため真正面から戦うのには慣れていない
まじかよ、、こんなのまともに食らってたら骨が折れるぞ、、、
なんとか、衝撃を逃し受け身をとる
「ほぉ、、、」
悠生がニヤリと笑い、楽しげにこちらを見る
「お前、よく今ので倒れなかったな?
これだけでも幹部候補ぐらいの実力だぞ?」
「、、、、、そりゃ、どうも、、」
本気を出していないであろうこいつに褒められても全く嬉しくない
「じゃあ、さっさと続きやろうぜ?」
「あぁ。」
俺と悠生はお互いに殴られたり殴り返したりし、今のところ殆ど互角の勝負だ
だが、俺はこいつはまだ本気を出していないように感じた
「お前、強いな?こんなに楽しいのは久しぶりだ」
「よく言う、、、
お前、まだ本気出してないだろ、、、」
「よく分かったな?
本気出してもいいのか?」
「やめろ。そんなことしたら俺が死ぬ」
「よくわかってるじゃねぇか」
会話を止め、また2人で戦う
俺の蹴りは軽く、悠生に当たってもあまり効果は見えない
こいつは化け物か?
さっきから急所ばっかり狙ってるはずなのに、、
悠生の攻撃は重いからそろそろ俺の体力も限界にきている
「そろそろヤバそうだな?」
「あぁ。」
「じゃあ、決着つけるか」
そう言うと、悠生は先ほどまでとは違い、俺のように急所を狙い始めた
「くっ!、、、、っ」
やばい、こいつマジで強い、、、
そんなことを考えていると、一撃が俺の腹に入った
「かはっ!っ、、、」
俺はそれ以上動くことができず、倒れてしまった
「勝負あり!」
大和の掛け声とともに悠生は動きを止める
「大丈夫か?
見事に腹に入ってたけど」
「あぁ、しばらくしたら動ける」
「おい、誰か手当してやれ!」
大和掛け声に近くにいた体育会系のイケメンが救急箱を持ちやってくる
「見てやってくれ。俺は上戻ってるから動けそうなら来てくれ」
「わかった、、」
なんだか、負けたのが普通に悔しい、、
俺って弱いのか?
自信失くすわ、、、
「では、怪我を見ていきますね!」
「あ、よろしく、、」
「俺、琥太郎っていいます!一応、幹部候補です!瑞稀さんとは同じ歳になりますね」
「同じ年なのか?何で敬語なんだ?」
「いやいや、さっきのを見せられて、タメは無理ですよ!」
「、、、?」
俺は意味がわからず、首を傾げる
「あの悠生さんにあそこまでできるのは幹部のみなさんぐらいです!」
「え、そうなのか?
でも、あいつ本気出してなかったぞ?」
「本気でやり合えるのなんて総長ぐらいですよ?」
まじか、、、
話しているうちに怪我は処置してもらい、体も動くようになった
「ありがとな?えっと、、琥太郎?」
「何で疑問系なんですかw
あってますよ?」
「いや、俺名前覚えるの苦手だから、、」
「そうなんですか。他のメンバーもよかったら覚えてやってください!みんな瑞稀さんと仲良くなりたくてウズウズしてますから」
ふと、周りに目を向けてみると、こちらをチラチラ見て目を輝かせているヤンキーが結構いた
乙女か、、、
「俺にもタメ口でいいよ?」
「いやいや!それはダメですよ!
だって、瑞稀さん、さっきの調子だと幹部になりますよね?」
「あぁ、そんなこと言われたような言われてないような、、、」
「何で忘れるんですか、、、」
「興味ないからな、、」
「とにかく、ここは弱肉強食なのでそれだけは勘弁してください!」
「わ、わかった」
琥太郎に治療のお礼をいい、俺は2階の幹部部屋に行く
「おい、終わったぞ」
「お!おつかれ!それにしてもすごかったな!
俺でもあそこまで悠生とやれるかわからないぞ?」
武虎が楽しそうに声をかけてくる
「すごく疲れた、、、もう動きたくない、、」
「そんなジジィみたいなこと言うなって!」
俺は近くのソファにぐったりと横になる
一瞬で俺の目の前まで来て、拳をうってくる
「くっ、、」
俺は喧嘩が強いといっても小柄な体型を生かして戦うやり方をしているため真正面から戦うのには慣れていない
まじかよ、、こんなのまともに食らってたら骨が折れるぞ、、、
なんとか、衝撃を逃し受け身をとる
「ほぉ、、、」
悠生がニヤリと笑い、楽しげにこちらを見る
「お前、よく今ので倒れなかったな?
これだけでも幹部候補ぐらいの実力だぞ?」
「、、、、、そりゃ、どうも、、」
本気を出していないであろうこいつに褒められても全く嬉しくない
「じゃあ、さっさと続きやろうぜ?」
「あぁ。」
俺と悠生はお互いに殴られたり殴り返したりし、今のところ殆ど互角の勝負だ
だが、俺はこいつはまだ本気を出していないように感じた
「お前、強いな?こんなに楽しいのは久しぶりだ」
「よく言う、、、
お前、まだ本気出してないだろ、、、」
「よく分かったな?
本気出してもいいのか?」
「やめろ。そんなことしたら俺が死ぬ」
「よくわかってるじゃねぇか」
会話を止め、また2人で戦う
俺の蹴りは軽く、悠生に当たってもあまり効果は見えない
こいつは化け物か?
さっきから急所ばっかり狙ってるはずなのに、、
悠生の攻撃は重いからそろそろ俺の体力も限界にきている
「そろそろヤバそうだな?」
「あぁ。」
「じゃあ、決着つけるか」
そう言うと、悠生は先ほどまでとは違い、俺のように急所を狙い始めた
「くっ!、、、、っ」
やばい、こいつマジで強い、、、
そんなことを考えていると、一撃が俺の腹に入った
「かはっ!っ、、、」
俺はそれ以上動くことができず、倒れてしまった
「勝負あり!」
大和の掛け声とともに悠生は動きを止める
「大丈夫か?
見事に腹に入ってたけど」
「あぁ、しばらくしたら動ける」
「おい、誰か手当してやれ!」
大和掛け声に近くにいた体育会系のイケメンが救急箱を持ちやってくる
「見てやってくれ。俺は上戻ってるから動けそうなら来てくれ」
「わかった、、」
なんだか、負けたのが普通に悔しい、、
俺って弱いのか?
自信失くすわ、、、
「では、怪我を見ていきますね!」
「あ、よろしく、、」
「俺、琥太郎っていいます!一応、幹部候補です!瑞稀さんとは同じ歳になりますね」
「同じ年なのか?何で敬語なんだ?」
「いやいや、さっきのを見せられて、タメは無理ですよ!」
「、、、?」
俺は意味がわからず、首を傾げる
「あの悠生さんにあそこまでできるのは幹部のみなさんぐらいです!」
「え、そうなのか?
でも、あいつ本気出してなかったぞ?」
「本気でやり合えるのなんて総長ぐらいですよ?」
まじか、、、
話しているうちに怪我は処置してもらい、体も動くようになった
「ありがとな?えっと、、琥太郎?」
「何で疑問系なんですかw
あってますよ?」
「いや、俺名前覚えるの苦手だから、、」
「そうなんですか。他のメンバーもよかったら覚えてやってください!みんな瑞稀さんと仲良くなりたくてウズウズしてますから」
ふと、周りに目を向けてみると、こちらをチラチラ見て目を輝かせているヤンキーが結構いた
乙女か、、、
「俺にもタメ口でいいよ?」
「いやいや!それはダメですよ!
だって、瑞稀さん、さっきの調子だと幹部になりますよね?」
「あぁ、そんなこと言われたような言われてないような、、、」
「何で忘れるんですか、、、」
「興味ないからな、、」
「とにかく、ここは弱肉強食なのでそれだけは勘弁してください!」
「わ、わかった」
琥太郎に治療のお礼をいい、俺は2階の幹部部屋に行く
「おい、終わったぞ」
「お!おつかれ!それにしてもすごかったな!
俺でもあそこまで悠生とやれるかわからないぞ?」
武虎が楽しそうに声をかけてくる
「すごく疲れた、、、もう動きたくない、、」
「そんなジジィみたいなこと言うなって!」
俺は近くのソファにぐったりと横になる
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