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幼少期編
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私たちはテーブルがある方へ移動する
そこには、さっきまで話し合われていただろう資料がたくさん置いてあった
うわぁぁぁ!凄い!
自分でも目が輝いていくのがわかった
「ミリア、少し落ち着け」
「す、すみません」
「でも、こんなに政治に興味を持ってくれるのは宰相として嬉しいですね」
「いえ、そんな、、
私のは単なる趣味ですから!」
「それでも、これだけわかる人はあまり居ませんよ?」
ミリアが褒められ、照れていると、ある紙に目が止まった
「フェリックス様?あの資料はこの都市と他の都市の交通についてですか?」
「はい、今、どのようにしたら円滑に人や物を運べるか検討してるんです。
どうしても魔法に頼りがちになってしまい、魔力が少ない市民が不利になってしまうので、、」
そっか、、私たち魔力が多い者は空飛べばすぐだもんね?
「私もその件は一度考えたことがありますわ!
私的には誰でも使えるよう道を整備し線路をつける案と水路にしてしまい船で移動するという案が出ました」
「な、なんと!」
びっくりした様子でこちらを見つめてくる
そんなに見つめられるとは、恥ずかしい、、、
「コホンッ
最初の案につきましてはルノと遊びの一環としてレール上に箱のようなものに4つの輪をくっ付けて走らせてみました。」
「そ、それでどうなりましたか?」
顔を近づけて聞いてくる
「(ち、ちかいですぅぅぅ)私たちが少し力を加えるだけで輪が回転し前に進みました。これを魔法に応用してもいいかもという結論に至りました!」
「す、素晴らしい!実験までしてるなんて、、」
「ちなみに、二つ目の案は川の流れを利用して船の模型を浮かせてみました。その結果、重さにもよりますが私たちが手を加えずとも水流を利用して勝手に進みました。」
「ど、どちらも素晴らしい!アラン様!これは一大事ですよ!」
「たしかに、、
それなら、魔法がなくとも誰でも気軽に利用できるな、、
物も運べてより経済が回る、、、」
ん?なんか、話がでかくなってない?
まぁいっか!私の考えこんなに聞いてもらえたのは初めてだわ!
ダンッ
フェリックス様が机を大きく叩き、近寄るのでびっくりしてしまった
「ひっ!
ど、どうしましたか?」
「す、すみません、、つい興奮してしまいました、、」
「いえ、大丈夫です」
「ミリア様、ぜひ私と共に働きませんか?」
「、、、え?」
どうしてこうなった??
ん?王子の婚約者なのに、宰相様の下で働いていいの?
そりゃ、趣味に合法で費やる楽しい職場なんてないと思うけど、、、
楽しそうだなぁ~
チラッとアラン様を見る
「はぁ、、、フェリックス、この件は父上に相談案件だ。俺がどうこうできる話でもないしな」
その一言でフェリックス様は渋々引いた
「まさか、ここまでミリアが政治に向いてるとは思わなかった、、」
「なにか、ごめんなさい、、、」シュン
「落ち込むな、むしろ誇っていいことだ。こんな婚約者をもてて俺は嬉しいぞ?ニコッ」
「アランさま、、、」
優しいアラン様に思わず感動していると、
「それでは早速、私は王に直談判してきます!
また、見たければいつでも私に言ってください!仕事以外でも遊びにきてくださると嬉しいです」
「もう父上に言うのか?行動が早いな」
あ、アラン様凄い呆れてる、、
「あの、ここまで連れてきていただきありがとうございます!貴重な経験ができて嬉しかったですニコッ」
「いえいえ、こちらこそ楽しかったです」
「ほら、ミリア俺たちもそろそろ母上のところに戻るぞ?」
「は、はい。では失礼しますね!」
なんか、嵐のような時間だった、、、
でも楽しかったからまた来たいなルンルン♪
そこには、さっきまで話し合われていただろう資料がたくさん置いてあった
うわぁぁぁ!凄い!
自分でも目が輝いていくのがわかった
「ミリア、少し落ち着け」
「す、すみません」
「でも、こんなに政治に興味を持ってくれるのは宰相として嬉しいですね」
「いえ、そんな、、
私のは単なる趣味ですから!」
「それでも、これだけわかる人はあまり居ませんよ?」
ミリアが褒められ、照れていると、ある紙に目が止まった
「フェリックス様?あの資料はこの都市と他の都市の交通についてですか?」
「はい、今、どのようにしたら円滑に人や物を運べるか検討してるんです。
どうしても魔法に頼りがちになってしまい、魔力が少ない市民が不利になってしまうので、、」
そっか、、私たち魔力が多い者は空飛べばすぐだもんね?
「私もその件は一度考えたことがありますわ!
私的には誰でも使えるよう道を整備し線路をつける案と水路にしてしまい船で移動するという案が出ました」
「な、なんと!」
びっくりした様子でこちらを見つめてくる
そんなに見つめられるとは、恥ずかしい、、、
「コホンッ
最初の案につきましてはルノと遊びの一環としてレール上に箱のようなものに4つの輪をくっ付けて走らせてみました。」
「そ、それでどうなりましたか?」
顔を近づけて聞いてくる
「(ち、ちかいですぅぅぅ)私たちが少し力を加えるだけで輪が回転し前に進みました。これを魔法に応用してもいいかもという結論に至りました!」
「す、素晴らしい!実験までしてるなんて、、」
「ちなみに、二つ目の案は川の流れを利用して船の模型を浮かせてみました。その結果、重さにもよりますが私たちが手を加えずとも水流を利用して勝手に進みました。」
「ど、どちらも素晴らしい!アラン様!これは一大事ですよ!」
「たしかに、、
それなら、魔法がなくとも誰でも気軽に利用できるな、、
物も運べてより経済が回る、、、」
ん?なんか、話がでかくなってない?
まぁいっか!私の考えこんなに聞いてもらえたのは初めてだわ!
ダンッ
フェリックス様が机を大きく叩き、近寄るのでびっくりしてしまった
「ひっ!
ど、どうしましたか?」
「す、すみません、、つい興奮してしまいました、、」
「いえ、大丈夫です」
「ミリア様、ぜひ私と共に働きませんか?」
「、、、え?」
どうしてこうなった??
ん?王子の婚約者なのに、宰相様の下で働いていいの?
そりゃ、趣味に合法で費やる楽しい職場なんてないと思うけど、、、
楽しそうだなぁ~
チラッとアラン様を見る
「はぁ、、、フェリックス、この件は父上に相談案件だ。俺がどうこうできる話でもないしな」
その一言でフェリックス様は渋々引いた
「まさか、ここまでミリアが政治に向いてるとは思わなかった、、」
「なにか、ごめんなさい、、、」シュン
「落ち込むな、むしろ誇っていいことだ。こんな婚約者をもてて俺は嬉しいぞ?ニコッ」
「アランさま、、、」
優しいアラン様に思わず感動していると、
「それでは早速、私は王に直談判してきます!
また、見たければいつでも私に言ってください!仕事以外でも遊びにきてくださると嬉しいです」
「もう父上に言うのか?行動が早いな」
あ、アラン様凄い呆れてる、、
「あの、ここまで連れてきていただきありがとうございます!貴重な経験ができて嬉しかったですニコッ」
「いえいえ、こちらこそ楽しかったです」
「ほら、ミリア俺たちもそろそろ母上のところに戻るぞ?」
「は、はい。では失礼しますね!」
なんか、嵐のような時間だった、、、
でも楽しかったからまた来たいなルンルン♪
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