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幼少期編

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「では、早速伝えてきます!」
「あぁ、私も一緒に行きますよ?」
「いいのですか?」
「はい、私から誘ってしまいましたしねニコッ」
「ありがとうございます!」

2人は話しながらみんなを探すことにした

「あ、そういえばあなたのお名前をお聞きしていませんでした、お名前を教えていただいてもいいですか?」
「あ!申し遅れました!
私、公爵家長女ウォールシア•ミリアと申します。宰相様とお会いできて大変嬉しく思いますニコッ」
カーテシーを綺麗に行い宰相に微笑む
「公爵家の方でしたか、、、これは失礼を、、
改めまして私、宰相のポールトン•フェリックスともうします。あなたの事は将軍よりたくさん聞いていますよ?」
「ち、ちなみにどんなことを言っていましたか?」
「うーん、あげればきりがないですが、、
ただ毎回天使と連呼していましたね、、(遠い目)」
「、、、父様がすみません、、、(母様にちくってやる)」
「いや、私もお会いしてそれが嘘ではないことが分かったので気持ちはわかりますよ」
「そ、そんな、、、」
私が照れていると、アラン様を見つけた

「あそこにいるアラン様にお城を案内していていただいていたのです」
「あぁ、そういえば婚約したんでしたっけ?」
「そうなんです。親が勝手に暴走してしまいまして、、」
「そ、それはお気持ちお察しします、、苦笑」

2人で話しているとアラン様もこちらを見ていた

「2人が揃うなんてどうしたんだ?」
「たまたま本を探している時にお会いしまして、、」
「私が、職場見学にきませんか?とお誘いしてしまいました」
「おい、フェリックス、お前勧誘する気満々だろ。普段氷の宰相とも言われるお前がただの令嬢に見学なんてさせるわけがない。」
「そんな鬼ではありませんよ?私も」
「そのセリフを父上に聞かせたいものだ」
「陛下は仕事をサボるからいけないんです。きちんと働く者には優しいですよ。みなさんひどいですね、、」

宰相様は傷ついていなさそうな顔で答える

「まぁ、それはいいとして今から行くのか?
多分、父上もいるぞ?」
「陛下はスルーして、見学だけしてもらうので大丈夫ですよ」
「(父上、雑に扱われすぎでは、、)、、、。
ではエリオス達も呼ぶか。」
「アラン様!私どうしてもお借りしたい本が何冊かあるのですが、、、」
「それは、後から馬車に運ばせるよう手配しておくから気にしなくていい」
「ありがとうございます!すっごく読みたかったんです!キラキラ」
「あ、あぁ。それはよかったな」

その後全員合流し、執務室に向かう
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