支配者達の遊戯

さてぃー

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高等部編

20 微※

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俺は勃たせままという間抜けな格好のまま、バスローブを着て緋色様と部屋に戻った

歩いている途中、俺のちんちんとバスローブが触れ合い何度も足を止めてしまった

その後も何度かイかせて欲しいと緋色様に懇願したものの願いが叶う事はなく必死の思いで部屋まで辿り着く


部屋についてからは例の調教部屋?に連れて来られた

緋色様はベッドの端に座り俺を呼び寄せる


「瑠衣、俺のここにうつ伏せだ。」


トントンと膝をたたきうつ伏せになるように指示された

「え、、、膝の上ですか?」

「そうだ。朝の分のお仕置きはお尻叩きだ。回数は20回にしようか。ほら、早くしろ」


この歳になってまでお尻叩きをされるとは思わなかった

俺は昔から家族から甘やかされてたから叩かれたことなんてない
未知の恐怖に足がすくむ
い、痛いのか、、?

すると躊躇いっていた俺の腕をグイッと引っ張り緋色様に引き寄せられる
そのままなすがままにうつ伏せにされ、叩かれる準備が整ってしまう


「、っ、ま、まって、、、」


だんだん怖くなってきて目に涙が溜まる
顔を上に向け緋色様と目を合わせる
すると優しく頭を撫でられた

正直これだけでも少し恐怖心が和らいだが、緋色様は落ち着いた声で俺に話かけた


「瑠衣、悪いことをしたらそれなりの誠意を見せなければならない。お前は朝、何をした?」

「、、緋色様の布団取っちゃいました、、、」

「それは良いことか?」

「ダメだけど、、、緋色様起きないから、、」

「そうだな。そこは俺も寝起きが悪い自覚があるから一概にお前が悪いとは言えないが、主人に対してその起こし方はだめだ。他の従者は何て言ってた?」

「みんなフェラとかしてるって、、、」

「そうだ。主人に気持ちよく起きてもらえるようにアイツらはその努力をしている。お前はそれを少しでも考えたか?」


確かに、起きないなら何とか起こさなくちゃぐらいしか考えられていなかった

そして兄様にしても大丈夫だったからって緋色様にも同じ考えでしてしまった


そのことに気づき自分本位になっていたのだと気付かされる

「ごめんなさい、、、俺早く起こすことしか考えられてなかったです、、、」

「こうやって気づければいい。これからもお前にとって理不尽なことも多くあるだろう。だが、俺はそれを乗り越えて従者として傍にいて欲しい。」



突然の真剣な告白に驚く
でも簡単に俺を選んだように見えてすごく真剣に考えてくれているのが伝わってくる


前は兄様にしか仕えるつもりは無かったけど、短い間緋色様と過ごしてみて尊敬できる人なのだと肌で感じた

緋色様にはついて行きたいと思わせるような存在感がある


「、はい、、俺で務まるかは分からないけど頑張ってみたいと思います、、」


「そうか。ありがとな?
よしではお仕置きに移ろうか」


ヒエッ
忘れられてたかと思ったのに!
さっきの良い雰囲気はどこにいったんだ、、、


「うぅ、、、お願いします、、、」

「あぁ。ちゃんと数は数えろよ?聞こえなかったり言ってなかったりした場合は最初からやり直しだ。」

「、、、はい、、」


20回かぁ、、、
少ないのか多いのかも分からない


緋色様は俺の腰に手を固定して動けないようにした。
少しお尻の上でもう片方の手を置き、撫で回す
それだけで俺の気持ちは昂ってしまう
さっきまで勃ってたのだ。一度は恐怖に萎んでしまったがその動きにまた勃ち上がってくる


「んっ、、、、」


俺の緊張が解けたことが分かるとお尻から一旦手が離れた


すると次の瞬間部屋にパァァァンッ!という音が響き渡り俺の体にも衝撃が走る


「っっ!!?!?」


いったぁぁぁ!!!
何が起きたのか分からず、声も出ない
叩かれたお尻はじんじんと熱を持つ


「瑠衣。最初に言ったことはどうした」

「、っふぇ?」


想像以上の痛みに思考が働かない


「このままじゃ、一生終わらないぞ?
カウントはどうした。」


かうんと、、、、あっ、、、


「ご、めんなさい、、」


涙がこぼれ落ちそうなのを必死に堪える


「もう一度最初からだ。ほら、いくぞ。」


緋色様が言うや否やまたお尻に衝撃が走る


「うっっ!!!!、、いち、、、」

パシィィィィン‼︎‼︎

「ぐっ、、、に、、、、、」

パシィィィィン‼︎‼︎

「グズッ、、、、、さん、、、」



その後も同じリズムで俺のお尻を叩いていく
序盤から涙が溢れて緋色様のバスローブに吸収されていく


「いたいよぉ、、、ッヒック、、じゅ、じゅー」

まだ半分、、、、

同じところを叩かれると余計に痛みが増し数を数えるのを忘れてしまいそうになる


「うぐっっ!、、ヒックッ、、、じゅーなな、、っ、」


俺の様子を見ながら打ってくれていることはわかっている
が、痛いものは痛いのだ
時々、叩いたお尻を冷やすように手で撫でてくれる
手がひんやりと冷たく感じ気持ちがいい、、

おそらく、俺のお尻はすでに真っ赤だろう。
しばらく椅子に座るときは痛みそうだ


パァァァァン!!!!

「ッヒッグッ、、いたぃ、、、ビグッ、、じゅ、きゅー、、、っ、」

パァァァァン!!!!

「グスンッ、、っ、っっ、、いたっ、、にじゅー、」




お、おわった、、、、、
終わった瞬間、本当に終わったのか不安になり緋色様の顔色を伺う

緋色様は優しい顔で俺を見ていた


「よく頑張ったな?これで朝の分は終わりだ。」


ナデナデナデナデ


終了を告げられほっとする
涙と鼻水が顔や色んなところに付いていて凄いことになっているだろう

でも逃げずに達成できたことが何より安心した。


そして頑張った時に見せてくれる緋色様の表情にもドキッとする


「このままだと明日腫れてしまうから、今のうちに冷やすぞ。そのままじっとしてろ」

「グズッあい、、、、」



そう言い、近くにあった冷やすものを俺の赤くなっているところに当てる
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