支配者達の遊戯

さてぃー

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中等部編

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「さて、堅苦しい話もここまでにしましょうか」


ここまで初めて聞くことばかりで混乱してしまった。
空気を変えてくれるのはありがたいな


「瑠衣君、俺たち従者の事は呼び捨てでもなんでも呼んでくれていいからな?」

「はい、舜さんって呼ばせてもらいます。」

「多分混乱してるだろうけどその都度話していくからあまり気にしなくていいぞ。まだ入学もしてないしな」


「ありがとうございます、、
多分迷惑いっぱいかけそうなんで、、、」


「俺たちも初めはやらかし放題だったからなぁ~」


「確かに、みんな失敗してお仕置きされて学んでいくからな」


急に会話に混じってきた緋色様だけど、なんか聞き捨てならない言葉が混じってた様な、、


「ノイン様、まだ瑠衣君慣れていないので程々にお願いしますね」


「そんなの、瑠衣次第だ。俺は先に戻ってるからお前達はもう少し話してきていいぞ」


「はい、そうさせてもらいます。」



緋色様は軽く手を振りながら部屋を出ていく




「瑠衣君、大丈夫か?急な事ばっかりで大変だろう」

「はい、兄に高等部のこと昨日聞いたので、、
俺、やっていけるか不安なんです、、。」

「まぁ、ノマの中でもノイン様はある程度融通が効く方だからよかった方ではあると思うよ。俺の主人もまだマシな方かな」

「あれでマシな方なんですか、、、?」


「あぁ。そのうちわかると思うけどフィーア様やツヴァイ様なんかはSっ気が強いから専属達はいつも苦労してるな」


「うわぁ、、、皆さん中等部で従者に引っ張ってこられたんですか?」


「いや、みんなバラバラだ。幼馴染もいれば会社関係者だったり。高等部から編入してきた特待生なんかもいるぞ」


「いろんな方がいらっしゃるんですね、、
舜さんはどうして従者になったんですか?」


「あー、俺は企業のパーティーがキッカケだったな。もう断る隙もなく外堀から埋められた、、、」



「あぁ、、、、」



もうご愁傷様としか言いようがない



「ちなみにノマでの出来事は外部には漏らすなよ?
後から誓約書も書くと思うからきちんと読んでからサインしてくれ」


「はい、、」



それからもしばらく雑談が続きそろそろ戻ろうかということになり隣の部屋へ移動する




ガチャッ




「あ、戻ってきた。じゃあ、こっちも自己紹介しておこうか」


緋色様が俺を手で呼んでいる


あっちに行けばいいのか?

舜さんに目を向けるともう既に主人の後ろに立っている

流れ的に俺も緋色様の後ろに立てばいいのか、、


ちなみに、ノマ達は番号順に座っているそうなので覚えやすそうだ、、、



空気を読んで緋色様の後ろへ足をすすめる


「じゃあ、番号関係なく学年順に言っていこうか。初めに1年の私から。
アインスの畠山龍之介です。家は食品関係を取り扱ってます。」

「龍之介様の従者、2年の牧野舜です。同じく食品関係を扱ってます」


「次は俺か?俺はアハトの岡英佑だ。主にスポーツ関係を取り扱ってる。」


「私は英佑様の従者で1年の近藤誓です。家はアパレル関係を扱ってます」


「次は俺だ。さっきも言ったが、立花緋色だ。ホテルや不動産を経営してる。お前の主だ。お前の自己紹介は最後にして次進むか。」


「じゃあ僕ね!ここからは2年だよ!
僕はツェーンの松村涼だよ。家は医療関係かな?よろしくね!」


「涼様の従者、2年の堀江理玖です。涼様とは幼馴染です。よろしくお願いします。」


「俺はフュンフの足立右京だ。来年は俺がノマを仕切ることになる。よろしくな?家は主にIT関係を扱ってる」


「右京様の従者、1年の関口怜です。高等部から編入しました。よろしくお願いします。」


「俺はツヴァイの徳永律希だ。家は旅行系を運営してる。」

「律希様の従者で2年の柊碧です。我が家は代々律希様の家の秘書をしています。よろしくお願いします。」


「俺はフィーアの日高新だ。主に政治関係の家系って言ったらわかりやすいか?まぁ俺自身はそんなのお堅くねぇけどな。」


「僕は新様の従者で1年の小野寺櫂です。家は海運系を運営してます。よろしくお願いします。」



一通り自己紹介が終わると最初に話したアインス様か話し始める



「ここのメンバーが来年一緒になるから徐々に覚えてください。次は瑠衣の自己紹介お願いします」



あ、俺の番だ
うわぁ、言いたくない、、、、、




「あ、はい、、。
緋色様の従者になる椎葉瑠衣です。中等部では生徒会書記をしています。実家は椎葉コーポレーションを経営しています。まだまだ分からないことが多いですがよろしくお願いします」


なんかよろしくしたくないような気がするけど仕方がない



俺が自己紹介をすると各自、よろしくなぁ~など声があがる
気の抜ける返事すぎてなんだか実感が湧かない


そんなことを思っていると、アインス様が話を進める

「さて、来年入ってくるノマの新1年生は3人ですね。瑠衣は同じ学年で知ってると思いますが、1人目は望月一心。2人目は須藤響。3人目は比嘉晃大です。」



やっぱりか、、、
各学年に3人ぐらいはノマがいるって話から想像はついてたけどあの3人以外考えられないよな、、







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