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中等部編
3 微※
しおりを挟むすると今まで説明してくれてた人(多分舜さん)がソファの方に行き、呼んだ相手の前に跪く
え、普通に跪いてるんだけど、、
みんな狼狽えてないし、、
「説明は終わった?」
「簡単なことだけでしたら、、。」
急に敬語になり、重い空気が漂う
心なしか、こちら側にいる従者の人達もピリピリしている気がする
「ふーん、まぁ後は緋色に任せておきなよ。
お前は私を相手してね」
「、、、YES、マスター」
そう言って、舜さんは靴にキスを落とす
普通ならこの異様な光景をおかしいと思うのだけど、あまりにも美形な2人がやっているせいか一種の絵画のように思えてしまうから不思議だ
舜さんはそのまま失礼しますとだけ言い、その人のズボンを下げ始める
え?何が起こってる?
なんでそんなことしてるんだ、、?
その人のチンコを取り出すと丁寧に舐めたり咥えたりと奉仕をし始めた
思わず、横にいた他の先輩をバッと見る
しかしそんな思いも伝わらず、先輩達もそれぞれ主?達に呼ばれ同じような行為をしだす
誰も戸惑うことはなく日常的に行なっていることが目に見えてわかる
なんだよ、この異様な空間は、、、
これまでこんなに過激な光景を目にしたこともなかったのでどうしたら良いかわからない
もともと性欲に対して旺盛な方でもなく、どちらかと言うと溜まったらヌクぐらいの感覚だった
しかしここは何か違う
これが当たり前なんだ、、、
は、早くここから出て行こう、、、!
そう思って来た道を引き返そうとした時、
「おい、どこへ行くんだ?」
扉の前には既にノイン様?が立っていてこちらを見ていた
八方塞がりで焦りが募る
「あの、俺帰ります。今日のことは無かったことにします」
「おいおい、勝手に無かったことにするなよ。
ようやく俺にも従者ができそうなのに」
「いえ、俺には分不相応です。帰らせてください」
「だーめ。だって俺決めたもん」
もんって、、、、
そんな簡単に俺の人生が左右されてたまるか!
「なんで俺なんですか。
あなたぐらいイケメンなら他にも従者?になりたい人がいるでしょう?」
「あぁ。もちろん沢山いるな。
ただ、そんな底辺みたいな考えのやつには興味ない。どいつもこいつもつまらないやつばっかりだからな。その点、お前は刃向かってくるし自分の意見は持ってる。中等部の生徒会に入るぐらいだ、成績も問題ないと見た。」
まるでお気に入りのおもちゃを見るような目でこちらを見ている
「はっきり言いますが、あなたに仕える意味もありませんし、将来出世したいとも思ってません。
会社の方も正直取引が無くなるのは困りますがそこは兄がなんとかするでしょう。俺は平凡に過ごしたいんです。」
「平凡?その容姿で?はっ、それは無理だろうな。たとえ俺を断ったとしても他の奴から誘いが来るぞ。長男以外はこの学院では従者を見つける以外に社会に出て生きていける方法はない。」
「そ、それでも俺は兄の会社に入ります。なので別に従者など、、、」
「おそらくお前の家族はここにお前を入れた時点で従者にする予定だったと思うぞ?
もし普通に自分のところで働かせるならこの学院は向いてないからな。ここは一種のお見合い場みたいなところなんだよ」
え、何を言ってるんだ?
確かに、兄には会社に入らなくても良いと言われてるけど俺が兄の役に立ちたくて無理を言っている状況だ。
兄はこの学院の卒業生だ
もちろんこの制度も知ってたはずだ
なのにここに入れたってことは、この人の言う通りなのか?
兄は俺のこと必要ないのか、、、?
家族のことが大好きだったのに今聞いた内容がショックでだんだん目に涙がたまる
ここで泣いちゃダメだ、、
ぐっと目に力を入れて扉にもたれかかるノイン様を見上げる
「、、、少し時間をください、、」
「ふっ、少しは理解したか?
まぁいいだろう。だが来週までだ。こちらも早急に決めろと言われてるからな。またこの部屋に来い。」
「、、はい、、失礼します、、」
ノイン様の顔は見れず、俯いたまま部屋を後にする
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