公爵令息はもふもふ愛好家

さてぃー

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召喚獣!

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「改めて、ノアお誕生日おめでとう!」
父の声が広間に響き渡る。

「「おめでとう!」」
家族や使用人たちが一斉に祝福の声を上げる。

「うきゃっ!あうぅ!」
僕は嬉しさと興奮でいっぱいになり、歓声を上げる。

ズッキュン

「耐性があってもきついな、、、」
一部の使用人が困惑しながらも笑顔で僕を見守っている。

「はぁ、かわいい、ノア、かわいい、すりすりしたい」
メリーが興奮気味に言う。

「やめろ、変態みたいよ」
アンが冷静にツッコミを入れる。

周囲の会話が少し聞こえづらいが、そんなことは気にしない。
僕の心はただ、もふもふたちの姿が見たくてソワソワしていた。

「おや?どうしたの、ノア?何を探しているの?」
母が優しく問いかける。

「あぅあ、あぅ、、、」
僕は周りを見回しながら答えた。

「ん?どうしたんだ?」
父も気にかけてくれる。

「あなた、もしかして召喚獣を探してるんじゃないかしら?あの子たちはいつも仲がいいから、すぐに来てくれると思うわ。」母の言葉が、僕の心に光をもたらした。

母上!ナイスです!流石です!

「あぅ!」

「まぁ、私があってたみたいねニコッ」
母が微笑んで頷く。

「ノア、相棒達を呼んで欲しいのか?」
長男クレイが優しく問いかける。

「みんな、落ち着いてから呼ぼうと思っていたけれど、ノアの希望だし早めに呼ぼうか」
次男ニコラスも続ける。

「うきゃっ!あうぅぅ!」
僕は嬉しさのあまり、興奮して叫ぶ。

「じゃあ、俺から呼ぼうかな?」
クレイが前に出て、誰もいない広間の隅に向かう。

「ルゥ!」
クレイが声をかけると、瞬く間に光が広がり、そこに見慣れた火属性の鳥、ルゥが現れた。

「ピィ!」ルゥはクレイの頬に優しく擦り寄った後、一瞬で僕の方に飛んできた。

「ぴぃぃぃ!!ぴっぴっ!」
ルゥはとても嬉しそうに鳴きながら、僕の周りを舞っている。

その光景はまさに癒しそのもので、ルゥの周りに燃える炎は触っても熱くなく、不思議なほど心地良かった。さらに、ルゥの羽の触り心地も最高で、僕は自然とほっとした気持ちになる。

「あぅ、きゃぅぅ」
そのままルゥに癒され、幸せな気持ちでいっぱいになった。

「「(可愛い動物に癒される可愛い天使が可愛すぎる)」」
周囲の反応は、ルゥと僕の姿に魅了されたようだった。

「じゃあ、次は僕かな?」
ニコラスが次に前へ出る

「ひゅうが!」
ニコラスが呼ぶと、また場が光り、今度は炎に包まれた尻尾を持つ狐、ひゅうがが現れた。
ひゅうがは見た目にももふもふで、触れると熱くないように配慮されている。

(はやくはやく!ひゅうが、きて!)
僕はひゅうがが来るのを心待ちにしていた。

「あぅぅぅ!!!」
僕は興奮しながら、さらに声を上げる。

ひゅうがはニコラスに頬ずりした後、僕の方に駆け寄ってきた。
「あぅぁ、うぅ、ばぁー!」
僕の顔にひゅうがのふわふわの体が触れると、もふもふの心地良さにうっとりする。

やばい!俺、このまま死んでもいいかも、、
もふもふの感触に、僕はすっかり幸せな気持ちになっていた。

「あうぅぅぅぅ」
そのままひゅうがに包まれて、幸せに浸っている。

「すごいね、ルゥもひゅうがもあんまり人には懐かないんだけどね、、、」
クレイとニコラスが会話を続ける。

「なんでだろうな?不思議だ、、、」
クレイが首をかしげる。

その時、母が興奮気味にうずうずしていた。
「じゃあ、次は私が呼ぼうかしら?」

母の意気込みに期待して、僕はその瞬間を待った。

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