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悩み
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お披露目当日の朝になり、流石に緊張して早くに目が覚めた
「んっ、、、、」
コウは起きていないようだ、、
今日からコウの正式なパートナーになるんだなぁ、、、
あまり実感がわかない、、、
本当に俺なんかでいいのかな、、
コウの寝顔を見ると、起きている時よりも幼く感じ、可愛い
普段はかっこいいが勝っているからギャップがすごいある
まだ、早いし起こすのも可哀想だからもう暫く寝かせてあげよう
俺はベッドから抜け出し、少し散歩することにした
朝ということもあり見張り以外の人はいないようだ
「お疲れ様」
「将軍!お疲れ様です!」
部下たちに挨拶して、少し散歩に出かけることを言っておく
「ちょっと、歩いて来るね。もし紅様が起きたら伝えて欲しい」
「わかりました!では、私はここで待機するので、この者をお連れください」
「え、大丈夫だよ?」
「ダメですよ!将軍に何かあったら皇帝様に殺されます」
「まぁ、そこまで言うんだったら、、、」
「将軍が私たちよりお強いのは分かりますが念のためですね!」
「ごめんな?」
それから護衛と2人で歩き裏庭の方まで来た
ここには、昔から出入りしていて、落ち着かない時や悩み事がある時に来る場所になっている
草の上に座り込みボーッと考えに浸る
そんな俺の浮かない顔を見て護衛から声がかかる
「何か悩み事ですか?」
「いや、、、本当にこれで良かったのかなって、、、、、あっ、ごめんな?急にこんな、、」
「大丈夫ですよ?第三者の方がわかることもあると思うのでなんでも聞いてください」
「じゃあ、少しだけ話してもいいか?」
「はい」
「紅様の相手が本当に俺で良かったのかなって、、俺なんて特に取り柄もないし、可愛いわけでもないだろ?それに比べて紅様は何でもこなせてさらにイケメンだ。」
「私は帝様ではないので何とも言えませんが、側から見ると最近の帝様は前ほど険しい表情が無くなったと感じます。それは、側に将軍が寄り添っているからではないでしょうか?」
「そうかな、、、」
「それに、私からしてみれば帝様の方が将軍を溺愛しているように見えますね」
「えっ!それはないと思うぞ??」
「いえ、おそらくその認識は間違ってますね。将軍が他のDomと話している時の帝様は人を殺せそうな目をしています」
「お、俺は感じたことないぞ?」
「将軍にはバレないように抑制していますので。
他の者にも聞いてみるといいですよ?」
「そ、そうか、、、でもそうだと嬉しいな、、」
「まだ、自信はありませんか?」
「それは、、その、、、」
今までDomとして生きてきた俺は誰かを愛すといった概念はあるものの愛されるといったものは考えたことがなかった
「だそうですよ?帝様?」
「えっ?」
護衛が後ろに話しかけると木の影からコウが出てきた
え、何でそんなとこにいるの?
もしかして、今の話聞いてた?
どうしよう、、、
「蓮、come」
ビクッ
俺の体は脳内の考えとは別に自然と動き出す
コウの側まで行き、気まずくなって下を向いてしまう
「蓮、Look」
逃げるのは許さないとばかりにCommandがくる
恐る恐る、コウの顔を見る
そこには少し怒った顔のコウがいた
俺はますます怖くなり、泣き出しそうになる
もう、目には涙が溜まりかけている
「んっ、、、、」
コウは起きていないようだ、、
今日からコウの正式なパートナーになるんだなぁ、、、
あまり実感がわかない、、、
本当に俺なんかでいいのかな、、
コウの寝顔を見ると、起きている時よりも幼く感じ、可愛い
普段はかっこいいが勝っているからギャップがすごいある
まだ、早いし起こすのも可哀想だからもう暫く寝かせてあげよう
俺はベッドから抜け出し、少し散歩することにした
朝ということもあり見張り以外の人はいないようだ
「お疲れ様」
「将軍!お疲れ様です!」
部下たちに挨拶して、少し散歩に出かけることを言っておく
「ちょっと、歩いて来るね。もし紅様が起きたら伝えて欲しい」
「わかりました!では、私はここで待機するので、この者をお連れください」
「え、大丈夫だよ?」
「ダメですよ!将軍に何かあったら皇帝様に殺されます」
「まぁ、そこまで言うんだったら、、、」
「将軍が私たちよりお強いのは分かりますが念のためですね!」
「ごめんな?」
それから護衛と2人で歩き裏庭の方まで来た
ここには、昔から出入りしていて、落ち着かない時や悩み事がある時に来る場所になっている
草の上に座り込みボーッと考えに浸る
そんな俺の浮かない顔を見て護衛から声がかかる
「何か悩み事ですか?」
「いや、、、本当にこれで良かったのかなって、、、、、あっ、ごめんな?急にこんな、、」
「大丈夫ですよ?第三者の方がわかることもあると思うのでなんでも聞いてください」
「じゃあ、少しだけ話してもいいか?」
「はい」
「紅様の相手が本当に俺で良かったのかなって、、俺なんて特に取り柄もないし、可愛いわけでもないだろ?それに比べて紅様は何でもこなせてさらにイケメンだ。」
「私は帝様ではないので何とも言えませんが、側から見ると最近の帝様は前ほど険しい表情が無くなったと感じます。それは、側に将軍が寄り添っているからではないでしょうか?」
「そうかな、、、」
「それに、私からしてみれば帝様の方が将軍を溺愛しているように見えますね」
「えっ!それはないと思うぞ??」
「いえ、おそらくその認識は間違ってますね。将軍が他のDomと話している時の帝様は人を殺せそうな目をしています」
「お、俺は感じたことないぞ?」
「将軍にはバレないように抑制していますので。
他の者にも聞いてみるといいですよ?」
「そ、そうか、、、でもそうだと嬉しいな、、」
「まだ、自信はありませんか?」
「それは、、その、、、」
今までDomとして生きてきた俺は誰かを愛すといった概念はあるものの愛されるといったものは考えたことがなかった
「だそうですよ?帝様?」
「えっ?」
護衛が後ろに話しかけると木の影からコウが出てきた
え、何でそんなとこにいるの?
もしかして、今の話聞いてた?
どうしよう、、、
「蓮、come」
ビクッ
俺の体は脳内の考えとは別に自然と動き出す
コウの側まで行き、気まずくなって下を向いてしまう
「蓮、Look」
逃げるのは許さないとばかりにCommandがくる
恐る恐る、コウの顔を見る
そこには少し怒った顔のコウがいた
俺はますます怖くなり、泣き出しそうになる
もう、目には涙が溜まりかけている
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