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五章 テクサイス帝国番外編 3.5 魔族領一人旅
748 罪悪感を胸に山脈を越える
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山に生息する獣とモンスターを一種ずつ確認が出来たので、平地に戻り野宿の準備をすることにし、その場を離れ山を下る。
最短を通って山を下ろうと、視界の端に表示してあるマップを確認すると、先程居た場所に向かって、獣の反応が八つ移動していた。
足を止めてその動きを見ていると、スモールベアの子供を襲っていたフォール・スパイダーの反応が消えた。
どうやら他のスモールベアが、助けに向かったらしい。
ただ一匹でフォール・スパイダーに立ち向かっていた親のスモールベアの反応も静かに消えた。
スモールベアの子供を助け出す事が出来たらしいが、親のスモールベアは死んでしまったようだ。
ビワやレラがあの場に居たら、襲われてるスモールベアの子供を助けてとカズに言うだろう。
そしてアレナリアが自然の摂理だからと止め、安易に関わらせたりはしないだろう。
助けた事で懐かれてでもしたら、旅の途中では面倒見ることはできない。
助けた事であとを追って村や町の近くでも来たら、小さくても仲間を呼ばれたら危険だと住人に殺されてしまう。
その様な事になる可能性は高い。
ビワとレラに悲しい思いをさせても、カズはアレナリアの意見に同意して何もしなかっただろう。
と、表向きはそうするだろうが、こそっと気付かれないように、襲っている方を倒さず襲われている方を離れた場所に移動させて、何もなかったようにしてその場を離れ、あとで取り敢えずこうしたからと三人に説明して、遠くから生きてる事を確認させて良しとしてもらう。
助けても責任がもてかなければ、誰にも気付かれずにする事だと、厳しく忠告したに違いない。
もし四人で居たら、そんな事になっていたろうと考えながら下山した。
山を下りて平地でテントを張り、焚き火をして夕食を取る頃になると、三人に会いたいという想いが強くなった。
今夜は三人の夢を見れるかも知れないと考えながら、焚き火を消して〈アラーム〉を使い、テントに入って就寝した。
◇◆◇◆◇
アラームを設定した範囲に何も侵入しなかったので、深夜に起こされる事なく朝までぐっすり眠れた。
残念ながら三人の夢は見ることができなかったが、もし見れたとしても、それが不吉なことだったら不安になってしまう。
そう考えると結界のこちら側にいる間は、三人の夢を見ない方が良いのかもと考えながら朝食を取る。
今までの移動を考えると、山を徒歩での移動はかなり時間が掛かってしまう。
そこで誰も住んでないだろう場所は強化して走る事にし、これから向かう山や湿地帯のように足場の悪い場所は、飛んで移動する事にした。
ここも大きな無人島の可能性があるという考えが出て来たので、高速で走ったり飛んでいたりするのを見られるのを気を付けるより、一日で移動出来る距離の長さ取った。
マップは常に広範囲で表示させ、獣とモンスター以外の反応が現れるかを注意する。
移動に関しての考えを変えたので、テントを片付け〈飛翔魔法〉を使用して、昨日調査に入った手前の山を下に見ながら飛んで越えていく。
マップの範囲を広げているので、暫く隠蔽と隠密は必要ないだろうと解除した。
モンスターの反応がある場所を、通り過ぎる時に確認すると、昨日見たフォール・スパイダーが木の上の枝を伝って移動しているのが見えた。
やはり何処を見ても、蜘蛛の巣は張ってなかった。
夜でなければフォール・スパイダーの居場所を察知出来るらしく、数組のスモールベアはそこを避けるようにして、山中を移動しているのが、目視とマップで確認した。
スモールベアを僅かな木々の隙間から見え、昨夜のスモールベアの親子を思い出してしまった。
接近した時の鳴き声がガウガウではなく、スキルの効果でスモールベアが何を言っているか分かってしまったのが辛かった。
フォール・スパイダーに捉えられたスモールベアの子供は恐怖で鳴き声は発しなかったが、親のスモールベアは我が子を取り返そうと必死になっているのが、人の言葉のようにハッキリと聞こえてしまった。
早々とその場を離れたのは、子供のスモールベアを取り返そうとする、傷だらけの親のスモールベアの言葉を聞いていられなかったというのもあった。
後で親のスモールベアが死んでしまったのを知り、助けなかった罪悪感が胸に突き刺さる。
様々な種族だけではなく、獣やモンスターの言葉までも分かる【異世界言語】は、良し悪しだと今更ながら感じる。
ある程度条件があるので、全部が全部言葉が分かるわけではないが……。
スモールベアに後ろ髪を引かれながら、平地から見えていた一番高い山を越え、視界に入ってきたのは、ずっと先まで続く濃い緑一色の山脈。
徒歩で移動していたら、何日掛かった事だろうか。
山脈を越えた先を確認しようと高度を上げるも、風向きが変わり雲が正面から流れて来て視界は真っ白に。
高度を下げると高い山に接触しかねないので、更に高度を上げて雲の上に出る。
気流の上に出たらしく、風は弱まり日差しが強くポカポカと暖かくなった。
雲が流れて来ている方へと向かい、速度を上げて飛んで行く。
向かう方向を間違えないように、視界の端に表示しているマップを時折確認しながら移動していると、前方やや左より複数のモンスター反応が現れた。
こちらに向かって接近して来ている。
移動速度から飛んでいるのは来ているのは確かで、表示の色は赤く敵対行動を示している。
視界には捉えてないので、表示されたモンスターは雲の下から上がって来ていると考えられる。
隠蔽と隠密を解除していたので、好戦的なモンスターに見付かってしまったのだろう。
縄張りに入ったのを狙って来ているなら、縄張りを出れば追ってこないだろうと、戦闘を避けてやり過ごす事にする。
接触するまであと300メートルといった所で、雲の中から五体のモンスターが飛び出して来た。
大きさは約60センチから80センチの鳥型モンスターで、羽を広げた状態だと2メートル近く。
円錐状の尖った嘴で突き刺そうと突撃して来ている。
真っ直ぐに向かって来ているので、避けるのはそれ程難しくはない。
雲から出て来た時点で、すぐに《分析》はしていた。
レベルは22で名前はランスビーク・バード。
単体で行動する事はなく、獲物は群れ全体で狙う。
名前の由来となった円錐状の槍のような嘴を突き刺して攻撃する。
急下降して攻撃する際は、羽を畳み一本の槍の如く速度を増して攻撃して来る。
ランスビーク・バードの情報を知り、回避したランクビーク・バードの行動を確認すると、上昇を終えて真上から急降下して来ているのが分かった。
羽を折り畳んで空気抵抗を減らし、それに加えて重力も相俟って、威力が数倍に上がっている。
更に突撃して来ているランスビーク・バードの一体が、回転して向かって来ているのが見えた。
これで貫通力が高くなり、威力は更に上がる。
だが直線的な攻撃なので、避けるのは容易い。
ネモフィラのように飛翔魔法を覚えたてだったら、最初の攻撃はなんとか避けられても、速度が増したこの攻撃を避けるのは、まだ無理だろう。
二度目突撃を回避した事で、諦めて去ってくれればと思ったが、残念ながらしつこく何度も攻撃を繰り返して来た。
流石に長々と付き合ってはられないので、突撃してきた所を風属性魔法の〈ウィンドカッター〉で一掃。
三日月状の風の刃で切り裂かれたランスビーク・バード五体は、落下して雲の中へと消えていった。
最短を通って山を下ろうと、視界の端に表示してあるマップを確認すると、先程居た場所に向かって、獣の反応が八つ移動していた。
足を止めてその動きを見ていると、スモールベアの子供を襲っていたフォール・スパイダーの反応が消えた。
どうやら他のスモールベアが、助けに向かったらしい。
ただ一匹でフォール・スパイダーに立ち向かっていた親のスモールベアの反応も静かに消えた。
スモールベアの子供を助け出す事が出来たらしいが、親のスモールベアは死んでしまったようだ。
ビワやレラがあの場に居たら、襲われてるスモールベアの子供を助けてとカズに言うだろう。
そしてアレナリアが自然の摂理だからと止め、安易に関わらせたりはしないだろう。
助けた事で懐かれてでもしたら、旅の途中では面倒見ることはできない。
助けた事であとを追って村や町の近くでも来たら、小さくても仲間を呼ばれたら危険だと住人に殺されてしまう。
その様な事になる可能性は高い。
ビワとレラに悲しい思いをさせても、カズはアレナリアの意見に同意して何もしなかっただろう。
と、表向きはそうするだろうが、こそっと気付かれないように、襲っている方を倒さず襲われている方を離れた場所に移動させて、何もなかったようにしてその場を離れ、あとで取り敢えずこうしたからと三人に説明して、遠くから生きてる事を確認させて良しとしてもらう。
助けても責任がもてかなければ、誰にも気付かれずにする事だと、厳しく忠告したに違いない。
もし四人で居たら、そんな事になっていたろうと考えながら下山した。
山を下りて平地でテントを張り、焚き火をして夕食を取る頃になると、三人に会いたいという想いが強くなった。
今夜は三人の夢を見れるかも知れないと考えながら、焚き火を消して〈アラーム〉を使い、テントに入って就寝した。
◇◆◇◆◇
アラームを設定した範囲に何も侵入しなかったので、深夜に起こされる事なく朝までぐっすり眠れた。
残念ながら三人の夢は見ることができなかったが、もし見れたとしても、それが不吉なことだったら不安になってしまう。
そう考えると結界のこちら側にいる間は、三人の夢を見ない方が良いのかもと考えながら朝食を取る。
今までの移動を考えると、山を徒歩での移動はかなり時間が掛かってしまう。
そこで誰も住んでないだろう場所は強化して走る事にし、これから向かう山や湿地帯のように足場の悪い場所は、飛んで移動する事にした。
ここも大きな無人島の可能性があるという考えが出て来たので、高速で走ったり飛んでいたりするのを見られるのを気を付けるより、一日で移動出来る距離の長さ取った。
マップは常に広範囲で表示させ、獣とモンスター以外の反応が現れるかを注意する。
移動に関しての考えを変えたので、テントを片付け〈飛翔魔法〉を使用して、昨日調査に入った手前の山を下に見ながら飛んで越えていく。
マップの範囲を広げているので、暫く隠蔽と隠密は必要ないだろうと解除した。
モンスターの反応がある場所を、通り過ぎる時に確認すると、昨日見たフォール・スパイダーが木の上の枝を伝って移動しているのが見えた。
やはり何処を見ても、蜘蛛の巣は張ってなかった。
夜でなければフォール・スパイダーの居場所を察知出来るらしく、数組のスモールベアはそこを避けるようにして、山中を移動しているのが、目視とマップで確認した。
スモールベアを僅かな木々の隙間から見え、昨夜のスモールベアの親子を思い出してしまった。
接近した時の鳴き声がガウガウではなく、スキルの効果でスモールベアが何を言っているか分かってしまったのが辛かった。
フォール・スパイダーに捉えられたスモールベアの子供は恐怖で鳴き声は発しなかったが、親のスモールベアは我が子を取り返そうと必死になっているのが、人の言葉のようにハッキリと聞こえてしまった。
早々とその場を離れたのは、子供のスモールベアを取り返そうとする、傷だらけの親のスモールベアの言葉を聞いていられなかったというのもあった。
後で親のスモールベアが死んでしまったのを知り、助けなかった罪悪感が胸に突き刺さる。
様々な種族だけではなく、獣やモンスターの言葉までも分かる【異世界言語】は、良し悪しだと今更ながら感じる。
ある程度条件があるので、全部が全部言葉が分かるわけではないが……。
スモールベアに後ろ髪を引かれながら、平地から見えていた一番高い山を越え、視界に入ってきたのは、ずっと先まで続く濃い緑一色の山脈。
徒歩で移動していたら、何日掛かった事だろうか。
山脈を越えた先を確認しようと高度を上げるも、風向きが変わり雲が正面から流れて来て視界は真っ白に。
高度を下げると高い山に接触しかねないので、更に高度を上げて雲の上に出る。
気流の上に出たらしく、風は弱まり日差しが強くポカポカと暖かくなった。
雲が流れて来ている方へと向かい、速度を上げて飛んで行く。
向かう方向を間違えないように、視界の端に表示しているマップを時折確認しながら移動していると、前方やや左より複数のモンスター反応が現れた。
こちらに向かって接近して来ている。
移動速度から飛んでいるのは来ているのは確かで、表示の色は赤く敵対行動を示している。
視界には捉えてないので、表示されたモンスターは雲の下から上がって来ていると考えられる。
隠蔽と隠密を解除していたので、好戦的なモンスターに見付かってしまったのだろう。
縄張りに入ったのを狙って来ているなら、縄張りを出れば追ってこないだろうと、戦闘を避けてやり過ごす事にする。
接触するまであと300メートルといった所で、雲の中から五体のモンスターが飛び出して来た。
大きさは約60センチから80センチの鳥型モンスターで、羽を広げた状態だと2メートル近く。
円錐状の尖った嘴で突き刺そうと突撃して来ている。
真っ直ぐに向かって来ているので、避けるのはそれ程難しくはない。
雲から出て来た時点で、すぐに《分析》はしていた。
レベルは22で名前はランスビーク・バード。
単体で行動する事はなく、獲物は群れ全体で狙う。
名前の由来となった円錐状の槍のような嘴を突き刺して攻撃する。
急下降して攻撃する際は、羽を畳み一本の槍の如く速度を増して攻撃して来る。
ランスビーク・バードの情報を知り、回避したランクビーク・バードの行動を確認すると、上昇を終えて真上から急降下して来ているのが分かった。
羽を折り畳んで空気抵抗を減らし、それに加えて重力も相俟って、威力が数倍に上がっている。
更に突撃して来ているランスビーク・バードの一体が、回転して向かって来ているのが見えた。
これで貫通力が高くなり、威力は更に上がる。
だが直線的な攻撃なので、避けるのは容易い。
ネモフィラのように飛翔魔法を覚えたてだったら、最初の攻撃はなんとか避けられても、速度が増したこの攻撃を避けるのは、まだ無理だろう。
二度目突撃を回避した事で、諦めて去ってくれればと思ったが、残念ながらしつこく何度も攻撃を繰り返して来た。
流石に長々と付き合ってはられないので、突撃してきた所を風属性魔法の〈ウィンドカッター〉で一掃。
三日月状の風の刃で切り裂かれたランスビーク・バード五体は、落下して雲の中へと消えていった。
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