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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
742 不毛で不明な地 9 隔てられた世界の向こう側
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管理神の話では、結界を抜けて行き来出来る場所が北極と南極にあるのだと。
この事を知る者は長命種のハイエルフの一部や、世界の平穏を保つのに協力を約束した国の代表者など。
代表者は必ずしも国の王などではなく、帝国の皇帝はこれに含まれていない。
結界を抜けれる北極と南極のそこには、両側に行き来を管理している者が居る。
通行には特別な許可証が必要なので、それを入手して穏便に通り抜ける事が一番良い。
魔族と呼ばれていた種族が大半を占めているので、くれぐれも問題を起こして捕まったり、力尽くで突破しない様にと念を押す。
見た目は肌が黒っぽかったり青かったり、赤っぽかったりとしているが、それは生まれ育った場所の環境が影響してるだけで、寿命も八十年から百六十年と、人族より少し長いだけで、大した変わりはないのだと。
角が生えているわけではないが、生まれ持っての魔力が人族よりも多く、日常の生活て魔法を使っているために、エルフ並に魔力操作が得意。
二百年以上前の大戦で敗戦した事で、同族以外を受け入れる事はこれまでなかった。
魔族側の土地にも他の種族は存在するが数は少ない。
五十年程前から、エルフやドワーフといった種族を受け入れる様になり、人族とも交流も考えてきている者も、僅かながら出てきているらしい。
しかし勇者と呼ばれた者達は全てが人族だった事で、未だに人族を憎んでいる者も少なからず居るのは確か。
「『ちょっと待った! 少し…頭がパンクしそうだ』」
「『一応情報として話してるだけだから、全部覚える必要ないよ。あ、ちなみにカズ君は、こちらでの魔族の種族の由来って知ってる?』」
「『俺の知ってる元の世界での情報としては、悪魔、魔物、人々に害をもたらす悪ってところかな』」
「『まぁそうだよね。こちらの世界でも、子供から八十歳くらいまでは、似た様な考えが多いね。実際は魔素を感じ取り魔力に恵まれし種族。それを魔族と呼んでたんだ』」
「『へぇ~、そうなのか。それは考えを改め……本当だろうな?』」
「『本当だよ!』」
「『魔族の由来はわかったから、結界の通り方を教えてくれ』」
「『カズ君は人族ということを隠して、北極か南極にたどり着けばいいと思うよ』」
「『たどり着けばいいだけって言うが、通行証が必要なんだろ』」
「『それはあれだね。努力と根性で』」
「『いつの時代のスポ根漫画だ!』」
「『カズ君は管理神である僕が認めた存在だから、表と裏の行き来きする場所の管理者に、ちょこっと気を失ってもらって、その間に通り抜ければいいよ。あぶない事をするわけじゃないんだから。大丈夫大丈夫』」
「『大丈夫な事あるか! あぶないあぶないって、俺はどこぞ刑事かよ! 管理神て言うなら、責任感もてッ!』」
「『全くもってその通り。僕が言うことじゃないね。力ずくが嫌なら、頑張って通行証を手に入れるか、他の方法考えてよ』」
「『…滝のある結界を一部壊していいか? 俺なら出来るんだろ』」
「『勘弁してよぉ。管理してる世界だからって、すぐ修復とかできないんだよ。今は見守ってるだけで、好き勝手にできるわけじゃないんだから』」
「『へぇ……』本当かな?」
「『本当だからね。その場所は殆ど僕の管轄外だから、こうしてカズ君の魔力を使う事で、長々と話してられるんだよ』」
月は管理外なので多少は関与出来ると言う。
関与出来るが、結界に異常があった場合の補修や、不当に侵入したのではなく、カズの様に迷い込んでしまった者に、救いの手を差し伸べたりする為だと言う。
これまで管理神の言っている事を、カズは話半分といったところで聞いている。
娯楽が少ない世界だから、地球から娯楽を持って来て、ダンジョンやらの宝として出現させる、なんて言っていたのを思い出した。
自分が使って飽きたら、ダンジョンとかに出現させてるのではと、カズは考えていた。
理由としては、これまで出て来た娯楽の種類と数が少ないからだ。
発見しても貴族が買い取り、庶民には流れてきてないとも考えられるが、これまでの旅で冒険者ギルドから、その様な物が発見されたとは聞いてない。
「『最近は何にハマってる?』」
「『え? 急に何?』」
「『話してたら懐かしくなった。っでどうなんだ?』」
「『すりぃでぃとメガネか言うんだっけ? あれ最高だよね! 引きこもりをしなきゃならない僕にはうってつけだよ』」
「『おい。それって、俺がこっちに来た後じゃないのか?』」
「『え? あぁ~そうだったようなぁ、違うようなぁ。僕は時間の感覚が他とは違うから、わからないや~』」
反応からしてチャラ神は、今でも地球から、好きな物を取り寄せてるのは確実だと考えられた。
分かりそうな嘘をつく一応神と名の付く存在を、信用しても良いだろうかと疑念が消えない。
「『こうして話すのも、そろそろ限界かな』」
「『おい! それって自分の都合だろう!』」
「『そうそう。その場所と地上では、時間の流れが少し早いから。それと地上では四ヶ月以上経ってるよ』」
「四……は? なんだそれッ!」
「『次元の狭間に吸い込まれて出て来るまでで、それだけ日数がたってたんだよ。出て来るのがもっと遅かったら、何年経ってただろうね』」
「『マジか。もっと詳し…』」
「『あ! もうダメだ。レベルや魔力の上昇も止まったみたいだし、地上への行き方は、えーっと…そう、そこのコラプサーに聞いて。経験値一万倍のスキルは消しといたから。さすがにもうこうやって話すことはないと思うけど、その魔力を制御出来るようになってから地上に戻ってね。じゃあねぇ~』」
「あ! おいッ!」
急に話し掛けてきた管理神は、都合が悪くなると急に念話を切り応答しなくなった。
現在居る月の裏側から地上に戻る方法は、コラプサーが知っていると言い、最後に時間の流れが違うという爆弾を放り込んで去っていった。
「時間の流れはって……(ここに飛ばされてからどのくらい経った? 五日……もっと経ってるか)」
「『済んだか』」
管理神との話が終わると、巨大な生物が話し掛けてきた。
「『気付い…あ! 俺、最初に声に出してたっけな』」
「『あの者は我にも語り掛けてきた』」
「『そうなの…っていうか、あれを知ってるのか? 一応は神みたいらしいけど?』」
「『昔……地上に居た頃は、一国を治めていた王だったと、記憶している』」
「『あれが地上で王様だった!?』」
巨大な生物の言葉に、一番の衝撃を受けた。
創造や絶対等と名の付く神とまではいかないが、一つの世界を管理する存在なのだから、チャラくともそれなりの権限と力のある存在だと思っていたが、それが元は地上で一国を纏めていた王と聞き、流石に信じられなかった。
それを感じ取った巨大な生物は、チャラ神の事を少しだけ語りだす。
この事を知る者は長命種のハイエルフの一部や、世界の平穏を保つのに協力を約束した国の代表者など。
代表者は必ずしも国の王などではなく、帝国の皇帝はこれに含まれていない。
結界を抜けれる北極と南極のそこには、両側に行き来を管理している者が居る。
通行には特別な許可証が必要なので、それを入手して穏便に通り抜ける事が一番良い。
魔族と呼ばれていた種族が大半を占めているので、くれぐれも問題を起こして捕まったり、力尽くで突破しない様にと念を押す。
見た目は肌が黒っぽかったり青かったり、赤っぽかったりとしているが、それは生まれ育った場所の環境が影響してるだけで、寿命も八十年から百六十年と、人族より少し長いだけで、大した変わりはないのだと。
角が生えているわけではないが、生まれ持っての魔力が人族よりも多く、日常の生活て魔法を使っているために、エルフ並に魔力操作が得意。
二百年以上前の大戦で敗戦した事で、同族以外を受け入れる事はこれまでなかった。
魔族側の土地にも他の種族は存在するが数は少ない。
五十年程前から、エルフやドワーフといった種族を受け入れる様になり、人族とも交流も考えてきている者も、僅かながら出てきているらしい。
しかし勇者と呼ばれた者達は全てが人族だった事で、未だに人族を憎んでいる者も少なからず居るのは確か。
「『ちょっと待った! 少し…頭がパンクしそうだ』」
「『一応情報として話してるだけだから、全部覚える必要ないよ。あ、ちなみにカズ君は、こちらでの魔族の種族の由来って知ってる?』」
「『俺の知ってる元の世界での情報としては、悪魔、魔物、人々に害をもたらす悪ってところかな』」
「『まぁそうだよね。こちらの世界でも、子供から八十歳くらいまでは、似た様な考えが多いね。実際は魔素を感じ取り魔力に恵まれし種族。それを魔族と呼んでたんだ』」
「『へぇ~、そうなのか。それは考えを改め……本当だろうな?』」
「『本当だよ!』」
「『魔族の由来はわかったから、結界の通り方を教えてくれ』」
「『カズ君は人族ということを隠して、北極か南極にたどり着けばいいと思うよ』」
「『たどり着けばいいだけって言うが、通行証が必要なんだろ』」
「『それはあれだね。努力と根性で』」
「『いつの時代のスポ根漫画だ!』」
「『カズ君は管理神である僕が認めた存在だから、表と裏の行き来きする場所の管理者に、ちょこっと気を失ってもらって、その間に通り抜ければいいよ。あぶない事をするわけじゃないんだから。大丈夫大丈夫』」
「『大丈夫な事あるか! あぶないあぶないって、俺はどこぞ刑事かよ! 管理神て言うなら、責任感もてッ!』」
「『全くもってその通り。僕が言うことじゃないね。力ずくが嫌なら、頑張って通行証を手に入れるか、他の方法考えてよ』」
「『…滝のある結界を一部壊していいか? 俺なら出来るんだろ』」
「『勘弁してよぉ。管理してる世界だからって、すぐ修復とかできないんだよ。今は見守ってるだけで、好き勝手にできるわけじゃないんだから』」
「『へぇ……』本当かな?」
「『本当だからね。その場所は殆ど僕の管轄外だから、こうしてカズ君の魔力を使う事で、長々と話してられるんだよ』」
月は管理外なので多少は関与出来ると言う。
関与出来るが、結界に異常があった場合の補修や、不当に侵入したのではなく、カズの様に迷い込んでしまった者に、救いの手を差し伸べたりする為だと言う。
これまで管理神の言っている事を、カズは話半分といったところで聞いている。
娯楽が少ない世界だから、地球から娯楽を持って来て、ダンジョンやらの宝として出現させる、なんて言っていたのを思い出した。
自分が使って飽きたら、ダンジョンとかに出現させてるのではと、カズは考えていた。
理由としては、これまで出て来た娯楽の種類と数が少ないからだ。
発見しても貴族が買い取り、庶民には流れてきてないとも考えられるが、これまでの旅で冒険者ギルドから、その様な物が発見されたとは聞いてない。
「『最近は何にハマってる?』」
「『え? 急に何?』」
「『話してたら懐かしくなった。っでどうなんだ?』」
「『すりぃでぃとメガネか言うんだっけ? あれ最高だよね! 引きこもりをしなきゃならない僕にはうってつけだよ』」
「『おい。それって、俺がこっちに来た後じゃないのか?』」
「『え? あぁ~そうだったようなぁ、違うようなぁ。僕は時間の感覚が他とは違うから、わからないや~』」
反応からしてチャラ神は、今でも地球から、好きな物を取り寄せてるのは確実だと考えられた。
分かりそうな嘘をつく一応神と名の付く存在を、信用しても良いだろうかと疑念が消えない。
「『こうして話すのも、そろそろ限界かな』」
「『おい! それって自分の都合だろう!』」
「『そうそう。その場所と地上では、時間の流れが少し早いから。それと地上では四ヶ月以上経ってるよ』」
「四……は? なんだそれッ!」
「『次元の狭間に吸い込まれて出て来るまでで、それだけ日数がたってたんだよ。出て来るのがもっと遅かったら、何年経ってただろうね』」
「『マジか。もっと詳し…』」
「『あ! もうダメだ。レベルや魔力の上昇も止まったみたいだし、地上への行き方は、えーっと…そう、そこのコラプサーに聞いて。経験値一万倍のスキルは消しといたから。さすがにもうこうやって話すことはないと思うけど、その魔力を制御出来るようになってから地上に戻ってね。じゃあねぇ~』」
「あ! おいッ!」
急に話し掛けてきた管理神は、都合が悪くなると急に念話を切り応答しなくなった。
現在居る月の裏側から地上に戻る方法は、コラプサーが知っていると言い、最後に時間の流れが違うという爆弾を放り込んで去っていった。
「時間の流れはって……(ここに飛ばされてからどのくらい経った? 五日……もっと経ってるか)」
「『済んだか』」
管理神との話が終わると、巨大な生物が話し掛けてきた。
「『気付い…あ! 俺、最初に声に出してたっけな』」
「『あの者は我にも語り掛けてきた』」
「『そうなの…っていうか、あれを知ってるのか? 一応は神みたいらしいけど?』」
「『昔……地上に居た頃は、一国を治めていた王だったと、記憶している』」
「『あれが地上で王様だった!?』」
巨大な生物の言葉に、一番の衝撃を受けた。
創造や絶対等と名の付く神とまではいかないが、一つの世界を管理する存在なのだから、チャラくともそれなりの権限と力のある存在だと思っていたが、それが元は地上で一国を纏めていた王と聞き、流石に信じられなかった。
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