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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
740 不毛で不明な地 7 現在地 と 全てを知るもの
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「『だったらなおさら早く戻らないと。そうだ! 肝心なことを聞いてなかった。ここはどこなんだ?』」
「『ツキ』」
「『ツキ…つき……! つきって、夜になると空に見える、あの月か?』」
「『ぬしが言う月が、どの月から知らぬが、ぬしがここに来る前にいた地上から見える月だ。ただし、遠い方の。その月の裏側』」
「『だから星は見えても、月が見えないわけか。しかしなんでここに空気はあるんだ?』(俺の知ってる宇宙とは違うのか?)」
「『結界が張られておるからだ。そこらに散らばっとる羽虫共程度では、壊すどころか傷一つすら付けられん。我なら破壊するのは容易』」
空気があるという根本は分からないが、取り敢えず作られたのが、特殊な場所だとは理解できた。
誰がそんな結界を張り、巨大な生物や異形な生物を閉じ込めたのか気にはなるところ。
だがそれよりも場所が分かれば何とかなるなるかもと、帝都の川沿いの家を思い浮かべて、再度〈空間転移魔法〉を唱える。
僅かな可能性に賭けたが、残念ながら何も起こらなかった。
死んで生き返ったかは定かではないが、レベルが0になった事で、転移先の記録が初期化されてしまったと考えられる。
詰まるところ転移して戻る事ができないという事になる。
「ダメか……『なぁ、ここから出て、俺がいた地上に戻る方法を知らないか?』」
巨大な生物は詳しそうに話していたので、何かしら抜け道みたいなのがあるのではと、期待を持って尋ねてみた。
「『抜け道などない。結界を破壊して、自力で無音の海を渡って行くことだ。このまま魔力が増え続ければ、結界の破壊は可能だろう』」
「『結界を破壊したって、酸…空気がなければ死んでしまう。せっかく生き返ってのに』」
「『我は問題ないが、ぬしは死ぬのか』」
「『俺をなんだと思ってるんだ。人間だっての。確実に死ぬ』」
黒く渦巻く空間に飲み込まれ、転移してきた場所は分かったものの、元居た場所に戻る手立てが無い。
魔力を厚く纏っていれば、空気が無くても生きられる。
防御結界を張り、その中に入って移動する。
魔力の心配はなくとも、酸素を作り出さなければ結局は同じ。
「どうしよう……」
頭を抱えて月の裏側から帰還する方法を考え、さっきはしっかりと確認しなかったステータスを表示させ、現在の状態を確認する事にした。
「……ん? ……は? 数値がおかしな事になってる」
消失した知性ある本に記載されていた魔法やスキル等が加わり、多くなっているだけでも驚きだが、管理神に最大値を制限されていたのが消えており、ステータスの数値がまだ上昇を続けている。
未知の生物を十数倒したにしても、上昇が止まらないのは変だと思いながらスキルをスキルを確認していたら、見覚えのあるスキルを見付けた。
こちらの世界に来て最初にステータスを設定した時に冗談半分で作ってしまった、獲得する経験値が一万倍になるスキルがそこにはあった。
これでレベルが上がり続けてる理由が分かった。
ただそれでも、この上がり方は異常。
他に何かあるのかもと、表示させているステータスを確認するも、他にレベルが上がりそうなスキル等はなかった。
「『……し…ぬし。またか』」
考えに耽っていて、巨大な生物の呼び掛けに気付かなかった。
「『え、なに?』」
「『なに? ではない。漏れる魔力が、隠しきれなくなってきておるぞ』」
隠蔽スキルでダダ漏れている魔力を何とか隠してきたが、それができなくなってきていた。
そこで魔力を内に留めるように抑えるも、増え続けているので長くは保たない。
どうやって帝都に戻るかも大事だが、ダダ漏れる魔力をなんとかするのが最優先になってしまった。
しかしこれ以上魔力を抑える方法が考えつかず、三十分もすると抑えられなくなった魔力が溢れ出してきてしまった。
「『この魔力どうしたらいいと思う?』」
「『ぬし自身で考えろ』」
「『協力してくれるんだろ。このままだったら、またさっきみたいのが集まって来るじゃんよ』」
「『いっそ戦い魔力を消費すればよかろう』」
「『確かに使えば減るけど……』(倒したら経験値が入って、レベルが上がってもっと魔力が増える)」
巨大な生物に相談してもどうにもならず、ダダ漏れる魔力を処置する方法が見付からない。
そもそもこんなに経験値が入る事は一切してないのに、上昇が止まらない理由が分からない。
「あーもういいや」
レベルに限界があるかは不明だが、上げられるだけ上げてしまえば、それこそ結界を破壊して魔力を分厚く纏えば、超高速で宇宙空間を通って地上にたどり着けるだろとヤケになり、抑えていた魔力も全部開放する事にした。
「『あんたが言ったように、戦って消費することにした。だから魔力を開放する』」
「『ぬしが決めたのなら好きにすればよい。我は羽虫共の相手はせぬぞ』」
撲滅の因子の情報やら、約束は守り協力はしたからと、この後の事は見てるだけにすると言う巨大な生物。
「『ああ、そうですかッ。ならやるからな』」
巨大な生物に一言断ったカズは、抑えていた魔力を開放しようと、抑えていた魔力をゆっくりと内から外に出していく。
徐々に漏れ出す魔力が増えてきたとこりで、何処からともなく耳障りな声が頭の中で響いた。
「『それ以上は困るよぉ』」
「『何か言った?』」
「『我ではない』」
「『気のせいだよな』」
何故か少し減った魔力を、開放して量を増やす。
「『ちょちょッ! ダメだって! それ以上開放しないでよ、カズマ君!』」
頭の中で響く声の主が誰か分かり、カズはイラッとした。
カズを元居た世界の名前一万と知るのは、妻となったアレナリアとビワとレラ以外に、この世界に来る切っ掛けとなった奴しかいない。
「『あと数百年間は会えないとか、話ができないとか言ってなかったか? おいッ!』」
「『僕とカズマ君の仲でしょ。いきなり喧嘩腰はヒドくない?』」
「『そんな仲になった覚えはない! 今更なんの用だ!』」
「『確かにぼくのミスで、こちらの世界に越させてしまったけど、三人もお嫁さんが出来たんだから、そんな言い方しないでよ』」
「『ほほう。覗きが趣味か』」
「『違うよ。ぼくは世界が安定しているか、常に見守ってるんだよ』」
「信じられるか!」
「『信じてよ』」
「念話じゃなくても、聞こえてるじゃないか!」
「『まぁまぁ、細かいこと気にしない。それより今は、カズマ…じゃなくてカズ君の現状をなんとかしないと』」
「なんとかってどうすんだよ。ステータスを修正すんのか」
念話を使わなくても会話出来るのだからと、小声で管理神と会話を続ける。
「『獲得する経験値のスキルは消さないと。ホントになんでこんな事になるのかなぁ』」
「俺に言うな! 撲滅の因子の呪いとか作ったヤツに言えよ」
「『何百年以上前に作られたのが、今になってカズ君に使われるとは思わないよ。死んでくれるならまだしも、制限を掛けたステータスが裏目にでるなんて思わなかったよ』」
「死ななくて悪かったなぁッ! 裏目にってのはなんだよ! 説明はするんだろうなぁッ!」
「『口が滑…じゃない。そんは怒らないでよ。説明するからさぁ』」
イライラして、今にも爆発しそうなカズの問に、管理神は疑問の答える言ってきた。
「『ツキ』」
「『ツキ…つき……! つきって、夜になると空に見える、あの月か?』」
「『ぬしが言う月が、どの月から知らぬが、ぬしがここに来る前にいた地上から見える月だ。ただし、遠い方の。その月の裏側』」
「『だから星は見えても、月が見えないわけか。しかしなんでここに空気はあるんだ?』(俺の知ってる宇宙とは違うのか?)」
「『結界が張られておるからだ。そこらに散らばっとる羽虫共程度では、壊すどころか傷一つすら付けられん。我なら破壊するのは容易』」
空気があるという根本は分からないが、取り敢えず作られたのが、特殊な場所だとは理解できた。
誰がそんな結界を張り、巨大な生物や異形な生物を閉じ込めたのか気にはなるところ。
だがそれよりも場所が分かれば何とかなるなるかもと、帝都の川沿いの家を思い浮かべて、再度〈空間転移魔法〉を唱える。
僅かな可能性に賭けたが、残念ながら何も起こらなかった。
死んで生き返ったかは定かではないが、レベルが0になった事で、転移先の記録が初期化されてしまったと考えられる。
詰まるところ転移して戻る事ができないという事になる。
「ダメか……『なぁ、ここから出て、俺がいた地上に戻る方法を知らないか?』」
巨大な生物は詳しそうに話していたので、何かしら抜け道みたいなのがあるのではと、期待を持って尋ねてみた。
「『抜け道などない。結界を破壊して、自力で無音の海を渡って行くことだ。このまま魔力が増え続ければ、結界の破壊は可能だろう』」
「『結界を破壊したって、酸…空気がなければ死んでしまう。せっかく生き返ってのに』」
「『我は問題ないが、ぬしは死ぬのか』」
「『俺をなんだと思ってるんだ。人間だっての。確実に死ぬ』」
黒く渦巻く空間に飲み込まれ、転移してきた場所は分かったものの、元居た場所に戻る手立てが無い。
魔力を厚く纏っていれば、空気が無くても生きられる。
防御結界を張り、その中に入って移動する。
魔力の心配はなくとも、酸素を作り出さなければ結局は同じ。
「どうしよう……」
頭を抱えて月の裏側から帰還する方法を考え、さっきはしっかりと確認しなかったステータスを表示させ、現在の状態を確認する事にした。
「……ん? ……は? 数値がおかしな事になってる」
消失した知性ある本に記載されていた魔法やスキル等が加わり、多くなっているだけでも驚きだが、管理神に最大値を制限されていたのが消えており、ステータスの数値がまだ上昇を続けている。
未知の生物を十数倒したにしても、上昇が止まらないのは変だと思いながらスキルをスキルを確認していたら、見覚えのあるスキルを見付けた。
こちらの世界に来て最初にステータスを設定した時に冗談半分で作ってしまった、獲得する経験値が一万倍になるスキルがそこにはあった。
これでレベルが上がり続けてる理由が分かった。
ただそれでも、この上がり方は異常。
他に何かあるのかもと、表示させているステータスを確認するも、他にレベルが上がりそうなスキル等はなかった。
「『……し…ぬし。またか』」
考えに耽っていて、巨大な生物の呼び掛けに気付かなかった。
「『え、なに?』」
「『なに? ではない。漏れる魔力が、隠しきれなくなってきておるぞ』」
隠蔽スキルでダダ漏れている魔力を何とか隠してきたが、それができなくなってきていた。
そこで魔力を内に留めるように抑えるも、増え続けているので長くは保たない。
どうやって帝都に戻るかも大事だが、ダダ漏れる魔力をなんとかするのが最優先になってしまった。
しかしこれ以上魔力を抑える方法が考えつかず、三十分もすると抑えられなくなった魔力が溢れ出してきてしまった。
「『この魔力どうしたらいいと思う?』」
「『ぬし自身で考えろ』」
「『協力してくれるんだろ。このままだったら、またさっきみたいのが集まって来るじゃんよ』」
「『いっそ戦い魔力を消費すればよかろう』」
「『確かに使えば減るけど……』(倒したら経験値が入って、レベルが上がってもっと魔力が増える)」
巨大な生物に相談してもどうにもならず、ダダ漏れる魔力を処置する方法が見付からない。
そもそもこんなに経験値が入る事は一切してないのに、上昇が止まらない理由が分からない。
「あーもういいや」
レベルに限界があるかは不明だが、上げられるだけ上げてしまえば、それこそ結界を破壊して魔力を分厚く纏えば、超高速で宇宙空間を通って地上にたどり着けるだろとヤケになり、抑えていた魔力も全部開放する事にした。
「『あんたが言ったように、戦って消費することにした。だから魔力を開放する』」
「『ぬしが決めたのなら好きにすればよい。我は羽虫共の相手はせぬぞ』」
撲滅の因子の情報やら、約束は守り協力はしたからと、この後の事は見てるだけにすると言う巨大な生物。
「『ああ、そうですかッ。ならやるからな』」
巨大な生物に一言断ったカズは、抑えていた魔力を開放しようと、抑えていた魔力をゆっくりと内から外に出していく。
徐々に漏れ出す魔力が増えてきたとこりで、何処からともなく耳障りな声が頭の中で響いた。
「『それ以上は困るよぉ』」
「『何か言った?』」
「『我ではない』」
「『気のせいだよな』」
何故か少し減った魔力を、開放して量を増やす。
「『ちょちょッ! ダメだって! それ以上開放しないでよ、カズマ君!』」
頭の中で響く声の主が誰か分かり、カズはイラッとした。
カズを元居た世界の名前一万と知るのは、妻となったアレナリアとビワとレラ以外に、この世界に来る切っ掛けとなった奴しかいない。
「『あと数百年間は会えないとか、話ができないとか言ってなかったか? おいッ!』」
「『僕とカズマ君の仲でしょ。いきなり喧嘩腰はヒドくない?』」
「『そんな仲になった覚えはない! 今更なんの用だ!』」
「『確かにぼくのミスで、こちらの世界に越させてしまったけど、三人もお嫁さんが出来たんだから、そんな言い方しないでよ』」
「『ほほう。覗きが趣味か』」
「『違うよ。ぼくは世界が安定しているか、常に見守ってるんだよ』」
「信じられるか!」
「『信じてよ』」
「念話じゃなくても、聞こえてるじゃないか!」
「『まぁまぁ、細かいこと気にしない。それより今は、カズマ…じゃなくてカズ君の現状をなんとかしないと』」
「なんとかってどうすんだよ。ステータスを修正すんのか」
念話を使わなくても会話出来るのだからと、小声で管理神と会話を続ける。
「『獲得する経験値のスキルは消さないと。ホントになんでこんな事になるのかなぁ』」
「俺に言うな! 撲滅の因子の呪いとか作ったヤツに言えよ」
「『何百年以上前に作られたのが、今になってカズ君に使われるとは思わないよ。死んでくれるならまだしも、制限を掛けたステータスが裏目にでるなんて思わなかったよ』」
「死ななくて悪かったなぁッ! 裏目にってのはなんだよ! 説明はするんだろうなぁッ!」
「『口が滑…じゃない。そんは怒らないでよ。説明するからさぁ』」
イライラして、今にも爆発しそうなカズの問に、管理神は疑問の答える言ってきた。
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