753 / 770
五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
732 不毛で不明な地 4 未知の生物との戦闘
しおりを挟む
撲滅の因子で受けた呪いの解呪方法を聞きたいのに、現状それを聞くには呪いが完遂され、生存しなければならない。
巨大な生物の言葉が本当なら、生き延びた者はいる。
しかしそれが嘘で、死んだ後に喰らおうとでもしてる事だってあり得る。
今、殺して喰らおうとしないのは、継続中の呪いの影響を、そのまま受けてしまうのではとも考えられた。
これを聞いたところで、正直に答えようとはしないだろう。
このまま行動しなければ、あと五日程でレベルは0になる。
そこでレベルに変化したのならと考え、試してみる価値はあると行動に移る。
「『今の俺が倒せそうなのはいるか?』」
「『最後は戦って死ぬか? それもいいだろう。何と戦うかは、ぬし自ら探せ』」
「『だろうと思った』(隠蔽と隠密を解除すれば、何かしら襲って来るだろ。ただしこのデカい奴から離れないと、近付いても来ないだろがな)」
腰を上げて巨大な生物と隕石から離れ、クレーターから出た所で隠蔽と隠密を解除する。
魔力感知が殆ど役に立たないので、気配と僅かな視界と音で判断するしかない。
警戒しながらクレーターから遠ざかる。
十分経ち二十分が過ぎても、何もやって来ない。
そして一時間が経とうとしたところに、バサバサと上空からおとが聞こえてきた。
音のする方向に視線を向けるが、姿はハッキリと分からない。
上空を飛ぶ生物の影で星の光が隠れたのを見て、ワイバーンの様な生物かと予測する。
幸いな事に近付いて来たのは一体だけ。
接近してくる前に〈身体強化〉を使い【アイテムボックス】から武器を取り出そうとする。
以前に使用したトレカの火燐刀を掴み、アイテムボックス内の空間から手を出すも何も持ってない。
何度やっても結果は同じで、取り出す事ができない。
実体化しままの物なら大丈夫かと思ったが、そう上手くはいかない。
なら上空を飛ぶ生物に向けて魔法を放とうと狙いを定めていたら、ドロリとした液体が落ちて来た。
撃ち落としうとせずに避ける。
その判断は正解だった。
地上に転がる石ころ落ちた液体は、ジュッと音を立てると、石は半分溶けた。
厄介な事に強酸の液体を攻撃に用いる。
暗闇から強酸を落とされてはたまらないと、狙いを定めて〈ファイヤーボール〉を放つ。
ある程度魔力を込めたが、レベルが低下している事で、威力は思っていたよりも低く、飛んで行く速度も遅い。
暗い夜空い火の玉が周囲を照らしなが上昇する。
上空を飛ぶ生物には避けられて当たりはしなかったが、その姿を見る事が出来た。
灰色をした胴体から長い首と一対の翼、短い尾と短い脚が四本。
2メートルはあろうかという長い首の中程から先にかけて縦に割れる。
ドロリとした液体が充満し、鋸のような細かな歯が無数に生えている。
ギュイギュイと不快な鳴き声を上げ、火の玉を放った地上にいる者に向かい降下を始めた。
放ったファイヤーボールが照らし、生物の姿が目視出来たところで《分析》を使い、その生物の正体を調べる。
しかし文字化けしたように表示され、ステータスが読み取れなかった。
魔力には限りがあり、魔力の回復もままならないので、手探りで有効な攻撃を探すしかない。
地面に降りた生物は、長い首の半分まである口を開き、ギュイギュイと喚きながら、ドロリとした強酸の液体を垂らし近付いて来る。
しかし地上に降りて短い脚での移動は、実に鈍足。
何故飛ぶのをやめて、不得意な地上に降りたのか不明。
巨大な生物と違い、知能は低いのだろう。
だからと不明な食おうと口を開けて迫る生物に、不用意に接近したりはしない。
目視出来る距離を保ちながら、各属性の魔法を放ち当てる。
火属性の〈ファイヤーボール〉水属性の〈ウォーターボール〉風属性の〈エアースラッシュ〉土属性の〈ストーンブレッド〉を試す。
風属性と土属性は効果ない。
火属性は威力を上げれば効果はありそう。
だがそれよりも、この生物には水属性の方が有効なのが分かった。
拳大の水玉が当たっただけで「ギュッイー! ギュイ!」と喚き散らし、濡れた部分の水を落とそうと短い脚で地団駄を踏む。
確かにここに飛ばされて来てから、少なくとも通って来た周囲に水気は無く、常に乾燥している。
地面は乾いており、あるのは石や岩だけで水の匂いは一切しない。
つまりここの生物は、水が弱点になっている可能性があると考えられた。
巨大な生物にも効果があるかは不明だが、今は取り敢えず目の前の生物に集中する。
水を払い落とすと、変わらずにギュイギュイと喚き散らしながら大きく口を開き、ドロリとした強酸の液体を垂れ流し、怒り狂って迫り来る。
飛んでいなければ移動速度は遅いため、一定の距離を保ったまま水属性の魔法で攻撃する。
飛び散る強酸の液体に気を付けながら〈ウォーターカッター〉で長い首の切断に挑む。
レベル差からだろう、バシュっと首元近くに当たるも、かすり傷程度で切断すには程遠い。
それでも今のレベルで、傷を負わせる事が出来ると分かっただけでも勝機はある。
同じ首元を狙おうと、再度威力を上げたウォーターカッターを放とうとした時に、ギュイギュイと不快な鳴き声を上げる生物が首を大きく動かし、強酸の液体をばら撒く。
これでは傷を負わせた首元を狙えない上に、ばら撒かれてる強酸の液体に触れないよう距離を取らざるを得ない。
疲れで動きが落ち着くか様子を伺ってると、縦に割れた口の奥から四本のチューブがニョロニョロと出て来た。
2メートル程で止まると、チューブの先から強酸の液体を撃ち出す。
強酸の液体はすぐ横を掠め、連続で撃ち出し、射程距離は約50メートル。
撃ち出す際にチューブがうねり、狙いが定まらず命中率が悪いのが救いだった。
射程外まで離れると、暗さで姿を視界に捉えられない。
ギリギリ肉眼で姿を捉えられる距離まで下がり、飛んで来る強酸の液体は土属性の〈ストーンウォール〉で防ぐ。
30センチ程度の石壁では、勢いのある強酸の液体は貫通してくる。
これだけでもなんとか耐えられそうだが、強酸の液体が直撃してからでは遅い。
そこで倍以上の石壁を作り防御壁にして、隙を見て反撃する。
水が苦手なら大きな水玉を作り、全身を濡らしてしまえば弱体化するだろうと行動に移す。
厚い石壁に身を隠して、飛んで来る強酸の液体を防ぎ〈ウォーターボール〉で大きな水玉を作り出して当てる隙を伺う。
何時まで続くのか、強酸の液体を四本のチューブから飛ばしながら近寄って来る。
ストーンウォールで作り出した厚い石壁もかなり溶かされ、もう少ししたらまた貫通されてしまう。
飛んで来る強酸の液体が止む前に、石壁が溶かされるのは確実。
そこで石壁から真っ直ぐ後方に下がり、ウォーターボールで作り出した大きな水玉を放ち、石壁をこちらから破壊して、接近して来る生物にぶつける。
吹き飛ばす事はできないが、狙い通りずぶ濡れにさせる事は出来た。
予想通り濡れるのが嫌な様で「ギュイ! ギューイ!」と不快な鳴き声を上げて、全身を震わせ水を払おうとする。
首の奥から出ていたチューブが引っ込み、大きく開いていた口を半分まで閉じた。
仕留めに掛かるならこのタイミングしかないと、使用する魔力量を一気に増やし、高圧力の〈ウォーターカッター〉を放つ。
巨大な生物の言葉が本当なら、生き延びた者はいる。
しかしそれが嘘で、死んだ後に喰らおうとでもしてる事だってあり得る。
今、殺して喰らおうとしないのは、継続中の呪いの影響を、そのまま受けてしまうのではとも考えられた。
これを聞いたところで、正直に答えようとはしないだろう。
このまま行動しなければ、あと五日程でレベルは0になる。
そこでレベルに変化したのならと考え、試してみる価値はあると行動に移る。
「『今の俺が倒せそうなのはいるか?』」
「『最後は戦って死ぬか? それもいいだろう。何と戦うかは、ぬし自ら探せ』」
「『だろうと思った』(隠蔽と隠密を解除すれば、何かしら襲って来るだろ。ただしこのデカい奴から離れないと、近付いても来ないだろがな)」
腰を上げて巨大な生物と隕石から離れ、クレーターから出た所で隠蔽と隠密を解除する。
魔力感知が殆ど役に立たないので、気配と僅かな視界と音で判断するしかない。
警戒しながらクレーターから遠ざかる。
十分経ち二十分が過ぎても、何もやって来ない。
そして一時間が経とうとしたところに、バサバサと上空からおとが聞こえてきた。
音のする方向に視線を向けるが、姿はハッキリと分からない。
上空を飛ぶ生物の影で星の光が隠れたのを見て、ワイバーンの様な生物かと予測する。
幸いな事に近付いて来たのは一体だけ。
接近してくる前に〈身体強化〉を使い【アイテムボックス】から武器を取り出そうとする。
以前に使用したトレカの火燐刀を掴み、アイテムボックス内の空間から手を出すも何も持ってない。
何度やっても結果は同じで、取り出す事ができない。
実体化しままの物なら大丈夫かと思ったが、そう上手くはいかない。
なら上空を飛ぶ生物に向けて魔法を放とうと狙いを定めていたら、ドロリとした液体が落ちて来た。
撃ち落としうとせずに避ける。
その判断は正解だった。
地上に転がる石ころ落ちた液体は、ジュッと音を立てると、石は半分溶けた。
厄介な事に強酸の液体を攻撃に用いる。
暗闇から強酸を落とされてはたまらないと、狙いを定めて〈ファイヤーボール〉を放つ。
ある程度魔力を込めたが、レベルが低下している事で、威力は思っていたよりも低く、飛んで行く速度も遅い。
暗い夜空い火の玉が周囲を照らしなが上昇する。
上空を飛ぶ生物には避けられて当たりはしなかったが、その姿を見る事が出来た。
灰色をした胴体から長い首と一対の翼、短い尾と短い脚が四本。
2メートルはあろうかという長い首の中程から先にかけて縦に割れる。
ドロリとした液体が充満し、鋸のような細かな歯が無数に生えている。
ギュイギュイと不快な鳴き声を上げ、火の玉を放った地上にいる者に向かい降下を始めた。
放ったファイヤーボールが照らし、生物の姿が目視出来たところで《分析》を使い、その生物の正体を調べる。
しかし文字化けしたように表示され、ステータスが読み取れなかった。
魔力には限りがあり、魔力の回復もままならないので、手探りで有効な攻撃を探すしかない。
地面に降りた生物は、長い首の半分まである口を開き、ギュイギュイと喚きながら、ドロリとした強酸の液体を垂らし近付いて来る。
しかし地上に降りて短い脚での移動は、実に鈍足。
何故飛ぶのをやめて、不得意な地上に降りたのか不明。
巨大な生物と違い、知能は低いのだろう。
だからと不明な食おうと口を開けて迫る生物に、不用意に接近したりはしない。
目視出来る距離を保ちながら、各属性の魔法を放ち当てる。
火属性の〈ファイヤーボール〉水属性の〈ウォーターボール〉風属性の〈エアースラッシュ〉土属性の〈ストーンブレッド〉を試す。
風属性と土属性は効果ない。
火属性は威力を上げれば効果はありそう。
だがそれよりも、この生物には水属性の方が有効なのが分かった。
拳大の水玉が当たっただけで「ギュッイー! ギュイ!」と喚き散らし、濡れた部分の水を落とそうと短い脚で地団駄を踏む。
確かにここに飛ばされて来てから、少なくとも通って来た周囲に水気は無く、常に乾燥している。
地面は乾いており、あるのは石や岩だけで水の匂いは一切しない。
つまりここの生物は、水が弱点になっている可能性があると考えられた。
巨大な生物にも効果があるかは不明だが、今は取り敢えず目の前の生物に集中する。
水を払い落とすと、変わらずにギュイギュイと喚き散らしながら大きく口を開き、ドロリとした強酸の液体を垂れ流し、怒り狂って迫り来る。
飛んでいなければ移動速度は遅いため、一定の距離を保ったまま水属性の魔法で攻撃する。
飛び散る強酸の液体に気を付けながら〈ウォーターカッター〉で長い首の切断に挑む。
レベル差からだろう、バシュっと首元近くに当たるも、かすり傷程度で切断すには程遠い。
それでも今のレベルで、傷を負わせる事が出来ると分かっただけでも勝機はある。
同じ首元を狙おうと、再度威力を上げたウォーターカッターを放とうとした時に、ギュイギュイと不快な鳴き声を上げる生物が首を大きく動かし、強酸の液体をばら撒く。
これでは傷を負わせた首元を狙えない上に、ばら撒かれてる強酸の液体に触れないよう距離を取らざるを得ない。
疲れで動きが落ち着くか様子を伺ってると、縦に割れた口の奥から四本のチューブがニョロニョロと出て来た。
2メートル程で止まると、チューブの先から強酸の液体を撃ち出す。
強酸の液体はすぐ横を掠め、連続で撃ち出し、射程距離は約50メートル。
撃ち出す際にチューブがうねり、狙いが定まらず命中率が悪いのが救いだった。
射程外まで離れると、暗さで姿を視界に捉えられない。
ギリギリ肉眼で姿を捉えられる距離まで下がり、飛んで来る強酸の液体は土属性の〈ストーンウォール〉で防ぐ。
30センチ程度の石壁では、勢いのある強酸の液体は貫通してくる。
これだけでもなんとか耐えられそうだが、強酸の液体が直撃してからでは遅い。
そこで倍以上の石壁を作り防御壁にして、隙を見て反撃する。
水が苦手なら大きな水玉を作り、全身を濡らしてしまえば弱体化するだろうと行動に移す。
厚い石壁に身を隠して、飛んで来る強酸の液体を防ぎ〈ウォーターボール〉で大きな水玉を作り出して当てる隙を伺う。
何時まで続くのか、強酸の液体を四本のチューブから飛ばしながら近寄って来る。
ストーンウォールで作り出した厚い石壁もかなり溶かされ、もう少ししたらまた貫通されてしまう。
飛んで来る強酸の液体が止む前に、石壁が溶かされるのは確実。
そこで石壁から真っ直ぐ後方に下がり、ウォーターボールで作り出した大きな水玉を放ち、石壁をこちらから破壊して、接近して来る生物にぶつける。
吹き飛ばす事はできないが、狙い通りずぶ濡れにさせる事は出来た。
予想通り濡れるのが嫌な様で「ギュイ! ギューイ!」と不快な鳴き声を上げて、全身を震わせ水を払おうとする。
首の奥から出ていたチューブが引っ込み、大きく開いていた口を半分まで閉じた。
仕留めに掛かるならこのタイミングしかないと、使用する魔力量を一気に増やし、高圧力の〈ウォーターカッター〉を放つ。
1
お気に入りに追加
539
あなたにおすすめの小説
ゴミスキル『空気清浄』で異世界浄化の旅~捨てられたけど、とてもおいしいです(意味深)~
夢・風魔
ファンタジー
高校二年生最後の日。由樹空(ゆうきそら)は同じクラスの男子生徒と共に異世界へと召喚された。
全員の適正職業とスキルが鑑定され、空は「空気師」という職業と「空気清浄」というスキルがあると判明。
花粉症だった空は歓喜。
しかし召喚主やクラスメイトから笑いものにされ、彼はひとり森の中へ置いてけぼりに。
(アレルギー成分から)生き残るため、スキルを唱え続ける空。
モンスターに襲われ樹の上に逃げた彼を、美しい二人のエルフが救う。
命を救って貰ったお礼にと、森に漂う瘴気を浄化することになった空。
スキルを使い続けるうちにレベルはカンストし、そして新たに「空気操作」のスキルを得る。
*作者は賢くありません。作者は賢くありません。だいじなことなのでもう一度。作者は賢くありません。バカです。
*小説家になろう・カクヨムでも公開しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる