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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
725 調査報告
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サイネリアはカズのテイムモンスターのフジが住む場所を確認するために、ギルド本部の転移装置を使い、箱町の冒険者ギルドに移動した事を話した。
ただカズの魔力を使用したので、実際どの程度魔力を消費したのか、サイネリアには分からない。
エルフでBランクのアレナリアなら、転移装置に使用する魔力は足りるだろうとの考えがサイネリアにはあった。
「そういえば転移装置を使用した記録がありましたね。そちらはいいとしても、バイアスティッチには無理です。かなりの距離があるので、各街のギルドを経由していかなくては」
「アタシは一緒には行ってやれない。アレナリアを同行させても、また戻って来なければならないか」
「現状ギルドの転移装置は、使用する魔力などから、緊急用としているので、多様するのは。バイアスティッチまで送り届けるのでしたら、同行した方には列車で戻って来てもらいませんと。一度使用するだけでも、手続きが手間なんです」
「う~ん。ビワに相談してみるとする」
「箱町と西の方に行ける所まで、転移装置の使用手続きをしておきましょう。出来次第サイネリアから伝えるようにします」
「よろしく頼む」
レオラはヤドリギとの話を終えて、サイネリアと共に会議室に戻る。
会議室にアレナリアの姿はなく、代わりにグラジオラスが居て、ビワとレラの二人から話を聞いていた。
そしてレオラの左腕を見たグラジオラスは、事の大きさに唇を噛みしめた。
「レオラ様の騎士でありながら、このような事に」
「グラジオラスが病む必要はない。こうなったのはアタシの落ち度だ。アスターとガザニアはどうした?」
「十五分程前にアレナリア殿と一緒に、荷物を取りに行きました」
「グラジオラスはなぜ一緒に行かなかった?」
「レオラ様に報告があり、残りました」
グラジオラスは視線を伏せると、ビワの方に少しだけ動かす。
その意味を理解したレオラが、ビワに昼食を作ってほしいと頼む。
今自分に出来ることはと考えたビワは、レオラの頼みを聞き入れて昼食作りを引き受けた。
サイネリアにレラ共々連れ出してもらい、会議室にはレオラとグラジオラスの二人だけになった。
「これでいいか」
「ありがとうございます」
「では、報告を聞こう」
グラジオラスの報告内容は、調査していたパラガス・ノイアについて語る。
以前パラガスの運搬商会が所有している倉庫で、グラジオラスが怪しげな中年男性を目撃してから、三人は目立たずに調べを続けたが成果なかった。
だがパラガスに動きがあったのは前日、レオラがアスターとカーディナリスを連れて、川沿いの家にカズ達の送別会に行った日。
パラガスを見張っていたグラジオラスが、ガザニアと交代する時に動きがあった。
パラガスが以前怪しげな中年男性と密会していた倉庫に入ったので、グラジオラスとガザニアは倉庫の表と裏から中の様子を伺った。
倉庫の中には三人の男女が居り、パラガスから何かを受け取るとそれを飲み込み、三人は外套で全身を隠して、バラバラに倉庫を出た。
グラジオラスはそのままパラガスの監視をして、ガザニアは倉庫から出た一人の男を尾行。
徒歩で移動している男の後を追い、人気のないボロい倉庫に入った。
カザニアは壁に空いている小さな穴から中を覗こうと、物音を立てないようにしてボロい倉庫に近付く。
あと少しで壁に空いている小さな穴から中を覗ける位置に着くところで、ボロい倉庫の扉がギシギシと音を立てて大きく開き、外套で全身を隠した人物が馬に乗って何処かへ走って行ってしまった。
カザニアは大きく開いた扉から中を見ると、馬が居たであろう場所に糞があるだけで、他には何もなかった。
勢い良く駆け出して行った馬を追い掛ける事はできず、ガザニアは先程まで居たパラガスの運搬商会が所有する倉庫に戻った。
運搬商会の倉庫で一人になったパラガスは、険しい表情を浮かべたままぶつぶつ独り言を呟いていた。
その状態が五分程続くと、着ていた上着の内ポケットから小瓶を出し、蓋を開けて中に入っていた物を飲み込んだ。
監視していたグラジオラスは、もし飲んだのが毒で、自殺しようとしていたらと考えたが、毒だという根拠がなかったので、倉庫に踏み入る事はしなかった。
暫くするとパラガスは頭を抱えたまま倒れ、苦しそうにのたうち回りだした。
グラジオラスは判断を誤ったと、急いで倉庫に入り、パラガスの背中を叩いたり腹を押して吐き出させようとする。
何か食していれば飲んだの物を一緒に吐き出させる事が出来たが、胃に何も入ってないらしく、何度も嘔吐を繰り返すが何も出て来ない。
そこにガザニアが戻って来て、状況をグラジオラスから聞くと、パラガスの腹部にドスッと蹴りを入れた。
今までで一番大きく嘔吐したパラガスの口から、胃液と共に5ミリ程の丸薬が出て来た。
パラガスはガザニアの蹴りで意識を失う。
呼吸は弱々しいが、生きてはいた。
ガザニアは近くを巡回していた衛兵にレオラの名を出し、パラガスの治療と拘束を手伝わせた。
ガザニアは衛兵と共に行き、グラジオラスはパラガスが吐き出した丸薬を回収する。
その後ガザニアに言われて来た衛兵と一緒に倉庫内を調べ、許可するまで内密にと衛兵に伝えて、グラジオラスはレオラの屋敷に戻る。
パラガスが吐き出した丸薬を、どうやって調査したものかと考えているところに、カーディナリスと共にアスターが戻って来た。
そこで事の次第をアスターに相談して、冒険者ギルド本部に持ち込んで調べてもらった方がいいのでは? という話になったが、ガザニアが戻りパラガスの状態の有無を聞き、レオラが戻って来てから判断してもらった方が良いとなった。
今回の作戦が上手くいけば、捕えた者からパラガスとの繋がりが分かり、グラジオラスが回収した丸薬が何かも判明するだろうと。
そしてギルド本部に居るレオラからの連絡があり、裏口から入りレオラとアレナリア達が居る会議室に。
アレナリアに付いて川沿いの家に行く事だけを聞いていたが、パラガスの事での報告があったのでグラジオラスだけが残った。
レオラが戻るまでの間に、グラジオラスはレラとビワから少しだけ話を聞いていた。
レオラはこの話を聞き、パラガスと会っていた三人は、荒野で接触していた者達すぐに分かり、これでブーロキアとの繋がりも少し見えてきた。
「パラガスはどうなった?」
「生きてはいるようですが、意識は戻ってないと、ガザニアから聞いてます。今は数名の衛兵が、交代でパラガスを見張っているとの事です」
「そうか。パラガスが吐き出した丸薬は持って来てるか?」
「持ってきてます」
グラジオラスは折り畳んだ紙を取り出し、開いて中をレオラに見せる。
回収した小さな丸薬はパラガスの胃液で溶け、2ミリ程度になってしまっていた。
「それをサイネに渡し、パラガスが飲んだ時の状態を話してくれ」
「畏まりました。パラガスの方はどうしますか?」
「そちらも調べる必要がある。場所をサイネに話してくれ」
「はい」
「アスターとガザニアは、アタシのこれについては?」
「負傷したとは知ってます。ただ、そのような事になってるとは。道中アレナリア殿が伝えてるかも知れません」
「お前たちにも何があったかは、あとでちゃんと話す。先も言ったが、これはアタシの落ち度だ」
「これから常に誰か共に行動させてください。そうでなければ、我々はレオラ様の騎士とは名乗れません」
「そうだな。心配をかけた」
レオラは自分の軽率な行動から起きた出来事を、改めてグラジオラスの前で反省する。
そんな表情を見たグラジオラスは、共に行動していなかったことを後悔した。
レオラの指示だったとはいえ、カーディナリスが戻って来る時の護衛が必要ならもう一人、自分かガザニアが共に行くべきと進言すれば、と。
ただカズの魔力を使用したので、実際どの程度魔力を消費したのか、サイネリアには分からない。
エルフでBランクのアレナリアなら、転移装置に使用する魔力は足りるだろうとの考えがサイネリアにはあった。
「そういえば転移装置を使用した記録がありましたね。そちらはいいとしても、バイアスティッチには無理です。かなりの距離があるので、各街のギルドを経由していかなくては」
「アタシは一緒には行ってやれない。アレナリアを同行させても、また戻って来なければならないか」
「現状ギルドの転移装置は、使用する魔力などから、緊急用としているので、多様するのは。バイアスティッチまで送り届けるのでしたら、同行した方には列車で戻って来てもらいませんと。一度使用するだけでも、手続きが手間なんです」
「う~ん。ビワに相談してみるとする」
「箱町と西の方に行ける所まで、転移装置の使用手続きをしておきましょう。出来次第サイネリアから伝えるようにします」
「よろしく頼む」
レオラはヤドリギとの話を終えて、サイネリアと共に会議室に戻る。
会議室にアレナリアの姿はなく、代わりにグラジオラスが居て、ビワとレラの二人から話を聞いていた。
そしてレオラの左腕を見たグラジオラスは、事の大きさに唇を噛みしめた。
「レオラ様の騎士でありながら、このような事に」
「グラジオラスが病む必要はない。こうなったのはアタシの落ち度だ。アスターとガザニアはどうした?」
「十五分程前にアレナリア殿と一緒に、荷物を取りに行きました」
「グラジオラスはなぜ一緒に行かなかった?」
「レオラ様に報告があり、残りました」
グラジオラスは視線を伏せると、ビワの方に少しだけ動かす。
その意味を理解したレオラが、ビワに昼食を作ってほしいと頼む。
今自分に出来ることはと考えたビワは、レオラの頼みを聞き入れて昼食作りを引き受けた。
サイネリアにレラ共々連れ出してもらい、会議室にはレオラとグラジオラスの二人だけになった。
「これでいいか」
「ありがとうございます」
「では、報告を聞こう」
グラジオラスの報告内容は、調査していたパラガス・ノイアについて語る。
以前パラガスの運搬商会が所有している倉庫で、グラジオラスが怪しげな中年男性を目撃してから、三人は目立たずに調べを続けたが成果なかった。
だがパラガスに動きがあったのは前日、レオラがアスターとカーディナリスを連れて、川沿いの家にカズ達の送別会に行った日。
パラガスを見張っていたグラジオラスが、ガザニアと交代する時に動きがあった。
パラガスが以前怪しげな中年男性と密会していた倉庫に入ったので、グラジオラスとガザニアは倉庫の表と裏から中の様子を伺った。
倉庫の中には三人の男女が居り、パラガスから何かを受け取るとそれを飲み込み、三人は外套で全身を隠して、バラバラに倉庫を出た。
グラジオラスはそのままパラガスの監視をして、ガザニアは倉庫から出た一人の男を尾行。
徒歩で移動している男の後を追い、人気のないボロい倉庫に入った。
カザニアは壁に空いている小さな穴から中を覗こうと、物音を立てないようにしてボロい倉庫に近付く。
あと少しで壁に空いている小さな穴から中を覗ける位置に着くところで、ボロい倉庫の扉がギシギシと音を立てて大きく開き、外套で全身を隠した人物が馬に乗って何処かへ走って行ってしまった。
カザニアは大きく開いた扉から中を見ると、馬が居たであろう場所に糞があるだけで、他には何もなかった。
勢い良く駆け出して行った馬を追い掛ける事はできず、ガザニアは先程まで居たパラガスの運搬商会が所有する倉庫に戻った。
運搬商会の倉庫で一人になったパラガスは、険しい表情を浮かべたままぶつぶつ独り言を呟いていた。
その状態が五分程続くと、着ていた上着の内ポケットから小瓶を出し、蓋を開けて中に入っていた物を飲み込んだ。
監視していたグラジオラスは、もし飲んだのが毒で、自殺しようとしていたらと考えたが、毒だという根拠がなかったので、倉庫に踏み入る事はしなかった。
暫くするとパラガスは頭を抱えたまま倒れ、苦しそうにのたうち回りだした。
グラジオラスは判断を誤ったと、急いで倉庫に入り、パラガスの背中を叩いたり腹を押して吐き出させようとする。
何か食していれば飲んだの物を一緒に吐き出させる事が出来たが、胃に何も入ってないらしく、何度も嘔吐を繰り返すが何も出て来ない。
そこにガザニアが戻って来て、状況をグラジオラスから聞くと、パラガスの腹部にドスッと蹴りを入れた。
今までで一番大きく嘔吐したパラガスの口から、胃液と共に5ミリ程の丸薬が出て来た。
パラガスはガザニアの蹴りで意識を失う。
呼吸は弱々しいが、生きてはいた。
ガザニアは近くを巡回していた衛兵にレオラの名を出し、パラガスの治療と拘束を手伝わせた。
ガザニアは衛兵と共に行き、グラジオラスはパラガスが吐き出した丸薬を回収する。
その後ガザニアに言われて来た衛兵と一緒に倉庫内を調べ、許可するまで内密にと衛兵に伝えて、グラジオラスはレオラの屋敷に戻る。
パラガスが吐き出した丸薬を、どうやって調査したものかと考えているところに、カーディナリスと共にアスターが戻って来た。
そこで事の次第をアスターに相談して、冒険者ギルド本部に持ち込んで調べてもらった方がいいのでは? という話になったが、ガザニアが戻りパラガスの状態の有無を聞き、レオラが戻って来てから判断してもらった方が良いとなった。
今回の作戦が上手くいけば、捕えた者からパラガスとの繋がりが分かり、グラジオラスが回収した丸薬が何かも判明するだろうと。
そしてギルド本部に居るレオラからの連絡があり、裏口から入りレオラとアレナリア達が居る会議室に。
アレナリアに付いて川沿いの家に行く事だけを聞いていたが、パラガスの事での報告があったのでグラジオラスだけが残った。
レオラが戻るまでの間に、グラジオラスはレラとビワから少しだけ話を聞いていた。
レオラはこの話を聞き、パラガスと会っていた三人は、荒野で接触していた者達すぐに分かり、これでブーロキアとの繋がりも少し見えてきた。
「パラガスはどうなった?」
「生きてはいるようですが、意識は戻ってないと、ガザニアから聞いてます。今は数名の衛兵が、交代でパラガスを見張っているとの事です」
「そうか。パラガスが吐き出した丸薬は持って来てるか?」
「持ってきてます」
グラジオラスは折り畳んだ紙を取り出し、開いて中をレオラに見せる。
回収した小さな丸薬はパラガスの胃液で溶け、2ミリ程度になってしまっていた。
「それをサイネに渡し、パラガスが飲んだ時の状態を話してくれ」
「畏まりました。パラガスの方はどうしますか?」
「そちらも調べる必要がある。場所をサイネに話してくれ」
「はい」
「アスターとガザニアは、アタシのこれについては?」
「負傷したとは知ってます。ただ、そのような事になってるとは。道中アレナリア殿が伝えてるかも知れません」
「お前たちにも何があったかは、あとでちゃんと話す。先も言ったが、これはアタシの落ち度だ」
「これから常に誰か共に行動させてください。そうでなければ、我々はレオラ様の騎士とは名乗れません」
「そうだな。心配をかけた」
レオラは自分の軽率な行動から起きた出来事を、改めてグラジオラスの前で反省する。
そんな表情を見たグラジオラスは、共に行動していなかったことを後悔した。
レオラの指示だったとはいえ、カーディナリスが戻って来る時の護衛が必要ならもう一人、自分かガザニアが共に行くべきと進言すれば、と。
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