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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
723 胃痛の原因
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カズがいなくなったショックで、また以前の様にビワが遠慮するのではと、アレナリアは思った。
「…本心では一緒の方がいいです。でも私は戦うことができません。アレナリアさんとレラと一緒に行っては、足手まといになってしまいます。それなら、バイアスティッチでカズさんが帰ってくるのを待ちます」
「本当にいいのね」
「大丈夫…です。パフさんにまた働かせてもらうようお願いしてみます」
大丈夫だと言うビワだが、自分を二の次にしているのを隠してるのが、その様子から見て取れた。
だからとビワの決意を捻じ曲げて、無理矢理連れて行くことは、アレナリアにはできない。
今回レオラを狙って来た暗殺者と、同格の暗殺者に狙われたら、一番危険なのは戦闘能力が皆無のビワ。
カズなら絶対に守ってみせると言い、ビワを一人にはしないだろうと、アレナリアは羨ましく思ってしまう。
レオラの命を守ったとはいえ、大切な新妻に悲しい思いをさせてどうするのよ! と、アレナリアはなんだか少しカズに腹が立ってきた。
「あちしならカズが使えるようにしてくれた魔法で、見た目を変えられるから会いに行けるよ。自慢じゃないけど、暗くなってからのあちしは、泥棒顔負けのこそこそ移動が出来るんだから!」
かつてオリーブ王国の王都で一人暮らしていた時、夜の闇に潜んで覗きをしていた事を言う。
見た目を変えられる魔法というのは、幻影を見せるイリュージョンの事を言っている。
「本当に自慢する事じゃないわよ」
「だからはじめに言ったじゃん」
「ありがとうレラ。さみしくなったらお願い」
「任せて」
レラとアレナリアの優しさで、ビワの気持ちは少し軽くなった。
明るく保とうとするアレナリアとレラだが、二人もビワ同様ぽっかりと胸に穴が空いている様だった。
数人のギルド職員とすれ違いながら、レオラは前日居たサブ・ギルドマスターヤドリギの執務室に向かっていた。
手前にある秘書室の前まで来た所で、慌てて追い掛けてきたサイネリアがレオラに追い付く。
「レオラ様!」
「なんだサイネ。そんなに慌ててどうした?」
「どうした? じゃないですよ! 誰かに見られたらどうするんですか」
「こうやって左腕は隠してるから大丈夫だ。アタシを見た職員は、特に変わった反応はしなかったぞ」
前日失った左腕の肘から先を隠せるようにと、ヤドリギが用意させたコートを羽織っていたので、すれ違ったギルド職員がレオラの異変に気付く事はなかった。
「わたしが来るまで待っていてくださいよ」
「すまん。三人だけにしてやりたかったんだ」
自分が居ては話したいことも話せないだろうと、会議室を出たとレオラは説明した。
「レオラ様がギルドに来る事は知られてますから、上の階にまで来る職員は驚かなかったのでしょう。一階だったら新人の職員や、レオラ様に憧れてる職員が卒倒しますよ」
「それは面白そうだ」
「冗談ですませてくださいよ。それよりサブマスに話があると言うのは」
「それは本当だ。三人のことで頼みたいことがある。サイネも一緒に来い」
レオラの代わりに秘書室の扉を叩き、扉を開けて姿を見せた秘書の女性に、レオラがサブ・ギルドマスターのヤドリギに話があるので面会をと伝える。
秘書の女性はレオラを確認すると、二人を部屋の中に通す。
「どのようなご要件でしょうか?」
「ビワとアレナリアとレラのことで、頼みたいことがあるんだ」
「ご主人を亡くされた三人様ですか」
「まだ死んだと確定してない。その言い方はやめてくれ」
カズが死亡したと言う秘書の女性に、レオラは訂正するように求める。
「申し訳ございません。行方不明になった冒険者の奥様たちですね」
「くれぐれも三人の前では、カズが死だと口にしないでくれ」
「承知しました。すぐに確認を取りますので、少々お待ち下さい」
部屋の奥にある執務室の扉を叩き秘書の女性は中に入り、ヤドリギにレオラが来た事を伝える。
一分もしない内にヤドリギの執務室から出てくると「どうぞ。お入りください」と、秘書の女性へ扉を開けたままにする。
レオラとサイネリアが入室すると、静かに執務室の扉を閉めた。
「急にわるい」
「構いません。腕のお加減はどうですか? レオラ様」
「治療のお陰で昨日より痛みは引いた」
「そうれは良かった」
「ギルドマスターと連絡は?」
「向かった先の街にあるギルドに連絡はしてあります。早ければ今日中には連絡があるかと」
「手間を掛ける」
「レオラ様に起きた事が事です。マスターには早く戻って来てもらわなければ。世間に知られた時の事を考えると、胃に穴が空きそうです(もうすでに胃がキリキリと)」
ヤドリギはレオラがギルド本部で、左腕の半分を失った事が公になった事を思い浮かべ、腹部を押さえて顔を歪める。
「く、苦労かける(少し、じゃないか。大いに迷惑を掛けてしまった。やはり今すぐにでも引退すべきか)」
「念の為に言って起きますが、即引退なんて言わないでください。それこそ胃が裂けてしまいます」
「う、うむ(釘を刺されてしまった。後は任せたなんてのは無責任か。それはそうだ。反省せねば)」
ヤドリギに頼みをする前に、先にレオラに対しての注意事項を言ってきた。
SSランクの冒険者で、帝国の守護者の称号を持つレオラが、左腕の半分を失った状態で多くの人達の前に現れたら、それ程の脅威が迫って来ていると勘違いして、最悪パニックになる可能性が無いとも言い切れない。
なので人目を避けて屋敷に戻り、外出を控えてもらうというのが、ギルド本部としての見解だと、ヤドリギが言う。
先程サイネリアにも注意されていたので、レオラには痛い所を突かれてしまった。
ギルドマスターが戻るまでは、まだ日数が掛かる。
そこでギルドマスターと連絡が取れ、事の次第を伝えて判断を仰ぎ、それによってレオラには屋敷に戻ってもらおうと言うことになった。
今回は言い返したり強い態度は取れず、レオラは大人しく屋敷に戻るのを承諾した。
それに安静にした方が良いのは、レオラ自身も分かっている。
「こちらの話が先になってしまいました。レオラ様の頼みとは、一緒にいる三人の事だとか。いったいどういった内容でしょう?」
「アレナリアにはレラを連れて、カズがテイムしていたフジの所に行ってもらう」
「あの小柄なエルフとフェアリーだけで、危険度Aランクモンスターのライジングバードを制御できるとは思えません」
「フジと意思疎通が出来るから大丈夫だ。それに討伐目的じゃないし、一応アレナリアはBランクの冒険者だ」
「テイムした本人がいないのですし、もしもの場合は討伐する事になります」
「それはアレナリア達もわかっている。だからそうならないように、フジと共に行動するという事だ」
危険度Aランクのモンスターを制御出来る者がいない時点で、討伐するか帝国から出て行ってもらいたいのがヤドリギの本音だが、レオラからの意見なので、安易に切り捨てる事はできなかった。
「もう一人いた獣人の女性はどうするのですか?」
「ビワは帝都を離れて、他の街に行ってもらう。今まではメイドとしてアタシが雇っていたが、現状アタシのところに置いても、もしもの場合は守ってやれない」
「帝都を離れたとしても、安全だとは思えませんが」
「住まわせる街はバイアスティッチだ。ビワ自身も帝都に来る前に、少しの間の住んでいた事がある」
「なるほど。ミゼットに頼むのですか。レオラ様の頼みでは断らないでしょう」
「そこで頼みというのは、ギルドの転移装置を使わせてもらいたい」
「列車での移動ではダメなのですか? そう簡単に使わせる代物ではないんですが」
「念の為に、帝都からの足取りを残したくないんだ」
「しかし部外者に転移装置を使わせるのは……」
ヤドリギは転移装置を使わせるのを渋る。
「…本心では一緒の方がいいです。でも私は戦うことができません。アレナリアさんとレラと一緒に行っては、足手まといになってしまいます。それなら、バイアスティッチでカズさんが帰ってくるのを待ちます」
「本当にいいのね」
「大丈夫…です。パフさんにまた働かせてもらうようお願いしてみます」
大丈夫だと言うビワだが、自分を二の次にしているのを隠してるのが、その様子から見て取れた。
だからとビワの決意を捻じ曲げて、無理矢理連れて行くことは、アレナリアにはできない。
今回レオラを狙って来た暗殺者と、同格の暗殺者に狙われたら、一番危険なのは戦闘能力が皆無のビワ。
カズなら絶対に守ってみせると言い、ビワを一人にはしないだろうと、アレナリアは羨ましく思ってしまう。
レオラの命を守ったとはいえ、大切な新妻に悲しい思いをさせてどうするのよ! と、アレナリアはなんだか少しカズに腹が立ってきた。
「あちしならカズが使えるようにしてくれた魔法で、見た目を変えられるから会いに行けるよ。自慢じゃないけど、暗くなってからのあちしは、泥棒顔負けのこそこそ移動が出来るんだから!」
かつてオリーブ王国の王都で一人暮らしていた時、夜の闇に潜んで覗きをしていた事を言う。
見た目を変えられる魔法というのは、幻影を見せるイリュージョンの事を言っている。
「本当に自慢する事じゃないわよ」
「だからはじめに言ったじゃん」
「ありがとうレラ。さみしくなったらお願い」
「任せて」
レラとアレナリアの優しさで、ビワの気持ちは少し軽くなった。
明るく保とうとするアレナリアとレラだが、二人もビワ同様ぽっかりと胸に穴が空いている様だった。
数人のギルド職員とすれ違いながら、レオラは前日居たサブ・ギルドマスターヤドリギの執務室に向かっていた。
手前にある秘書室の前まで来た所で、慌てて追い掛けてきたサイネリアがレオラに追い付く。
「レオラ様!」
「なんだサイネ。そんなに慌ててどうした?」
「どうした? じゃないですよ! 誰かに見られたらどうするんですか」
「こうやって左腕は隠してるから大丈夫だ。アタシを見た職員は、特に変わった反応はしなかったぞ」
前日失った左腕の肘から先を隠せるようにと、ヤドリギが用意させたコートを羽織っていたので、すれ違ったギルド職員がレオラの異変に気付く事はなかった。
「わたしが来るまで待っていてくださいよ」
「すまん。三人だけにしてやりたかったんだ」
自分が居ては話したいことも話せないだろうと、会議室を出たとレオラは説明した。
「レオラ様がギルドに来る事は知られてますから、上の階にまで来る職員は驚かなかったのでしょう。一階だったら新人の職員や、レオラ様に憧れてる職員が卒倒しますよ」
「それは面白そうだ」
「冗談ですませてくださいよ。それよりサブマスに話があると言うのは」
「それは本当だ。三人のことで頼みたいことがある。サイネも一緒に来い」
レオラの代わりに秘書室の扉を叩き、扉を開けて姿を見せた秘書の女性に、レオラがサブ・ギルドマスターのヤドリギに話があるので面会をと伝える。
秘書の女性はレオラを確認すると、二人を部屋の中に通す。
「どのようなご要件でしょうか?」
「ビワとアレナリアとレラのことで、頼みたいことがあるんだ」
「ご主人を亡くされた三人様ですか」
「まだ死んだと確定してない。その言い方はやめてくれ」
カズが死亡したと言う秘書の女性に、レオラは訂正するように求める。
「申し訳ございません。行方不明になった冒険者の奥様たちですね」
「くれぐれも三人の前では、カズが死だと口にしないでくれ」
「承知しました。すぐに確認を取りますので、少々お待ち下さい」
部屋の奥にある執務室の扉を叩き秘書の女性は中に入り、ヤドリギにレオラが来た事を伝える。
一分もしない内にヤドリギの執務室から出てくると「どうぞ。お入りください」と、秘書の女性へ扉を開けたままにする。
レオラとサイネリアが入室すると、静かに執務室の扉を閉めた。
「急にわるい」
「構いません。腕のお加減はどうですか? レオラ様」
「治療のお陰で昨日より痛みは引いた」
「そうれは良かった」
「ギルドマスターと連絡は?」
「向かった先の街にあるギルドに連絡はしてあります。早ければ今日中には連絡があるかと」
「手間を掛ける」
「レオラ様に起きた事が事です。マスターには早く戻って来てもらわなければ。世間に知られた時の事を考えると、胃に穴が空きそうです(もうすでに胃がキリキリと)」
ヤドリギはレオラがギルド本部で、左腕の半分を失った事が公になった事を思い浮かべ、腹部を押さえて顔を歪める。
「く、苦労かける(少し、じゃないか。大いに迷惑を掛けてしまった。やはり今すぐにでも引退すべきか)」
「念の為に言って起きますが、即引退なんて言わないでください。それこそ胃が裂けてしまいます」
「う、うむ(釘を刺されてしまった。後は任せたなんてのは無責任か。それはそうだ。反省せねば)」
ヤドリギに頼みをする前に、先にレオラに対しての注意事項を言ってきた。
SSランクの冒険者で、帝国の守護者の称号を持つレオラが、左腕の半分を失った状態で多くの人達の前に現れたら、それ程の脅威が迫って来ていると勘違いして、最悪パニックになる可能性が無いとも言い切れない。
なので人目を避けて屋敷に戻り、外出を控えてもらうというのが、ギルド本部としての見解だと、ヤドリギが言う。
先程サイネリアにも注意されていたので、レオラには痛い所を突かれてしまった。
ギルドマスターが戻るまでは、まだ日数が掛かる。
そこでギルドマスターと連絡が取れ、事の次第を伝えて判断を仰ぎ、それによってレオラには屋敷に戻ってもらおうと言うことになった。
今回は言い返したり強い態度は取れず、レオラは大人しく屋敷に戻るのを承諾した。
それに安静にした方が良いのは、レオラ自身も分かっている。
「こちらの話が先になってしまいました。レオラ様の頼みとは、一緒にいる三人の事だとか。いったいどういった内容でしょう?」
「アレナリアにはレラを連れて、カズがテイムしていたフジの所に行ってもらう」
「あの小柄なエルフとフェアリーだけで、危険度Aランクモンスターのライジングバードを制御できるとは思えません」
「フジと意思疎通が出来るから大丈夫だ。それに討伐目的じゃないし、一応アレナリアはBランクの冒険者だ」
「テイムした本人がいないのですし、もしもの場合は討伐する事になります」
「それはアレナリア達もわかっている。だからそうならないように、フジと共に行動するという事だ」
危険度Aランクのモンスターを制御出来る者がいない時点で、討伐するか帝国から出て行ってもらいたいのがヤドリギの本音だが、レオラからの意見なので、安易に切り捨てる事はできなかった。
「もう一人いた獣人の女性はどうするのですか?」
「ビワは帝都を離れて、他の街に行ってもらう。今まではメイドとしてアタシが雇っていたが、現状アタシのところに置いても、もしもの場合は守ってやれない」
「帝都を離れたとしても、安全だとは思えませんが」
「住まわせる街はバイアスティッチだ。ビワ自身も帝都に来る前に、少しの間の住んでいた事がある」
「なるほど。ミゼットに頼むのですか。レオラ様の頼みでは断らないでしょう」
「そこで頼みというのは、ギルドの転移装置を使わせてもらいたい」
「列車での移動ではダメなのですか? そう簡単に使わせる代物ではないんですが」
「念の為に、帝都からの足取りを残したくないんだ」
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