741 / 807
五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
720 大泣き
しおりを挟む
三人の必死さに、レオラは気になっていた事を三人だけに話す。
「見たのは一瞬で不確定だったから話さなかったが──」
レオラは地面に叩き付けたブーロキアの腹部が陥没し、黒く渦巻く空間が膨張して、カズに自分が引っ張り投げられて救われた時に、一瞬ぼんやりとした光の膜が黒く渦巻く空間の膨張を止めたのを見ていた。
その時には分からなかったが、腕の治療を受けてる時に、カズがアイリス達を守る為に、馬車内に張った防壁魔法ではなかったかと思い浮かんだ。
だが、一瞬の事で確信が持てなかった。
「──あれがカズのした事で、同様の防壁魔法を自分に使っていれば、アタシのようにはなってないだろ」
レオラは語り終わると、半分失った左腕に視線を落とした。
「カズに光の膜は?」
アレナリアの問にレオラは首を振るった。
「アタシが最後に見たのは、膨張した黒く渦巻く闇が、ブーロキアが居た場所に集束した。そしてそこには何も残ってはいなかった」
「カズ生きてるよね! あちしたちが念話を使えるのは、カズが無事だからって言ってたじゃん」
「アタシにはわからない。生きていたとしても、撲滅の因子で受けた呪いを解く方法も不明。わかったとしてもカズの行方がわからない」
レオラの嘘偽りない言葉は、カズの死を結論付けているように聞えた。
ビワは両手で顔を塞ぎ泣き出す。
アレナリアもじんわりと涙を浮かべ、レオラの言った事を強く否定する。
レラは涙と鼻水をで顔面がぐちゃぐちゃにしながら「カズは絶対生きて帰ってくるんだもん!!」と、何度も怒鳴り散らす。
ほんの数時間前まで一緒に過ごしていた愛しい人を、何処かで生きているかも知れないが、二度と会う事はできないと言われた心の痛みは、レオラには分からない。
しかし全く知らない赤の他人や、皇女と契約者としての関係ではなく、互いに素で語らい酒を酌み交す友人以上の関係。
レオラもカズの死を確定するような事は言いたくなかった。
だがここでレオラ自身の見解を隠して、希望を与えたとしても、それは三人の為になるだろうか? と、カズの最後を見て感じた事を、嘘を付くことなく全て本当の事を話した。
それが三人にとって、身を裂かれる思いだったとしても。
「全てアタシの責任だ。すまない」
レオラは頭を下げてテーブルに額を当てる。
アレナリア、ビワ、レラの三人に、それぞれ深い謝罪をした。
それが尚更カズの死を強調させ、アレナリアも涙を滝のように流し、レラは大声でむせび泣き、ビワも大粒の涙を滝のように流して止まらない。
隣の部屋で待機してい秘書の女性があまりの出来事に、心配になり扉を軽くトントンと叩き、少し開けた隙間から中の様子を伺う。
レオラが察する様にと開いた扉の隙間から視線を送り、秘書の女性はそっと扉を閉めて、少しの間仕事の手を止めて席を外した。
秘書の女性が扉を閉めると、レオラは腕の痛みとは関係なく、目頭が熱くなりじんわりと涙が込み上げてきた。
三人が完全に泣きやむまで、三十分以上の時間を要した。
「カズは絶対に生きて帰ってくるわ!」
「私達はいつまでも、カズさんが帰ってくるのを待ってます!」
「カズはあちしとまだしてないだもん。カズはあちしを幸せにしなきゃダメなんだもん! だからカズは帰ってくるの!」
大泣きした三人だが、不確定なカズの死を受け入れず、必ず絶対に帰ってくるとレオラに言い切る。
「アタシだって本心はカズが死んだとは思ってない。カズのことだ、それこそ世界の果てで、完全に死んだかと思った。とか言ってるだろう」
冗談まじりで明るく話すレオラだったが、テーブルの下に隠している右手は、これでもかというくらい力を込め、握る拳の爪は手の平に突き刺さり、血が滲んできていた。
レオラと大泣きした三人の気持ちが少し落ち着いたところに、秘書の女性が恐る恐る扉を叩いて、サイネリアの入室許可の確認を取る。
「サイネか。構わない」
レオラが許可を出すと、ここ数十分の事を秘書の女性から聞いたサイネリアが、静かに扉を開けて中の様子を伺いながら入室する。
「会議室を用意しましたので、本日はそちらでお休みください。職員用の仮眠室よりは広く落ち着くと思います。レオラ様は別に」
「アタシも同じ部屋でいい」
「よろしいのですか?」
「構わない」
「では食事を用意しますので、少しは食べられた方がよろしいですよ」
三人はあまり食欲はなかった。
レオラも川沿いの家を出てから何も口にしてない。
食事を取る気にはなれないが、しかし……。
「昼間あれだけ食べただろうが、少しは空腹を感じてるだろ。食べる気になれなくても、少しは腹に入れろ。食べる事は生きる事。カズを待つなら、食事はちゃんと取れ。今夜はサイネリアも一緒に食べよう」
何時もと変わらない態度で接しようとしているサイネリアだったが、どうしても視線はレオラの失った左腕の肘から先を見てしまう。
「……あ、はい。では、会議室の方に案内します。食事もそちらに運びます」
早馬を借りて冒険者ギルド本部を出たネモフィラは、アイリスの屋敷がある池の側まで戻って来た。
日は落ちて暗い池の周囲を、息を荒くして疲れている馬から降り、アイリスの屋敷まであと数百メートルを歩いて戻る。
早馬の手綱を引きながらとぼとぼと歩き、時折足を止めて月と星明かり映る水面に目を向ける。
冒険者ギルド本部から早馬を借りて、急いで来たにも関わらず、アイリスの屋敷が見えてから足取りが重くなっていた。
レオラが左腕の肘から先を失った事と、カズが消えてしまった事を、できるだけショックを受けないように、どう伝えたらいいのだろうかと悩んでる内に、屋敷の正門まで来ていた。
正門は既に閉じられていたが、内側で警備をしていた女性騎士一人がネモフィラに気付き「裏門を開けるから、そっちから入って」と言い、一緒に警備をしていたもう一人女性騎士が裏門を開けに走る。
ネモフィラは裏門から屋敷に入り、借りてきた早馬を馬小屋に連れて行き、水と野菜を与え、藁を敷いて寝床を作り馬小屋を出た。
ネモフィラが戻って来たと聞き、自室で部屋着に着替えて休んでいたカミーリアがやって来た。
「おかえりネモフィラ。顔色が悪いが大丈夫か? 明日はゆっくり休むようにと、アイリス様がおっしゃった。今夜はもう休まれた」
「そうですか。しかし明日報告をしませんと」
「アイリス様も初めての事で疲れている。報告が出来るのは、午後なると思う」
「わかりました(先にカミーリアに…)」
「部屋まで送ろう」
「いえ、大丈夫です(…ダメ。カミーリアがカズ師匠の事を知ったら……)」
アイリスにどうやって伝えればいいかを、カミーリアに相談しようと考えたネモフィラだったが、カズが消失した事を知ったらと思うと、今回相談する相手には適さないと、ネモフィラは自室に戻った。
装備を外して着替えを持ち、共同の風呂場に行きシャワーを浴びて全身を洗い、食事を取らず自室に戻り、ベッドに倒れ込むと、そのまま眠ってしまった。
「見たのは一瞬で不確定だったから話さなかったが──」
レオラは地面に叩き付けたブーロキアの腹部が陥没し、黒く渦巻く空間が膨張して、カズに自分が引っ張り投げられて救われた時に、一瞬ぼんやりとした光の膜が黒く渦巻く空間の膨張を止めたのを見ていた。
その時には分からなかったが、腕の治療を受けてる時に、カズがアイリス達を守る為に、馬車内に張った防壁魔法ではなかったかと思い浮かんだ。
だが、一瞬の事で確信が持てなかった。
「──あれがカズのした事で、同様の防壁魔法を自分に使っていれば、アタシのようにはなってないだろ」
レオラは語り終わると、半分失った左腕に視線を落とした。
「カズに光の膜は?」
アレナリアの問にレオラは首を振るった。
「アタシが最後に見たのは、膨張した黒く渦巻く闇が、ブーロキアが居た場所に集束した。そしてそこには何も残ってはいなかった」
「カズ生きてるよね! あちしたちが念話を使えるのは、カズが無事だからって言ってたじゃん」
「アタシにはわからない。生きていたとしても、撲滅の因子で受けた呪いを解く方法も不明。わかったとしてもカズの行方がわからない」
レオラの嘘偽りない言葉は、カズの死を結論付けているように聞えた。
ビワは両手で顔を塞ぎ泣き出す。
アレナリアもじんわりと涙を浮かべ、レオラの言った事を強く否定する。
レラは涙と鼻水をで顔面がぐちゃぐちゃにしながら「カズは絶対生きて帰ってくるんだもん!!」と、何度も怒鳴り散らす。
ほんの数時間前まで一緒に過ごしていた愛しい人を、何処かで生きているかも知れないが、二度と会う事はできないと言われた心の痛みは、レオラには分からない。
しかし全く知らない赤の他人や、皇女と契約者としての関係ではなく、互いに素で語らい酒を酌み交す友人以上の関係。
レオラもカズの死を確定するような事は言いたくなかった。
だがここでレオラ自身の見解を隠して、希望を与えたとしても、それは三人の為になるだろうか? と、カズの最後を見て感じた事を、嘘を付くことなく全て本当の事を話した。
それが三人にとって、身を裂かれる思いだったとしても。
「全てアタシの責任だ。すまない」
レオラは頭を下げてテーブルに額を当てる。
アレナリア、ビワ、レラの三人に、それぞれ深い謝罪をした。
それが尚更カズの死を強調させ、アレナリアも涙を滝のように流し、レラは大声でむせび泣き、ビワも大粒の涙を滝のように流して止まらない。
隣の部屋で待機してい秘書の女性があまりの出来事に、心配になり扉を軽くトントンと叩き、少し開けた隙間から中の様子を伺う。
レオラが察する様にと開いた扉の隙間から視線を送り、秘書の女性はそっと扉を閉めて、少しの間仕事の手を止めて席を外した。
秘書の女性が扉を閉めると、レオラは腕の痛みとは関係なく、目頭が熱くなりじんわりと涙が込み上げてきた。
三人が完全に泣きやむまで、三十分以上の時間を要した。
「カズは絶対に生きて帰ってくるわ!」
「私達はいつまでも、カズさんが帰ってくるのを待ってます!」
「カズはあちしとまだしてないだもん。カズはあちしを幸せにしなきゃダメなんだもん! だからカズは帰ってくるの!」
大泣きした三人だが、不確定なカズの死を受け入れず、必ず絶対に帰ってくるとレオラに言い切る。
「アタシだって本心はカズが死んだとは思ってない。カズのことだ、それこそ世界の果てで、完全に死んだかと思った。とか言ってるだろう」
冗談まじりで明るく話すレオラだったが、テーブルの下に隠している右手は、これでもかというくらい力を込め、握る拳の爪は手の平に突き刺さり、血が滲んできていた。
レオラと大泣きした三人の気持ちが少し落ち着いたところに、秘書の女性が恐る恐る扉を叩いて、サイネリアの入室許可の確認を取る。
「サイネか。構わない」
レオラが許可を出すと、ここ数十分の事を秘書の女性から聞いたサイネリアが、静かに扉を開けて中の様子を伺いながら入室する。
「会議室を用意しましたので、本日はそちらでお休みください。職員用の仮眠室よりは広く落ち着くと思います。レオラ様は別に」
「アタシも同じ部屋でいい」
「よろしいのですか?」
「構わない」
「では食事を用意しますので、少しは食べられた方がよろしいですよ」
三人はあまり食欲はなかった。
レオラも川沿いの家を出てから何も口にしてない。
食事を取る気にはなれないが、しかし……。
「昼間あれだけ食べただろうが、少しは空腹を感じてるだろ。食べる気になれなくても、少しは腹に入れろ。食べる事は生きる事。カズを待つなら、食事はちゃんと取れ。今夜はサイネリアも一緒に食べよう」
何時もと変わらない態度で接しようとしているサイネリアだったが、どうしても視線はレオラの失った左腕の肘から先を見てしまう。
「……あ、はい。では、会議室の方に案内します。食事もそちらに運びます」
早馬を借りて冒険者ギルド本部を出たネモフィラは、アイリスの屋敷がある池の側まで戻って来た。
日は落ちて暗い池の周囲を、息を荒くして疲れている馬から降り、アイリスの屋敷まであと数百メートルを歩いて戻る。
早馬の手綱を引きながらとぼとぼと歩き、時折足を止めて月と星明かり映る水面に目を向ける。
冒険者ギルド本部から早馬を借りて、急いで来たにも関わらず、アイリスの屋敷が見えてから足取りが重くなっていた。
レオラが左腕の肘から先を失った事と、カズが消えてしまった事を、できるだけショックを受けないように、どう伝えたらいいのだろうかと悩んでる内に、屋敷の正門まで来ていた。
正門は既に閉じられていたが、内側で警備をしていた女性騎士一人がネモフィラに気付き「裏門を開けるから、そっちから入って」と言い、一緒に警備をしていたもう一人女性騎士が裏門を開けに走る。
ネモフィラは裏門から屋敷に入り、借りてきた早馬を馬小屋に連れて行き、水と野菜を与え、藁を敷いて寝床を作り馬小屋を出た。
ネモフィラが戻って来たと聞き、自室で部屋着に着替えて休んでいたカミーリアがやって来た。
「おかえりネモフィラ。顔色が悪いが大丈夫か? 明日はゆっくり休むようにと、アイリス様がおっしゃった。今夜はもう休まれた」
「そうですか。しかし明日報告をしませんと」
「アイリス様も初めての事で疲れている。報告が出来るのは、午後なると思う」
「わかりました(先にカミーリアに…)」
「部屋まで送ろう」
「いえ、大丈夫です(…ダメ。カミーリアがカズ師匠の事を知ったら……)」
アイリスにどうやって伝えればいいかを、カミーリアに相談しようと考えたネモフィラだったが、カズが消失した事を知ったらと思うと、今回相談する相手には適さないと、ネモフィラは自室に戻った。
装備を外して着替えを持ち、共同の風呂場に行きシャワーを浴びて全身を洗い、食事を取らず自室に戻り、ベッドに倒れ込むと、そのまま眠ってしまった。
21
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
異世界召喚されました……断る!
K1-M
ファンタジー
【第3巻 令和3年12月31日】
【第2巻 令和3年 8月25日】
【書籍化 令和3年 3月25日】
会社を辞めて絶賛無職中のおっさん。気が付いたら知らない空間に。空間の主、女神の説明によると、とある異世界の国の召喚魔法によりおっさんが喚ばれてしまったとの事。お約束通りチートをもらって若返ったおっさんの冒険が今始ま『断るっ!』
※ステータスの毎回表記は序盤のみです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる