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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
710 狙われるレオラ と アイリスの危険な囮作戦 4 散々たる現状
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ゴンッ! と、低い音と共に仰け反るも、仮面にはヒビすら入らず凹みもしない。
ただ気を失ったらしく、叫び声は止まった。
「ダメか。これ以上力を入れると、頭がもげかねん」
「俺がやってみてもいいか?」
「仮面が外れて正気に戻るか確認する必要がある。二つまでなら壊しても構わない。一つ残ってればいい」
気を失っている者の仮面を対象に、カズは〈ブレイクアイテム〉を使う。
仮面は縦にヒビが入り、真っ二つに割れて外れ、地面にトスンと落ちた。
そこで二本の短剣を使っていたのが、三十代くらいの男だと見た目から分かった。
「見覚えはあるか? カズ」
「いや、知らない」
レオラに見覚えはなく、カズも面識はない、二人が考えていると急に男性意識を取り戻した。
「おい、お前は誰だ?」
混乱しているようで、男はキョロキョロと周囲を見る。
レオラの質問に返答はない。
「誰の差し金だ? 着けていた仮面は何だ?」
再度質問するも、男は聞こえてないのか反応しない。
そして急に苦しみだして、口から泡を吹き出して意識を失い死んだ。
「どういう事だ?」
「口の中に毒を仕込んでたんじゃないのか?」
「死んだようだが、拘束は解くな」
御者のように死んでるにも関わらず、動き出さないとも限らない。
レオラはそう考えて、カズに拘束したままにするように言った。
カズもそれには同意した。
「あと二人はどうする?」
「仮面を外せば同じように死ぬかも知れないが、このままというわけにはいかないだろ。今度は無理矢理引きはがす」
そう言うとレオラは、杖を持っていた者の仮面に手を掛け、力尽くで引き剥がした。
杖を持った者の仮面の下は、男のようだがハッキリとは分からない。
顔の皮が仮面に引っ付き、剥がれて血だらけの無残な事になっている。
痛覚を感じてないのか、叫び声どころか声も発しない。
意識があるのか様子を見ていると、頭が膨張しだし破裂した。
周囲は赤く染まり、破裂した頭部の中身が散乱。
レオラが引き剥がした仮面は、粉々に砕けてレオラの手から落ちた。
仮面を壊しても引き剥がしても、使用者が死んでしまい情報を得る事ができない。
あと一人をどうするかレオラは考える。
「危険だがギルドに連れて行き、そこで調べるしかないだろ。仮面に手を掛けなければ、先の二人の様にはならないはずだ。武器だけは取り上げるぞ」
「わかった。一部だけ拘束をゆるめる」
カズが回転式拳銃がある辺りの拘束を緩めようとした時に「それは困る」と、薄ら笑いを浮かべていた御者が声を発した。
レオラが「どういう事だ?」と聞き返した時に、小さくピンと音がして、金属片が回転式拳銃を使う仮面の者の近くに落ちる。
カズの視線をそちらに移すと、拘束を緩めて見えるようになって手には、拳大の何かを握っていた。
落ちている金属片と、指の間から見える模様に、カズはどこかで見た覚えがあった。
「なんだこれは?」
レオラが落ちている金属片を拾おうと近付いた時に、仮面の者は握っていた物を手放した。
そこで隠れていた何かを、カズは思い出した。
落ちている金属片を拾おうとしているレオラに「離れろ!」と言いながら、右手でレオラ左腕を持ち、後方に強く引っ張る。
それと同時に目前に土属性魔法〈アースウォール〉で土壁を作り出す。
ストーンウォールの硬い石壁より、柔軟なアースウォールの土壁にしたのは、衝撃を吸収するため。
「なんだカ…」
レオラが疑問符をカズに投げ掛けようとした時に、ドッカーン! ボンッ! と、土壁の向こう側で二度の爆発が起き、大きな音と衝撃が伝わってきた。
作り出した土壁は爆発にギリギリ耐えた。
穴が空いたり崩れたりする事はなかったが、今すぐに同じ爆発が起きたら、今度は確実に破壊される。
どうして爆発が二度起きたか考えようとする前に、先程仮面を剥ぎ取り頭が破裂した者の全身が膨張を始めいるのに気付いた。
そして拘束している土の手にヒビが入っていた。
それだけではなく、最初に泡を吹き死んだ二本の短剣を持っていた仮面の者の体と、死んでいる筈の御者の体も膨張を始めていた。
「第六皇女レオラに死を! 皇族を根絶やしに!」
仮面を着けていた三人が呟いていた言葉を、死んでいる筈の御者が言い終わると、三人の体が急激に膨れ上がる。
カズは再度土属性魔法〈アースウォール〉を使用して、急ぎ先程よりも分厚く高い土壁を作る。
しかし膨張する方が早く、分厚い土壁が150センチを過ぎた辺りで、ズッドーン‼ と爆発した。
カズは咄嗟に姿勢を低くして、分厚い土壁に隠れて爆発から身を守る。
レオラはカズの後方でしゃがんだままだったので、轟音と衝撃を受けたが、目に見えて分かる様なダメージはない。
爆発の影響で土埃が舞い上がり、周囲の状況を確認できない。
「耳がキーンとする。姉上は無事か? カズ!」
レオラは声を上げてアイリスの心配をし、カズに確認を取る。
カズも轟音で耳鳴りがしていたが、レオラの声はなんとか聞き取れた。
舞い上がる土埃で馬車の様子が分からなかったが、視界の端に表示されているマップには、三人の反応が現在していた。
「三人の反応はある。大丈夫だ!」
「舞い上がった土が落ち着くまで待てん。風で吹き飛ばせ!」
「わかった」
カズは風属性魔法の〈エアーバースト〉を使い、舞い上がっている土埃を吹き飛ばす。
十秒と経たず視界は開けた。
レオラは即座にアイリスが乗車している馬車に目を向けた。
停車している馬車の方までは土壁が間に合わず、馬車は爆発に巻き込まれ半壊していた。
馬を固定する部分は粉々になり、カズとレオラが乗っていた前方部分と前輪は壊れ、馬車は傾き中が露わになっていた。
カミーリアとネモフィラが、左右からアイリスに覆い被さり、身を挺して守っていた。
レオラは半壊している馬車に駆け寄った。
「カミーリア、ネモフィラ。姉上は?」
「だ、大丈夫よ。レオラちゃん。二人とも大丈夫だから」
アイリスの言葉で、カミーリアはネモフィラはアイリスから離れた。
震えてはいるが、無事なアイリスの姿を見て、レオラはほっとする。
「スゴく大きな音がして、馬車がこんなに壊れて……何があったの?」
「音だけか?」
「わたくしには、それだけしか。カミーリアとネモフィラが、かばってくれたものだから」
「最初は音と共に馬車に何が当たったので、警戒をしてました。するとその後に一度目の爆発音が聞こえ、私とネモフィラはとっさアイリス様を守らればと」
「二度目の大きな音のすぐ後に、馬車が壊れてかたむいたので驚きました」
アイリスだけではなくカミーリアとネモフィラも、馬車が壊れる程の事が起きたにも関わらず、大きな音がしただけで衝撃は無かったと。
「どうやらカズが張った防壁魔法で、何事もなくすんだようだ」
レオラは目を凝らして、三人を囲む薄っすらとした光の膜を見た。
「少しだけ待っていてくれ。証拠になりそうな物だけを集めてくる。姉上はここから動かないように。まだ危険がないわけじゃない。それに、姉上に見せれる状態じゃない」
「馬車の有り様を見れば、わたくしが現状を見たら卒倒するという事がわかるわ」
「そういう事だ。アタシの分野で、姉上は生涯関わらない事だ」
「自分から無理してレオラちゃんを手伝うって言ったのに、足手まといになっちゃったわね。ごめんなさい」
「謝る事はない。姉上が居たからこそ、接触してきたかも知れないんだ」
アイリスの無事を確かめたレオラは、先程まで居た場所に戻った。
ただ気を失ったらしく、叫び声は止まった。
「ダメか。これ以上力を入れると、頭がもげかねん」
「俺がやってみてもいいか?」
「仮面が外れて正気に戻るか確認する必要がある。二つまでなら壊しても構わない。一つ残ってればいい」
気を失っている者の仮面を対象に、カズは〈ブレイクアイテム〉を使う。
仮面は縦にヒビが入り、真っ二つに割れて外れ、地面にトスンと落ちた。
そこで二本の短剣を使っていたのが、三十代くらいの男だと見た目から分かった。
「見覚えはあるか? カズ」
「いや、知らない」
レオラに見覚えはなく、カズも面識はない、二人が考えていると急に男性意識を取り戻した。
「おい、お前は誰だ?」
混乱しているようで、男はキョロキョロと周囲を見る。
レオラの質問に返答はない。
「誰の差し金だ? 着けていた仮面は何だ?」
再度質問するも、男は聞こえてないのか反応しない。
そして急に苦しみだして、口から泡を吹き出して意識を失い死んだ。
「どういう事だ?」
「口の中に毒を仕込んでたんじゃないのか?」
「死んだようだが、拘束は解くな」
御者のように死んでるにも関わらず、動き出さないとも限らない。
レオラはそう考えて、カズに拘束したままにするように言った。
カズもそれには同意した。
「あと二人はどうする?」
「仮面を外せば同じように死ぬかも知れないが、このままというわけにはいかないだろ。今度は無理矢理引きはがす」
そう言うとレオラは、杖を持っていた者の仮面に手を掛け、力尽くで引き剥がした。
杖を持った者の仮面の下は、男のようだがハッキリとは分からない。
顔の皮が仮面に引っ付き、剥がれて血だらけの無残な事になっている。
痛覚を感じてないのか、叫び声どころか声も発しない。
意識があるのか様子を見ていると、頭が膨張しだし破裂した。
周囲は赤く染まり、破裂した頭部の中身が散乱。
レオラが引き剥がした仮面は、粉々に砕けてレオラの手から落ちた。
仮面を壊しても引き剥がしても、使用者が死んでしまい情報を得る事ができない。
あと一人をどうするかレオラは考える。
「危険だがギルドに連れて行き、そこで調べるしかないだろ。仮面に手を掛けなければ、先の二人の様にはならないはずだ。武器だけは取り上げるぞ」
「わかった。一部だけ拘束をゆるめる」
カズが回転式拳銃がある辺りの拘束を緩めようとした時に「それは困る」と、薄ら笑いを浮かべていた御者が声を発した。
レオラが「どういう事だ?」と聞き返した時に、小さくピンと音がして、金属片が回転式拳銃を使う仮面の者の近くに落ちる。
カズの視線をそちらに移すと、拘束を緩めて見えるようになって手には、拳大の何かを握っていた。
落ちている金属片と、指の間から見える模様に、カズはどこかで見た覚えがあった。
「なんだこれは?」
レオラが落ちている金属片を拾おうと近付いた時に、仮面の者は握っていた物を手放した。
そこで隠れていた何かを、カズは思い出した。
落ちている金属片を拾おうとしているレオラに「離れろ!」と言いながら、右手でレオラ左腕を持ち、後方に強く引っ張る。
それと同時に目前に土属性魔法〈アースウォール〉で土壁を作り出す。
ストーンウォールの硬い石壁より、柔軟なアースウォールの土壁にしたのは、衝撃を吸収するため。
「なんだカ…」
レオラが疑問符をカズに投げ掛けようとした時に、ドッカーン! ボンッ! と、土壁の向こう側で二度の爆発が起き、大きな音と衝撃が伝わってきた。
作り出した土壁は爆発にギリギリ耐えた。
穴が空いたり崩れたりする事はなかったが、今すぐに同じ爆発が起きたら、今度は確実に破壊される。
どうして爆発が二度起きたか考えようとする前に、先程仮面を剥ぎ取り頭が破裂した者の全身が膨張を始めいるのに気付いた。
そして拘束している土の手にヒビが入っていた。
それだけではなく、最初に泡を吹き死んだ二本の短剣を持っていた仮面の者の体と、死んでいる筈の御者の体も膨張を始めていた。
「第六皇女レオラに死を! 皇族を根絶やしに!」
仮面を着けていた三人が呟いていた言葉を、死んでいる筈の御者が言い終わると、三人の体が急激に膨れ上がる。
カズは再度土属性魔法〈アースウォール〉を使用して、急ぎ先程よりも分厚く高い土壁を作る。
しかし膨張する方が早く、分厚い土壁が150センチを過ぎた辺りで、ズッドーン‼ と爆発した。
カズは咄嗟に姿勢を低くして、分厚い土壁に隠れて爆発から身を守る。
レオラはカズの後方でしゃがんだままだったので、轟音と衝撃を受けたが、目に見えて分かる様なダメージはない。
爆発の影響で土埃が舞い上がり、周囲の状況を確認できない。
「耳がキーンとする。姉上は無事か? カズ!」
レオラは声を上げてアイリスの心配をし、カズに確認を取る。
カズも轟音で耳鳴りがしていたが、レオラの声はなんとか聞き取れた。
舞い上がる土埃で馬車の様子が分からなかったが、視界の端に表示されているマップには、三人の反応が現在していた。
「三人の反応はある。大丈夫だ!」
「舞い上がった土が落ち着くまで待てん。風で吹き飛ばせ!」
「わかった」
カズは風属性魔法の〈エアーバースト〉を使い、舞い上がっている土埃を吹き飛ばす。
十秒と経たず視界は開けた。
レオラは即座にアイリスが乗車している馬車に目を向けた。
停車している馬車の方までは土壁が間に合わず、馬車は爆発に巻き込まれ半壊していた。
馬を固定する部分は粉々になり、カズとレオラが乗っていた前方部分と前輪は壊れ、馬車は傾き中が露わになっていた。
カミーリアとネモフィラが、左右からアイリスに覆い被さり、身を挺して守っていた。
レオラは半壊している馬車に駆け寄った。
「カミーリア、ネモフィラ。姉上は?」
「だ、大丈夫よ。レオラちゃん。二人とも大丈夫だから」
アイリスの言葉で、カミーリアはネモフィラはアイリスから離れた。
震えてはいるが、無事なアイリスの姿を見て、レオラはほっとする。
「スゴく大きな音がして、馬車がこんなに壊れて……何があったの?」
「音だけか?」
「わたくしには、それだけしか。カミーリアとネモフィラが、かばってくれたものだから」
「最初は音と共に馬車に何が当たったので、警戒をしてました。するとその後に一度目の爆発音が聞こえ、私とネモフィラはとっさアイリス様を守らればと」
「二度目の大きな音のすぐ後に、馬車が壊れてかたむいたので驚きました」
アイリスだけではなくカミーリアとネモフィラも、馬車が壊れる程の事が起きたにも関わらず、大きな音がしただけで衝撃は無かったと。
「どうやらカズが張った防壁魔法で、何事もなくすんだようだ」
レオラは目を凝らして、三人を囲む薄っすらとした光の膜を見た。
「少しだけ待っていてくれ。証拠になりそうな物だけを集めてくる。姉上はここから動かないように。まだ危険がないわけじゃない。それに、姉上に見せれる状態じゃない」
「馬車の有り様を見れば、わたくしが現状を見たら卒倒するという事がわかるわ」
「そういう事だ。アタシの分野で、姉上は生涯関わらない事だ」
「自分から無理してレオラちゃんを手伝うって言ったのに、足手まといになっちゃったわね。ごめんなさい」
「謝る事はない。姉上が居たからこそ、接触してきたかも知れないんだ」
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