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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
691 懲らしめた後の御褒美
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レラは首を左右に振ると、大切な大きさは憧れか欲望かを取り上げられないようにと、カズの腕に足を絡ませて、引き離されないようにガッチリしがみつく。
「レオラに話しといてやるから、俺がビワの故郷探しに行ってる間は、このままレラとここで待ってるんだな」
「ッ! 待ってよ! 私とレラを置いてくの」
「レオラに保護してもらえれば安全だろ」
一年も都会で暮らすと、どうしても旅をしてきた感覚が鈍ってしまう。
このまま旅に出て同じ様な事を、頻繁にされてしまっては危険でしかない。
一ヶ月も外で寝泊まりすれば感覚が戻るだろうが、それなりの実力があるアレナリアには、出立前から感覚をある程度戻しておいてもらなくては困る。
それなのにまだ試しの段階である大きさは憧れか欲望かを、言っておいた事を聞かずに自らの欲望のために使い隠そうとしたので、カズ少し懲らしめるために意地悪な言い方をした。
「う…うそよね。わ…私、カズのお嫁さんで奥さんで妻よね。おい…置いてったりしないわよね」
「ごめんカズ。早く大きくなってみたかったの。全部話すから許して」
カズが真顔で言った事で、アレナリアは声を震わせ、レラは慌てて謝り弁解する。
カズの声が冷たく感じたのが冗談であってくれと二人は願い、見上げてカズの表情を確認する。
しかしカズは黙ったままで、答えようとしない。
すると次第に二人の表情は崩れ、涙がにじんでくる。
「アレナリアさんもレラも反省しているみたいですし、そのくらいにしてあげてください」
「……そうだな。これ以上はやめよう。今のまま旅に出て何かあってからではと考えたら……ごめん。言いすぎた」
ビワが困っているアレナリアとレラに助け舟を出し、カズに許してやってと言葉を掛けた。
二人を少し懲らしめていたカズは、ビワの言葉で冷たくしていた態度を止め、アレナリアとレラに少しやり過ぎたと謝罪した。
カズの雰囲気が何時も通りに戻った事で、アレナリアはほっとして安堵の表情を浮かべ、流れる前の涙を拭った。
レラは「カズのバカバカ」と言いながらぽかぽか叩き、気がすむと「言うこと聞かなくてごめんなさい」と謝った。
「三人ともそれくらいにして、夕食にしましょう」
まだちょっと空気が重たい感じもしたが、ビワの手料理を食べてる内に、和やかになり何時も通りの雰囲気に戻った。
たまには厳しくする方が良いかと考えたが、アレナリアとレラの様子を見て感じたのは、こういった懲らしめ方は自分には合わないとカズは思った。
これでは半人半蟲族の村の村長と同じではないかと反省。
「アレナリア」
「な、何?」
「アイリス様のところの、細い剣を使ってる飛翔魔法を覚えたいっていう騎士」
「ネモフィラのこと?」
「そうそう。魔力操作がうまく出来てて、魔法を使う素養があるって」
「ええ。アイリス様の騎士の中では一番ね。自分で何か思い当たる節を聞いたら、先祖にエルフがいたらしいわ」
「エルフっぽさはなかったと思うけど」
「エルフの血がかなり薄れてるからじゃないかしら。たぶん魔力操作の適正が高いのは、その血が混じってるせいだと思うわ」
「なるほどね。次いつ行くとか話しては?」
「そろそろ帝都を離れると思うから、カズの予定しだいで、次が最後になるかもとは言ってある。だから明日とかでも大丈夫だと思うわ」
「明日はビワと料理を作り溜めしようって話てたから、明後日はどうだろうか?」
「アイリス様は殆ど外出する事はないから、きっといると思うから大丈夫よ」
「なら明日は川向うの商店街で、足りない食材とかを買って料理を作り溜め。明後日にアイリス様に所に行って、ネモフィラに魔法を教える。それで帝都でする事は終わりかな」
「じゃあ三日後に出発するの?」
「いや、アイリス様の所に行った翌日に、レオラがここでちょっとしたお別れ会をすると言ってたから、旅に出るのは五日後にしよう(本当は祝いだけど、内緒に来ておくかな)」
帝都を出立する日を決め、夕食を済ませると、アレナリアとレラが風呂に入り、次にビワが入ってカズは最後。
寝る前に「さっきは言いすぎて悪かった」と、カズは再度アレナリアとレラに謝った。
すると「今夜は一緒に寝てよ」と、アレナリアが言ってきた。
レラとは二人で一緒に寝て、ビワとは手を繋いで来て、自分は何もないと。
本をたどればカズの注意を聞かずに、レラのために手に入れた大きさは憧れか欲望かを使い、レオラの前でみっともない姿を見せたアレナリアが悪い。
だが少し意地悪な言い方をした自分にも負い目があったので、アレナリアの要求をのむ。
別に夫婦になったのだから、望む望まなくても、誰がどの部屋で誰と一緒に寝ても問題ない。
肌を重ねるかどうかは、その時の互いの気分次第になる。
レラはビワとビワの寝室に行き、カズはアレナリアとアレナリアの寝室に入る。
「一緒のベッドに入るのは、あの時以来だな」
「そ、そうね……」
アレナリアが先にベッドに入り、カズはその隣に。
二人ともあお向けで横になり天井を見たまま目を閉じない。
カーテンの隙間から差し込む月明かりがあるおかげで、部屋の中にある物を確認出来るだけの明るさはある。
アレナリアが横向きになりカズの方を見て「こっち向いて」と言う。
その言葉でカズは横を向き、アレナリアの方をみる。
互いの顔が接触しそうな数センチという間近でアレナリアは言う。
「抱いてくれないの?」
「今夜は一緒に寝るだけ。レラにもそうしてたんだ」
「またいじわるするの。ならこうすれば」
アレナリアはそう言うとカズの首に腕を回し、顔を近づけると目を閉じて濃厚なキスをする。
「……これで、その気になってくれた?」
息を荒立て高揚するアレナリアは、カズに体を密着させる。
「このままだと寝づらいだろ」
「なんでよ!」
「今日のこと反省してないのか?」
「うぅ……」
アレナリアは渋々、本当に渋々カズの首に回したり腕を引き反対を向いた。
「おやすみ……カズ」
「おやすみ(あぶないあぶない。あと数秒くっつかれてたら)」
二人はムラムラした状態のまま、背中合わせで二十分は寝付けずにいた。
ベッドに入って四十分が経過したところで、アレナリアが先に寝息を立てだし、その五分後くらいしてカズも眠りに付く。
空を雲が覆うようになり、星と月明かりを隠し、カズが寝付いてから二時間程が経った真夜中、何かの声でカズの眠りが僅かに覚める。
夜明けまではまだ五時間以上あり、道端で寝た酔っ払いでも目を覚まして、徘徊でもしてるのかと思った。
だがよく声を聞けば、その発生源が隣で寝ているアレナリアからだと気付いた。
寝言でも言っているのかと思ったがそうではなく、何やらごそごそと体を動かしていた。
「寝たんじゃなかったのか?」
カズは小声で語り掛けると、その声に驚いたアレナリアはビクッと震えた。
「カ、カズ! いつから起きてたの?」
「なんか声が聞えて、それで目がさめた。で、アレナリアはこんな夜中に何してるんだ?」
「……る夢を見て、それで目が覚めて」
ぶつぶつとアレナリアの声が小さ過ぎて、最初何を言っているの聞き取れなかった。
「何の夢だって?」
アレナリアは寝返りしてカズの方を向いた。
その寝間着ははだけており、両手はそれぞれ胸と下半身に。
「お預けされてままだったから、寝れなくなっちゃったの。だから…こんな事したことなんて、数えるほどしか……」
顔を真っ赤にして、自分がしていた事をカズに言い見せる。
「ちょっと仕打ちが過ぎたか(こんな思いをさせるだなんて、俺はダメだな)」
自己嫌悪になるも、今は目の前の小柄なエルフの妻を楽にさせようと、男の本能のまま行動する。
今度はカズがアレナリアの後頭部に手を回して引き寄せ、寝る前にされたよりも濃厚で濃密な口付けをする。
はだけたアレナリアをあお向けにし「となりに聞こえないように、声をおさえて」と言い、耳を甘噛すると小さな胸から下半身へと。
アレナリアははだけた寝間着を噛み、出そうになる声を耐える。
カズとアレナリアが一つになると、寝間着を噛み耐えていた声が漏れる。
それをカズは口付けをして塞く。
真夜中のアレナリアの寝室には、ベッドの軋む音と激しい息遣いが。
ことを終えるとアレナリアの願いで、抱き合ったまま眠りに付く。
今度は朝までぐっすりと眠り、途中で起きる事はなかった。
「レオラに話しといてやるから、俺がビワの故郷探しに行ってる間は、このままレラとここで待ってるんだな」
「ッ! 待ってよ! 私とレラを置いてくの」
「レオラに保護してもらえれば安全だろ」
一年も都会で暮らすと、どうしても旅をしてきた感覚が鈍ってしまう。
このまま旅に出て同じ様な事を、頻繁にされてしまっては危険でしかない。
一ヶ月も外で寝泊まりすれば感覚が戻るだろうが、それなりの実力があるアレナリアには、出立前から感覚をある程度戻しておいてもらなくては困る。
それなのにまだ試しの段階である大きさは憧れか欲望かを、言っておいた事を聞かずに自らの欲望のために使い隠そうとしたので、カズ少し懲らしめるために意地悪な言い方をした。
「う…うそよね。わ…私、カズのお嫁さんで奥さんで妻よね。おい…置いてったりしないわよね」
「ごめんカズ。早く大きくなってみたかったの。全部話すから許して」
カズが真顔で言った事で、アレナリアは声を震わせ、レラは慌てて謝り弁解する。
カズの声が冷たく感じたのが冗談であってくれと二人は願い、見上げてカズの表情を確認する。
しかしカズは黙ったままで、答えようとしない。
すると次第に二人の表情は崩れ、涙がにじんでくる。
「アレナリアさんもレラも反省しているみたいですし、そのくらいにしてあげてください」
「……そうだな。これ以上はやめよう。今のまま旅に出て何かあってからではと考えたら……ごめん。言いすぎた」
ビワが困っているアレナリアとレラに助け舟を出し、カズに許してやってと言葉を掛けた。
二人を少し懲らしめていたカズは、ビワの言葉で冷たくしていた態度を止め、アレナリアとレラに少しやり過ぎたと謝罪した。
カズの雰囲気が何時も通りに戻った事で、アレナリアはほっとして安堵の表情を浮かべ、流れる前の涙を拭った。
レラは「カズのバカバカ」と言いながらぽかぽか叩き、気がすむと「言うこと聞かなくてごめんなさい」と謝った。
「三人ともそれくらいにして、夕食にしましょう」
まだちょっと空気が重たい感じもしたが、ビワの手料理を食べてる内に、和やかになり何時も通りの雰囲気に戻った。
たまには厳しくする方が良いかと考えたが、アレナリアとレラの様子を見て感じたのは、こういった懲らしめ方は自分には合わないとカズは思った。
これでは半人半蟲族の村の村長と同じではないかと反省。
「アレナリア」
「な、何?」
「アイリス様のところの、細い剣を使ってる飛翔魔法を覚えたいっていう騎士」
「ネモフィラのこと?」
「そうそう。魔力操作がうまく出来てて、魔法を使う素養があるって」
「ええ。アイリス様の騎士の中では一番ね。自分で何か思い当たる節を聞いたら、先祖にエルフがいたらしいわ」
「エルフっぽさはなかったと思うけど」
「エルフの血がかなり薄れてるからじゃないかしら。たぶん魔力操作の適正が高いのは、その血が混じってるせいだと思うわ」
「なるほどね。次いつ行くとか話しては?」
「そろそろ帝都を離れると思うから、カズの予定しだいで、次が最後になるかもとは言ってある。だから明日とかでも大丈夫だと思うわ」
「明日はビワと料理を作り溜めしようって話てたから、明後日はどうだろうか?」
「アイリス様は殆ど外出する事はないから、きっといると思うから大丈夫よ」
「なら明日は川向うの商店街で、足りない食材とかを買って料理を作り溜め。明後日にアイリス様に所に行って、ネモフィラに魔法を教える。それで帝都でする事は終わりかな」
「じゃあ三日後に出発するの?」
「いや、アイリス様の所に行った翌日に、レオラがここでちょっとしたお別れ会をすると言ってたから、旅に出るのは五日後にしよう(本当は祝いだけど、内緒に来ておくかな)」
帝都を出立する日を決め、夕食を済ませると、アレナリアとレラが風呂に入り、次にビワが入ってカズは最後。
寝る前に「さっきは言いすぎて悪かった」と、カズは再度アレナリアとレラに謝った。
すると「今夜は一緒に寝てよ」と、アレナリアが言ってきた。
レラとは二人で一緒に寝て、ビワとは手を繋いで来て、自分は何もないと。
本をたどればカズの注意を聞かずに、レラのために手に入れた大きさは憧れか欲望かを使い、レオラの前でみっともない姿を見せたアレナリアが悪い。
だが少し意地悪な言い方をした自分にも負い目があったので、アレナリアの要求をのむ。
別に夫婦になったのだから、望む望まなくても、誰がどの部屋で誰と一緒に寝ても問題ない。
肌を重ねるかどうかは、その時の互いの気分次第になる。
レラはビワとビワの寝室に行き、カズはアレナリアとアレナリアの寝室に入る。
「一緒のベッドに入るのは、あの時以来だな」
「そ、そうね……」
アレナリアが先にベッドに入り、カズはその隣に。
二人ともあお向けで横になり天井を見たまま目を閉じない。
カーテンの隙間から差し込む月明かりがあるおかげで、部屋の中にある物を確認出来るだけの明るさはある。
アレナリアが横向きになりカズの方を見て「こっち向いて」と言う。
その言葉でカズは横を向き、アレナリアの方をみる。
互いの顔が接触しそうな数センチという間近でアレナリアは言う。
「抱いてくれないの?」
「今夜は一緒に寝るだけ。レラにもそうしてたんだ」
「またいじわるするの。ならこうすれば」
アレナリアはそう言うとカズの首に腕を回し、顔を近づけると目を閉じて濃厚なキスをする。
「……これで、その気になってくれた?」
息を荒立て高揚するアレナリアは、カズに体を密着させる。
「このままだと寝づらいだろ」
「なんでよ!」
「今日のこと反省してないのか?」
「うぅ……」
アレナリアは渋々、本当に渋々カズの首に回したり腕を引き反対を向いた。
「おやすみ……カズ」
「おやすみ(あぶないあぶない。あと数秒くっつかれてたら)」
二人はムラムラした状態のまま、背中合わせで二十分は寝付けずにいた。
ベッドに入って四十分が経過したところで、アレナリアが先に寝息を立てだし、その五分後くらいしてカズも眠りに付く。
空を雲が覆うようになり、星と月明かりを隠し、カズが寝付いてから二時間程が経った真夜中、何かの声でカズの眠りが僅かに覚める。
夜明けまではまだ五時間以上あり、道端で寝た酔っ払いでも目を覚まして、徘徊でもしてるのかと思った。
だがよく声を聞けば、その発生源が隣で寝ているアレナリアからだと気付いた。
寝言でも言っているのかと思ったがそうではなく、何やらごそごそと体を動かしていた。
「寝たんじゃなかったのか?」
カズは小声で語り掛けると、その声に驚いたアレナリアはビクッと震えた。
「カ、カズ! いつから起きてたの?」
「なんか声が聞えて、それで目がさめた。で、アレナリアはこんな夜中に何してるんだ?」
「……る夢を見て、それで目が覚めて」
ぶつぶつとアレナリアの声が小さ過ぎて、最初何を言っているの聞き取れなかった。
「何の夢だって?」
アレナリアは寝返りしてカズの方を向いた。
その寝間着ははだけており、両手はそれぞれ胸と下半身に。
「お預けされてままだったから、寝れなくなっちゃったの。だから…こんな事したことなんて、数えるほどしか……」
顔を真っ赤にして、自分がしていた事をカズに言い見せる。
「ちょっと仕打ちが過ぎたか(こんな思いをさせるだなんて、俺はダメだな)」
自己嫌悪になるも、今は目の前の小柄なエルフの妻を楽にさせようと、男の本能のまま行動する。
今度はカズがアレナリアの後頭部に手を回して引き寄せ、寝る前にされたよりも濃厚で濃密な口付けをする。
はだけたアレナリアをあお向けにし「となりに聞こえないように、声をおさえて」と言い、耳を甘噛すると小さな胸から下半身へと。
アレナリアははだけた寝間着を噛み、出そうになる声を耐える。
カズとアレナリアが一つになると、寝間着を噛み耐えていた声が漏れる。
それをカズは口付けをして塞く。
真夜中のアレナリアの寝室には、ベッドの軋む音と激しい息遣いが。
ことを終えるとアレナリアの願いで、抱き合ったまま眠りに付く。
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