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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
650 隠し部屋を後に
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ダンジョン内で唯一の広間、そこで見かけた冒険者が何かを取り出して魔力を込めていた。
何をしているのかと隠れて観察していると、その冒険者が一回り二回りと大きくなってきていた。
自分の目がおかしくなったのかと思ったが、冒険者はどんどんと大きくなり、ダンジョンの広間で膝をつかなければ、天井に当たってしまう大きさになった。
あまりの出来事で驚き、物音を立ててしまい、気付かれそうになったので、その場を離れダンジョンを出たと書かれている。
目撃者の情報からは、確かに巨人のように大きくなったようだが、実際にアイテムを使用するところをみてないので、レラが求めてるアイテムかは不明。カズはどう返答してくるか知性ある本に問う。
『ダンジョンの通路を塞ぐ程大きくなったモンスターの目撃情報が少ないのは、そのモンスターが魔力切れになり、本来の大きさに戻った。魔力が供給されなければ、再び大きくなる事はない。ダンジョンで発生するモンスターは、ダンジョンより魔力を供給される。そのために、どのタイミングでアイテムの効果が現れるかは不明』
「で、結局それは、あなたの主が作ったアイテムであってるの? ハッキリ答えて。 でないと、燃やすわよ!」
「お願い。教えてください」
ダンジョンのモンスターが所持してる思われるのが、レラが求めているアイテムなのか、確定かどうか聞きたく、アレナリアも知性ある本を問い詰める。
ビワも同意見だったが、カズやアレナリアと違い優しく頼んだ。
『情報不足で断言はできない。ただし可能性はある。双塔の街に行き、第五迷宮でモンスターを探して討伐し、アイテムを手に入れ鑑定しろ。それが、大きさへは憧れか欲望か、ならば求めるアイテムだ。扱いには魔力量と魔力操作、使用者の強い思い必需』
「大きさは憧れか欲望か。それが大きくなるアイテムなのか? 対の、小さき者への憧れ、よりも、手に入れたがる連中が多そうな名前だな」
『主キルケが作り上げたアイテムの効果から命名した。本来作ろうとしていた物と、異なる効果になったので、そのような名前となった。実物を手に入れ、効果を知れば納得するだろう』
「双塔の街か。まだモンスターの体内にあるかわらかないから、探すなら早い方がいいか。帝都を出発する前に、俺一人で行って来よう」
「あちしも行く」
「いや、初めての街だし、ダンジョンが大っぴらにあるということは、荒くれた連中も多いだろ。三人は待っててくれ」
「そうね。私はローラとアイリス様の騎士達に、魔力操作を教える役目もあるし、ビワだってレオラのお屋敷での仕事があるもの。レラも今よりも、もっと魔力操作ができるようにならないと」
「でも、あちしが欲しがってるのだし」
「もしそのアイテム…大きさは憧れか欲望か、だったわね。それが本物なら、一緒に行ってカズの足手まといになるより、魔力操作の訓練をしていた方がいいでしょ。使うには条件がありそうだもの。どうせ聞いても、これ以上は教えてくれそうにないしね!」
所蔵する本はすんなり教えてくれるのに、直接情報を聞くと遠回しな回答をする知性ある本を、アレナリアは一瞬視線を向けて睨みつける。
アレナリアの行動に、知性ある本は沈黙で返した。
「私もそれがいいと思うわよ。レラ」
「……うん、わかった。カズに任せる」
アレナリアとビワの説得で、カズ一人で双塔の街の第五迷宮に行くことを、レラは渋々ながら受け入れた。
「ダンジョンの最深部まで行くわけじゃないんだ。双塔の街のギルドで情報を聞いてみるよ。もしかしたら、直近で現れたかも知れないし。なんとか探してみるよ」
「双塔の街に向かう前に、サイネリアにも聞いてみたら」
「顔を出してくれって言われてるからな。行く日を決めるのは、隠し部屋を出てからにしよう」
帝都を離れるまでに、双塔の街にあるダンジョン第五迷宮に行き、モンスターの体内にあると思われるアイテムを見付けて、手に入れるという目的が新たに出来た。
この調子でやる事が増えてたら、出立するのがどんどん延びてしまうと思い、重要でない事なら断ろうとカズは決めた。
そもそも帝都に永住する予定は、今のところないのだから。
「三人とも、もういいか? なければ、レオラから頼まれた本を探して終わりにするが」
ビワは自分の種族と住まう地については、カズに任せていたので特に調べたい事はない。
レラも知りたい事は聞け、カズに受け入れられたので、とりあえずは満足していた。
アレナリアだけは「珍しい魔法関連の本が見たいのよね」と、少し不満そうにしていた。
初見からアレナリアの性格を見抜いていたのか『機嫌を損ね、燃やされては敵わない。アレナリアに禁書を教える事はない』と、知性ある本は反応した。
「燃やすって言ったのは冗談よ。冗談」
「禁書! 何を探そうとしてんだ」
「ちょっとした興味よ。怒らないでカズ」
「そんな危険な本を探すなら、次からは連れて来ないぞ」
「はい。ごめんなさい」
反省してしょんぼりするアレナリアから知性ある本に視線を移し尋ねる。
「帝都の地下空間と、旧帝都に関する情報が書かれている本を探したい」
『百十三冊の該当あり』
「ならその中で、今の皇族が知り得たとしても、大きな問題にならない内容は?」
『六十一冊』
「結構あるな。任せるから、適当に三冊選んでくれ」
三ヶ所の蝋燭に火が灯り、その近くにある書棚から、本が数センチ引き出された状態で止まった。
カズはそれを集め、その前に選んでいた本と一緒に、知性ある本の隣に置く。
カズが二冊でアレナリアが三冊、ビワが二冊でレオラに頼まれたのが三冊の合計十冊が、持ち出せるよう複製された本になる。
カズはそれを【アイテムボックス】に入れた。
「今回は何を対価にすればいい。これだけ情報をもらって、無償だと後々こわいからな。また俺の持ってるアーティファクトの古書が必要か?」
『近年この街に訪れ滞在する者が減り、魔力の補給が十分ではない』
「魔力を補給すればいいのか? どうすればいい」
『我に触れて魔力を放出しろ』
「わかった。俺の限界か、そっちがいいってところまでやるぞ」
カズは知性ある本の本体に手を乗せ、魔力を流していくと同時に、自らのステータスを表示させ、魔力の減りを確認する。
100減り200減り、500減っても、羽根ペンは動かない。
まだまだ魔力を持っていかれる。
そして1000が減り、1240で羽根ペンが動き、魔力の減る速度が減少する。
『対価の魔力補給完了』
「1263か。回復するからいいが、結構持っていかれたな。でもまあ、色々と情報知れたわけだからいいだろ。次いつ来れるかわからないが、また頼む」
『了承』
隠し部屋での用は済んだので、空間転移魔法で本の街に出る。
そこで再度空間転移魔法を使用して、帝都の川沿いの家に戻る。
物語を読んだ後に、あれこれとやり取りをしていたので思っていた以上時間が掛かってしまった。
リビングのソファーに座り一息ついたところで、ぐぅ~きゅるると、アレナリアとレラのお腹が鳴る。
時間を確認すると、昼をかなり過ぎていた。
これでは二人でなくても、腹の虫が騒ぎ出してもおかしくない。
そう考えていると、カズとビワのお腹も鳴った。
隠し部屋での出来事で、僅かにあった緊張感が腹の音で霧散する。
四人は思わず、ぷっと吹き出して笑い、ビワが手早く軽食を用意して、遅い昼食を取る。
あまりガッツリ食べてしまうと、夕食に影響がでてしまうので、サンドイッチを一つ二つ摘むだけにした。
何をしているのかと隠れて観察していると、その冒険者が一回り二回りと大きくなってきていた。
自分の目がおかしくなったのかと思ったが、冒険者はどんどんと大きくなり、ダンジョンの広間で膝をつかなければ、天井に当たってしまう大きさになった。
あまりの出来事で驚き、物音を立ててしまい、気付かれそうになったので、その場を離れダンジョンを出たと書かれている。
目撃者の情報からは、確かに巨人のように大きくなったようだが、実際にアイテムを使用するところをみてないので、レラが求めてるアイテムかは不明。カズはどう返答してくるか知性ある本に問う。
『ダンジョンの通路を塞ぐ程大きくなったモンスターの目撃情報が少ないのは、そのモンスターが魔力切れになり、本来の大きさに戻った。魔力が供給されなければ、再び大きくなる事はない。ダンジョンで発生するモンスターは、ダンジョンより魔力を供給される。そのために、どのタイミングでアイテムの効果が現れるかは不明』
「で、結局それは、あなたの主が作ったアイテムであってるの? ハッキリ答えて。 でないと、燃やすわよ!」
「お願い。教えてください」
ダンジョンのモンスターが所持してる思われるのが、レラが求めているアイテムなのか、確定かどうか聞きたく、アレナリアも知性ある本を問い詰める。
ビワも同意見だったが、カズやアレナリアと違い優しく頼んだ。
『情報不足で断言はできない。ただし可能性はある。双塔の街に行き、第五迷宮でモンスターを探して討伐し、アイテムを手に入れ鑑定しろ。それが、大きさへは憧れか欲望か、ならば求めるアイテムだ。扱いには魔力量と魔力操作、使用者の強い思い必需』
「大きさは憧れか欲望か。それが大きくなるアイテムなのか? 対の、小さき者への憧れ、よりも、手に入れたがる連中が多そうな名前だな」
『主キルケが作り上げたアイテムの効果から命名した。本来作ろうとしていた物と、異なる効果になったので、そのような名前となった。実物を手に入れ、効果を知れば納得するだろう』
「双塔の街か。まだモンスターの体内にあるかわらかないから、探すなら早い方がいいか。帝都を出発する前に、俺一人で行って来よう」
「あちしも行く」
「いや、初めての街だし、ダンジョンが大っぴらにあるということは、荒くれた連中も多いだろ。三人は待っててくれ」
「そうね。私はローラとアイリス様の騎士達に、魔力操作を教える役目もあるし、ビワだってレオラのお屋敷での仕事があるもの。レラも今よりも、もっと魔力操作ができるようにならないと」
「でも、あちしが欲しがってるのだし」
「もしそのアイテム…大きさは憧れか欲望か、だったわね。それが本物なら、一緒に行ってカズの足手まといになるより、魔力操作の訓練をしていた方がいいでしょ。使うには条件がありそうだもの。どうせ聞いても、これ以上は教えてくれそうにないしね!」
所蔵する本はすんなり教えてくれるのに、直接情報を聞くと遠回しな回答をする知性ある本を、アレナリアは一瞬視線を向けて睨みつける。
アレナリアの行動に、知性ある本は沈黙で返した。
「私もそれがいいと思うわよ。レラ」
「……うん、わかった。カズに任せる」
アレナリアとビワの説得で、カズ一人で双塔の街の第五迷宮に行くことを、レラは渋々ながら受け入れた。
「ダンジョンの最深部まで行くわけじゃないんだ。双塔の街のギルドで情報を聞いてみるよ。もしかしたら、直近で現れたかも知れないし。なんとか探してみるよ」
「双塔の街に向かう前に、サイネリアにも聞いてみたら」
「顔を出してくれって言われてるからな。行く日を決めるのは、隠し部屋を出てからにしよう」
帝都を離れるまでに、双塔の街にあるダンジョン第五迷宮に行き、モンスターの体内にあると思われるアイテムを見付けて、手に入れるという目的が新たに出来た。
この調子でやる事が増えてたら、出立するのがどんどん延びてしまうと思い、重要でない事なら断ろうとカズは決めた。
そもそも帝都に永住する予定は、今のところないのだから。
「三人とも、もういいか? なければ、レオラから頼まれた本を探して終わりにするが」
ビワは自分の種族と住まう地については、カズに任せていたので特に調べたい事はない。
レラも知りたい事は聞け、カズに受け入れられたので、とりあえずは満足していた。
アレナリアだけは「珍しい魔法関連の本が見たいのよね」と、少し不満そうにしていた。
初見からアレナリアの性格を見抜いていたのか『機嫌を損ね、燃やされては敵わない。アレナリアに禁書を教える事はない』と、知性ある本は反応した。
「燃やすって言ったのは冗談よ。冗談」
「禁書! 何を探そうとしてんだ」
「ちょっとした興味よ。怒らないでカズ」
「そんな危険な本を探すなら、次からは連れて来ないぞ」
「はい。ごめんなさい」
反省してしょんぼりするアレナリアから知性ある本に視線を移し尋ねる。
「帝都の地下空間と、旧帝都に関する情報が書かれている本を探したい」
『百十三冊の該当あり』
「ならその中で、今の皇族が知り得たとしても、大きな問題にならない内容は?」
『六十一冊』
「結構あるな。任せるから、適当に三冊選んでくれ」
三ヶ所の蝋燭に火が灯り、その近くにある書棚から、本が数センチ引き出された状態で止まった。
カズはそれを集め、その前に選んでいた本と一緒に、知性ある本の隣に置く。
カズが二冊でアレナリアが三冊、ビワが二冊でレオラに頼まれたのが三冊の合計十冊が、持ち出せるよう複製された本になる。
カズはそれを【アイテムボックス】に入れた。
「今回は何を対価にすればいい。これだけ情報をもらって、無償だと後々こわいからな。また俺の持ってるアーティファクトの古書が必要か?」
『近年この街に訪れ滞在する者が減り、魔力の補給が十分ではない』
「魔力を補給すればいいのか? どうすればいい」
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カズは知性ある本の本体に手を乗せ、魔力を流していくと同時に、自らのステータスを表示させ、魔力の減りを確認する。
100減り200減り、500減っても、羽根ペンは動かない。
まだまだ魔力を持っていかれる。
そして1000が減り、1240で羽根ペンが動き、魔力の減る速度が減少する。
『対価の魔力補給完了』
「1263か。回復するからいいが、結構持っていかれたな。でもまあ、色々と情報知れたわけだからいいだろ。次いつ来れるかわからないが、また頼む」
『了承』
隠し部屋での用は済んだので、空間転移魔法で本の街に出る。
そこで再度空間転移魔法を使用して、帝都の川沿いの家に戻る。
物語を読んだ後に、あれこれとやり取りをしていたので思っていた以上時間が掛かってしまった。
リビングのソファーに座り一息ついたところで、ぐぅ~きゅるると、アレナリアとレラのお腹が鳴る。
時間を確認すると、昼をかなり過ぎていた。
これでは二人でなくても、腹の虫が騒ぎ出してもおかしくない。
そう考えていると、カズとビワのお腹も鳴った。
隠し部屋での出来事で、僅かにあった緊張感が腹の音で霧散する。
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