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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
640 追加の訓練依頼
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歌には魔力が込められており、微弱ではあるが魅了の効果がある事を教えると、ローラは驚いていた。
ここまで透明感のある美しい声で歌が上手くなければ、微弱な魅了程度では効果なかっただろう。
だがローラの歌声では、微弱な魅了も効果が大きく作用してしまう。
声を掛ければ解ける程度だが、実際にBランクのアレナリアでさえも、魅了の効果を受けてしまっている。
歌に魅了の効果があると事前に分かっていれば、この程度の魅了なら受ける事はなかったろうが。
「そうだわ。わたくしの所で暮らしなさい」
「……え、暮らす? アイリス様のお屋敷で?」
突然の申し出に、ローラは混乱した。
アイリスはその理由を説明する。
魅了の効果が現れ始めている今なら、魔力操作を少しでも出来るようになれば、無意識の内に魅了や眠りの効果を歌に込める事はなくなる。
魔力操作を教えてくれるのは、女性騎士達に指導してくれたアレナリアなので、お願いしたいとアイリスが名指しする。
ローラの歌を聞いたアレナリアは、このまま魔力操作が殆どできない状態では、また危険な連中に目を付けられて利用されかねないと承諾した。
あと一度か二度は女性騎士達の様子を見に来ようと思っていたので、アレナリアとしては特に手間だとは思わなかった。
ただアレナリアにも用事があるので、教えに来れるのは、せいぜい三度くらいしかないと伝え、ローラに魔力操作を教える事が決まった。
皇女の頼みを断るのは流石に難しくもあり、何よりローラの事を考えれば受けてあげようとアレナリアは考えた。
ローラが滞在する間は、コンルは出来るだけ出掛けずに居ると言ってきた。
それならばレラを連れて来れるから、もう何度が多く来れると、アレナリアはコンルにレラの相手を頼んだ。
コンルは少し引き気味で「い、いいですよ」と返事した。
馴れ馴れしいレラが少し苦手なのだろうかと思えた瞬間だった。
色々と話が決まった所で、アイリスの屋敷に戻る前に、ローラがもう一曲披露する。
二曲は「ル~ル~ララァ~」と、曲調を奏でるだけで歌詞はなかった。
今度は気持ちを楽にした事で、魔力が込められる事はなかった。
魅了の効果はなくとも、耳心地が良い曲調で、やはり何時までも聞いていたいと思えてしまう。
魅了の効果が発揮されてなくとも、ローラの歌声は種族関係なく引き寄せる。
皆が余韻を感じたまま船は岸へと向い動き始め、ローラはアイリスが乗船している船に寄り添い一緒に岸に向かう。
カズ達が乗船する船も、後を追うにようにして移動する。
屋敷裏のテラスに、先ずアイリス達が乗船する船が着岸する。
ローラはテラスに上り腰を掛けて、下半身は池に浸ける。
続いてカズ達が乗船する船が、同じくテラスに着岸する。
ローラの歌を聞いていたい影響か、今回アレナリアが船酔いになる事はなかった。
アイリスが屋敷に戻って来た事で、池の周囲を警備していた女性騎士達も、屋敷に向かい移動をしてきた。
屋敷で使用人と共に次の準備をしていた女性騎士二人が、屋敷裏のテラスにやって来てアイリスに報告。
気球用のバスケットを運び出せる準備が出来ていると。
報告に来た二人の女性騎士が、何故か浮かばない表情をしていたのは、決して見間違いではない。
気球用のバスケットを運び出すという事は、あれでまた飛ぶんだと理解しての表情だと、数名気付いていた。
「そんな顔しなくても、今回貴女達が乗る事はないと思うわよ。でもそんな顔するなら、あとの訓練は魔力操作より、高所に慣れる訓練をした方がいいかしら。フジに頼んで来てもらいましょうか?」
アレナリアの言葉に、二人の女性騎士はサーッと血の気が引く。
それを見たカミーリアがフォローに入る。
「高所の訓練をするのであれば、私を含めた飛翔魔法を覚えたと言っていた者だけにしてください」
「それもそうね。どちらにしても高所の訓練をするには、カズに来てもらわないとできないわね」
以前にレオラとアイリスに仕える騎士の合同で訓練を行なった際に、飛翔魔法を覚えたいと言っていた騎士が居た事をカズは思い出す。
魔力操作が未熟だったので、アレナリアから指導を受けて、それでも覚えたければ教える約束をしていた。
「とりあえず魔力操作の精度と、本人達がまだフライを覚えたいかの意思を聞いておいて」
「わかったわ。ちなみにカミーリアはどうなの?」
「半々です。実際使えたとしても、それが模擬戦や実戦で使えるまでを考えると、剣か魔力操作の訓練をしていた方がいいかと考えてしまいます」
「訓練の話もよろしいですが、準備が出来たようなので、移動しようと思います。それでどうですか? カズさん」
「フジですか? ならもうすぐ来ると思います」
「では、行きましょう」
「ローラはどうやって」
「地上に上げて運ぶより早いですから、川まで泳いで行ってもらいましょう。いいかしら、ローラ」
「何をするかわかりませんが、川に移動すればいいんですね」
「ええ。一応護衛として、カズさん達に池沿いを歩いて行ってもらうわ。いいですよね」
「あ、はい。わかりました」
「わたくしも後からすぐに行きます。コンルはどうします」
「お昼には戻って来るのよね。なら部屋で待ってます」
「ならあちしも、コンルちゃんと待ってる」
「えッ」
「えッ、てなに。いいじゃん」
「い、いいけど」
レラと二人っきりになるのが、若干嫌そうな表情をするコンル。
この明るく軽い感じのレラが、コンルとしてはやはり少し苦手なのだろう。
カズとアレナリアとビワは池沿いを歩いて、ローラと共に川の方に向かう。
アイリスは侍女と気球用のバスケットを運ぶ護衛の騎士達と共に、カズ達が先に向かった場所に移動する。
ローラが池から清らかな水が流れる川に入り、少し遡行して川縁に座る。
アレナリアとビワがローラの話し相手をして、カズは【マップ】を確認しつつ周囲の警戒をする。
アイリス一行が屋敷から、自分達が居る場所へと向かって来るのを確認した。
手押し車に気球用のバスケットを乗せて、カミーリアと女性騎士の二人で運んで来る。
そろそろフジには来てもらいたかったので、念話で連絡をしようと思ったが、その必要なかった。
南の空より急速に接近する影が小さく見えた。
アイリス達よりも少し早く、フジが池の上空に姿を現した。
池の上空を一周旋回して、カズ達が居る場所に降下する。
川緑に座っていたローラがジャボンと川の中に入り身を隠し、水面から顔だけを出す。
「はや、早く逃げないと! アイリス様来ちゃダメです!」
ローラは現れた巨鳥のモンスターに狙われるのを覚悟で、アイリスに逃げるように大声で叫けんだ。
「ローラ落ち着いて大丈夫」
「大丈夫じゃないよアレナリアさん。あんな大きな鳥のモンスター見た事ない。皆も早く逃げないと」
「あれはカズがテイムしてるライジングホークのフジ。おとなしいから大丈夫よ(アイリス様はローラに伝えてなかったのかしら)」
アレナリアが説明をして、何とかローラを落ち着かせる。
「……テイムしてる?」
「ええ」
「……………」
突如現れた巨鳥のモンスターに、全員殺されてしまうと感じていたローラだったが、カズにテイムされてると聞かされて、訳が分からず思考が停止する。
ローラがそんな状況になっているところに、気球用のバスケットを運んで来た騎士達と共にアイリスが到着する。
「では、お願いしますね。カズさん」
「わかりました。すぐに取り付けます(『また脚に縄を縛り付けるぞ』)」
「『いいよ』」
「『痛かったりしたら言ってくれ』」
「『全然大丈夫。もっと強くても平気』」
念話でフジに話し掛けながら、気球用のバスケットとフジの脚を、以前のように縄で繋ぎ落下を防止する。
ここまで透明感のある美しい声で歌が上手くなければ、微弱な魅了程度では効果なかっただろう。
だがローラの歌声では、微弱な魅了も効果が大きく作用してしまう。
声を掛ければ解ける程度だが、実際にBランクのアレナリアでさえも、魅了の効果を受けてしまっている。
歌に魅了の効果があると事前に分かっていれば、この程度の魅了なら受ける事はなかったろうが。
「そうだわ。わたくしの所で暮らしなさい」
「……え、暮らす? アイリス様のお屋敷で?」
突然の申し出に、ローラは混乱した。
アイリスはその理由を説明する。
魅了の効果が現れ始めている今なら、魔力操作を少しでも出来るようになれば、無意識の内に魅了や眠りの効果を歌に込める事はなくなる。
魔力操作を教えてくれるのは、女性騎士達に指導してくれたアレナリアなので、お願いしたいとアイリスが名指しする。
ローラの歌を聞いたアレナリアは、このまま魔力操作が殆どできない状態では、また危険な連中に目を付けられて利用されかねないと承諾した。
あと一度か二度は女性騎士達の様子を見に来ようと思っていたので、アレナリアとしては特に手間だとは思わなかった。
ただアレナリアにも用事があるので、教えに来れるのは、せいぜい三度くらいしかないと伝え、ローラに魔力操作を教える事が決まった。
皇女の頼みを断るのは流石に難しくもあり、何よりローラの事を考えれば受けてあげようとアレナリアは考えた。
ローラが滞在する間は、コンルは出来るだけ出掛けずに居ると言ってきた。
それならばレラを連れて来れるから、もう何度が多く来れると、アレナリアはコンルにレラの相手を頼んだ。
コンルは少し引き気味で「い、いいですよ」と返事した。
馴れ馴れしいレラが少し苦手なのだろうかと思えた瞬間だった。
色々と話が決まった所で、アイリスの屋敷に戻る前に、ローラがもう一曲披露する。
二曲は「ル~ル~ララァ~」と、曲調を奏でるだけで歌詞はなかった。
今度は気持ちを楽にした事で、魔力が込められる事はなかった。
魅了の効果はなくとも、耳心地が良い曲調で、やはり何時までも聞いていたいと思えてしまう。
魅了の効果が発揮されてなくとも、ローラの歌声は種族関係なく引き寄せる。
皆が余韻を感じたまま船は岸へと向い動き始め、ローラはアイリスが乗船している船に寄り添い一緒に岸に向かう。
カズ達が乗船する船も、後を追うにようにして移動する。
屋敷裏のテラスに、先ずアイリス達が乗船する船が着岸する。
ローラはテラスに上り腰を掛けて、下半身は池に浸ける。
続いてカズ達が乗船する船が、同じくテラスに着岸する。
ローラの歌を聞いていたい影響か、今回アレナリアが船酔いになる事はなかった。
アイリスが屋敷に戻って来た事で、池の周囲を警備していた女性騎士達も、屋敷に向かい移動をしてきた。
屋敷で使用人と共に次の準備をしていた女性騎士二人が、屋敷裏のテラスにやって来てアイリスに報告。
気球用のバスケットを運び出せる準備が出来ていると。
報告に来た二人の女性騎士が、何故か浮かばない表情をしていたのは、決して見間違いではない。
気球用のバスケットを運び出すという事は、あれでまた飛ぶんだと理解しての表情だと、数名気付いていた。
「そんな顔しなくても、今回貴女達が乗る事はないと思うわよ。でもそんな顔するなら、あとの訓練は魔力操作より、高所に慣れる訓練をした方がいいかしら。フジに頼んで来てもらいましょうか?」
アレナリアの言葉に、二人の女性騎士はサーッと血の気が引く。
それを見たカミーリアがフォローに入る。
「高所の訓練をするのであれば、私を含めた飛翔魔法を覚えたと言っていた者だけにしてください」
「それもそうね。どちらにしても高所の訓練をするには、カズに来てもらわないとできないわね」
以前にレオラとアイリスに仕える騎士の合同で訓練を行なった際に、飛翔魔法を覚えたいと言っていた騎士が居た事をカズは思い出す。
魔力操作が未熟だったので、アレナリアから指導を受けて、それでも覚えたければ教える約束をしていた。
「とりあえず魔力操作の精度と、本人達がまだフライを覚えたいかの意思を聞いておいて」
「わかったわ。ちなみにカミーリアはどうなの?」
「半々です。実際使えたとしても、それが模擬戦や実戦で使えるまでを考えると、剣か魔力操作の訓練をしていた方がいいかと考えてしまいます」
「訓練の話もよろしいですが、準備が出来たようなので、移動しようと思います。それでどうですか? カズさん」
「フジですか? ならもうすぐ来ると思います」
「では、行きましょう」
「ローラはどうやって」
「地上に上げて運ぶより早いですから、川まで泳いで行ってもらいましょう。いいかしら、ローラ」
「何をするかわかりませんが、川に移動すればいいんですね」
「ええ。一応護衛として、カズさん達に池沿いを歩いて行ってもらうわ。いいですよね」
「あ、はい。わかりました」
「わたくしも後からすぐに行きます。コンルはどうします」
「お昼には戻って来るのよね。なら部屋で待ってます」
「ならあちしも、コンルちゃんと待ってる」
「えッ」
「えッ、てなに。いいじゃん」
「い、いいけど」
レラと二人っきりになるのが、若干嫌そうな表情をするコンル。
この明るく軽い感じのレラが、コンルとしてはやはり少し苦手なのだろう。
カズとアレナリアとビワは池沿いを歩いて、ローラと共に川の方に向かう。
アイリスは侍女と気球用のバスケットを運ぶ護衛の騎士達と共に、カズ達が先に向かった場所に移動する。
ローラが池から清らかな水が流れる川に入り、少し遡行して川縁に座る。
アレナリアとビワがローラの話し相手をして、カズは【マップ】を確認しつつ周囲の警戒をする。
アイリス一行が屋敷から、自分達が居る場所へと向かって来るのを確認した。
手押し車に気球用のバスケットを乗せて、カミーリアと女性騎士の二人で運んで来る。
そろそろフジには来てもらいたかったので、念話で連絡をしようと思ったが、その必要なかった。
南の空より急速に接近する影が小さく見えた。
アイリス達よりも少し早く、フジが池の上空に姿を現した。
池の上空を一周旋回して、カズ達が居る場所に降下する。
川緑に座っていたローラがジャボンと川の中に入り身を隠し、水面から顔だけを出す。
「はや、早く逃げないと! アイリス様来ちゃダメです!」
ローラは現れた巨鳥のモンスターに狙われるのを覚悟で、アイリスに逃げるように大声で叫けんだ。
「ローラ落ち着いて大丈夫」
「大丈夫じゃないよアレナリアさん。あんな大きな鳥のモンスター見た事ない。皆も早く逃げないと」
「あれはカズがテイムしてるライジングホークのフジ。おとなしいから大丈夫よ(アイリス様はローラに伝えてなかったのかしら)」
アレナリアが説明をして、何とかローラを落ち着かせる。
「……テイムしてる?」
「ええ」
「……………」
突如現れた巨鳥のモンスターに、全員殺されてしまうと感じていたローラだったが、カズにテイムされてると聞かされて、訳が分からず思考が停止する。
ローラがそんな状況になっているところに、気球用のバスケットを運んで来た騎士達と共にアイリスが到着する。
「では、お願いしますね。カズさん」
「わかりました。すぐに取り付けます(『また脚に縄を縛り付けるぞ』)」
「『いいよ』」
「『痛かったりしたら言ってくれ』」
「『全然大丈夫。もっと強くても平気』」
念話でフジに話し掛けながら、気球用のバスケットとフジの脚を、以前のように縄で繋ぎ落下を防止する。
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