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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
595 図書館巡り 10 探索期限
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何とか落ち着きを取り戻した女性職員が、頼まれた事を調べに奥へと行き、カズは戻るのを待つ。
フォローに来なかった他の職員を睨み付けてやろうと思ったカズだが、それで変な噂にでもなったら面倒だとグッと我慢。
五分程で目頭を赤くした受付の女性職員が戻り、カズ宛の連絡があったと、その内容が書かれた紙を渡してきた。
カズは二つ折りにされた紙をその場で開き、書かれた内容を読む。
「確認出来ました。ありがとう。なんか、困らせてごめんなさい」
カズは会釈をして受付を離れる。
「え? あの…はい」
第六皇女専属の冒険者に、面と向かって謝罪された事に驚き、女性職員は唖然とした。
カズは結構前から敬語を入れて話していたのに、本人は気付いてなかった。
受付の女性職員にお礼と、怯えさせてしまった事を謝罪をして、カズは冒険者ギルドを出て宿屋に戻って行く。
カズが出て行き戻って来ない事を確認すると、他のギルド職員達が受付の女性職員の元に集まり「大丈夫?」「皇女様には伝わらない?」「最後になんて言ったの」と聞いて来た。
助けてくれなかった薄情な同僚を腹立たしく思えたが、逆の立場だったら自分も同じ様にしただろうと、受付の女性職員は質問に答えると、助けてけれなかった上司に早引きすると伝え、午前中で仕事を切り上げて帰った。
予想以上に時間が掛かってしまい、宿屋に戻った時には、既にビワとレラは朝食を済ませていた。
カズは遅くなった理由を話しながら、急いで朝食を取ると、宿屋を出て東区の図書館にタクシーで向かった。
東区の図書館に着くまでの間に、アレナリアからの連絡を二人に伝える。
「明後日の朝に、帝都行きの列車に乗るって。この街で待って合流するか、他の街で合流するかは、こっちで決めてくれって」
「他の街に移動すると、行き違いになりませんか?」
「駅でアレナリア達が乗る列車の時間を聞けば、他の街に止まる時間がある程度わかるから大丈夫だよ。いざとなったら念話で、どの駅を通過したか聞けばいいんだしね」
「んじゃ、どこでアレナリアと合うの? ここでなら探す時間が長くなるしょ」
「長くなっても、この状態がいつまで続くかだな。これまでで三回、次で目的の隠し部屋に行く方法がわからなければ四回目だ。あと何回あるかわからないのを続ける時間は、そんなにない。あってもせいぜい、今日と明日の二日間だ。列車の時間にもよるがな」
「あるようで、ありませんね」
「だから明日の午前中までに隠し部屋に行く方法がわからなければ、列車でウエスト・ファームに行って、そこでアレナリアと合流しようと思う」
「ウエスト・ファームですか?」
「あちしはしぼりたてのミルクで、フルーツミルクが飲めるなら、最高だからいいよ!」
何故ウエスト・ファームなのかビワは疑問に思い、レラは新鮮なフルーツミルクが飲めると喜ぶ。
「アイテムボックスに入れてある食材も殆ど無いからね。せっかくこっち方面に来たんだし、ウエスト・ファームまで足を延ばして多く買い溜めしようと思って。あ、これは必要だと考えての事なんだ。いいよね? ビワ」
「カズさんのアイテムボックスに入れておけば、食材が傷む事はありませんし、それは無駄遣いだとは思いません。帝都で買うよりも安いので、節約になりいいと思います(もしかして昨夜言った事で、私に許可を?)」
「ビワの許しも出たことで、謎解きは明日までという事で」
隠し部屋の探索期限を決めたところで、タクシーは昨日も来た東区の図書館に到着した。
今回探す場所のは、魔道具関連の本が置かれてる書棚。
ただ独特の雰囲気を出している観覧者が、書棚の前で立ち読みをしているので、範囲は狭いが少々探しにくい。
無理に頼んで移動してもらい探しでもしたら、また司書に声を掛けられると考えたカズは、誰もいない書棚から見て回ろうと二人に伝えて行動に移す。
まだ一度も自分で見付けてないカズは、書棚を上から下へと目を凝らして見過ごさないようにする。
別の書棚を探すビワも、カズと同じ様に立ち読みをする観覧者に苦戦する。
レラはその小ささでうまいこと立ち読みをしている観覧者の下に入り、下段の書棚を手早く見て回る。
二十分から三十分の間に、立ち読みしていた観覧者達が場所を変えた事で、順次書棚を探せるようになり、今回はビワがタイトルの無い本を見付けた。
勝負していたわけではないのに、なんだか悔しそうな表情をしたレラがカズを呼びに来た。
探し始めた時に、本を見ながらぶつぶつと呟いていた観覧者が居た、その壁際の書棚の前で、ビワは本を手に持ち二人が来るのを待っていた。
「カズさん。ありました。たぶんこれです」
他の観覧者の迷惑にならないようにと、二人が側に来るまで黙って待ち、話す際にもビワは声量に気を付けた。
子供向けの絵本が多い北区の図書館は別として、東区の図書館も話し声ならぬ、あちらこちらから独り言が聞こえているので、大きな声を出さなければ会話しても然程迷惑にはならない。
会話する内容も内容なので、カズ達と同じ様に隠し部屋を探してる者がいないとは限らない。
なので、気を付ける必要があった。
悪意ある者に聞かれた場合、カズの持ってるアーティファクトの古書か、一緒に居るビワとレラから情報を聞き出そうと狙って来るかも知れない。
なので図書館内では極力密着して、声量を落として会話をするようにしている。
「ここで立ち読みしてたおっちゃんは、表紙に何も書かれてない本が気にならなかったのかな?」
「どうだろな。単に興味がなかったから手に取らなかったのか、見たけど気になる内容じゃなかったとか」
「もしかして、私達だけにしか見えてないとか……そんな事ありませんよね。こうして棚に並んでるんですものね」
「それは……ないとは言い切れないか。今までの本は消えてるわけだし、ビワの考えはあり得るよ」
「そんな話は後でいいしょ。早くその本見てみてよ。カズ」
「わかってるって」
レラに急かされて、カズはビワからタイトルの無い本を受け取り開き見る。
どんな魔道具の本かと頁をめくるが、掲載されているのは生活の中で使われる鉱石ライターや、待ち運び出来る魔力で使う一口の魔力コンロと、家庭に据え置き型の二口の魔力コンロ。
川や井戸から水を汲み上げる魔力ポンプに明かりを灯す魔力ランプなどだった。
どれもこれも、百年以上前に作られた初期型の物ばかり。
珍しい魔道具を探す目的ではないので、カズ的に本の内容はどうでもよかった。
とは、言わない。
ちょっと楽しみにしていたので少し残念だった。
じっくり見ては、またレラから催促されそうなので、一通り目を通したらビワに元あった所を聞き、タイトルの無い本を書棚に戻す。
周囲の視線に注意をしながら、肩掛け鞄に入れているアーティファクトの古書を取り出し、新たな文字が現れているか確かめる。
「どうですか?」
「あった? あった?」
「ちょっと待て、レラ」
ビワは見付けた本が正しかったのか気になり、レラは今度こタイトルの無い本がある場所を当てて、自分が見付け出して特製プリンを大量に要求するんだと、表には出さずに内心意気込んでいた。
「あったぞ!」
「なんて書いてあるの? 読んで!」
「待て待てレラ、声が大きいぞ」
「ごめん」
「カズさん、外に出ましょう。その方が他の方の迷惑にならないでしょう」
「そうしよう」
レラの声を聞き騒がしいと注意され、司書を呼ばれてはたまらないので、三人は東区の図書館を出て近場の小さな空き地に移動し、話の続きをする。
フォローに来なかった他の職員を睨み付けてやろうと思ったカズだが、それで変な噂にでもなったら面倒だとグッと我慢。
五分程で目頭を赤くした受付の女性職員が戻り、カズ宛の連絡があったと、その内容が書かれた紙を渡してきた。
カズは二つ折りにされた紙をその場で開き、書かれた内容を読む。
「確認出来ました。ありがとう。なんか、困らせてごめんなさい」
カズは会釈をして受付を離れる。
「え? あの…はい」
第六皇女専属の冒険者に、面と向かって謝罪された事に驚き、女性職員は唖然とした。
カズは結構前から敬語を入れて話していたのに、本人は気付いてなかった。
受付の女性職員にお礼と、怯えさせてしまった事を謝罪をして、カズは冒険者ギルドを出て宿屋に戻って行く。
カズが出て行き戻って来ない事を確認すると、他のギルド職員達が受付の女性職員の元に集まり「大丈夫?」「皇女様には伝わらない?」「最後になんて言ったの」と聞いて来た。
助けてくれなかった薄情な同僚を腹立たしく思えたが、逆の立場だったら自分も同じ様にしただろうと、受付の女性職員は質問に答えると、助けてけれなかった上司に早引きすると伝え、午前中で仕事を切り上げて帰った。
予想以上に時間が掛かってしまい、宿屋に戻った時には、既にビワとレラは朝食を済ませていた。
カズは遅くなった理由を話しながら、急いで朝食を取ると、宿屋を出て東区の図書館にタクシーで向かった。
東区の図書館に着くまでの間に、アレナリアからの連絡を二人に伝える。
「明後日の朝に、帝都行きの列車に乗るって。この街で待って合流するか、他の街で合流するかは、こっちで決めてくれって」
「他の街に移動すると、行き違いになりませんか?」
「駅でアレナリア達が乗る列車の時間を聞けば、他の街に止まる時間がある程度わかるから大丈夫だよ。いざとなったら念話で、どの駅を通過したか聞けばいいんだしね」
「んじゃ、どこでアレナリアと合うの? ここでなら探す時間が長くなるしょ」
「長くなっても、この状態がいつまで続くかだな。これまでで三回、次で目的の隠し部屋に行く方法がわからなければ四回目だ。あと何回あるかわからないのを続ける時間は、そんなにない。あってもせいぜい、今日と明日の二日間だ。列車の時間にもよるがな」
「あるようで、ありませんね」
「だから明日の午前中までに隠し部屋に行く方法がわからなければ、列車でウエスト・ファームに行って、そこでアレナリアと合流しようと思う」
「ウエスト・ファームですか?」
「あちしはしぼりたてのミルクで、フルーツミルクが飲めるなら、最高だからいいよ!」
何故ウエスト・ファームなのかビワは疑問に思い、レラは新鮮なフルーツミルクが飲めると喜ぶ。
「アイテムボックスに入れてある食材も殆ど無いからね。せっかくこっち方面に来たんだし、ウエスト・ファームまで足を延ばして多く買い溜めしようと思って。あ、これは必要だと考えての事なんだ。いいよね? ビワ」
「カズさんのアイテムボックスに入れておけば、食材が傷む事はありませんし、それは無駄遣いだとは思いません。帝都で買うよりも安いので、節約になりいいと思います(もしかして昨夜言った事で、私に許可を?)」
「ビワの許しも出たことで、謎解きは明日までという事で」
隠し部屋の探索期限を決めたところで、タクシーは昨日も来た東区の図書館に到着した。
今回探す場所のは、魔道具関連の本が置かれてる書棚。
ただ独特の雰囲気を出している観覧者が、書棚の前で立ち読みをしているので、範囲は狭いが少々探しにくい。
無理に頼んで移動してもらい探しでもしたら、また司書に声を掛けられると考えたカズは、誰もいない書棚から見て回ろうと二人に伝えて行動に移す。
まだ一度も自分で見付けてないカズは、書棚を上から下へと目を凝らして見過ごさないようにする。
別の書棚を探すビワも、カズと同じ様に立ち読みをする観覧者に苦戦する。
レラはその小ささでうまいこと立ち読みをしている観覧者の下に入り、下段の書棚を手早く見て回る。
二十分から三十分の間に、立ち読みしていた観覧者達が場所を変えた事で、順次書棚を探せるようになり、今回はビワがタイトルの無い本を見付けた。
勝負していたわけではないのに、なんだか悔しそうな表情をしたレラがカズを呼びに来た。
探し始めた時に、本を見ながらぶつぶつと呟いていた観覧者が居た、その壁際の書棚の前で、ビワは本を手に持ち二人が来るのを待っていた。
「カズさん。ありました。たぶんこれです」
他の観覧者の迷惑にならないようにと、二人が側に来るまで黙って待ち、話す際にもビワは声量に気を付けた。
子供向けの絵本が多い北区の図書館は別として、東区の図書館も話し声ならぬ、あちらこちらから独り言が聞こえているので、大きな声を出さなければ会話しても然程迷惑にはならない。
会話する内容も内容なので、カズ達と同じ様に隠し部屋を探してる者がいないとは限らない。
なので、気を付ける必要があった。
悪意ある者に聞かれた場合、カズの持ってるアーティファクトの古書か、一緒に居るビワとレラから情報を聞き出そうと狙って来るかも知れない。
なので図書館内では極力密着して、声量を落として会話をするようにしている。
「ここで立ち読みしてたおっちゃんは、表紙に何も書かれてない本が気にならなかったのかな?」
「どうだろな。単に興味がなかったから手に取らなかったのか、見たけど気になる内容じゃなかったとか」
「もしかして、私達だけにしか見えてないとか……そんな事ありませんよね。こうして棚に並んでるんですものね」
「それは……ないとは言い切れないか。今までの本は消えてるわけだし、ビワの考えはあり得るよ」
「そんな話は後でいいしょ。早くその本見てみてよ。カズ」
「わかってるって」
レラに急かされて、カズはビワからタイトルの無い本を受け取り開き見る。
どんな魔道具の本かと頁をめくるが、掲載されているのは生活の中で使われる鉱石ライターや、待ち運び出来る魔力で使う一口の魔力コンロと、家庭に据え置き型の二口の魔力コンロ。
川や井戸から水を汲み上げる魔力ポンプに明かりを灯す魔力ランプなどだった。
どれもこれも、百年以上前に作られた初期型の物ばかり。
珍しい魔道具を探す目的ではないので、カズ的に本の内容はどうでもよかった。
とは、言わない。
ちょっと楽しみにしていたので少し残念だった。
じっくり見ては、またレラから催促されそうなので、一通り目を通したらビワに元あった所を聞き、タイトルの無い本を書棚に戻す。
周囲の視線に注意をしながら、肩掛け鞄に入れているアーティファクトの古書を取り出し、新たな文字が現れているか確かめる。
「どうですか?」
「あった? あった?」
「ちょっと待て、レラ」
ビワは見付けた本が正しかったのか気になり、レラは今度こタイトルの無い本がある場所を当てて、自分が見付け出して特製プリンを大量に要求するんだと、表には出さずに内心意気込んでいた。
「あったぞ!」
「なんて書いてあるの? 読んで!」
「待て待てレラ、声が大きいぞ」
「ごめん」
「カズさん、外に出ましょう。その方が他の方の迷惑にならないでしょう」
「そうしよう」
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