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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
581 ビワに興味を持つ者
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かれこれ三十分近くレラと言い合いをしている合間に、ビワが何時もの様に扉を静かに開けて家に入ってきていた。
しかもアレナリアが留守だから、来ないように伝えようと話していたレオラも一緒に。
「カズはナイフを使えないのか?」
「うぉ! なんでレオラが?」
「なんだ、その反応は」
「毎回急に来るからだろ。それとアレナリアは用事で半月は留守にする。その間来ても酒の相手はいないぞ」
「なんだそうか。ならその間、アタシがレラにナイフの使い方を教えてやろう」
「それはありがたい。が、見返りがあるだろ」
「この前持ってきた、バレルボアのお返しだと思え。カズが足りないと思うのなら、次アレナリアと飲む時に、バレルボアのローストをたんまりと用意してくれればいい。たんまりとな」
「それで済むなら。ただし来る日は先に言ってくれ。あれを作るのには、時間が掛かるんだ(完全に用意しろって言ってるじゃないか)」
「暇な時に作って、アイテムボックスに入れておけばいいだろ。そうすれば、いつ来ても問題ない」
急に来させないよう先手を打ったつもりだったが、アイテムボックス内の時間停止の便利さに気付かれてしまった。
ならばとカズは、次の一手を繰り出す。
「バレルボアのローストを作るには、ビワが必要不可欠で、休みを一日潰してもらわなければ作れないんだ(こう言っておけば、大量に作っても少しずつ出しても、もんくは言わないだろ)」
「なるほど、作るにはビワが必要不可欠か。うん、取りあえず夕食の後に話をしよう。今日来たのは、カズに話があったからだ」
「俺に話が? そうだったのか(いつもみたく、アレナリアと酒を飲むのに来たと思った)」
レラの次は急に来たレオラと、なんだかんだと言い合いをし、結局は一緒に夕食を取る事になった。
話をするだけなら、夕食時に来なければいいのにとカズは思っていたが、ビワと一緒に来た理由が夕食後の話で分かった。
レオラの話によると、最近ある人物がビワに興味を持ち始めたと聞かされた。
皇女の屋敷に通いで働いているというだけなら、少なからず他の皇族の所でもあるので然程問題はないのだが、今回はそうではないらしい。
ビワに興味を持っているという人物は、運河を使って運搬の商売をしている一人だで、名前は『パラガス・ノイア』だと言う。
帝都の運搬は運河を使って船で運ばれる物も多く、とても重要だとレオラは話す。
運河を使って船で運搬をする商会は幾つかあり、その中でもパラガス・ノイアの商会は中規模で、従業員は五十人程だと。
ただ帝都でも珍しく、獣人や半獣人を多く雇用しているらしい。
しかも自ら地方に足を運び、貧しい獣人を雇い入れてると言う。
「ビワも地方から出て来たんだと思ったんじゃないの? レオっち」
「そうならいいが、そいつには少し悪い噂があるんだ」
悪い噂と聞き、カズはぐっと身を乗り出して聞く。
「獣人と半獣人を差別せずに雇っているなら好意的に思えるが、アタシが少し調べた結果、パラガスは獣人嗜好があるらしい」
「つまりビワに目を付けて狙ってると」
「まだ確定ではないが」
「それでレオラが送ってきてくれたのか」
「ビワは、ばあの大事な片腕だ。何かあっては困る」
「……わかった。以前のようにビワの送り迎えをする。アレナリアは出掛けていないから、その間は俺が」
「そうしてくれ。四、五日周囲の警戒をして、どうだったか報告してくれ」
「わかった。ビワを送ってくれてありがとう」
話を終えると、アレナリアが留守で酒の相手がいないという事で、レオラは大人しく屋敷に戻って行った。
皇女が使用人の護衛をして送るなんて、知らぬ者が聞いたらおかしな話だ。
「そんな事があったのなら、相談してくれれば」
「レラの事もありましたし、カズさん最近出掛けて忙しいそうだったので…」
「夕食は皆で食べてるんだから、その時にでも話してくれればよかったのに。アレナリアには話してないの?」
「アレナリアさんも最近は昼間出掛けてるので、疲れてるのではないかと。それにこの前サイネリアへの贈り物の事で、カズさんに強く言い過ぎたので、ちょっと言いづらく……」
「あれは二人から言われるような行動をした俺が悪いんだから、ビワが気にする事ないよ。それに一番大変なのは、レオラの所で働いて、戻って来たら夕食の仕度をするビワでしょ。気付けなかった俺も悪いけど、ビワの遠慮するところがまた出てるよ。レラまでとは言わないけど、少しくらいはわがまま言ってくれていいんだから」
「そうですね…ごめんなさい」
「ビワが謝る事じゃ…いや、俺こそ言い過ぎた。ごめん。取りあえず明日から送り迎えはするから」
「はい。お願いします」
「任せて(ビワのもふもふを狙う不届き者は許せん。何かしてきようものなら、ただではおかん)」
帝都に来てから妖精族のレラが狙われる心配ばかりしていたが、ここにきてビワが狙われるとは、注意不足だとカズは反省。
◇◆◇◆◇
夜明け少し前、ヒューケラとアレナリアはブロンディ宝石商会を出発し、魔導列車に乗って最西端の駅がある街クラフトに向かう。
列車内で二人が朝食を済ませた頃、帝都の川沿いの家では、仕事に行くビワを送るために、カズはレラを連れて三人で家を出る。
帝都内の決まった道を走る乗り合い馬車に乗るために、馬車が停車する場所に向かう。
今回はビワが何時も通勤に乗る大型の乗り合い馬車を避け、少し遠回りして空いてる中型の乗り合い馬車を選びレオラの屋敷に向かった。
レラは毎度のごとく、イリュージョンの魔法で小人族の姿に見えるようにしている。
中型の乗り合い馬車を降りて十数分歩き、レオラの屋敷に到着する。
ビワは何時も通り屋敷の裏手に回り、敷地内に入る。
ビワが屋敷に入るのを見届けると、カズはレラと共に、来た時と反対方向に向かう乗り合い馬車で川沿い家に戻る。
護衛としてビワを送って来たが、特に付けられたり、怪しげな視線を送る者もいなかった。
まだ一日目の送りだけなので、レオラが言っていた人物に関係する者が、現れる事はなかった。
アレナリアも出掛けていないので、夕方ビワを迎えに行く時間まで、フジの所に行ってレラに魔法の練習と、レラ専用のナイフに慣れさせるために昼食用の野菜と肉を切らせた。
「ナイフの練習って言ったのに、初めて切るのが野菜なの」
「手に馴染むように、取りあえずだよ。ついでに料理が出来るようになれば、一石二鳥だろ」
「いっちょめチョ? なんそれ?」
「どうすりゃそう聞こえるんだ? 俺の言いたいのは、一つの事で二つ覚えられるから、お得だろってことだよ」
「ビワかカズが作ってくれるんだから、あちしが覚えることないじゃん」
「無理に自分の分を作れとは言わないが、ビワの手伝いを出来るようにしたいと思わないのか?」
「ちょくちょくはしないけど、手伝ってた事あるもん」
「たまにな。取りあえず切るなり焼くなり簡単なことくらいは、覚えておいて損はないだろ(どちらかといえば、邪魔してるようにも思えたが)」
「わかったよ」
「戦闘面での使い方は、レオラに教わってくれ。詳しそうだったしな」
「レオっち戦う時に、剣なんて使うのかな?」
「どうだろな(ビワの事を聞いて忘れてたが、サイネリアに余計な事を吹き込んだ件で、もんく言うつもりだったが、今回はレラにナイフの使い方を教えると言っていたから、それで帳消しってことにするか)」
この程度ならレラでもすぐに覚えられるだろうと、焚き火でフライパンを温めてオリーブオイルを入れ、レラの切った野菜と肉を炒めて塩と胡椒で味付けをし、昼食は肉野菜炒めにした。
しかもアレナリアが留守だから、来ないように伝えようと話していたレオラも一緒に。
「カズはナイフを使えないのか?」
「うぉ! なんでレオラが?」
「なんだ、その反応は」
「毎回急に来るからだろ。それとアレナリアは用事で半月は留守にする。その間来ても酒の相手はいないぞ」
「なんだそうか。ならその間、アタシがレラにナイフの使い方を教えてやろう」
「それはありがたい。が、見返りがあるだろ」
「この前持ってきた、バレルボアのお返しだと思え。カズが足りないと思うのなら、次アレナリアと飲む時に、バレルボアのローストをたんまりと用意してくれればいい。たんまりとな」
「それで済むなら。ただし来る日は先に言ってくれ。あれを作るのには、時間が掛かるんだ(完全に用意しろって言ってるじゃないか)」
「暇な時に作って、アイテムボックスに入れておけばいいだろ。そうすれば、いつ来ても問題ない」
急に来させないよう先手を打ったつもりだったが、アイテムボックス内の時間停止の便利さに気付かれてしまった。
ならばとカズは、次の一手を繰り出す。
「バレルボアのローストを作るには、ビワが必要不可欠で、休みを一日潰してもらわなければ作れないんだ(こう言っておけば、大量に作っても少しずつ出しても、もんくは言わないだろ)」
「なるほど、作るにはビワが必要不可欠か。うん、取りあえず夕食の後に話をしよう。今日来たのは、カズに話があったからだ」
「俺に話が? そうだったのか(いつもみたく、アレナリアと酒を飲むのに来たと思った)」
レラの次は急に来たレオラと、なんだかんだと言い合いをし、結局は一緒に夕食を取る事になった。
話をするだけなら、夕食時に来なければいいのにとカズは思っていたが、ビワと一緒に来た理由が夕食後の話で分かった。
レオラの話によると、最近ある人物がビワに興味を持ち始めたと聞かされた。
皇女の屋敷に通いで働いているというだけなら、少なからず他の皇族の所でもあるので然程問題はないのだが、今回はそうではないらしい。
ビワに興味を持っているという人物は、運河を使って運搬の商売をしている一人だで、名前は『パラガス・ノイア』だと言う。
帝都の運搬は運河を使って船で運ばれる物も多く、とても重要だとレオラは話す。
運河を使って船で運搬をする商会は幾つかあり、その中でもパラガス・ノイアの商会は中規模で、従業員は五十人程だと。
ただ帝都でも珍しく、獣人や半獣人を多く雇用しているらしい。
しかも自ら地方に足を運び、貧しい獣人を雇い入れてると言う。
「ビワも地方から出て来たんだと思ったんじゃないの? レオっち」
「そうならいいが、そいつには少し悪い噂があるんだ」
悪い噂と聞き、カズはぐっと身を乗り出して聞く。
「獣人と半獣人を差別せずに雇っているなら好意的に思えるが、アタシが少し調べた結果、パラガスは獣人嗜好があるらしい」
「つまりビワに目を付けて狙ってると」
「まだ確定ではないが」
「それでレオラが送ってきてくれたのか」
「ビワは、ばあの大事な片腕だ。何かあっては困る」
「……わかった。以前のようにビワの送り迎えをする。アレナリアは出掛けていないから、その間は俺が」
「そうしてくれ。四、五日周囲の警戒をして、どうだったか報告してくれ」
「わかった。ビワを送ってくれてありがとう」
話を終えると、アレナリアが留守で酒の相手がいないという事で、レオラは大人しく屋敷に戻って行った。
皇女が使用人の護衛をして送るなんて、知らぬ者が聞いたらおかしな話だ。
「そんな事があったのなら、相談してくれれば」
「レラの事もありましたし、カズさん最近出掛けて忙しいそうだったので…」
「夕食は皆で食べてるんだから、その時にでも話してくれればよかったのに。アレナリアには話してないの?」
「アレナリアさんも最近は昼間出掛けてるので、疲れてるのではないかと。それにこの前サイネリアへの贈り物の事で、カズさんに強く言い過ぎたので、ちょっと言いづらく……」
「あれは二人から言われるような行動をした俺が悪いんだから、ビワが気にする事ないよ。それに一番大変なのは、レオラの所で働いて、戻って来たら夕食の仕度をするビワでしょ。気付けなかった俺も悪いけど、ビワの遠慮するところがまた出てるよ。レラまでとは言わないけど、少しくらいはわがまま言ってくれていいんだから」
「そうですね…ごめんなさい」
「ビワが謝る事じゃ…いや、俺こそ言い過ぎた。ごめん。取りあえず明日から送り迎えはするから」
「はい。お願いします」
「任せて(ビワのもふもふを狙う不届き者は許せん。何かしてきようものなら、ただではおかん)」
帝都に来てから妖精族のレラが狙われる心配ばかりしていたが、ここにきてビワが狙われるとは、注意不足だとカズは反省。
◇◆◇◆◇
夜明け少し前、ヒューケラとアレナリアはブロンディ宝石商会を出発し、魔導列車に乗って最西端の駅がある街クラフトに向かう。
列車内で二人が朝食を済ませた頃、帝都の川沿いの家では、仕事に行くビワを送るために、カズはレラを連れて三人で家を出る。
帝都内の決まった道を走る乗り合い馬車に乗るために、馬車が停車する場所に向かう。
今回はビワが何時も通勤に乗る大型の乗り合い馬車を避け、少し遠回りして空いてる中型の乗り合い馬車を選びレオラの屋敷に向かった。
レラは毎度のごとく、イリュージョンの魔法で小人族の姿に見えるようにしている。
中型の乗り合い馬車を降りて十数分歩き、レオラの屋敷に到着する。
ビワは何時も通り屋敷の裏手に回り、敷地内に入る。
ビワが屋敷に入るのを見届けると、カズはレラと共に、来た時と反対方向に向かう乗り合い馬車で川沿い家に戻る。
護衛としてビワを送って来たが、特に付けられたり、怪しげな視線を送る者もいなかった。
まだ一日目の送りだけなので、レオラが言っていた人物に関係する者が、現れる事はなかった。
アレナリアも出掛けていないので、夕方ビワを迎えに行く時間まで、フジの所に行ってレラに魔法の練習と、レラ専用のナイフに慣れさせるために昼食用の野菜と肉を切らせた。
「ナイフの練習って言ったのに、初めて切るのが野菜なの」
「手に馴染むように、取りあえずだよ。ついでに料理が出来るようになれば、一石二鳥だろ」
「いっちょめチョ? なんそれ?」
「どうすりゃそう聞こえるんだ? 俺の言いたいのは、一つの事で二つ覚えられるから、お得だろってことだよ」
「ビワかカズが作ってくれるんだから、あちしが覚えることないじゃん」
「無理に自分の分を作れとは言わないが、ビワの手伝いを出来るようにしたいと思わないのか?」
「ちょくちょくはしないけど、手伝ってた事あるもん」
「たまにな。取りあえず切るなり焼くなり簡単なことくらいは、覚えておいて損はないだろ(どちらかといえば、邪魔してるようにも思えたが)」
「わかったよ」
「戦闘面での使い方は、レオラに教わってくれ。詳しそうだったしな」
「レオっち戦う時に、剣なんて使うのかな?」
「どうだろな(ビワの事を聞いて忘れてたが、サイネリアに余計な事を吹き込んだ件で、もんく言うつもりだったが、今回はレラにナイフの使い方を教えると言っていたから、それで帳消しってことにするか)」
この程度ならレラでもすぐに覚えられるだろうと、焚き火でフライパンを温めてオリーブオイルを入れ、レラの切った野菜と肉を炒めて塩と胡椒で味付けをし、昼食は肉野菜炒めにした。
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