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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
553 レオラとアイリスに仕える騎士の合同訓練 5 最終日の午前の訓練終了
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アスターとガザニアがカズに反撃する隙を与えないように、剣速を生かして二人で同時に攻める。
抜いた刀で片方の剣を受けて、もう一方の剣を避ける。
二人の隙を見せた時に反撃に転じようとするカズに《筋力強化》を使用したグラジオラスの強斬撃が振り下ろされる。
カズが魔法を使う仕草を見せると、ガザニアはアスターと呼吸を合わせた剣の攻撃から、蹴りなどを織り混ぜた攻撃に主体を変える。
戦い方が騎士のそれより冒険者に近く、三人の連係が噛み合いカズに反撃をさせない。
「三人相手に防戦一方か? カズ」
「こんなものではないでしょう。カズ殿」
「二人とも挑発は…」
「さすがレオラ様に付いてるだけあって、さっきの四人とは違う。ならそろそろ俺の方もやらせてもらう」
攻め立て調子に乗るガザニアとアスターの二人と謙虚なグラジオラスに、カズはこれより攻めると答える。
「手加減はしてくださいよ、カズ殿」
「これだけ攻めてといて、それを言うのか」
「……いっぱい血が出ても怒らないでください」
「望むところ(と言っても、未だに剣術だけだと、今回集まった騎士の誰も勝てそうにないんだよなぁ。スキルがなければド素人だし。俺は)」
カズは後退して間合いを取り、火燐刀を一度鞘に納めて魔力を込める。
そこにグラジオラスが渾身の一撃を、カズ目掛けて振り下ろす。
カズは「ふぅ」と小さく息を吐き、右足を一歩踏み込んで抜刀し、振り下ろされたグラジオラスの剣を受ける。
今まで目立つ事のなかった火燐刀の波紋が緋く色付き、交差したグラジオラスの剣を物の見事に切断する。
「剣が!」
「少し強くいく」
グラジオラスの腹部(装備の厚い部分)に左手で掌底を当てると同時に、圧縮した魔力(魔力弾)を手の平から放った。
「ッく!」
掌底と魔力弾の直撃で、グラジオラスは10メートル近く吹っ飛び転がる。
グラジオラスがやられたのに見向きもせず、アスターがカズの動きを止めようと後方から足を狙う。
カズは右手の火燐刀を逆手に持ち変え、地面に突き立てて後方から迫るアスターの剣を止める。
予測していたのか、後方からの攻撃を止められた事に焦る様子もなく、アスターは即座に剣を戻して、カズの武器を封じようとカズの右腕を狙う。
この時既にカズは振り返り、地面に突き刺した火燐刀を抜き、アスターの二撃目を受けようとしていた。
「ここだ! もらったぞ、カズ!」
「やばッ」
ここで一旦距離を置いていたガザニアが動き、アスターに意識が向いたカズの背後から殺す勢いで剣を振り下ろうとする。
このままアスターの剣を火燐刀で受けると、ガザニアの剣で背中をバッサリと斬られるのは確実。
「〈バリア・フィールド〉」
硬質な音と共に、アスターとガザニアの剣は、カズの三十センチ程手前のバリア・フィールドによって弾かれた。
「止められた!?」
「障壁だと!」
カズは火燐刀を鞘に戻し、正面のアスターの手を掴み捻り上げ、足を掛けて体勢を崩して投げ、地面に強目に叩き付ける。
アスターは受け身をとるのが遅れ、背中全体に衝撃が走り、一瞬呼吸が止まりそうになった。
金属製の防具をしていたので、それほど大きなダメージにはならなかったが、呼吸が少し荒くなり、すぐには立てそうにない。
手放したアスターがの剣をガザニアに投げると、ガザニアはこれを避けずに剣で左に払いのけた。
そこに隙が生まれ、アスターを投げたカズが瞬時にガザニアの懐に入る。
払いのけた剣を戻すのが間に合わないと、ガザニアはカズの脇腹目掛けて右膝蹴りをする。
カズはこれを左腕で防御すると、ガザニアは剣を手離して、カズの顔面を狙い、無理な体勢のまま拳を繰り出す。
片足で立っている状態のガザニアの足をすくうと、目前まで迫っていたガザニアの拳がカズの顔を捉える事はなく空を切る。
カズは空を切ったガザニアの右腕を掴み、その勢いのまま担ぎ一本背負い。
ガザニアは地面に背中から叩き付けられ、アスターと同じになると思いきや、ギリギリで受け身を取った。
がそこまで、カズに仰向けに押さえ付けられて、首元に自身が手放した剣を突き付けた。
正直降参はするなら気絶でもした方がマシと考えていたガザニアだったが、完全に手も足も出ない状況になった事で諦め、全身から力を抜いた。
「ッ……負けだ」
「これで全員か(ついバリア・フィールドを使ってしまった。これ絶対に突っ込まれるだろうな。でも魔法は使っていいと言われたし)」
立ち上がって剣を返したところで、ガザニアから疑問が投げ掛けてきた。
「……なぜワタシだけ、この程度ですませた」
カズは返答に悩みながら答える。
「午後も訓練はあるんだ。それにガザニアは受け身をとったからダメージが少ないんだろ」
「甘い奴め」
「それで結構。甘い俺は三班全員を回復させる」
「ワタシは必要ない。見ての通り動ける」
「……わかった」
ガザニアはそっぽを向き、早く行けと手を振る。
先ずは近くにアスターとグラジオラスに〈ヒーリング〉を使用し、次にアイリス組の四人の所に移動して二人の拘束を解き、気絶している二人と共に〈ヒーリング〉を掛けた。
ガザニアを除き三班全員にヒーリングを掛け終えたところで、レオラが右手人差し指を数回クイクイと自分の方に動かしてカズを呼ぶ。
「わざわざ回復させんでも、たいしたダメージはないだろ」
「午後も訓練はあるだし、午前のダメージを残さない方がいいでしょ」
「最初から回復させるつもりだったのなら、骨の二、三本折る気でやれ。手加減のし過ぎた」
「すいません」
「どうも指南役は、カズよりアレナリアの方が向いてるみたいだ」
「そう思うのだったら、午後アレナリアが来た…」
「不慣れでも午後もやってもらうぞ。今日はそれで呼んだんだぞ」
「ぅ……(交代してもらおうと思ったんだが、ダメか)」
「結果的には役に立ったが、フジを連れて来た件を忘れてるわけじゃないだろ。アレナリアから聞いてなければ」
「痛いところを、わかったよ。午後も協力すればいいんだろ(ダンジョンを最下層まで降りずに、出て来るべきだったか)」
午前の合同訓練を終えたあと、またもやレオラからカズに注意が入った。
騎士達はテントが建ててある場所まで移動し、元の班に戻って少し遅めの昼食を取る。
ただフジに乗った一班の五人と、レオラが相手をした二班の三人は、全く食が進まない様子だった。
何も持たずに来たレオラの昼食は、アイリスの屋敷から誰かが持って来るのかと思いきや違った。
「アタシらも昼にしよう。カズ」
「……はい?」
「何かしらあるだろ。出せ」
「当然のように言うな(あるけど)」
「バレルボアの肉でいいぞ」
「肉指定で要求かよ」
「無いのか?」
差し出せとばかりに、レオラは手の平を上に向けて広げ、カズの方に伸ばして早く寄越せと視線を向ける。
渡すまで引き下がりそうにないので、カズは【アイテムボックス】からバレルボアの肉で作ったローストボアの薄切りを多く挟んだパンを出してレオラに渡した。
それを受け取ったレオラは、がぶりと大口で一噛みし、むしゃむしゃと満足そうにして食べる。
「旨い! あと二つくれ」
「はいはい、どーぞどーぞ(相変わらずレオラは肉好きだなぁ。俺も腹へったし食おう)」
カズもローストボアを挟んだパンを食べ、フジには訓練を手伝ってくれたご褒美として、バレルボアの肉の塊を与えた。
一班と二班の食が進まなかった九人も、午後の訓練があるからと、少しだけでもと無理に昼食を口に放り込み水で流し込んだ。
抜いた刀で片方の剣を受けて、もう一方の剣を避ける。
二人の隙を見せた時に反撃に転じようとするカズに《筋力強化》を使用したグラジオラスの強斬撃が振り下ろされる。
カズが魔法を使う仕草を見せると、ガザニアはアスターと呼吸を合わせた剣の攻撃から、蹴りなどを織り混ぜた攻撃に主体を変える。
戦い方が騎士のそれより冒険者に近く、三人の連係が噛み合いカズに反撃をさせない。
「三人相手に防戦一方か? カズ」
「こんなものではないでしょう。カズ殿」
「二人とも挑発は…」
「さすがレオラ様に付いてるだけあって、さっきの四人とは違う。ならそろそろ俺の方もやらせてもらう」
攻め立て調子に乗るガザニアとアスターの二人と謙虚なグラジオラスに、カズはこれより攻めると答える。
「手加減はしてくださいよ、カズ殿」
「これだけ攻めてといて、それを言うのか」
「……いっぱい血が出ても怒らないでください」
「望むところ(と言っても、未だに剣術だけだと、今回集まった騎士の誰も勝てそうにないんだよなぁ。スキルがなければド素人だし。俺は)」
カズは後退して間合いを取り、火燐刀を一度鞘に納めて魔力を込める。
そこにグラジオラスが渾身の一撃を、カズ目掛けて振り下ろす。
カズは「ふぅ」と小さく息を吐き、右足を一歩踏み込んで抜刀し、振り下ろされたグラジオラスの剣を受ける。
今まで目立つ事のなかった火燐刀の波紋が緋く色付き、交差したグラジオラスの剣を物の見事に切断する。
「剣が!」
「少し強くいく」
グラジオラスの腹部(装備の厚い部分)に左手で掌底を当てると同時に、圧縮した魔力(魔力弾)を手の平から放った。
「ッく!」
掌底と魔力弾の直撃で、グラジオラスは10メートル近く吹っ飛び転がる。
グラジオラスがやられたのに見向きもせず、アスターがカズの動きを止めようと後方から足を狙う。
カズは右手の火燐刀を逆手に持ち変え、地面に突き立てて後方から迫るアスターの剣を止める。
予測していたのか、後方からの攻撃を止められた事に焦る様子もなく、アスターは即座に剣を戻して、カズの武器を封じようとカズの右腕を狙う。
この時既にカズは振り返り、地面に突き刺した火燐刀を抜き、アスターの二撃目を受けようとしていた。
「ここだ! もらったぞ、カズ!」
「やばッ」
ここで一旦距離を置いていたガザニアが動き、アスターに意識が向いたカズの背後から殺す勢いで剣を振り下ろうとする。
このままアスターの剣を火燐刀で受けると、ガザニアの剣で背中をバッサリと斬られるのは確実。
「〈バリア・フィールド〉」
硬質な音と共に、アスターとガザニアの剣は、カズの三十センチ程手前のバリア・フィールドによって弾かれた。
「止められた!?」
「障壁だと!」
カズは火燐刀を鞘に戻し、正面のアスターの手を掴み捻り上げ、足を掛けて体勢を崩して投げ、地面に強目に叩き付ける。
アスターは受け身をとるのが遅れ、背中全体に衝撃が走り、一瞬呼吸が止まりそうになった。
金属製の防具をしていたので、それほど大きなダメージにはならなかったが、呼吸が少し荒くなり、すぐには立てそうにない。
手放したアスターがの剣をガザニアに投げると、ガザニアはこれを避けずに剣で左に払いのけた。
そこに隙が生まれ、アスターを投げたカズが瞬時にガザニアの懐に入る。
払いのけた剣を戻すのが間に合わないと、ガザニアはカズの脇腹目掛けて右膝蹴りをする。
カズはこれを左腕で防御すると、ガザニアは剣を手離して、カズの顔面を狙い、無理な体勢のまま拳を繰り出す。
片足で立っている状態のガザニアの足をすくうと、目前まで迫っていたガザニアの拳がカズの顔を捉える事はなく空を切る。
カズは空を切ったガザニアの右腕を掴み、その勢いのまま担ぎ一本背負い。
ガザニアは地面に背中から叩き付けられ、アスターと同じになると思いきや、ギリギリで受け身を取った。
がそこまで、カズに仰向けに押さえ付けられて、首元に自身が手放した剣を突き付けた。
正直降参はするなら気絶でもした方がマシと考えていたガザニアだったが、完全に手も足も出ない状況になった事で諦め、全身から力を抜いた。
「ッ……負けだ」
「これで全員か(ついバリア・フィールドを使ってしまった。これ絶対に突っ込まれるだろうな。でも魔法は使っていいと言われたし)」
立ち上がって剣を返したところで、ガザニアから疑問が投げ掛けてきた。
「……なぜワタシだけ、この程度ですませた」
カズは返答に悩みながら答える。
「午後も訓練はあるんだ。それにガザニアは受け身をとったからダメージが少ないんだろ」
「甘い奴め」
「それで結構。甘い俺は三班全員を回復させる」
「ワタシは必要ない。見ての通り動ける」
「……わかった」
ガザニアはそっぽを向き、早く行けと手を振る。
先ずは近くにアスターとグラジオラスに〈ヒーリング〉を使用し、次にアイリス組の四人の所に移動して二人の拘束を解き、気絶している二人と共に〈ヒーリング〉を掛けた。
ガザニアを除き三班全員にヒーリングを掛け終えたところで、レオラが右手人差し指を数回クイクイと自分の方に動かしてカズを呼ぶ。
「わざわざ回復させんでも、たいしたダメージはないだろ」
「午後も訓練はあるだし、午前のダメージを残さない方がいいでしょ」
「最初から回復させるつもりだったのなら、骨の二、三本折る気でやれ。手加減のし過ぎた」
「すいません」
「どうも指南役は、カズよりアレナリアの方が向いてるみたいだ」
「そう思うのだったら、午後アレナリアが来た…」
「不慣れでも午後もやってもらうぞ。今日はそれで呼んだんだぞ」
「ぅ……(交代してもらおうと思ったんだが、ダメか)」
「結果的には役に立ったが、フジを連れて来た件を忘れてるわけじゃないだろ。アレナリアから聞いてなければ」
「痛いところを、わかったよ。午後も協力すればいいんだろ(ダンジョンを最下層まで降りずに、出て来るべきだったか)」
午前の合同訓練を終えたあと、またもやレオラからカズに注意が入った。
騎士達はテントが建ててある場所まで移動し、元の班に戻って少し遅めの昼食を取る。
ただフジに乗った一班の五人と、レオラが相手をした二班の三人は、全く食が進まない様子だった。
何も持たずに来たレオラの昼食は、アイリスの屋敷から誰かが持って来るのかと思いきや違った。
「アタシらも昼にしよう。カズ」
「……はい?」
「何かしらあるだろ。出せ」
「当然のように言うな(あるけど)」
「バレルボアの肉でいいぞ」
「肉指定で要求かよ」
「無いのか?」
差し出せとばかりに、レオラは手の平を上に向けて広げ、カズの方に伸ばして早く寄越せと視線を向ける。
渡すまで引き下がりそうにないので、カズは【アイテムボックス】からバレルボアの肉で作ったローストボアの薄切りを多く挟んだパンを出してレオラに渡した。
それを受け取ったレオラは、がぶりと大口で一噛みし、むしゃむしゃと満足そうにして食べる。
「旨い! あと二つくれ」
「はいはい、どーぞどーぞ(相変わらずレオラは肉好きだなぁ。俺も腹へったし食おう)」
カズもローストボアを挟んだパンを食べ、フジには訓練を手伝ってくれたご褒美として、バレルボアの肉の塊を与えた。
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