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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
544 温泉旅行
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ビワとレラが夕食後風呂に入り早く寝たことで、何時もなら騒がしいリビングも今夜はとても静か。
二人からの手紙を受け取っていたのを思い出し、就寝前にハンガーにかけてある上着から手紙を出して読む。
アイリスの手紙には、フジの遊覧飛行がとても楽しく、またお願いしたいという事と、今回の頼みを聞いてくれた褒美をレオラと相談して決めるとの、お礼状だった。
レオラからの手紙の内容は二つ。
一つは、合同訓練の指南役として参加するかの有無。
これは実際にカズと手合わせをした、アスターとグラジオラスとカミーリアの三人が推薦したと書かれている。
強制ではないので返事を待つ、と。
もう一つは、アイリスの手紙にもあった褒美の件だった。
金銭は冒険者としての依頼で十分にあり、地位は望んでないとレオラがアイリスに伝えたことで、褒美の件は決まり次第伝えるとのことだった。
現在カズが欲しているのはフジの住む場所だろうからと、その方向で決めるつもりでいるらしい。
教えるのはうまくないのは自分でも解ってるが、合同訓練の指南役が出来るとは思ってない。
強制ではないと書かれてはいるものの、皇女二人に関係すること故に、完全に断るのも気が引け、便箋を用意してレオラ宛に返事を書き就寝した。
◇◆◇◆◇
レオラの屋敷に行くビワに昨夜書いた手紙を渡し、カズはレラを連れて空間転移魔法でフジの所に様子を見に行く。
キビ村にも行き、村長と話し合いフジの仮住まいに滞在するのを許可してもらいに向かった。
フジが居ることで、何時も畑を荒らし現れる獣やモンスターが姿を現さなかった事を考慮した結果、半月伸ばすのを承諾してもらった。
三時間程して家に戻り、アレナリアを迎えに魔導列車に乗り隣駅へ。
昼前にブロンディ宝石商会に着き、カズと共に訪れた小人族を見て、ヒューケラはすぐ妖精族のレラだと気付いた。
話をしたそうだったので、四人で昼食を取り、その後ブロンディ宝石商会を出た。
午前中は休みにしてもらったが、午後からヒューケラは宝石と商会の事を学ぶからだ。
アレナリアはまた会いに来る言い、住んでいる場所を伝えたことで、ヒューケラは別れを悲しむ事はなかった。
「気が進まないって言ってたのに、どうしたんだ?」
「母親を亡くした悲しみ受け止め、父親が大怪我したのを目の当たりにして、ヒューケラなりに考えて大人になろうとしてるのよ。まだまだ子供だけどね。そんな子を邪険に出来ないでしょ」
「俺には挨拶だけだったけどな」
「どうな顔していいかわらなかったのよ。以前の事があるから」
「あの時よりマシだからいいが。まあいいさ、俺が会うことはそうないだろ。それより温泉の事だが、いつにする? それに合わせて、俺はダンジョンに行って来る」
「私はいつでもいいわよ。ビワが戻ってきたら決めましょうか」
「だな。そうだ、あとレオラとアイリス様の騎士同士の合同訓練なんだが、アレナリアにも頼む。一応、俺も少しだけ顔を出すようにするが」
「レオラだけなら断ってもいいけど、今回は違うから参加するしかないわね」
ビワが仕事から戻り夕食を済ませた後、ビワが預かってきたレオラからの手紙を読んだ。
手紙には合同訓練の日が決まったと書かれていたので、それにかち合わないように温泉に行く日取りを決めた。
翌日温泉に行く日時を、ビワに頼みレオラに伝えてもらう。(ビワが休暇を得る為に)
《 十一日後 》
女性四人は北の温泉街に向かう魔導列車に乗っていた。
三日前従業員と共に父親のコーラルに会いに行く前に、ヒューケラがアレナリアを訪ねたとき、温泉街に行く事をレラが話した事で同行者が増えた。
コーラルは仕事終わりにヒューケラと共に川沿いの家を訪れ、娘を一緒に連れて行って欲しいと頼んできた。
カズはダンジョンに向かうため、ヒューケラの同行を許可するかはアレナリアの判断に任せた。
多少渋ってはいたが、父親コーラルのたっての希望で、連れて行く事になった。
カズは防寒着に着替えて、フジと共に先に温泉街に向かった。
数キロ離れた人気ない場所でフジから降りて一旦別れ、四人が宿泊する宿屋を探して部屋と入浴券を購入し、駅で四人が着くのを待ち宿屋まで案内した。
レオラとアイリスの騎士が集まる合同訓練に参加するため、アレナリアはそれに合わせて戻らなければならない。
初めての合同訓練なので、今回は三日と短い期間だけ行われる事になっている。
アレナリアは二日目からで、カズには最終日に顔を出すようレオラから言われている。
そのため合同訓練の初日には、帝都の家に戻ってなければならないので、温泉旅行は三泊四日となった。
レラだけではなくヒューケラの護衛もあるので、アレナリアにお酒は控えるように言い聞かせ、カズはフジと合流して20キロ離れた灼熱と極寒のダンジョンに向かった。
カズがダンジョンに入っていられる期間は、合同訓練の最終日に間に合うよう五日だけ。
六日目になってしまったら、直接向かわなければならなくなる。
部屋荷物を置いた四人は、早速温泉へ入りに移動した。
一般庶民が利用する宿屋には温泉が引かれてはおらず、あるのは数十倍の料金がかかる高級宿屋だけ。
その為に一般庶民は街に多くある温泉施設に入りに行く。
温泉の種類はその方が多いので、高級宿屋に宿泊する客も、街に多くある温泉施設へやはり入りに行く。
一般庶民の家に風呂があることは殆どないので、低料金で様々な温泉に入れるこの街は旅行先として人気で、通年通して混んでいる。
温泉施設は場所別で料金が掛かるが、銅貨五枚から銀貨一枚程度と、一般庶民でも無理することなる払える料金設定にされて、一日何処の温泉でも入り放題のフリーパス券は、銀貨五枚で売り出されている。
様々な種類の温泉が湧いているので、宿泊に来ている者であれば、フリーパスを買った方が安くなる。
大抵は男女別々になっているが、混浴の温泉もある。
と、いっても裸で入るのではなく、透けなく体を隠せる入浴着を着用するのが決まりとなっている。
これは女性だけではなく男性も同じ。
男性の場合は下半身だけでも可能とされている。
水着のよう着衣はあるが、肌の露出が多いので、着ている女性はあまり見かけない。
四人も肌の露出させぬワンピースに似た入浴着を購入して、各種様々な温泉を楽しもうとする。
とろみのある温泉に、細かい気泡か湧き出る炭酸温泉。
九十度近い高温の温泉を高い場所から滝のように落下させて冷まして、打たせ湯をする浴場。
温泉の熱を利用した砂風呂や蒸し風呂も多く作られている。
雪が積もる中でも多くの露店が出店しており、低額で手軽に食べれる温かい物が多く、何処の露店も混んでいる。
ただ客の回転は早く、十分も待てば買えるので、苦情を言う者は殆どいない。
多くの人が行き来する通りの地中には、熱い温泉を流しているので雪が積もったり凍る事はない。
ただ降った雪がすぐに溶けるため、常に地面は濡れてはいる。
そうして街から流れた温泉は川へと入り、遥か下流にある田畑の栄養になっていたりいなかったり。
温泉街の課題としては、馬車が通行する大通りが痛みやすく、修理の頻度が多いのをどうするかだった。
温泉旅行に来た四人には、そんなことどうでもよく、ヒューケラはアレナリアの手を引き、先ずは宿泊する宿屋から一番近い温泉施設に楽しそうに向かった。
二人からの手紙を受け取っていたのを思い出し、就寝前にハンガーにかけてある上着から手紙を出して読む。
アイリスの手紙には、フジの遊覧飛行がとても楽しく、またお願いしたいという事と、今回の頼みを聞いてくれた褒美をレオラと相談して決めるとの、お礼状だった。
レオラからの手紙の内容は二つ。
一つは、合同訓練の指南役として参加するかの有無。
これは実際にカズと手合わせをした、アスターとグラジオラスとカミーリアの三人が推薦したと書かれている。
強制ではないので返事を待つ、と。
もう一つは、アイリスの手紙にもあった褒美の件だった。
金銭は冒険者としての依頼で十分にあり、地位は望んでないとレオラがアイリスに伝えたことで、褒美の件は決まり次第伝えるとのことだった。
現在カズが欲しているのはフジの住む場所だろうからと、その方向で決めるつもりでいるらしい。
教えるのはうまくないのは自分でも解ってるが、合同訓練の指南役が出来るとは思ってない。
強制ではないと書かれてはいるものの、皇女二人に関係すること故に、完全に断るのも気が引け、便箋を用意してレオラ宛に返事を書き就寝した。
◇◆◇◆◇
レオラの屋敷に行くビワに昨夜書いた手紙を渡し、カズはレラを連れて空間転移魔法でフジの所に様子を見に行く。
キビ村にも行き、村長と話し合いフジの仮住まいに滞在するのを許可してもらいに向かった。
フジが居ることで、何時も畑を荒らし現れる獣やモンスターが姿を現さなかった事を考慮した結果、半月伸ばすのを承諾してもらった。
三時間程して家に戻り、アレナリアを迎えに魔導列車に乗り隣駅へ。
昼前にブロンディ宝石商会に着き、カズと共に訪れた小人族を見て、ヒューケラはすぐ妖精族のレラだと気付いた。
話をしたそうだったので、四人で昼食を取り、その後ブロンディ宝石商会を出た。
午前中は休みにしてもらったが、午後からヒューケラは宝石と商会の事を学ぶからだ。
アレナリアはまた会いに来る言い、住んでいる場所を伝えたことで、ヒューケラは別れを悲しむ事はなかった。
「気が進まないって言ってたのに、どうしたんだ?」
「母親を亡くした悲しみ受け止め、父親が大怪我したのを目の当たりにして、ヒューケラなりに考えて大人になろうとしてるのよ。まだまだ子供だけどね。そんな子を邪険に出来ないでしょ」
「俺には挨拶だけだったけどな」
「どうな顔していいかわらなかったのよ。以前の事があるから」
「あの時よりマシだからいいが。まあいいさ、俺が会うことはそうないだろ。それより温泉の事だが、いつにする? それに合わせて、俺はダンジョンに行って来る」
「私はいつでもいいわよ。ビワが戻ってきたら決めましょうか」
「だな。そうだ、あとレオラとアイリス様の騎士同士の合同訓練なんだが、アレナリアにも頼む。一応、俺も少しだけ顔を出すようにするが」
「レオラだけなら断ってもいいけど、今回は違うから参加するしかないわね」
ビワが仕事から戻り夕食を済ませた後、ビワが預かってきたレオラからの手紙を読んだ。
手紙には合同訓練の日が決まったと書かれていたので、それにかち合わないように温泉に行く日取りを決めた。
翌日温泉に行く日時を、ビワに頼みレオラに伝えてもらう。(ビワが休暇を得る為に)
《 十一日後 》
女性四人は北の温泉街に向かう魔導列車に乗っていた。
三日前従業員と共に父親のコーラルに会いに行く前に、ヒューケラがアレナリアを訪ねたとき、温泉街に行く事をレラが話した事で同行者が増えた。
コーラルは仕事終わりにヒューケラと共に川沿いの家を訪れ、娘を一緒に連れて行って欲しいと頼んできた。
カズはダンジョンに向かうため、ヒューケラの同行を許可するかはアレナリアの判断に任せた。
多少渋ってはいたが、父親コーラルのたっての希望で、連れて行く事になった。
カズは防寒着に着替えて、フジと共に先に温泉街に向かった。
数キロ離れた人気ない場所でフジから降りて一旦別れ、四人が宿泊する宿屋を探して部屋と入浴券を購入し、駅で四人が着くのを待ち宿屋まで案内した。
レオラとアイリスの騎士が集まる合同訓練に参加するため、アレナリアはそれに合わせて戻らなければならない。
初めての合同訓練なので、今回は三日と短い期間だけ行われる事になっている。
アレナリアは二日目からで、カズには最終日に顔を出すようレオラから言われている。
そのため合同訓練の初日には、帝都の家に戻ってなければならないので、温泉旅行は三泊四日となった。
レラだけではなくヒューケラの護衛もあるので、アレナリアにお酒は控えるように言い聞かせ、カズはフジと合流して20キロ離れた灼熱と極寒のダンジョンに向かった。
カズがダンジョンに入っていられる期間は、合同訓練の最終日に間に合うよう五日だけ。
六日目になってしまったら、直接向かわなければならなくなる。
部屋荷物を置いた四人は、早速温泉へ入りに移動した。
一般庶民が利用する宿屋には温泉が引かれてはおらず、あるのは数十倍の料金がかかる高級宿屋だけ。
その為に一般庶民は街に多くある温泉施設に入りに行く。
温泉の種類はその方が多いので、高級宿屋に宿泊する客も、街に多くある温泉施設へやはり入りに行く。
一般庶民の家に風呂があることは殆どないので、低料金で様々な温泉に入れるこの街は旅行先として人気で、通年通して混んでいる。
温泉施設は場所別で料金が掛かるが、銅貨五枚から銀貨一枚程度と、一般庶民でも無理することなる払える料金設定にされて、一日何処の温泉でも入り放題のフリーパス券は、銀貨五枚で売り出されている。
様々な種類の温泉が湧いているので、宿泊に来ている者であれば、フリーパスを買った方が安くなる。
大抵は男女別々になっているが、混浴の温泉もある。
と、いっても裸で入るのではなく、透けなく体を隠せる入浴着を着用するのが決まりとなっている。
これは女性だけではなく男性も同じ。
男性の場合は下半身だけでも可能とされている。
水着のよう着衣はあるが、肌の露出が多いので、着ている女性はあまり見かけない。
四人も肌の露出させぬワンピースに似た入浴着を購入して、各種様々な温泉を楽しもうとする。
とろみのある温泉に、細かい気泡か湧き出る炭酸温泉。
九十度近い高温の温泉を高い場所から滝のように落下させて冷まして、打たせ湯をする浴場。
温泉の熱を利用した砂風呂や蒸し風呂も多く作られている。
雪が積もる中でも多くの露店が出店しており、低額で手軽に食べれる温かい物が多く、何処の露店も混んでいる。
ただ客の回転は早く、十分も待てば買えるので、苦情を言う者は殆どいない。
多くの人が行き来する通りの地中には、熱い温泉を流しているので雪が積もったり凍る事はない。
ただ降った雪がすぐに溶けるため、常に地面は濡れてはいる。
そうして街から流れた温泉は川へと入り、遥か下流にある田畑の栄養になっていたりいなかったり。
温泉街の課題としては、馬車が通行する大通りが痛みやすく、修理の頻度が多いのをどうするかだった。
温泉旅行に来た四人には、そんなことどうでもよく、ヒューケラはアレナリアの手を引き、先ずは宿泊する宿屋から一番近い温泉施設に楽しそうに向かった。
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