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五章 テクサイス帝国編 3 帝都テクサイス
488 帰宅ラッシュ
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レオラの執務室にに移り、中二階に上がる階段の手前にある、テーブルを囲む椅子に座り、カーディナリスがハーブティーと請け菓子を用意する。
「では姫様、詳しく聞かせてもらいましょうか?」
「おいおい。あれは冗談だと、さっきも言ったろ」
「アレナリアさんは姫様が、カズさんという殿方をお誘いになった時に、その場にいたのですよね?」
「ええ」
「姫様は本気でしたか?」
「それは、その時私むきになって……冷静に思い返せば、本気だとは思えなかったわ。私とビワをからかったんだと思う」
「なるほど。でも先程、怒りになられましてたが」
「じょ…冗談かもとわかっていても、レオラ様の隠れた巨乳をカズに向けられたら」
「なるほど、なるほど。アレナリアさんは本当の事を仰ってるようですね。やはりこれは、姫様の本心を聞かなければ」
「だから冗談と言ったろ。本心も本音も、あれ以上ない」
「本当ですか?」
「本当だ!」
「本当に本当ですか?」
「本当に本当だ!」
「本当に本当に本当ですか?」
「ばあ、しつこいぞ! それにアタシはまだ、男など知らないんだ!」
「……え!? レオラ様って、バ……なんですか?」
あれだけ平然とカズを値踏みしておきながら、当の本人は未経験だと知り、アレナリアは驚きとあっけに取られた。
「そうでございますか。ばあは安心しました。姫様はまだ、バージンで」
この時、頬を赤くするとても珍しいレオラを見れたのは、アレナリアとカーディナリスだけだった。
ガザニアがこの場にいないのが幸い、レオラの恥じらう姿を見たら、ガザニアは半狂乱していた、かも知れない。
「冒険者となられてからは、いつどこで危険な目に合うか心配しておりましたが、杞憂でした」
「レオラ様が襲う事があっても、逆はないでしょう。そんな怖いもの知らずがいるとは思えないわ」
「それはどういう意味だ?」
「力ずくでレオラ様に勝てる人なんて、そうはいないでしょう」
「まあ、そうだな」
「誰かに言い寄られた事はないの?」
「それは、ばあも聞きたいところです。姫様への結婚話も、毎年少なからず来ておりますのに、全てお断りになって。どなたか、意中の方でもいるのかと」
「ないない。その手の話を聞きたければ、アレナリアにしろ」
カズに迫った話から、いつしか恋愛話へと方向が変わり、その矛先はアレナリアへと向いた。
カズとの出会い話から、身体を合わせた日の事を、根掘り葉掘り言わされそうになる。
二人の圧が強くなりだし、危ういところでカズから《念話》が繋がる。
「そ、そろそろ迎えの時間だから、失礼するわ!」
アレナリアは逃げるようにして執務室を出た。
「あ、おい……もう少しで、あれやこれや聞けたものを」
「アレナリアさんが慌てて出ていってしまったのは、姫様が調子に乗って、話を下世話にしたからですよ」
「アタシだけのせいではないだろ。元はと言えば、ばあが……」
執務室を出たアレナリアは、中庭で修練をしている守護騎士に預けた杖を受け取ると、急いで屋敷を出た。
アレナリアが屋敷を出た頃、カズ達が乗る魔導列車は、ターミナル・ステーションまであと二駅の所に来ていた。
乗る三等車の席は全て埋まり、通路に立つ乗客もちらほらいる。
レラはビワの膝の上に座り、窓側に座るビワの隣には、カズがぴったりとくっついて座っている。
更にカズの隣には、二十代後半だと思われる男性が座り、向かい合わせの席には、その男性の妻と、つまらなそうに座っている子供が二人。
アレナリアに《念話》で連絡したことを、ビワの耳元で小声にして伝えた。
「あと少しで着くから、ちょっと窮屈かも知れないけど我慢して」
ビワは耳を折り畳みながら頷き、こそばゆそうにした。
向かい側に座っている子供に、赤らめる顔を見られないよう窓の方を向き、外を流れる街の風景を眺め、終点のターミナル・ステーションに着くのを待った。
「ものスッゴい。お祭りでもやってるの?」
「本当…すごい数の人……」
魔導列車を降りてホームから駅内に移動すると、混んでいると思っていた車両の比ではない数の人が、駅を出入りしているのを見て、ビワとレラの二人はあっけに取られていた。
カズだけは日本の満員電車を知っていたので、そこまで驚きはしなかった。
駅構内は帰宅の時間と重なりごった返している。
「止まってると通行の邪魔になるから、俺達も駅を出よう。アレナリアが迎えに来てるはずだ」
「あ…はい」
「外に出るまで、レラは俺の肩にでも乗っててくれ。押し潰されないように」
「ほいほ~い」
レラがビワの腕の中から、カズの肩に移ると、カズは駅を出る人の流れに沿って歩を進める。
ビワはその後を付いていこうとするが、人波に圧倒されてしまい、前から来る人達と肩がぶつかり、行きたい方向へ歩けない。
避けると今度は後ろから押されてしまい、思うように進めず、カズと離れていってしまう。
「ご、ごめんなさい。あ、すみません。ごめんなさい、通して。カズさん…ま、待って」
駅の外に出る人の流れから押し出されてしまい、ビワはホームへと向かう流れに引き込まれそうになる。
カズは慌てふためくビワを見つけると、ビワの手を掴んで駅の外に出る流れに引き戻した。
「こっちだよ、ビワ。大丈夫?」
「あ…はい」
「最初から手を繋いでれば、離れなかったのに。ごめんビワ」
「いえ……ありがとう、カズさん」
カズの姿と繋がる手の温もりを感じ、ビワは温かい気持ちになり安心する。
先程までとは嘘のように、ビワは他人とぶつかることなく、三人は混雑する駅から出る事が出来た。
「アレナリアいないよ。まだ来てないんじゃないの」
「帰宅ラッシュみたいだからな。アレナリアが歩いて来てるんじゃなければ、渋滞で遅れてるんだろ。駅からあまり離れると、わからなくなる。隅の方で待とう」
「ちっこいアレナリアが来てたとしても、この人、人、人じゃ、いてもわからないよ」
「少し待てば列車から降りた人達がはけて、アレナリアを見つけられるさ」
カズの言ったように、魔導列車を降りた人々は数分でそれぞれ帰路につき、駅前は人々はまばらになった。
三人は周囲を見渡してアレナリアを探すが、それらしき人影を見つけることが出来なかった。
そうしている間に、次の魔導列車から降りた人々が駅前にごった返す。
あまりの行き交う人の多さを見て、ビワは人酔いしてしまい、カズに寄り掛かる。
ビワの体調を気にしつつ、三度目の帰宅による混雑が過ぎ去るのを待つ。
すると駅を離れる人の間をすり抜けて、アレナリアが駅前に姿を現した。
キョロキョロとするアレナリアに向けて、レラはカズの肩の上で両手を大きく振る。
おかしな動きをする者に気付いたアレナリアは、笑みを浮かべ三人の元に駆け寄った。
「やっほ~、アレナリア。おひさ~」
「お待たせカズ。レラは変わりないわね。ビワは…」
アレナリアの口元が一瞬ピクッとし、視線がある一点へと向く。
「何でビワと手を繋いでるの?」
「列車から降りてきた人の波に流されそうになったんで、離れないように」
「だったらもういいんじゃないの」
「やきもち?」
「うっさいわよレラっ!」
「何を考えてるか知らんが、ビワが人に酔って気分悪くしたから、支えてるんだ」
「ご…ごめんなさい、アレナリアさん」
カズの後ろから青白い顔を覗かせたビワを見て、アレナリアは自分の態度を恥じた。
「え、あ、そうだったのね。ごめんねビワ。宿まで少し歩くけど大丈夫?」
「は…い。なんとか」
「馬車に乗ればすぐなんだけど、この時間だと、なかなか拾えないみたいなのよ」
「たとえ馬車に乗れても、渋滞にはまったら逆に遅くなるだろ」
「それもそうね」
「これ以上ビワの具合が悪くなりそうなら、俺が抱えてくから大丈夫。アレナリアは宿まで案内してくれ」
「わかったわ」
ビワの様子を見ながら、アレナリアが宿泊する至高の紅花亭に四人は向かった出た。
「では姫様、詳しく聞かせてもらいましょうか?」
「おいおい。あれは冗談だと、さっきも言ったろ」
「アレナリアさんは姫様が、カズさんという殿方をお誘いになった時に、その場にいたのですよね?」
「ええ」
「姫様は本気でしたか?」
「それは、その時私むきになって……冷静に思い返せば、本気だとは思えなかったわ。私とビワをからかったんだと思う」
「なるほど。でも先程、怒りになられましてたが」
「じょ…冗談かもとわかっていても、レオラ様の隠れた巨乳をカズに向けられたら」
「なるほど、なるほど。アレナリアさんは本当の事を仰ってるようですね。やはりこれは、姫様の本心を聞かなければ」
「だから冗談と言ったろ。本心も本音も、あれ以上ない」
「本当ですか?」
「本当だ!」
「本当に本当ですか?」
「本当に本当だ!」
「本当に本当に本当ですか?」
「ばあ、しつこいぞ! それにアタシはまだ、男など知らないんだ!」
「……え!? レオラ様って、バ……なんですか?」
あれだけ平然とカズを値踏みしておきながら、当の本人は未経験だと知り、アレナリアは驚きとあっけに取られた。
「そうでございますか。ばあは安心しました。姫様はまだ、バージンで」
この時、頬を赤くするとても珍しいレオラを見れたのは、アレナリアとカーディナリスだけだった。
ガザニアがこの場にいないのが幸い、レオラの恥じらう姿を見たら、ガザニアは半狂乱していた、かも知れない。
「冒険者となられてからは、いつどこで危険な目に合うか心配しておりましたが、杞憂でした」
「レオラ様が襲う事があっても、逆はないでしょう。そんな怖いもの知らずがいるとは思えないわ」
「それはどういう意味だ?」
「力ずくでレオラ様に勝てる人なんて、そうはいないでしょう」
「まあ、そうだな」
「誰かに言い寄られた事はないの?」
「それは、ばあも聞きたいところです。姫様への結婚話も、毎年少なからず来ておりますのに、全てお断りになって。どなたか、意中の方でもいるのかと」
「ないない。その手の話を聞きたければ、アレナリアにしろ」
カズに迫った話から、いつしか恋愛話へと方向が変わり、その矛先はアレナリアへと向いた。
カズとの出会い話から、身体を合わせた日の事を、根掘り葉掘り言わされそうになる。
二人の圧が強くなりだし、危ういところでカズから《念話》が繋がる。
「そ、そろそろ迎えの時間だから、失礼するわ!」
アレナリアは逃げるようにして執務室を出た。
「あ、おい……もう少しで、あれやこれや聞けたものを」
「アレナリアさんが慌てて出ていってしまったのは、姫様が調子に乗って、話を下世話にしたからですよ」
「アタシだけのせいではないだろ。元はと言えば、ばあが……」
執務室を出たアレナリアは、中庭で修練をしている守護騎士に預けた杖を受け取ると、急いで屋敷を出た。
アレナリアが屋敷を出た頃、カズ達が乗る魔導列車は、ターミナル・ステーションまであと二駅の所に来ていた。
乗る三等車の席は全て埋まり、通路に立つ乗客もちらほらいる。
レラはビワの膝の上に座り、窓側に座るビワの隣には、カズがぴったりとくっついて座っている。
更にカズの隣には、二十代後半だと思われる男性が座り、向かい合わせの席には、その男性の妻と、つまらなそうに座っている子供が二人。
アレナリアに《念話》で連絡したことを、ビワの耳元で小声にして伝えた。
「あと少しで着くから、ちょっと窮屈かも知れないけど我慢して」
ビワは耳を折り畳みながら頷き、こそばゆそうにした。
向かい側に座っている子供に、赤らめる顔を見られないよう窓の方を向き、外を流れる街の風景を眺め、終点のターミナル・ステーションに着くのを待った。
「ものスッゴい。お祭りでもやってるの?」
「本当…すごい数の人……」
魔導列車を降りてホームから駅内に移動すると、混んでいると思っていた車両の比ではない数の人が、駅を出入りしているのを見て、ビワとレラの二人はあっけに取られていた。
カズだけは日本の満員電車を知っていたので、そこまで驚きはしなかった。
駅構内は帰宅の時間と重なりごった返している。
「止まってると通行の邪魔になるから、俺達も駅を出よう。アレナリアが迎えに来てるはずだ」
「あ…はい」
「外に出るまで、レラは俺の肩にでも乗っててくれ。押し潰されないように」
「ほいほ~い」
レラがビワの腕の中から、カズの肩に移ると、カズは駅を出る人の流れに沿って歩を進める。
ビワはその後を付いていこうとするが、人波に圧倒されてしまい、前から来る人達と肩がぶつかり、行きたい方向へ歩けない。
避けると今度は後ろから押されてしまい、思うように進めず、カズと離れていってしまう。
「ご、ごめんなさい。あ、すみません。ごめんなさい、通して。カズさん…ま、待って」
駅の外に出る人の流れから押し出されてしまい、ビワはホームへと向かう流れに引き込まれそうになる。
カズは慌てふためくビワを見つけると、ビワの手を掴んで駅の外に出る流れに引き戻した。
「こっちだよ、ビワ。大丈夫?」
「あ…はい」
「最初から手を繋いでれば、離れなかったのに。ごめんビワ」
「いえ……ありがとう、カズさん」
カズの姿と繋がる手の温もりを感じ、ビワは温かい気持ちになり安心する。
先程までとは嘘のように、ビワは他人とぶつかることなく、三人は混雑する駅から出る事が出来た。
「アレナリアいないよ。まだ来てないんじゃないの」
「帰宅ラッシュみたいだからな。アレナリアが歩いて来てるんじゃなければ、渋滞で遅れてるんだろ。駅からあまり離れると、わからなくなる。隅の方で待とう」
「ちっこいアレナリアが来てたとしても、この人、人、人じゃ、いてもわからないよ」
「少し待てば列車から降りた人達がはけて、アレナリアを見つけられるさ」
カズの言ったように、魔導列車を降りた人々は数分でそれぞれ帰路につき、駅前は人々はまばらになった。
三人は周囲を見渡してアレナリアを探すが、それらしき人影を見つけることが出来なかった。
そうしている間に、次の魔導列車から降りた人々が駅前にごった返す。
あまりの行き交う人の多さを見て、ビワは人酔いしてしまい、カズに寄り掛かる。
ビワの体調を気にしつつ、三度目の帰宅による混雑が過ぎ去るのを待つ。
すると駅を離れる人の間をすり抜けて、アレナリアが駅前に姿を現した。
キョロキョロとするアレナリアに向けて、レラはカズの肩の上で両手を大きく振る。
おかしな動きをする者に気付いたアレナリアは、笑みを浮かべ三人の元に駆け寄った。
「やっほ~、アレナリア。おひさ~」
「お待たせカズ。レラは変わりないわね。ビワは…」
アレナリアの口元が一瞬ピクッとし、視線がある一点へと向く。
「何でビワと手を繋いでるの?」
「列車から降りてきた人の波に流されそうになったんで、離れないように」
「だったらもういいんじゃないの」
「やきもち?」
「うっさいわよレラっ!」
「何を考えてるか知らんが、ビワが人に酔って気分悪くしたから、支えてるんだ」
「ご…ごめんなさい、アレナリアさん」
カズの後ろから青白い顔を覗かせたビワを見て、アレナリアは自分の態度を恥じた。
「え、あ、そうだったのね。ごめんねビワ。宿まで少し歩くけど大丈夫?」
「は…い。なんとか」
「馬車に乗ればすぐなんだけど、この時間だと、なかなか拾えないみたいなのよ」
「たとえ馬車に乗れても、渋滞にはまったら逆に遅くなるだろ」
「それもそうね」
「これ以上ビワの具合が悪くなりそうなら、俺が抱えてくから大丈夫。アレナリアは宿まで案内してくれ」
「わかったわ」
ビワの様子を見ながら、アレナリアが宿泊する至高の紅花亭に四人は向かった出た。
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