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五章 テクサイス帝国編 2 魔導列車に乗って
446 食材集め と 作り溜め
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外の景色は平地から草原へと変わっていった。
時折線路沿いの道を移動する馬車や人の姿があり、遠くに獣かモンスターらしき姿もあった。
アレナリアは自分が作ったの座布団の座り心地が今一つで、座る位置をずらしてはしっくりくる所を探していた。
座布団のお陰で、魔導列車の揺れが心地好く、エイト・タウンを離れてから三十分後には、ビワはカズに寄り掛かりカズの肩を枕にして、レラは座布団を枕にして夢の中。
アレナリアは座る位置がしっくりしたらしく、外の流れる景色を見ていた。
そのアレナリアも次第にうとうとしだし、壁に寄り掛かり寝てしまった。
魔導列車の速度が次第に落ち出すと、窓の外には柵が作られた牧草地が遠くまで広がっているのが見えた。
魔導列車が速度を落としたのは、牧草地に放牧されている家畜を脅かさないようにするため。
「もうすぐ着くよビワ。アレナリアとレラも起きろ」
「……私…寝ちゃったんです…ね」
「気持ち良さそうに寝てた」
「すみま…せん……」
ビワはまだしっかりと目が覚めないようだ。
「ふわぁ~。起きたら、お腹空いた」
「お昼食べてないからな。街に着いたら、何か探そう」
「あいたた。やっぱりこのクッション駄目ね。ちょっと座る位置がずれると、お尻が痛くなっちゃう。悪いけど直してくれるビワ? って、いつまでカズの肩を枕にしてるの」
ビワの目はとろんとしており、まだカズに寄り掛かったままでいた。
「もう少し…だけ……」
寝ぼけた様子のビワは、目を閉じ寝てしまった。
「ちょっ、ビワ」
「いいよアレナリア。あと五分くらいなら大丈夫だろ」
「ならあちしも」
「レラは完全に起きたんだから寝るなよ」
珍しく二度寝してしまったビワを、アレナリアはうらやましそうに、お尻を擦りながら見ていた。
先頭車両が駅に入ったので、流石にビワを起こした。
「おはようビワ。駅に着いたよ」
「カズの肩で三度寝は出来ないわよ」
「三度寝なんてしません。もう目が覚めました」
ビワ恥ずかしそうに否定した。
魔導列車が完全に停車するのを待ち、まだ少し眠そうな顔をする三人を連れてホームに降り駅を出る。
眠気を飛ばすのに、街中を見て歩くことにした。
「何か美味しいものあるかなぁ~」
「とりあえずプリンの材料は必須よ」
「もちろん!」
畜産の街というだけあって、新鮮な肉にミルクや生卵が売ってる店があり、それを使った飲食店や露店が駅の近くに多くあった。
パン屋で卵とバターをたっぷり使ったパンを買って小腹を満たし、レラが食べたがったので、羊肉と豚肉と鶏肉の三種を使った串焼きを夕食用にと露店で買い【アイテムボックス】にしまった。
パンを食べたら喉が渇いたというのでミルク専門店入り、そこで濃厚な牛乳か山羊乳のどちらかを選び、農作の街ウエスト・ファームで収穫した果物の果汁を加えた、ほんのり甘い果実乳を買い喉を潤す。
滞在する宿屋を決めたら、冒険者ギルドを探しながら近くの牧場を見てみたり、各食材を買うなら何処が良いかを探した。
街の中心部にある駅近くには、飲食店と販売店が多く有り、街の中心部から離れたもう一つの駅周辺には、肉の加工工場が集中している。
中心部のグレイジング駅は通称『表駅』と言われ、もう一つの駅は加工した製品を運ぶ貨物用の『裏駅』と言われている。
そのため裏駅には荷物だけを運ぶ、貨物の魔導列車だけしか停まらない。
今回カズ達が乗ってきた魔導列車も、もう一つの裏駅には停まらず通過して次の駅に向かう。
畜産の街グレイジングでは、四日滞在して、五日後に来る魔導列車に乗る事を四人で相談して決めた。
街に高く頑丈な外壁は無く、放牧場は街の外まで拡大しているため、グレイジングにある冒険者ギルドの掲示板には、もっぱら放牧されている家畜を獣やモンスターからの守る依頼ばかり。
家畜が襲われ数が減れば、肉や乳製品の数も減り、価格が高騰するため、依頼は一ヶ月から最長で一年と、長目に設定されていた。
なのでこの街で依頼を受けることはせず、貸し調理場で作り溜めをする事になった。
着いた初日は街の中心部を見て回り、二日目は食材の買い出しに一日を使い、三日目はプリンとクッキーとホットなケーキパンを作り、忘れずにマヨネーズもせっせと作り小ビンに詰めた。
四日目は各種の肉を焼いたり煮たり燻製にしたりと、すぐ食べれる物と、下拵えをした物を、カズの【アイテムボックス】にしまった。
「ふぅ、お疲れビワ」
「お疲れ様です」
「ビワだけに手伝わせて悪いね」
「私お料理好きですから。それに食事の支度は、私の役割だと思ってます」
「いつもビワが作ってくれるから助かるよ。さて、これだけ作れば結構持つだろ」
「はい。でも、お肉ばかりですね」
「次が農作の街だから、野菜とかはそっちで買って続きをするつもり」
「だから下準備だけのもあったんですね」
「そう。また手伝ってくれる?」
「はい」
前日プリンやクッキーを作るのには、アレナリアとレラの二人も手伝ってはいたが、今日昼食を終えてお腹を満たすと、あくびをしていたので、昼寝するなら牧場でも見てくればとカズは勧めた。
翌日、次の街に出発してしまうならその前に、あれ飲みたいとアレナリアは呟き、レラを連れて貸し調理場を出て行っていた。
「二人を探しに、散歩がてら行こうか」
「そうですね」
「面倒がってたから近くの牧場に居ると思う」
ビワと二人で近くの牧場から回り二人の姿を探す。
牧草地には馬や牛や豚や山羊や鶏など数多く放牧されていた。
どこの牧場も、しっかりと種類別に柵を別けていた。
牧場周辺を見て回る冒険者はCランクが多いことから、たまに現れるモンスターはそこまで強くはないのだと思われる。
街の南に広がる牧場に移動すると、そこにアレナリアとレラの姿があった。
低い丘になっている草原に座り、飲み物を片手に日向ぼっこをしていた。
周りにも同じ様に草原に座っている家族連れが何組か目に入った。
「こんな方まで来てたのか」
「ええ。飲み物を買った店の人が、ここが良いって教えてくれて来てみたの」
「フルーツミルクのか。俺達も買ってくればよかったなぁ。レラは結局寝ちゃったか」
「飲み終わったらすぐにね」
「食べて遊んで寝てじゃ、小さな子供と同じ。ん? 会った時から変わってないってことか」
「レラだからね。でもそれを見てると、平和って感じで安心するわね。子供が居るって、こういう事なのかしら?」
三人は周りに居る家族連れを見る。
「そうですね。皆さん笑顔で幸せそう。私も子供が……」
「ビワの子かぁ……ビワに似て可愛いだろうなぁ」
カズは小さいビワを思い浮かべた。
「(柔らかい毛並みと、もふもふの尻尾があるだろうなぁ……)子供が欲しければ協力しようか? なんて冗談でも言えるわけないか」
心地好いそよ風に当たり、広がる草原を見渡していたら、考えたていたことが途中からポロッと声に出てい。
「は!? 私を差し置いて何言ってんのカズッ!」
「へ? 何が?」
「何が? じゃないわよ! それは本音なの! ねえどうなのよ!」
「も、もしかして声に…」
「思いっきり出てたわよ!」
カズの首根っこを掴み、アレナリアは前後に揺さぶる。
ビワは顔と耳を真っ赤にして、尻尾の毛は逆立ち、倍近くまで大きくなっていた。
「いや、だ、だからじょ、じょ、冗談だって。ってか、それフルーツミルクじゃなくて酒か!」
アレナリアの荒立てる息からは、お酒の臭いが漂ってきた。
「冗談なんて、それはそれでビワに失礼でしょうが!」
「あ、謝るから。ごめんビワ。悪気は無い」
「わ…わ…わわかってます。で…でもその冗談は…困り…怒り…恥ずかしいです」
久々にカズの妄想部分出てしまった。
時折線路沿いの道を移動する馬車や人の姿があり、遠くに獣かモンスターらしき姿もあった。
アレナリアは自分が作ったの座布団の座り心地が今一つで、座る位置をずらしてはしっくりくる所を探していた。
座布団のお陰で、魔導列車の揺れが心地好く、エイト・タウンを離れてから三十分後には、ビワはカズに寄り掛かりカズの肩を枕にして、レラは座布団を枕にして夢の中。
アレナリアは座る位置がしっくりしたらしく、外の流れる景色を見ていた。
そのアレナリアも次第にうとうとしだし、壁に寄り掛かり寝てしまった。
魔導列車の速度が次第に落ち出すと、窓の外には柵が作られた牧草地が遠くまで広がっているのが見えた。
魔導列車が速度を落としたのは、牧草地に放牧されている家畜を脅かさないようにするため。
「もうすぐ着くよビワ。アレナリアとレラも起きろ」
「……私…寝ちゃったんです…ね」
「気持ち良さそうに寝てた」
「すみま…せん……」
ビワはまだしっかりと目が覚めないようだ。
「ふわぁ~。起きたら、お腹空いた」
「お昼食べてないからな。街に着いたら、何か探そう」
「あいたた。やっぱりこのクッション駄目ね。ちょっと座る位置がずれると、お尻が痛くなっちゃう。悪いけど直してくれるビワ? って、いつまでカズの肩を枕にしてるの」
ビワの目はとろんとしており、まだカズに寄り掛かったままでいた。
「もう少し…だけ……」
寝ぼけた様子のビワは、目を閉じ寝てしまった。
「ちょっ、ビワ」
「いいよアレナリア。あと五分くらいなら大丈夫だろ」
「ならあちしも」
「レラは完全に起きたんだから寝るなよ」
珍しく二度寝してしまったビワを、アレナリアはうらやましそうに、お尻を擦りながら見ていた。
先頭車両が駅に入ったので、流石にビワを起こした。
「おはようビワ。駅に着いたよ」
「カズの肩で三度寝は出来ないわよ」
「三度寝なんてしません。もう目が覚めました」
ビワ恥ずかしそうに否定した。
魔導列車が完全に停車するのを待ち、まだ少し眠そうな顔をする三人を連れてホームに降り駅を出る。
眠気を飛ばすのに、街中を見て歩くことにした。
「何か美味しいものあるかなぁ~」
「とりあえずプリンの材料は必須よ」
「もちろん!」
畜産の街というだけあって、新鮮な肉にミルクや生卵が売ってる店があり、それを使った飲食店や露店が駅の近くに多くあった。
パン屋で卵とバターをたっぷり使ったパンを買って小腹を満たし、レラが食べたがったので、羊肉と豚肉と鶏肉の三種を使った串焼きを夕食用にと露店で買い【アイテムボックス】にしまった。
パンを食べたら喉が渇いたというのでミルク専門店入り、そこで濃厚な牛乳か山羊乳のどちらかを選び、農作の街ウエスト・ファームで収穫した果物の果汁を加えた、ほんのり甘い果実乳を買い喉を潤す。
滞在する宿屋を決めたら、冒険者ギルドを探しながら近くの牧場を見てみたり、各食材を買うなら何処が良いかを探した。
街の中心部にある駅近くには、飲食店と販売店が多く有り、街の中心部から離れたもう一つの駅周辺には、肉の加工工場が集中している。
中心部のグレイジング駅は通称『表駅』と言われ、もう一つの駅は加工した製品を運ぶ貨物用の『裏駅』と言われている。
そのため裏駅には荷物だけを運ぶ、貨物の魔導列車だけしか停まらない。
今回カズ達が乗ってきた魔導列車も、もう一つの裏駅には停まらず通過して次の駅に向かう。
畜産の街グレイジングでは、四日滞在して、五日後に来る魔導列車に乗る事を四人で相談して決めた。
街に高く頑丈な外壁は無く、放牧場は街の外まで拡大しているため、グレイジングにある冒険者ギルドの掲示板には、もっぱら放牧されている家畜を獣やモンスターからの守る依頼ばかり。
家畜が襲われ数が減れば、肉や乳製品の数も減り、価格が高騰するため、依頼は一ヶ月から最長で一年と、長目に設定されていた。
なのでこの街で依頼を受けることはせず、貸し調理場で作り溜めをする事になった。
着いた初日は街の中心部を見て回り、二日目は食材の買い出しに一日を使い、三日目はプリンとクッキーとホットなケーキパンを作り、忘れずにマヨネーズもせっせと作り小ビンに詰めた。
四日目は各種の肉を焼いたり煮たり燻製にしたりと、すぐ食べれる物と、下拵えをした物を、カズの【アイテムボックス】にしまった。
「ふぅ、お疲れビワ」
「お疲れ様です」
「ビワだけに手伝わせて悪いね」
「私お料理好きですから。それに食事の支度は、私の役割だと思ってます」
「いつもビワが作ってくれるから助かるよ。さて、これだけ作れば結構持つだろ」
「はい。でも、お肉ばかりですね」
「次が農作の街だから、野菜とかはそっちで買って続きをするつもり」
「だから下準備だけのもあったんですね」
「そう。また手伝ってくれる?」
「はい」
前日プリンやクッキーを作るのには、アレナリアとレラの二人も手伝ってはいたが、今日昼食を終えてお腹を満たすと、あくびをしていたので、昼寝するなら牧場でも見てくればとカズは勧めた。
翌日、次の街に出発してしまうならその前に、あれ飲みたいとアレナリアは呟き、レラを連れて貸し調理場を出て行っていた。
「二人を探しに、散歩がてら行こうか」
「そうですね」
「面倒がってたから近くの牧場に居ると思う」
ビワと二人で近くの牧場から回り二人の姿を探す。
牧草地には馬や牛や豚や山羊や鶏など数多く放牧されていた。
どこの牧場も、しっかりと種類別に柵を別けていた。
牧場周辺を見て回る冒険者はCランクが多いことから、たまに現れるモンスターはそこまで強くはないのだと思われる。
街の南に広がる牧場に移動すると、そこにアレナリアとレラの姿があった。
低い丘になっている草原に座り、飲み物を片手に日向ぼっこをしていた。
周りにも同じ様に草原に座っている家族連れが何組か目に入った。
「こんな方まで来てたのか」
「ええ。飲み物を買った店の人が、ここが良いって教えてくれて来てみたの」
「フルーツミルクのか。俺達も買ってくればよかったなぁ。レラは結局寝ちゃったか」
「飲み終わったらすぐにね」
「食べて遊んで寝てじゃ、小さな子供と同じ。ん? 会った時から変わってないってことか」
「レラだからね。でもそれを見てると、平和って感じで安心するわね。子供が居るって、こういう事なのかしら?」
三人は周りに居る家族連れを見る。
「そうですね。皆さん笑顔で幸せそう。私も子供が……」
「ビワの子かぁ……ビワに似て可愛いだろうなぁ」
カズは小さいビワを思い浮かべた。
「(柔らかい毛並みと、もふもふの尻尾があるだろうなぁ……)子供が欲しければ協力しようか? なんて冗談でも言えるわけないか」
心地好いそよ風に当たり、広がる草原を見渡していたら、考えたていたことが途中からポロッと声に出てい。
「は!? 私を差し置いて何言ってんのカズッ!」
「へ? 何が?」
「何が? じゃないわよ! それは本音なの! ねえどうなのよ!」
「も、もしかして声に…」
「思いっきり出てたわよ!」
カズの首根っこを掴み、アレナリアは前後に揺さぶる。
ビワは顔と耳を真っ赤にして、尻尾の毛は逆立ち、倍近くまで大きくなっていた。
「いや、だ、だからじょ、じょ、冗談だって。ってか、それフルーツミルクじゃなくて酒か!」
アレナリアの荒立てる息からは、お酒の臭いが漂ってきた。
「冗談なんて、それはそれでビワに失礼でしょうが!」
「あ、謝るから。ごめんビワ。悪気は無い」
「わ…わ…わわかってます。で…でもその冗談は…困り…怒り…恥ずかしいです」
久々にカズの妄想部分出てしまった。
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