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五章 テクサイス帝国編 1 大陸最大の国
424 バイアステッチで暮らすアラクネの住まう家
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メリアスは体格的に奥の部屋に入れないため、アレナリアとクルエルが店の方に出る。
「メリアス姉さま!」
「えらい早く着いたんやね」
「会えて嬉しいです」
メリアスの顔を見た途端に、クルエルの涙腺はゆるみじんわりとする。
「アレナリアさんやね。急なお願いを聞い、クルエルを連れて来てもらってありがとう」
「こんな厄介だと聞いてなかったわ」
「厄介?」
「長く引き留めると、先に出た三人を待たせることになるからね。本題に入ろうじゃないか」
パフの一言を合図に、アレナリアは今日の出来事をパフとメリアスに話した。
「そんな事が……」
バイアステッチ周辺に盗賊は居ない、なのでプルドが雇った冒険者か傭兵の可能性は高いとメリアスは言う。
街の隅っこに暮らすごろつきの可能性もあったが、いくらなんでもプルドがそんな連中を使うとは思えなかった。
冒険者の場合だとしたら、ギルドを通さずに受けた依頼だろう。
それは決して違反ではないが、自身の功績に反映されることはなく、正規の依頼だとしたら、襲ったり誘拐するような依頼が受理されるわけがない。
そのことからメリアスは傭兵だろう確信し、アレナリアもその意見に同意した。
冒険者が盗賊のような行為をすればギルドカードは抹消され、当然冒険者として活動は出来なくなり、場合によっては指名手配されることもある。
そのため冒険者の可能性はほぼないとアレナリアは考えての同意だった。
しかしそれも絶対ではない。
冒険者としての活動をせずとも、他の国に行き、生涯遊んで暮らせるだけの報酬をちらつかせられたら、簡単に冒険者を辞めてしまう者も少なくはないだろう。
だがプルドにそれ程の見返りが払えるとは考えにくく、結果クルエルを襲った五人は十中八九傭兵である可能性が高いとの結論に至った。
その後これからのことなどを話していたら、早くも一時間が経過してしまった。
「暫くクルエルは、うちの所から通わせます」
「そうだね。一人暮らしするにもお金も無いだろうし、メリアスの所なら大丈夫だろうね」
「ほら、挨拶しなさい」
「よ、よろしくお願いします」
「最初は奥の部屋で、さっきの三人に聞きながら簡単な仕事からしてもらうね」
「あ、はい」
「慣れてきたとわたしが判断したら、次は接客だよ」
「せ、接客…ですか」
色々な相手と話さなければならないと考えると、クルエルはスゴく不安な表情を浮かべる。
「街で暮らすなら慣れないといけないよ」
「……メリアス姉さま」
「十日や二十日で出来るようになれなんて、パフ姐さんだって言わないわよ。どれだけ時間が掛かるかは、クルエルの頑張り次第やからね」
メリアスはクルエルの目を真っ直ぐ見て答える。
「が、がんばります」
「今日は疲れたろうから、明日は休んで明後日から来なさい」
「はい。よろしくお願いします」
「ってことだから、アレナリアのお嬢ちゃん」
「クルエルを迎えに行けばいいんでしょ」
「よろしく頼みます。アレナリアさん」
メリアスはアレナリアに自分の住んでる場所を教えた。
「遠くはないけど、こことは逆方向ね。まあ、いいわ。とりあえず明後日の朝からね(ビワと一緒に行くか相談しないと)」
「早く済ませるつもりだったけど、少し長くなっちゃったわね。三人共ごはんはどうする? わたしが何か買って来るから、ここで食べようか」
「私は遠慮するわ。ビワが待ってるから。それに私の分も用意してくれてると思うしね。あ、でもクルエルを送った方がいいかしら?」
「今日はうちがいるから大丈夫です。これでもそんれなりに強いんですよ」
「今日は無理言って悪かったね。また明日」
「ええ」
アレナリアはパフ手芸店を出て、急いで三人の元に向かった。
グレーツとプフルの住む部屋に着くと、食事をしないでアレナリアの来るのを待っていた。
プフルは空腹ですねているかと思いきや、待ってる間にビワがプリンを作り方を教えていたので、意外と御機嫌だった。
これでいつでもプリンが食べられるとプフルは考え、表情に出ていた。
ビワのように上手く作れるのだろうか? と、アレナリアとグレーツは思っていたが口には出さなかった。
アレナリアは単にお腹が空いていたため、これ以上夕食を遅らせたくかったから黙っていたのだった。
余計なことを言おうが言わまいが、どうせ上手く作れなければ、プフルに変わり自分が作らされるはめになるのだからと、グレーツは黙っていた。
遅めの夕食を取りながら、アレナリアは昼間あった事の一部を話し、三人にも気を付ける様にと注意をした。
グレーツとプフルの部屋を出て、自分達の部屋に戻る道すがら、アレナリアは明後日からクルエルを送り迎えすることになったとビワに伝えた。
ビワを先に送るか、クルエルを先に迎えに行くかは、明日メリアスに教えられた場所に行き、通勤による人の流れを見てから決めることにしていた。
カズがパフに探すのを頼まれたヤトコを連れて、レラと共にバイアステッチに到着する一日前になっていた。
◇◆◇◆◇
ビワをパフ手芸店に送り届けた足で、アレナリアはメリアスに教えられた場所に向かう。
通勤時間を考えると、先にクルエルを迎えに行った方がよさそうね。
この人混みで昨日の連中が何かしてきたら、守るのが難しいわ。
アレナリアは大通りから裏通りへと移動し、少し遠回りでも混まない道を探した。
通勤の時間も終わり、通りが落ち着く頃に、アレナリアはメリアスに教えた場所に到着する。
一軒家の前で立ち止まるアレナリアは、目を見開き下から上へと首を動かし見上げた。
「ここ…よね?」
住んでいるのが一軒家なのは予想していたアレナリアだったが、思っていたよりも大きかったことに驚愕する。
外見からは八世帯が入る総合住宅にも見える程の大きさだった。
ただ大きく造られているのは、メリアスに合わせ造られているため、平均的な人族が暮らす三階建て以上の高さがあるにも関わらず、二階建ての造りになっている。
アレナリアは見上げた顔を下げ、歩を進めて呼び鈴をならして、扉の前で中からの返事を待つ。
少しすると中から気配が近づくのを感じると、ゆっくりと扉が開きメリアスが姿を現した。
「こんにちは」
「アレナリアさんやないの? 迎えは明日からと言ってあったはずやけど」
「朝は混むでしょ。だからどこを通って行くか、道筋を調べてたのよ。昨日の連中がまた来ないとも限らないから」
「色々と考えてくれるんやね。せっかく来たんやから入って。お茶くらいだしますよって」
「じゃあ、ちょっとお邪魔するわ」
招かれてメリアスの家に入り、リビングルームに通されると、蜘蛛の糸で作られた揺れる椅子に座り、ぼんやりと眠そうにしているクルエルが居た。
突如現れたアレナリアを見て、一瞬思考が止まり、寝間着のままのみっともない格好をしていた自身の姿が恥ずかしくなり、慌てて着替えに二階へかけ上がっていった。
「だから早く着替えるよう言うたのに」
「起きたばかりみたいね」
「疲れてるはずなのに、昨夜は中々寝付けなかったらしいん」
「昨日あんな事があったから仕方ないわよ。今日は外に出ないで、家でのんびりと?」
「どうやろか? クルエル次第やね」
「そう……一つ聞いていいかしら?」
「なんです?」
「クルエルはアラクネ族からしたら、成人…大人として扱われる年齢なの?」
「大人ですか? 人や獣人は年齢か、成人の儀式をして大人として扱われるみたいやけど」
「まあ、そうね。アラクネにはないの?」
「そうやねぇ……うちら街で暮らすアラクネの様に、他の種族と交流して、一人で生活できるだけの稼ぎをして、揉め事を起こさない。ってところやね」
「人よりの考えなのね」
「うちの勝手な考えやけど、街で暮らす内にそうなってしまったんやな」
「パフさんの影響じゃない?」
「かもしれんね」
「ならクルエルが立派な大人になるようにしないと」
「そうやね。うちも手本として、がんばらんと」
メリアスと話した結果、二人はクルエルがまだまだ子供だという結論に至った。
「メリアス姉さま!」
「えらい早く着いたんやね」
「会えて嬉しいです」
メリアスの顔を見た途端に、クルエルの涙腺はゆるみじんわりとする。
「アレナリアさんやね。急なお願いを聞い、クルエルを連れて来てもらってありがとう」
「こんな厄介だと聞いてなかったわ」
「厄介?」
「長く引き留めると、先に出た三人を待たせることになるからね。本題に入ろうじゃないか」
パフの一言を合図に、アレナリアは今日の出来事をパフとメリアスに話した。
「そんな事が……」
バイアステッチ周辺に盗賊は居ない、なのでプルドが雇った冒険者か傭兵の可能性は高いとメリアスは言う。
街の隅っこに暮らすごろつきの可能性もあったが、いくらなんでもプルドがそんな連中を使うとは思えなかった。
冒険者の場合だとしたら、ギルドを通さずに受けた依頼だろう。
それは決して違反ではないが、自身の功績に反映されることはなく、正規の依頼だとしたら、襲ったり誘拐するような依頼が受理されるわけがない。
そのことからメリアスは傭兵だろう確信し、アレナリアもその意見に同意した。
冒険者が盗賊のような行為をすればギルドカードは抹消され、当然冒険者として活動は出来なくなり、場合によっては指名手配されることもある。
そのため冒険者の可能性はほぼないとアレナリアは考えての同意だった。
しかしそれも絶対ではない。
冒険者としての活動をせずとも、他の国に行き、生涯遊んで暮らせるだけの報酬をちらつかせられたら、簡単に冒険者を辞めてしまう者も少なくはないだろう。
だがプルドにそれ程の見返りが払えるとは考えにくく、結果クルエルを襲った五人は十中八九傭兵である可能性が高いとの結論に至った。
その後これからのことなどを話していたら、早くも一時間が経過してしまった。
「暫くクルエルは、うちの所から通わせます」
「そうだね。一人暮らしするにもお金も無いだろうし、メリアスの所なら大丈夫だろうね」
「ほら、挨拶しなさい」
「よ、よろしくお願いします」
「最初は奥の部屋で、さっきの三人に聞きながら簡単な仕事からしてもらうね」
「あ、はい」
「慣れてきたとわたしが判断したら、次は接客だよ」
「せ、接客…ですか」
色々な相手と話さなければならないと考えると、クルエルはスゴく不安な表情を浮かべる。
「街で暮らすなら慣れないといけないよ」
「……メリアス姉さま」
「十日や二十日で出来るようになれなんて、パフ姐さんだって言わないわよ。どれだけ時間が掛かるかは、クルエルの頑張り次第やからね」
メリアスはクルエルの目を真っ直ぐ見て答える。
「が、がんばります」
「今日は疲れたろうから、明日は休んで明後日から来なさい」
「はい。よろしくお願いします」
「ってことだから、アレナリアのお嬢ちゃん」
「クルエルを迎えに行けばいいんでしょ」
「よろしく頼みます。アレナリアさん」
メリアスはアレナリアに自分の住んでる場所を教えた。
「遠くはないけど、こことは逆方向ね。まあ、いいわ。とりあえず明後日の朝からね(ビワと一緒に行くか相談しないと)」
「早く済ませるつもりだったけど、少し長くなっちゃったわね。三人共ごはんはどうする? わたしが何か買って来るから、ここで食べようか」
「私は遠慮するわ。ビワが待ってるから。それに私の分も用意してくれてると思うしね。あ、でもクルエルを送った方がいいかしら?」
「今日はうちがいるから大丈夫です。これでもそんれなりに強いんですよ」
「今日は無理言って悪かったね。また明日」
「ええ」
アレナリアはパフ手芸店を出て、急いで三人の元に向かった。
グレーツとプフルの住む部屋に着くと、食事をしないでアレナリアの来るのを待っていた。
プフルは空腹ですねているかと思いきや、待ってる間にビワがプリンを作り方を教えていたので、意外と御機嫌だった。
これでいつでもプリンが食べられるとプフルは考え、表情に出ていた。
ビワのように上手く作れるのだろうか? と、アレナリアとグレーツは思っていたが口には出さなかった。
アレナリアは単にお腹が空いていたため、これ以上夕食を遅らせたくかったから黙っていたのだった。
余計なことを言おうが言わまいが、どうせ上手く作れなければ、プフルに変わり自分が作らされるはめになるのだからと、グレーツは黙っていた。
遅めの夕食を取りながら、アレナリアは昼間あった事の一部を話し、三人にも気を付ける様にと注意をした。
グレーツとプフルの部屋を出て、自分達の部屋に戻る道すがら、アレナリアは明後日からクルエルを送り迎えすることになったとビワに伝えた。
ビワを先に送るか、クルエルを先に迎えに行くかは、明日メリアスに教えられた場所に行き、通勤による人の流れを見てから決めることにしていた。
カズがパフに探すのを頼まれたヤトコを連れて、レラと共にバイアステッチに到着する一日前になっていた。
◇◆◇◆◇
ビワをパフ手芸店に送り届けた足で、アレナリアはメリアスに教えられた場所に向かう。
通勤時間を考えると、先にクルエルを迎えに行った方がよさそうね。
この人混みで昨日の連中が何かしてきたら、守るのが難しいわ。
アレナリアは大通りから裏通りへと移動し、少し遠回りでも混まない道を探した。
通勤の時間も終わり、通りが落ち着く頃に、アレナリアはメリアスに教えた場所に到着する。
一軒家の前で立ち止まるアレナリアは、目を見開き下から上へと首を動かし見上げた。
「ここ…よね?」
住んでいるのが一軒家なのは予想していたアレナリアだったが、思っていたよりも大きかったことに驚愕する。
外見からは八世帯が入る総合住宅にも見える程の大きさだった。
ただ大きく造られているのは、メリアスに合わせ造られているため、平均的な人族が暮らす三階建て以上の高さがあるにも関わらず、二階建ての造りになっている。
アレナリアは見上げた顔を下げ、歩を進めて呼び鈴をならして、扉の前で中からの返事を待つ。
少しすると中から気配が近づくのを感じると、ゆっくりと扉が開きメリアスが姿を現した。
「こんにちは」
「アレナリアさんやないの? 迎えは明日からと言ってあったはずやけど」
「朝は混むでしょ。だからどこを通って行くか、道筋を調べてたのよ。昨日の連中がまた来ないとも限らないから」
「色々と考えてくれるんやね。せっかく来たんやから入って。お茶くらいだしますよって」
「じゃあ、ちょっとお邪魔するわ」
招かれてメリアスの家に入り、リビングルームに通されると、蜘蛛の糸で作られた揺れる椅子に座り、ぼんやりと眠そうにしているクルエルが居た。
突如現れたアレナリアを見て、一瞬思考が止まり、寝間着のままのみっともない格好をしていた自身の姿が恥ずかしくなり、慌てて着替えに二階へかけ上がっていった。
「だから早く着替えるよう言うたのに」
「起きたばかりみたいね」
「疲れてるはずなのに、昨夜は中々寝付けなかったらしいん」
「昨日あんな事があったから仕方ないわよ。今日は外に出ないで、家でのんびりと?」
「どうやろか? クルエル次第やね」
「そう……一つ聞いていいかしら?」
「なんです?」
「クルエルはアラクネ族からしたら、成人…大人として扱われる年齢なの?」
「大人ですか? 人や獣人は年齢か、成人の儀式をして大人として扱われるみたいやけど」
「まあ、そうね。アラクネにはないの?」
「そうやねぇ……うちら街で暮らすアラクネの様に、他の種族と交流して、一人で生活できるだけの稼ぎをして、揉め事を起こさない。ってところやね」
「人よりの考えなのね」
「うちの勝手な考えやけど、街で暮らす内にそうなってしまったんやな」
「パフさんの影響じゃない?」
「かもしれんね」
「ならクルエルが立派な大人になるようにしないと」
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