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五章 テクサイス帝国編 1 大陸最大の国
414 ダンジョンからの脱出魔法
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ダンジョンが崩壊はしなかったが、二人が通って脱出した通路は落盤で塞がれてしまった。
生き埋めにはならずにすんだが、通路は通れなくなったか。
予測出来たが、今気になるのはデススペルの効果だ。
いったい元の効果からどう変わったんだ?
カズは近場の石に座り【アイテムボックス】からアーティファクトの古書を出して開き、浮かび上がったデススペルの効果を読む。
『怨霊の招き』を受けたものは怨霊の声? が聞こえ、精神が耐えきれなくなると死に至る。
ってことは、効果が消えるまでの約五分を耐えられると、倒せないってことか。
元の即死効果より弱ければと思ったが、耐えきれなければ死で、耐えていると精神異常。
1枚数百円のレアが、この世界で使うと効果がこうも変わるのか。
持っているトレカの半分が使えれば良い方だが、選ぶとせいぜい三割ってところか。
改めて考えると、持っていても使え…使っては駄目なトレカだな。
カズは改めて自分のチートな能力を思い知り、気を付けなければと思いながらアーティファクトの古書を【アイテムボックス】にしまった。
「はあああァ……」
厄介な住壁鉱食大百足を、デススペルという名のトレカを使い、平然と倒した自分は何処へ向かってるのかと、また考えてしまい深い溜め息を吐く。
「さて、こんな所に座ってる場合じゃないや。俺も脱出しないと。3枚目のトレカが使えればいいんだが、駄目なら崩れた通路を何とかしないと」
腰を下ろしていた石から立ち上り、ライトで出していた光球が小さくなっているのに気付き、横たわる住壁鉱食大百足の死骸が、半分程地中に沈んでいるのにも気付いた。
光球が小さくなっているのも、死骸が地中に沈んでいくのも、崩壊する寸前だったダンジョンが、魔素の回復と取り込まれた鉱石を回収しようとしているからだった。
カズは自分も取り込まれるのではと、ハッと足元を見るが、そんなことはなかったと安心した。
そうこうしている間にも、すぐそこにあった巨大な死骸は、外皮を一節を残して、他は全てに地中へと沈み無くなっていた。
「これは持って行けってことか? ダンジョンからの討伐報酬……まさかな。ここまで来て手ぶらもなんだから、回収しておこう」
ダンジョンと会話をするカズをヤトコが見たら、イタい奴だと引いていたに違いない。
「これ一節分で、130キロくらいあるんじゃないか? 役に立つかわからんが、とりあえずアイテムボックスに入れてここを出よう」
住壁鉱食大百足の一節分の外皮を【アイテムボックス】に入れたカズは、3枚目のトレカを手に持ち魔力を込め使用する。
これを使って、ダンジョンと繋がる坑道に移動するか、焚き火をした所まで戻るか、それとも何も起こらないか、だ。
手元から『エスケープ』のトレカが消えた次の瞬間、カズの視界がダンジョン内の広い空間から、二股に分かれた坑道に変わっていた。
ダンジョンからの脱出は成功した。
この場でもう一度エスケープを使えば、多分今度は焚き火をしていた坑道の外に移動するだろうが、ヤトコさんに説明するのも面倒だから、歩いて出るか。
何はともあれエスケープの効果が、考えた通りでよかった。
ヤトコさんを見つけるという目的も果たしたし、あとは手芸屋のパフさんに頼まれた事を伝えてバイアステッチに戻るだけ。
っと、その前に火酒屋のナプルさんの所に、ヤトコさんを連れて顔を出さないと。
坑道を二人が待つ場所に向かいながら、カズはこれからの予定を立てる。
レラと二人でこっちに来てから二週間は経ってるか。ビワは仕事はどうかなぁ? アレナリアはしっかりとビワを守ってるだろうか? 絡まれたからって、やり過ぎたりしてないだ…
「戻って来た! カズカズカズ!」
ぶつぶつと考えてることを声に出して歩いていると、坑道の出入口まで戻って来たカズに気付いたレラが、石階段を下りてカズに飛びつく。
「なんとか逃げてきたか。無茶をする」
「逃げて? 大百足なら倒しましたよ。死骸は一部を残して、ダンジョンが取り込んでしましたけど」
「そうか。なら時間が経てば、ダンジョンでまた有効な鉱石が取れるように……? 奴を倒しただと!」
「ええ」
「あれはどう見ても、ランクAの冒険者パーティーが相手にするモンスターだろ! あんた何者なんだ?」
「これでも少しは場数を踏んでますから。あとできれば、あまり口外しないでもらえますか」
「なぜだ? それだけの実力があれば、国からも一目置かれるだろ。後ろ盾がつけば、冒険者として安泰だろうに」
「面倒なんで、国や貴族なんかと関り合いになりたくないんですよ。それに一応、旅の途中なので(俺が元の世界に帰える方法の情報を集めるには、国のお偉いさんと関わった方がいいんだろうが、レラとビワの方が優先だから、俺は二の次で)」
カズは元の世界への執着が、少し薄れてきているようであった。
それはカズ自身も分かっていた。
が、それを口には出さないようにしていた。
「ワシが言うのもなんだが、あんたも相当変わってんな。フェアリーを連れてるだけあるか」
「……え?」
カズは腕にしがみついてるレラを見ると、レラはそっぽを向きカズから視線を外す。
「いつ気付いたんですか?」
「ダンジョンが大きく揺れた時に、ワシを引っ張って、落ちてきた石から守ってくれたんだ。最初は見間違いかと思ったが『カズが時間を稼いでる間に、早くここを出るの!』だ。それでワシの背負い袋に乗っていた娘だと確信した」
「そうでしたか。ヤトコさんを守ってバレたなら仕方がない。よくやったなレラ」
事情が事情なだけに、レラを怒るようなことは出来なかった。
「普段は魔法で姿を小人に見せてるので…」
「皆まで言うな。こんな場所にフェアリーが居るなんて知られたら、狙う連中は多いだろ。助けてもらったんだ、恩を仇で返すようなことはしない」
「助かります」
「まあなんだ、明日街に戻ったら飯を食いに行こう。もちろんワシの奢りだ」
「なら火酒屋に行きますか。ナプルさんが気に掛けてましたから、顔を出した方がいいでしょう。それに採掘師の……あ、名前聞いてなかった」
「『ケル』か。ワシと話す採掘師はあいつくらいだ。ケルにも酒を奢ってやらんといかんな」
ダンジョンから抜けて外に出ると、もうすっかり日は落ちていた。
地中やダンジョン内に居ると、日が当たらないため慣れなければ時間の感覚がおかしくなるとヤトコは言いながら、眠たそうにする。
疲れと緊張から解放されたことで、一気に眠気が襲ってきたのだった。
焚き火をして暖を取り、朝が来るまで坑道の外で夜を明かす。
レラは既に夢の中。
カズはいつものように〈アラーム〉使い就寝する。
◇◆◇◆◇
翌朝ヤトコが起きると、同じくカズも目を覚ます。
ヤトコは溜まっている冷たい水で顔を洗い、寝惚けた目を覚ます。
カズは焚き火で焼いた腸詰め肉と、かるく焼き目をつけたパンをヤトコに渡して朝食にした。
その香ばし匂いでレラも目を覚ましたので、同じものをレラにも作った。
朝食を取りながら、カズはパフから頼まれて来たことを話した。
ヤトコはそれに使う素材が無かったから、ここに取りに来ていたのだと。
他にも素材を集めるのに、クラフトを離れていたから連絡が取れなかったと言った。
ヤトコと連絡が取れなくなった理由も分かり、お腹を満たした三人は、街に向けて岩の狭い通路を上がって行く。
緑の鉱石が含まれた岩壁まで来ると、カズが宝石だと言った事を思い出し、レラは欲しいと言い出す。
カズがヤトコに話を聞くと「純度の低い鉱石が混じった、ただの模様だ」と言われ、宝石ではなかったことにレラはガックシと肩を落とし、その場を通過する。
崖際の道を抜け、細い道を通り、足場がしっかりとしている所まで来ると、岩にハンマーを叩き付ける音が聞こえてきた。
生き埋めにはならずにすんだが、通路は通れなくなったか。
予測出来たが、今気になるのはデススペルの効果だ。
いったい元の効果からどう変わったんだ?
カズは近場の石に座り【アイテムボックス】からアーティファクトの古書を出して開き、浮かび上がったデススペルの効果を読む。
『怨霊の招き』を受けたものは怨霊の声? が聞こえ、精神が耐えきれなくなると死に至る。
ってことは、効果が消えるまでの約五分を耐えられると、倒せないってことか。
元の即死効果より弱ければと思ったが、耐えきれなければ死で、耐えていると精神異常。
1枚数百円のレアが、この世界で使うと効果がこうも変わるのか。
持っているトレカの半分が使えれば良い方だが、選ぶとせいぜい三割ってところか。
改めて考えると、持っていても使え…使っては駄目なトレカだな。
カズは改めて自分のチートな能力を思い知り、気を付けなければと思いながらアーティファクトの古書を【アイテムボックス】にしまった。
「はあああァ……」
厄介な住壁鉱食大百足を、デススペルという名のトレカを使い、平然と倒した自分は何処へ向かってるのかと、また考えてしまい深い溜め息を吐く。
「さて、こんな所に座ってる場合じゃないや。俺も脱出しないと。3枚目のトレカが使えればいいんだが、駄目なら崩れた通路を何とかしないと」
腰を下ろしていた石から立ち上り、ライトで出していた光球が小さくなっているのに気付き、横たわる住壁鉱食大百足の死骸が、半分程地中に沈んでいるのにも気付いた。
光球が小さくなっているのも、死骸が地中に沈んでいくのも、崩壊する寸前だったダンジョンが、魔素の回復と取り込まれた鉱石を回収しようとしているからだった。
カズは自分も取り込まれるのではと、ハッと足元を見るが、そんなことはなかったと安心した。
そうこうしている間にも、すぐそこにあった巨大な死骸は、外皮を一節を残して、他は全てに地中へと沈み無くなっていた。
「これは持って行けってことか? ダンジョンからの討伐報酬……まさかな。ここまで来て手ぶらもなんだから、回収しておこう」
ダンジョンと会話をするカズをヤトコが見たら、イタい奴だと引いていたに違いない。
「これ一節分で、130キロくらいあるんじゃないか? 役に立つかわからんが、とりあえずアイテムボックスに入れてここを出よう」
住壁鉱食大百足の一節分の外皮を【アイテムボックス】に入れたカズは、3枚目のトレカを手に持ち魔力を込め使用する。
これを使って、ダンジョンと繋がる坑道に移動するか、焚き火をした所まで戻るか、それとも何も起こらないか、だ。
手元から『エスケープ』のトレカが消えた次の瞬間、カズの視界がダンジョン内の広い空間から、二股に分かれた坑道に変わっていた。
ダンジョンからの脱出は成功した。
この場でもう一度エスケープを使えば、多分今度は焚き火をしていた坑道の外に移動するだろうが、ヤトコさんに説明するのも面倒だから、歩いて出るか。
何はともあれエスケープの効果が、考えた通りでよかった。
ヤトコさんを見つけるという目的も果たしたし、あとは手芸屋のパフさんに頼まれた事を伝えてバイアステッチに戻るだけ。
っと、その前に火酒屋のナプルさんの所に、ヤトコさんを連れて顔を出さないと。
坑道を二人が待つ場所に向かいながら、カズはこれからの予定を立てる。
レラと二人でこっちに来てから二週間は経ってるか。ビワは仕事はどうかなぁ? アレナリアはしっかりとビワを守ってるだろうか? 絡まれたからって、やり過ぎたりしてないだ…
「戻って来た! カズカズカズ!」
ぶつぶつと考えてることを声に出して歩いていると、坑道の出入口まで戻って来たカズに気付いたレラが、石階段を下りてカズに飛びつく。
「なんとか逃げてきたか。無茶をする」
「逃げて? 大百足なら倒しましたよ。死骸は一部を残して、ダンジョンが取り込んでしましたけど」
「そうか。なら時間が経てば、ダンジョンでまた有効な鉱石が取れるように……? 奴を倒しただと!」
「ええ」
「あれはどう見ても、ランクAの冒険者パーティーが相手にするモンスターだろ! あんた何者なんだ?」
「これでも少しは場数を踏んでますから。あとできれば、あまり口外しないでもらえますか」
「なぜだ? それだけの実力があれば、国からも一目置かれるだろ。後ろ盾がつけば、冒険者として安泰だろうに」
「面倒なんで、国や貴族なんかと関り合いになりたくないんですよ。それに一応、旅の途中なので(俺が元の世界に帰える方法の情報を集めるには、国のお偉いさんと関わった方がいいんだろうが、レラとビワの方が優先だから、俺は二の次で)」
カズは元の世界への執着が、少し薄れてきているようであった。
それはカズ自身も分かっていた。
が、それを口には出さないようにしていた。
「ワシが言うのもなんだが、あんたも相当変わってんな。フェアリーを連れてるだけあるか」
「……え?」
カズは腕にしがみついてるレラを見ると、レラはそっぽを向きカズから視線を外す。
「いつ気付いたんですか?」
「ダンジョンが大きく揺れた時に、ワシを引っ張って、落ちてきた石から守ってくれたんだ。最初は見間違いかと思ったが『カズが時間を稼いでる間に、早くここを出るの!』だ。それでワシの背負い袋に乗っていた娘だと確信した」
「そうでしたか。ヤトコさんを守ってバレたなら仕方がない。よくやったなレラ」
事情が事情なだけに、レラを怒るようなことは出来なかった。
「普段は魔法で姿を小人に見せてるので…」
「皆まで言うな。こんな場所にフェアリーが居るなんて知られたら、狙う連中は多いだろ。助けてもらったんだ、恩を仇で返すようなことはしない」
「助かります」
「まあなんだ、明日街に戻ったら飯を食いに行こう。もちろんワシの奢りだ」
「なら火酒屋に行きますか。ナプルさんが気に掛けてましたから、顔を出した方がいいでしょう。それに採掘師の……あ、名前聞いてなかった」
「『ケル』か。ワシと話す採掘師はあいつくらいだ。ケルにも酒を奢ってやらんといかんな」
ダンジョンから抜けて外に出ると、もうすっかり日は落ちていた。
地中やダンジョン内に居ると、日が当たらないため慣れなければ時間の感覚がおかしくなるとヤトコは言いながら、眠たそうにする。
疲れと緊張から解放されたことで、一気に眠気が襲ってきたのだった。
焚き火をして暖を取り、朝が来るまで坑道の外で夜を明かす。
レラは既に夢の中。
カズはいつものように〈アラーム〉使い就寝する。
◇◆◇◆◇
翌朝ヤトコが起きると、同じくカズも目を覚ます。
ヤトコは溜まっている冷たい水で顔を洗い、寝惚けた目を覚ます。
カズは焚き火で焼いた腸詰め肉と、かるく焼き目をつけたパンをヤトコに渡して朝食にした。
その香ばし匂いでレラも目を覚ましたので、同じものをレラにも作った。
朝食を取りながら、カズはパフから頼まれて来たことを話した。
ヤトコはそれに使う素材が無かったから、ここに取りに来ていたのだと。
他にも素材を集めるのに、クラフトを離れていたから連絡が取れなかったと言った。
ヤトコと連絡が取れなくなった理由も分かり、お腹を満たした三人は、街に向けて岩の狭い通路を上がって行く。
緑の鉱石が含まれた岩壁まで来ると、カズが宝石だと言った事を思い出し、レラは欲しいと言い出す。
カズがヤトコに話を聞くと「純度の低い鉱石が混じった、ただの模様だ」と言われ、宝石ではなかったことにレラはガックシと肩を落とし、その場を通過する。
崖際の道を抜け、細い道を通り、足場がしっかりとしている所まで来ると、岩にハンマーを叩き付ける音が聞こえてきた。
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