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四章 異世界旅行編 3 セテロン国
372 閑散とした村
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朝からカズとアレナリアがギクシャクしてる様に感じたレラとビワは、アレナリアの近くに寄り小声で理由を聞く。
アレナリアは今朝カズに言われたことを二人に話すと同時に、ビワに質問をした。
「昨夜どうして一人でカズの所に行ったの? それに私に何をしたのビワ?」
「それが気付いたらカズさんの所に……。私、アレナリアさんに何かしたんですか?」
「私に手をかざして、スリープだったら分かるわ、でも違った。けど結果、私は朝までぐっすり寝てた。まったく全然覚えてないの?」
「そ…そう言われても……」
「知らないって言ってるんだから、もういいじゃん」
「良くない。そのせいでカズに怒られたんだから」
「カズにそのこと言ったの?」
「言おうとしたら二人が起きてきたからって、後回しにされて言えずじまい」
「今までだって何度も怒られてきたんだし、遠慮したってしょうがないじゃん。アレナリアの代わりにあちしが聞いてあげるよ」
二人から離れカズの背後に行き、レラは今話していた内容をカズに伝える。
話を聞いたカズはレラに頼んでアレナリアを呼んでもらった。
隣に座ると雨で濡れるから、レラのように自分の後ろに来るように、と。
「来たわよ」
「その…なんだ。レラに聞いた。今朝しっかり話を聞かなくてごめん」
「べ、別に良いわよ。ビワが出て行ったことに気付かなかったのは確かなんだから。一応私の口からも言っておくけど、ビワに何かされて眠ってしまったのは確かなのよ」
「その事だけど、ビワ本人も気付いてないみたいなんだ」
「そうみたいね」
「俺の所に来た時は、別人みたいな感じがした」
「それってカズか夢で見た?」
「ああ。それとステータスを確認したら、魔力が900もあった」
「……は!? 900って嘘でしょ? レラならフェアリーだから500くらいあっても驚かないけど、ビワって獣人でしょ。獣人ってどっちかって言うと、魔力が少ない部類よ」
「ビワは見た目確かに獣人だけど、種族は妖狐なんだよ」
「妖狐……ずっと東の国に居るって言われてる獣人の一種だったかしら。力はそれほど強くないけど、希に保有する魔力が桁外れの存在も居るとか」
「ビワの故郷と場所は合うな」
「でもビワってメイドよね」
「ああ。マーガレットさんに助けてもらってからはな。その前は一切不明」
「本人も覚えてないよのね」
「それを思い出す旅でもあるからな。だから情報を集めるため帝国本土を目指してるんだが」
「奴隷の情報ならセテロン国に多くあるでしょうけど、下手をすれば国に目をつけられるわね」
「そこまで大事になると帝国に入れなくなる。帝国にはフェアリーが居るとも聞いてるんだ。レラの故郷探しに支障が出るのもまずい」
「そうなるとやっぱり、セテロンはおとなしく通過した方が良さそうね」
「そういうことだ。あとビワがまたああなるかも知れないから、注意しててくれ。それと、今朝は怒ってる悪かった」
「もういいわよ。ちょっと行き違いになっただけなんだから」
「すまないがレラとビワのことで、アレナリアに頼ることが多くなる」
「任せて。この身に代えても二人は護るわ」
「それは駄目だ」
「え、なんで? 私の覚悟が足りないの?」
「違う。二人を護る為に、アレナリアが犠牲になってどうするんだよ。アレナリアだって大切なんだから、ヤバい時は三人で逃げるんだ」
「あ…う、うん。ありがとう」
話の流れとはいえ、自分を大切だと言われたアレナリアの気持ちは、ほんわかと温かくなった。
「それと昨夜のことだけど、ビワに自覚はないから寝ぼけてたってことにしておこう」
「分かったわ。そう言っておく」
「道も広くなって安定してきたから、もう少しでこの岩場を出れるだろう。雨がこれ以上強くなると、中にも吹き込むから気を付けるようにも言っといてくれ」
「うん」
こきげんになったアレナリアは、心配していたレラとビワの所に戻った。
アレナリアの顔を見た二人は、仲直り出来たんだと安心した。
「まったく、これだからあちしがいないと」
「うん、そうだねレラ」
「うぇ、アレナリアが素直。気持ち悪い」
「誰が気持ち悪いよ! このちんちくりん」
「誰かちんちくりんよ! アレナリアの方がちんちくりんでしょ!」
「なによ!」
「なんなのよ!」
「ちょ、ちょっと二人とも、なんで喧嘩するの」
「構わなくてていいよビワ」
岩場を抜ける頃に雨は止み、今度馬車は荒野を進んで行く。
唯一あるのは湖から引かれている川のみ。
水量は引いていた場所から比べると、半分程になっていた。
見渡すと遠くに建物らしきものが見え、川沿いには馬とおぼしい足跡を確認することが出来た。
一先ずは建物と思われる場所に向かい、川に沿って馬車を走らせた。
荒野に出てから二日目にしてようやく小さな村を見つけ、日暮れ前に村へと入った。
閑散とした村で老夫婦やっている唯一の宿屋を見つけ、情報収集をするため泊まることにした。
通された部屋は狭く状態は良いとは言えない。
ほこりっぽい部屋にはベッドが一台と、薄い毛布が一枚あるだけ。
それなのに料金は素泊まりで一人銀貨八枚(8000GL)と高い、しかも前払い。
部屋に小さな暖炉はあるものの、薪は別料金だと。
これでは馬車で寝泊まりするのとたいして…いや、慣れた馬車の方がましだ。
ギシギシと音を立てる古びたベッドは、カズが乗れば壊れてしまいそう。
一部屋に四人はせまっくるしい、しかし狭いがため、お互いの体温で部屋は暖かくなる。
だが如何せんベッドを使えるのが、アレナリアとレラだけなのはちょっと……。
せめて二部屋あれば良かったのだが、使えるのは一部屋だけと言うから仕方ない。
宿屋に泊まらないことも考えたが、村の中で野宿というのもおかしく、宿屋の老夫婦から情報を得るためと考え、結果泊まることを選択した。
「狭いし汚い部屋。馬車で方がましだよ」
「聞こえちゃうわよレラ」
「別にいいじゃん。アレナリアだってそう思うでしょ」
「まぁね。でも一晩我慢しましょう」
「なんで?」
「情報を得るため。でしょカズ」
「ああ。見ず知らずの人にあれこれ聞かれても、すんなり話はしないだろ。見るからに貧しそうな村で、銅貨一枚も使わないで話だけ聞かせてくれだなんて言っても、嫌な顔されるだろうからな。一応宿に泊まった客だから、聞けば少しくらいは話してくれるだろ。まあ、タダってことにはならないだろうが」
「ふ~ん。分かったけど、こんな掃除もしてない部屋で寝るのあちし嫌だよ」
「レラが一人で住んでた時の家の方が、汚かったと思うが」
「あちしのベッドがある所だけは、掃除してきれいにしてたもん」
「そうだったか?」
「そうだもん。今思うと、カズが来てからあの家は良かったなぁ。汚れても次の日にはきれいになってたし、掃除なんて必要なかったもんなぁ。家でごろごろしてたあの頃が懐かしい」
久々のぐうたら発言をするレラ。
カズは部屋に〈クリア〉を掛けると三人を残し、一人で老夫婦に話を聞きにいった。
老夫婦は多少カズのことを訝しげに思っていたが、カズが銀貨を三枚台の上に差し出すと、素早く取り懐にしまった。
川の近くに村があるにも関わらず、一部の畑にしか作物が育てられていなかったこと。
見かけた村人の殆どが年寄りなこと。
川沿いにあった馬らきし足跡を見たことを伝え、それについて聞いた。
最初の二つについては問題なく話してくれた。
三つ目については口ごもりながら、一応は答えてくれた。
カズは最後に現在セテロンでの奴隷について尋ねた。
すると老夫婦の表情は険しくなり、完全に口をつぐんだ。
諦め部屋に戻ろうとしたカズに、銀貨を見せて別途金銭を要求。
カズは銀貨を三枚出すも老夫婦は受け取ろうとせず、その倍を要求してきたので、追加で多目の銀貨五枚を出した。
老夫婦は笑いをこらえ、渋る様子を見せる。
「これ以上は出せない。話せないなら、それでも構わない。明日他をあたる」
カズが台の上に置いた銀貨を取ろうと手を伸ばすと、引っ込められてなるものかと、老夫婦は慌てて自分の方に銀貨を引き寄せ、口を開いた。
「人目のある表ではトカ国やフギ国と変わらんさ。だが裏では酷いもんさ」
「昔よりはましになったとはいえ、この国では奴隷になるか、奴隷を持つかのどちらかが殆どだよ。連れの三人を拉致されないように、せいぜい気を付けるんだね。ヒッヒッヒ」
嫌な笑い方をする老婆。
その老婆の話しを聞いた老爺は、一瞬表情を曇らせた。
隠したつもりだろうが、カズはそれを見逃さなかった。
「話を聞かせてくれてありがとう。気を付けるとするよ」
話を聞き終えたカズは部屋へと戻った。
アレナリアは今朝カズに言われたことを二人に話すと同時に、ビワに質問をした。
「昨夜どうして一人でカズの所に行ったの? それに私に何をしたのビワ?」
「それが気付いたらカズさんの所に……。私、アレナリアさんに何かしたんですか?」
「私に手をかざして、スリープだったら分かるわ、でも違った。けど結果、私は朝までぐっすり寝てた。まったく全然覚えてないの?」
「そ…そう言われても……」
「知らないって言ってるんだから、もういいじゃん」
「良くない。そのせいでカズに怒られたんだから」
「カズにそのこと言ったの?」
「言おうとしたら二人が起きてきたからって、後回しにされて言えずじまい」
「今までだって何度も怒られてきたんだし、遠慮したってしょうがないじゃん。アレナリアの代わりにあちしが聞いてあげるよ」
二人から離れカズの背後に行き、レラは今話していた内容をカズに伝える。
話を聞いたカズはレラに頼んでアレナリアを呼んでもらった。
隣に座ると雨で濡れるから、レラのように自分の後ろに来るように、と。
「来たわよ」
「その…なんだ。レラに聞いた。今朝しっかり話を聞かなくてごめん」
「べ、別に良いわよ。ビワが出て行ったことに気付かなかったのは確かなんだから。一応私の口からも言っておくけど、ビワに何かされて眠ってしまったのは確かなのよ」
「その事だけど、ビワ本人も気付いてないみたいなんだ」
「そうみたいね」
「俺の所に来た時は、別人みたいな感じがした」
「それってカズか夢で見た?」
「ああ。それとステータスを確認したら、魔力が900もあった」
「……は!? 900って嘘でしょ? レラならフェアリーだから500くらいあっても驚かないけど、ビワって獣人でしょ。獣人ってどっちかって言うと、魔力が少ない部類よ」
「ビワは見た目確かに獣人だけど、種族は妖狐なんだよ」
「妖狐……ずっと東の国に居るって言われてる獣人の一種だったかしら。力はそれほど強くないけど、希に保有する魔力が桁外れの存在も居るとか」
「ビワの故郷と場所は合うな」
「でもビワってメイドよね」
「ああ。マーガレットさんに助けてもらってからはな。その前は一切不明」
「本人も覚えてないよのね」
「それを思い出す旅でもあるからな。だから情報を集めるため帝国本土を目指してるんだが」
「奴隷の情報ならセテロン国に多くあるでしょうけど、下手をすれば国に目をつけられるわね」
「そこまで大事になると帝国に入れなくなる。帝国にはフェアリーが居るとも聞いてるんだ。レラの故郷探しに支障が出るのもまずい」
「そうなるとやっぱり、セテロンはおとなしく通過した方が良さそうね」
「そういうことだ。あとビワがまたああなるかも知れないから、注意しててくれ。それと、今朝は怒ってる悪かった」
「もういいわよ。ちょっと行き違いになっただけなんだから」
「すまないがレラとビワのことで、アレナリアに頼ることが多くなる」
「任せて。この身に代えても二人は護るわ」
「それは駄目だ」
「え、なんで? 私の覚悟が足りないの?」
「違う。二人を護る為に、アレナリアが犠牲になってどうするんだよ。アレナリアだって大切なんだから、ヤバい時は三人で逃げるんだ」
「あ…う、うん。ありがとう」
話の流れとはいえ、自分を大切だと言われたアレナリアの気持ちは、ほんわかと温かくなった。
「それと昨夜のことだけど、ビワに自覚はないから寝ぼけてたってことにしておこう」
「分かったわ。そう言っておく」
「道も広くなって安定してきたから、もう少しでこの岩場を出れるだろう。雨がこれ以上強くなると、中にも吹き込むから気を付けるようにも言っといてくれ」
「うん」
こきげんになったアレナリアは、心配していたレラとビワの所に戻った。
アレナリアの顔を見た二人は、仲直り出来たんだと安心した。
「まったく、これだからあちしがいないと」
「うん、そうだねレラ」
「うぇ、アレナリアが素直。気持ち悪い」
「誰が気持ち悪いよ! このちんちくりん」
「誰かちんちくりんよ! アレナリアの方がちんちくりんでしょ!」
「なによ!」
「なんなのよ!」
「ちょ、ちょっと二人とも、なんで喧嘩するの」
「構わなくてていいよビワ」
岩場を抜ける頃に雨は止み、今度馬車は荒野を進んで行く。
唯一あるのは湖から引かれている川のみ。
水量は引いていた場所から比べると、半分程になっていた。
見渡すと遠くに建物らしきものが見え、川沿いには馬とおぼしい足跡を確認することが出来た。
一先ずは建物と思われる場所に向かい、川に沿って馬車を走らせた。
荒野に出てから二日目にしてようやく小さな村を見つけ、日暮れ前に村へと入った。
閑散とした村で老夫婦やっている唯一の宿屋を見つけ、情報収集をするため泊まることにした。
通された部屋は狭く状態は良いとは言えない。
ほこりっぽい部屋にはベッドが一台と、薄い毛布が一枚あるだけ。
それなのに料金は素泊まりで一人銀貨八枚(8000GL)と高い、しかも前払い。
部屋に小さな暖炉はあるものの、薪は別料金だと。
これでは馬車で寝泊まりするのとたいして…いや、慣れた馬車の方がましだ。
ギシギシと音を立てる古びたベッドは、カズが乗れば壊れてしまいそう。
一部屋に四人はせまっくるしい、しかし狭いがため、お互いの体温で部屋は暖かくなる。
だが如何せんベッドを使えるのが、アレナリアとレラだけなのはちょっと……。
せめて二部屋あれば良かったのだが、使えるのは一部屋だけと言うから仕方ない。
宿屋に泊まらないことも考えたが、村の中で野宿というのもおかしく、宿屋の老夫婦から情報を得るためと考え、結果泊まることを選択した。
「狭いし汚い部屋。馬車で方がましだよ」
「聞こえちゃうわよレラ」
「別にいいじゃん。アレナリアだってそう思うでしょ」
「まぁね。でも一晩我慢しましょう」
「なんで?」
「情報を得るため。でしょカズ」
「ああ。見ず知らずの人にあれこれ聞かれても、すんなり話はしないだろ。見るからに貧しそうな村で、銅貨一枚も使わないで話だけ聞かせてくれだなんて言っても、嫌な顔されるだろうからな。一応宿に泊まった客だから、聞けば少しくらいは話してくれるだろ。まあ、タダってことにはならないだろうが」
「ふ~ん。分かったけど、こんな掃除もしてない部屋で寝るのあちし嫌だよ」
「レラが一人で住んでた時の家の方が、汚かったと思うが」
「あちしのベッドがある所だけは、掃除してきれいにしてたもん」
「そうだったか?」
「そうだもん。今思うと、カズが来てからあの家は良かったなぁ。汚れても次の日にはきれいになってたし、掃除なんて必要なかったもんなぁ。家でごろごろしてたあの頃が懐かしい」
久々のぐうたら発言をするレラ。
カズは部屋に〈クリア〉を掛けると三人を残し、一人で老夫婦に話を聞きにいった。
老夫婦は多少カズのことを訝しげに思っていたが、カズが銀貨を三枚台の上に差し出すと、素早く取り懐にしまった。
川の近くに村があるにも関わらず、一部の畑にしか作物が育てられていなかったこと。
見かけた村人の殆どが年寄りなこと。
川沿いにあった馬らきし足跡を見たことを伝え、それについて聞いた。
最初の二つについては問題なく話してくれた。
三つ目については口ごもりながら、一応は答えてくれた。
カズは最後に現在セテロンでの奴隷について尋ねた。
すると老夫婦の表情は険しくなり、完全に口をつぐんだ。
諦め部屋に戻ろうとしたカズに、銀貨を見せて別途金銭を要求。
カズは銀貨を三枚出すも老夫婦は受け取ろうとせず、その倍を要求してきたので、追加で多目の銀貨五枚を出した。
老夫婦は笑いをこらえ、渋る様子を見せる。
「これ以上は出せない。話せないなら、それでも構わない。明日他をあたる」
カズが台の上に置いた銀貨を取ろうと手を伸ばすと、引っ込められてなるものかと、老夫婦は慌てて自分の方に銀貨を引き寄せ、口を開いた。
「人目のある表ではトカ国やフギ国と変わらんさ。だが裏では酷いもんさ」
「昔よりはましになったとはいえ、この国では奴隷になるか、奴隷を持つかのどちらかが殆どだよ。連れの三人を拉致されないように、せいぜい気を付けるんだね。ヒッヒッヒ」
嫌な笑い方をする老婆。
その老婆の話しを聞いた老爺は、一瞬表情を曇らせた。
隠したつもりだろうが、カズはそれを見逃さなかった。
「話を聞かせてくれてありがとう。気を付けるとするよ」
話を聞き終えたカズは部屋へと戻った。
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