346 / 807
四章 異世界旅行編 2 トカ国
331 トカ国の西にある小さなキ町
しおりを挟む
オリーブ王国を離れて最初の国、帝国傘下の一つ『トカ国』その西に位置する『キ』という名の小さい町。
それでも人口は五百と、それなりに多くの人達が暮らしている。
大きな建物や賑わった商店がある街、というよりは、日々の暮らしを楽しみながら生活をしている町、といったところだろうか。
オリーブ王国ではキッシュ達が暮らす、リアーデのといった感じだろう。
国が変わっても、通貨は使用可能だった。
ただ王国金貨と王国白金貨は、国同士のやり取りに使うような高額な貨幣の為、一般人や単なる冒険者が使える代物ではない。
人口の半分が人族、半分弱は獣人族、あとの少数は奴隷。
帝国領土では当然のように、奴隷があちこち居る。
その事実を知るのは、カズ達が町の冒険者ギルドに行き、話を聞いてからであった。
盗賊のリーダーブゲットと、アレナリアに気絶させられた一人以外は、カズの土魔法で足を拘束され動けなくなっていた。
最初は動けないと騒ぎ、馬車を降りたアレナリアに罵声を浴びせていたが、特定の単語を言った盗賊から次々と気絶させられていき、最後には全員が意識を失わされた。
アレナリアと変わり、馬車から降りたカズは、盗賊が持っていた縄を使い全員を縛り上げた。
盗賊全員に水をかけて目を覚まさせたが、リーダーのブゲットだけは起きなかった。
仕方がないので、ボコボコにされ気を失っている盗賊のリーダーを、レイジブルに乗せて町へ向かった。
馬車の操作はアレナリアに任せて、カズは盗賊とレイジブルを縄で繋げて、引っ張って連行する。
盗賊を連行したことにより移動速度は落ち、町に入る門が見えてきた頃には、既に夕方になっていた。
カズは門を警備している、国の兵士に事情を説明して、盗賊を引き渡した。
最初は疑われたもしたが、アレナリアが馬車から降り、冒険者だとギルドカードを提示したことで信じてもらえた。
冒険者ならギルドに報告しておくから、報酬を受け取るといいと、兵士の一人に言われた。
カズもギルドカードを提示し、ビワはルータが持たせたオリーブ・モチヅキ家の紋章が入った身分証を兵士に見せた。
ギルドカードを提示したカズとアレナリアより時間は掛かったが、ビワも無事に町へ入ることができた。
冒険者ギルドでの情報収集は翌日にして、伸び伸びと足が伸ばせる宿を探し、遅い夕食を済ませ、四人共この日は早く休んだ。
◇◆◇◆◇
目を覚ましたビワとアレナリアは、カズが寝ている部屋へ。
宿の泊まった部屋は寝室が二部屋あり、片方の部屋にはベッドが二台、もう一方の部屋にはベッドが一台。
部屋割りはベッドが二台ある部屋にアレナリア、レラ、ビワの三人、ベッドが一台ある部屋にカズ。
二部屋の間にテーブルと椅子が6脚ある八畳程部屋があり結構広い。
長旅の疲れを癒す為に、今回は奮発して良い部屋に泊まった。
カズがまだ寝てるかも知れないと、ビワは扉をノックして声を掛けようとする。
アレナリアはビワの手を掴み止める。
「アレナリアさん?」
「しッ、静かにして。カズがまだ寝てれば……ムフフ」
音を立てないように、そっと扉を開けるアレナリア。
「あれ?」
「何やってるんだ?」
「! べ、別になんにも。カズが起きてこないから、起こしに来ただけよ」
「ふ~ん……で、俺がまだ寝てれば、なんだって」
「なな、なんのことかしら、おほほほほ」
カズは正面から、じっとアレナリアを見る。
いつもなら喜びそうなアレナリアが、カズから目を背ける。
「……ごめんなさい」
「アレナリアが変な行動しとうとしたら、次からは止めて。頼むよビワ(用心して寝室が二部屋ある所を借りたけど、これならいつも同様、別々の部屋を借りればよかったかも)」
「あ…はい」
「そういえば、レラは?」
「起きないので、まだ寝かせてます」
「よく寝るなぁ。そろそろ起こして、朝ごはんにしよう」
「そうね。レラが起きるのを待ってたら、お昼になっちゃう」
レラを起こして、四人は前日の夕食同様、部屋で遅い朝食を済ませる。
宿屋の部屋も広く良さそうだったので、この町に滞在する数日間は、引き続きこの宿に泊まることにした。
国や町の状態が分からなかったので、一先ずカズ一人で冒険者ギルドに向かいながら、町の様子を見ることにした。
他の三人はカズが戻るまで、部屋で待機。
アレナリアとビワは聞き入れたが、レラ一人だけ不満そうな顔をしていた。
旅の間中、自重するようにと言い聞かせたかいがあり、渋々ながら宿で待機することを聞き入れた。
カズは一人で宿を出て、町を散策しながら冒険者ギルドに向かった。
町の住人を見る限り、オリーブ王国と大して変わりはない。
ただ目立つのは様々な種族の奴隷、首と両腕もしくは両足に枷が付けられた姿。
枷に鎖は繋がってはおらず、一見すると、冒険者が付ける装備品にしか見えなくもない。
働いてはいるが、無理強いされているのではなさそう。
奴隷の表情は疲れているようだが、苦しそうには見えない。
中には主人と思わしき人と、楽しげに話をしている奴隷も。
町にある数少ない商店の幾つかには、店番をしてる奴隷なんてのも居た。
奴隷だからと蔑み、酷い扱いをしているわけではないんだと、カズは少し安心した。
カズは兎人族の村の酒場の店主が言っていた、種族売買の事を思い出した。
危険だから口には出すなと、しかし働いている奴隷の表情を見ると、売られて無理矢理来たという感じには見えない。
種族売買が行われていなければ、多種多様の奴隷は、帝国領土内で罪を犯し奴隷となったものなのか、と。
それとも帝国領土では、組織による種族売買が黙認されているのだろうか……?
暗黙に認知されているから、売られた奴隷も辛い表情をしないのだろうか……?
どちらにしても、確たる証拠もなくそんなことを考え、厄介事に巻き込まれてはたまらない。
ビワの過去を思い出し故郷に連れて行くという目的、レラが住んでいた村を探しだす旅でもある。
だから、ただの旅をする冒険者として、目立たず行動しようと、レラだけではなく自分にも言い聞かせ、カズは通りの先に見えてきた冒険者ギルドに向かう。
小さな町だけに冒険者の数は少く、ギルドもそれほど大きくはない。
中には冒険者が数人と、依頼者と思われる二人が受付で何やら話をしていた。
受付に職員が二人しかいないため、カズは掲示板に貼ってある依頼を見て待つ。
国が変わっても依頼は同じ様なもの、掃除から店の手伝いに薬草採取、町周辺に出没する獣やモンスターの討伐といったもの。
その内の一枚に、依頼完了の文字が書かれていた。
依頼が達成されたのなら、依頼書を剥がせばいいのにと思いながら、カズはその依頼内容を読んだ。
なになに、キ町の周辺に現れる盗賊の討伐と確保。
複数のパーティーで討伐ならC、ソロならBランク。
盗賊はオークをリーダーとし、他に人とゴブリンが仲間にいる。
以前に商人から奪い取った魔道具『騎獣の首輪』でレイジブルを使役し、移動手段に用いている。
……これは、昨日待ちに入る前に襲ってきた連中だよな。
そういえば、門の兵士がギルドに報告しておくとか言ってたっけ。
受付にいた依頼者らしき人がギルドを出たのに気付き、他の誰かが行かないか様子を見て、カズは空いた受付に移動した。
空いた受付の女性職員の頭には、長いウサギ耳がある半獣人状態(人寄りではなく、獣寄りの姿)の兎人族。
「初めて見る方ですね。今日はどの様な用件で?」
「昨日この町に着いたばかりで、周辺の地理や道などの情報を聞きたくて。あ、これギルドカードです」
カズはギルドカードを女性職員に提示した。
「冒険者の方でしたか。ちょっと拝見……! 昨日の夕方馬車で来られた方ですね。お連れの方は?」
「別行動で、俺だけがギルドに来たんですが」
「そうですか……少々お待ちください」
兎人族の女性職員は立ち上り、もう一人受付で接客をしている同じ兎人族の男性職員の元に行き、耳打ちをして判断を仰いでいた。
指示を受けた女性職員は、足早にギルドの奥に入って行った。
それでも人口は五百と、それなりに多くの人達が暮らしている。
大きな建物や賑わった商店がある街、というよりは、日々の暮らしを楽しみながら生活をしている町、といったところだろうか。
オリーブ王国ではキッシュ達が暮らす、リアーデのといった感じだろう。
国が変わっても、通貨は使用可能だった。
ただ王国金貨と王国白金貨は、国同士のやり取りに使うような高額な貨幣の為、一般人や単なる冒険者が使える代物ではない。
人口の半分が人族、半分弱は獣人族、あとの少数は奴隷。
帝国領土では当然のように、奴隷があちこち居る。
その事実を知るのは、カズ達が町の冒険者ギルドに行き、話を聞いてからであった。
盗賊のリーダーブゲットと、アレナリアに気絶させられた一人以外は、カズの土魔法で足を拘束され動けなくなっていた。
最初は動けないと騒ぎ、馬車を降りたアレナリアに罵声を浴びせていたが、特定の単語を言った盗賊から次々と気絶させられていき、最後には全員が意識を失わされた。
アレナリアと変わり、馬車から降りたカズは、盗賊が持っていた縄を使い全員を縛り上げた。
盗賊全員に水をかけて目を覚まさせたが、リーダーのブゲットだけは起きなかった。
仕方がないので、ボコボコにされ気を失っている盗賊のリーダーを、レイジブルに乗せて町へ向かった。
馬車の操作はアレナリアに任せて、カズは盗賊とレイジブルを縄で繋げて、引っ張って連行する。
盗賊を連行したことにより移動速度は落ち、町に入る門が見えてきた頃には、既に夕方になっていた。
カズは門を警備している、国の兵士に事情を説明して、盗賊を引き渡した。
最初は疑われたもしたが、アレナリアが馬車から降り、冒険者だとギルドカードを提示したことで信じてもらえた。
冒険者ならギルドに報告しておくから、報酬を受け取るといいと、兵士の一人に言われた。
カズもギルドカードを提示し、ビワはルータが持たせたオリーブ・モチヅキ家の紋章が入った身分証を兵士に見せた。
ギルドカードを提示したカズとアレナリアより時間は掛かったが、ビワも無事に町へ入ることができた。
冒険者ギルドでの情報収集は翌日にして、伸び伸びと足が伸ばせる宿を探し、遅い夕食を済ませ、四人共この日は早く休んだ。
◇◆◇◆◇
目を覚ましたビワとアレナリアは、カズが寝ている部屋へ。
宿の泊まった部屋は寝室が二部屋あり、片方の部屋にはベッドが二台、もう一方の部屋にはベッドが一台。
部屋割りはベッドが二台ある部屋にアレナリア、レラ、ビワの三人、ベッドが一台ある部屋にカズ。
二部屋の間にテーブルと椅子が6脚ある八畳程部屋があり結構広い。
長旅の疲れを癒す為に、今回は奮発して良い部屋に泊まった。
カズがまだ寝てるかも知れないと、ビワは扉をノックして声を掛けようとする。
アレナリアはビワの手を掴み止める。
「アレナリアさん?」
「しッ、静かにして。カズがまだ寝てれば……ムフフ」
音を立てないように、そっと扉を開けるアレナリア。
「あれ?」
「何やってるんだ?」
「! べ、別になんにも。カズが起きてこないから、起こしに来ただけよ」
「ふ~ん……で、俺がまだ寝てれば、なんだって」
「なな、なんのことかしら、おほほほほ」
カズは正面から、じっとアレナリアを見る。
いつもなら喜びそうなアレナリアが、カズから目を背ける。
「……ごめんなさい」
「アレナリアが変な行動しとうとしたら、次からは止めて。頼むよビワ(用心して寝室が二部屋ある所を借りたけど、これならいつも同様、別々の部屋を借りればよかったかも)」
「あ…はい」
「そういえば、レラは?」
「起きないので、まだ寝かせてます」
「よく寝るなぁ。そろそろ起こして、朝ごはんにしよう」
「そうね。レラが起きるのを待ってたら、お昼になっちゃう」
レラを起こして、四人は前日の夕食同様、部屋で遅い朝食を済ませる。
宿屋の部屋も広く良さそうだったので、この町に滞在する数日間は、引き続きこの宿に泊まることにした。
国や町の状態が分からなかったので、一先ずカズ一人で冒険者ギルドに向かいながら、町の様子を見ることにした。
他の三人はカズが戻るまで、部屋で待機。
アレナリアとビワは聞き入れたが、レラ一人だけ不満そうな顔をしていた。
旅の間中、自重するようにと言い聞かせたかいがあり、渋々ながら宿で待機することを聞き入れた。
カズは一人で宿を出て、町を散策しながら冒険者ギルドに向かった。
町の住人を見る限り、オリーブ王国と大して変わりはない。
ただ目立つのは様々な種族の奴隷、首と両腕もしくは両足に枷が付けられた姿。
枷に鎖は繋がってはおらず、一見すると、冒険者が付ける装備品にしか見えなくもない。
働いてはいるが、無理強いされているのではなさそう。
奴隷の表情は疲れているようだが、苦しそうには見えない。
中には主人と思わしき人と、楽しげに話をしている奴隷も。
町にある数少ない商店の幾つかには、店番をしてる奴隷なんてのも居た。
奴隷だからと蔑み、酷い扱いをしているわけではないんだと、カズは少し安心した。
カズは兎人族の村の酒場の店主が言っていた、種族売買の事を思い出した。
危険だから口には出すなと、しかし働いている奴隷の表情を見ると、売られて無理矢理来たという感じには見えない。
種族売買が行われていなければ、多種多様の奴隷は、帝国領土内で罪を犯し奴隷となったものなのか、と。
それとも帝国領土では、組織による種族売買が黙認されているのだろうか……?
暗黙に認知されているから、売られた奴隷も辛い表情をしないのだろうか……?
どちらにしても、確たる証拠もなくそんなことを考え、厄介事に巻き込まれてはたまらない。
ビワの過去を思い出し故郷に連れて行くという目的、レラが住んでいた村を探しだす旅でもある。
だから、ただの旅をする冒険者として、目立たず行動しようと、レラだけではなく自分にも言い聞かせ、カズは通りの先に見えてきた冒険者ギルドに向かう。
小さな町だけに冒険者の数は少く、ギルドもそれほど大きくはない。
中には冒険者が数人と、依頼者と思われる二人が受付で何やら話をしていた。
受付に職員が二人しかいないため、カズは掲示板に貼ってある依頼を見て待つ。
国が変わっても依頼は同じ様なもの、掃除から店の手伝いに薬草採取、町周辺に出没する獣やモンスターの討伐といったもの。
その内の一枚に、依頼完了の文字が書かれていた。
依頼が達成されたのなら、依頼書を剥がせばいいのにと思いながら、カズはその依頼内容を読んだ。
なになに、キ町の周辺に現れる盗賊の討伐と確保。
複数のパーティーで討伐ならC、ソロならBランク。
盗賊はオークをリーダーとし、他に人とゴブリンが仲間にいる。
以前に商人から奪い取った魔道具『騎獣の首輪』でレイジブルを使役し、移動手段に用いている。
……これは、昨日待ちに入る前に襲ってきた連中だよな。
そういえば、門の兵士がギルドに報告しておくとか言ってたっけ。
受付にいた依頼者らしき人がギルドを出たのに気付き、他の誰かが行かないか様子を見て、カズは空いた受付に移動した。
空いた受付の女性職員の頭には、長いウサギ耳がある半獣人状態(人寄りではなく、獣寄りの姿)の兎人族。
「初めて見る方ですね。今日はどの様な用件で?」
「昨日この町に着いたばかりで、周辺の地理や道などの情報を聞きたくて。あ、これギルドカードです」
カズはギルドカードを女性職員に提示した。
「冒険者の方でしたか。ちょっと拝見……! 昨日の夕方馬車で来られた方ですね。お連れの方は?」
「別行動で、俺だけがギルドに来たんですが」
「そうですか……少々お待ちください」
兎人族の女性職員は立ち上り、もう一人受付で接客をしている同じ兎人族の男性職員の元に行き、耳打ちをして判断を仰いでいた。
指示を受けた女性職員は、足早にギルドの奥に入って行った。
53
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。


転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる