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四章 異世界旅行編 1 オリーブ王国を離れ東へ
317 森を抜けた先は
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アレナリアに任せて、カズは道の雑草雑木刈りと、モンスターの討伐をする為に、一人先へと向かった。
カズに頼られたアレナリアは、やる気に満ちあふれていた。
ビワは既に起きていたのでレラを揺すって起こし、三人で朝食にした。
そこでカズが先行した事を、アレナリアは二人に伝えた。
カズが一人先へと向かってから一時間程して、馬車をビワが操作し、草木が刈られた道を馬車が進む。
一方馬車の進路を確保するのに先に進んだカズは、既に五体目のモンスターを倒したところだった。
待ち伏せていた五体のモンスターは、全てグリーントレント。
レッドトレントは違い単体行動はせず、地中の根を伸ばして、互いの情報を得ていた。
実際本体に近づいても、周囲の木々と同色になっており、動き出さなければ見分けるのは難しとい。
これも擬態スキルの効果だろう。
そうこうするうちに、カズは六体目のモンスター近くまでたどり着いていた。
今朝マップで確認した最後のモンスターも、今までの五体と同じグリーントレント。
即座に《分析》を使い、ステータスを調べるカズ。
名前 : グリーントレント
種族 : 兇食植物
ランク: B
レベル: 40
力 : 621
魔力 : 274
敏捷 : 292
全長 : 4m80㎝(本体)~50m(枝)
スキル: 擬態
魔法 : ソーン・スプラッシュ
補足 : 数体で行動し、地中の根を繋げて情報のやり取りをする。
・マナを吸収した樹木を支配して、縄張りを広げる。
・多くの魔力を保有してない限り、他の生物を狙う事はほぼないため、トレントの中では比較的おとなしい種類。
・一つの林や森に他の種のトレントが生息していると、縄張り争いをする事もある。
今までの五体はレベル30ちょっとだったが、この六体目はレベル40か、少し強いな。
だか昨夜のレッドトレントに比べれば、昼間なだけ戦いやすい。
補足情報すると、俺達を狙うというより、俺の魔力を感知して来たのかも知れないな。
レッドトレントを倒す時に、もっと魔法の威力を落とすべきだった。
今、言っても後の祭りだ。
第一森の木々をこんなに密集させた原因がトレントなら、討伐して数を減らさないと、この森が通れないままだからな。
とはいうものの、無理矢理森を切り開いて、トレントの住み家を奪ったていたなら……なんて、この状況でモンスターの立場になって考えても、か。
擬態して周囲の木々に紛れるグリーントレントだが、カズの《魔力感知》と《気配感知》で見つけるのはたわいない。
一直線に向かってくるカズに、擬態が通用しないと理解したグリーントレントは、動きだし攻撃に転じた。
接近するカズを捕らえようと、支配する周りの木々に命令を下し、数えきれない程の枝を伸ばす。
本体のグリーントレントは、葉の一枚一枚の根本から生える、太く長いトゲを高速で飛ばす。
コイツのソーン・スプラッシュは、今までの五体に比べて数が多い、しかも周囲の木々も使って三方向からの同時攻撃か。
グリーントレントに接近していたカズは、後ろに飛び退くと同時に〈スラッシュトルネード〉を放つ。
渦巻く風の刃で、左右から伸びる枝をバラバラにし、グリーントレント本体から飛来する太いトゲを強い風で弾き返し、そのままグリーントレント本体に向けて、渦巻く風の刃は突き進む。
攻撃を防がれたグリーントレントは、迫る渦巻く風の刃から身を守るために、本体周囲の木々から、限界まで太い枝を無数に伸ばして木の盾を作った。
カズが放ったスラッシュトルネードは、無数の枝で作られた木の盾を破壊していくが、本体に届く前に魔法の効果が消える。
周りには切れ刻まれて、破壊されバラバラになった枝が大量に散乱していた。
威力が弱かったか…いや違う、 周りの木々を犠牲にして耐えたか。
ここまで枯れ枝が増えると、森林火災になるから火系の魔法は使えない、こともないか、要はやりようだ。
長引かせると侵食される植物が増えかねん、一気に攻める。
カズは力強く地面を蹴り、一気にグリーントレントに接近する。
近付けさせまいと、枝だけではなく、根も地上に伸ばしカズを拘束しようとする。
先程までより早く移動するカズを、グリーントレントは捕らえる事ができない。
目前に迫るカズ目掛けて〈ソーン・スプラッシュ〉を打ち放すが、時既に遅し。
カズか放った〈ウィンドカッター〉がグリーントレントを真横に切断。
切り離されたグリーントレントを〈アースハンド〉を使い、巨大な手で上空へと打ち上げる。
木々の遥か上へと飛ばされたグリーントレント本体に向けて、カズは〈ファイヤージャベリン〉を放った。
火の槍がグリーントレント本体に刺さると、一気に燃え上がる。
降下する際に火が消え、地面に落ちるとバラバラになり、真っ黒な炭となっていた。
グリーントレントが侵蝕し、支配していた周囲の木々の殆どがマナを失い、急速に枯れてしまった。
視界が広がっていき、道の先には森の切れ目も見えた。
木々が枯れるのが止まると、今朝馬車が停まっていた辺りから、先に見える森の切れ目まで、道の左右20m程が荒地状態になっていた。
この状態を見る限りでは、グリーントレントがかなりの範囲を侵蝕していた事が分かる。
気配もない、マップを見ても近くにモンスター反応もないから大丈夫だろ。
お、馬車が見えた、ここまで来るの待つか。
ビワが操作する馬車がカズの居る所まで来ると、中からレラが飛び出してきた。
「ねぇねぇカズ、これどーなってるの? 急に木が枯れたんだけど」
「グリーントレントってモンスターを倒したからだよ」
レラの疑問に答えながら、カズは馬車に乗り込む。
「代わるよビワ」
「大丈夫です。カズさんは休んでください」
「そう、じゃあもう少し頼むよ」
「はい」
馬車の操作を引き続きビワに任せて、カズは馬車の揺れに身をゆだね、楽にする。
「アレナリアの言った通り、全部グリーントレントだった」
「でしょ。私の知識はカズの役に立つわよ」
「この先も期待してる」
カズの期待してるの一言で、笑顔になって喜ぶアレナリア。
「今朝から合流するまで、何もなかった?」
「なんにも。モンスターどころか、小さな虫さえもよって来なかったわ」
「それは良かった。この先に森の切れ目が見えたから、もう少し馬車を走れば、森を抜けられるだろう。俺はそれまで休憩させてもらう」
カズは腕を組み目を閉じて、力を抜く。
「カズ、休むならこっち」
「ん?」
片目を開けてアレナリアを見ると、その細いひざをポンポンと叩いて手招きをする。
「ひざ枕してあげる」
「少しだけだから、このままでいいよ」
「そ…そう……」
アレナリアは残念そうに項垂れる。
「あちしが代わりに乗っかってあげるから」
「これじゃあ、いつもと同じじゃない(カズがよかったのに)」
「まあまあ。今日はあちしで我慢して、また今度誘ってみなよ」
「うん」
「……(俺は何も聞こえない)」
眠気がさし、うとうととしてきた頃、馬車は森の切れ目に差し掛かろうとしていた。
「カズさん……カズさん」
「……ん?」
「寝てましたか? ごめんなさい」
「少しうとうとしてただけだから。それでどうしたの?」
「もうちょっとで、森を抜けそうです」
カズは眠気を振り払い、ビワの横に移動する。
木々が徐々に少くなり森を抜けると、そこには草原が広がっていた。
森から続く荒れた道は草で隠れ、どこを通っていいのか分かりずらい状態になっていた。
しかし薄暗い森の中よりは、遥かにましだ。
しかも森の中を通っていたときの、じめじめした感じが嘘のように消え、草原は春のような気持ちの良い風が吹いていた。
「っん~気持ちィ~」
レラは目の前に広がる草原の風に乗り、空中を気持ち良さそうに飛び回る。
「おーいレラ、あまり遠くに行くなよ」
「レラを好きにさせて大丈夫なのカズ?」
「周囲にモンスターは居ないから大丈夫。草原の草も長くはないから、見渡しもいいしね」
「トレントの森を抜けて一段落ね」
「ああ。森の近くで休むのもなんだから、少し先に見える丘まで行って休憩しよう」
「そうね。あの丘まで行けば、先が見えるかも知れないから」
「それまでにレラが戻ってくれば、先がどうだったか聞けるんだけど」
「念話で聞けばいいじゃない」
「せっかく気持ち良さそうに飛んでるんだから、そのままにしてやろう。馬車の操作変わるよ、ビワ」
「私ならまだ」
「いいから、いいから。あんな状態の森で、馬車を操作してきたんだから疲れたでしょ」
「そうですか……。では、お言葉に甘えて」
「草で道が見づらいが、行けそうか? ホース」
「『少しですが、道の形跡が分かります。走ると道を外れるかも知れませんが、このスピードなら大丈夫です』」
「なら任せるから頼む」
「『任せてください。だんな』」
「慣れないビワの操作に無理してなかったか?」
「『無理なんかしてません。ビワさんは上手くなりましたよ』」
「そうか、ありがとう。こられからもよろしく頼むよ」
「『荷引きの馬なんかに礼なんて、だんなは変わってる。でも、礼を言われるのってのは、何回言われも嬉しいもんです』」
「さっきから、ぶつぶつと独り言?」
「ちょっとな」
「ふ~ん。それでねビワ……」
たまにあるカズの独り言を気にせず、ビワと話を進めるアレナリア。
カズに頼られたアレナリアは、やる気に満ちあふれていた。
ビワは既に起きていたのでレラを揺すって起こし、三人で朝食にした。
そこでカズが先行した事を、アレナリアは二人に伝えた。
カズが一人先へと向かってから一時間程して、馬車をビワが操作し、草木が刈られた道を馬車が進む。
一方馬車の進路を確保するのに先に進んだカズは、既に五体目のモンスターを倒したところだった。
待ち伏せていた五体のモンスターは、全てグリーントレント。
レッドトレントは違い単体行動はせず、地中の根を伸ばして、互いの情報を得ていた。
実際本体に近づいても、周囲の木々と同色になっており、動き出さなければ見分けるのは難しとい。
これも擬態スキルの効果だろう。
そうこうするうちに、カズは六体目のモンスター近くまでたどり着いていた。
今朝マップで確認した最後のモンスターも、今までの五体と同じグリーントレント。
即座に《分析》を使い、ステータスを調べるカズ。
名前 : グリーントレント
種族 : 兇食植物
ランク: B
レベル: 40
力 : 621
魔力 : 274
敏捷 : 292
全長 : 4m80㎝(本体)~50m(枝)
スキル: 擬態
魔法 : ソーン・スプラッシュ
補足 : 数体で行動し、地中の根を繋げて情報のやり取りをする。
・マナを吸収した樹木を支配して、縄張りを広げる。
・多くの魔力を保有してない限り、他の生物を狙う事はほぼないため、トレントの中では比較的おとなしい種類。
・一つの林や森に他の種のトレントが生息していると、縄張り争いをする事もある。
今までの五体はレベル30ちょっとだったが、この六体目はレベル40か、少し強いな。
だか昨夜のレッドトレントに比べれば、昼間なだけ戦いやすい。
補足情報すると、俺達を狙うというより、俺の魔力を感知して来たのかも知れないな。
レッドトレントを倒す時に、もっと魔法の威力を落とすべきだった。
今、言っても後の祭りだ。
第一森の木々をこんなに密集させた原因がトレントなら、討伐して数を減らさないと、この森が通れないままだからな。
とはいうものの、無理矢理森を切り開いて、トレントの住み家を奪ったていたなら……なんて、この状況でモンスターの立場になって考えても、か。
擬態して周囲の木々に紛れるグリーントレントだが、カズの《魔力感知》と《気配感知》で見つけるのはたわいない。
一直線に向かってくるカズに、擬態が通用しないと理解したグリーントレントは、動きだし攻撃に転じた。
接近するカズを捕らえようと、支配する周りの木々に命令を下し、数えきれない程の枝を伸ばす。
本体のグリーントレントは、葉の一枚一枚の根本から生える、太く長いトゲを高速で飛ばす。
コイツのソーン・スプラッシュは、今までの五体に比べて数が多い、しかも周囲の木々も使って三方向からの同時攻撃か。
グリーントレントに接近していたカズは、後ろに飛び退くと同時に〈スラッシュトルネード〉を放つ。
渦巻く風の刃で、左右から伸びる枝をバラバラにし、グリーントレント本体から飛来する太いトゲを強い風で弾き返し、そのままグリーントレント本体に向けて、渦巻く風の刃は突き進む。
攻撃を防がれたグリーントレントは、迫る渦巻く風の刃から身を守るために、本体周囲の木々から、限界まで太い枝を無数に伸ばして木の盾を作った。
カズが放ったスラッシュトルネードは、無数の枝で作られた木の盾を破壊していくが、本体に届く前に魔法の効果が消える。
周りには切れ刻まれて、破壊されバラバラになった枝が大量に散乱していた。
威力が弱かったか…いや違う、 周りの木々を犠牲にして耐えたか。
ここまで枯れ枝が増えると、森林火災になるから火系の魔法は使えない、こともないか、要はやりようだ。
長引かせると侵食される植物が増えかねん、一気に攻める。
カズは力強く地面を蹴り、一気にグリーントレントに接近する。
近付けさせまいと、枝だけではなく、根も地上に伸ばしカズを拘束しようとする。
先程までより早く移動するカズを、グリーントレントは捕らえる事ができない。
目前に迫るカズ目掛けて〈ソーン・スプラッシュ〉を打ち放すが、時既に遅し。
カズか放った〈ウィンドカッター〉がグリーントレントを真横に切断。
切り離されたグリーントレントを〈アースハンド〉を使い、巨大な手で上空へと打ち上げる。
木々の遥か上へと飛ばされたグリーントレント本体に向けて、カズは〈ファイヤージャベリン〉を放った。
火の槍がグリーントレント本体に刺さると、一気に燃え上がる。
降下する際に火が消え、地面に落ちるとバラバラになり、真っ黒な炭となっていた。
グリーントレントが侵蝕し、支配していた周囲の木々の殆どがマナを失い、急速に枯れてしまった。
視界が広がっていき、道の先には森の切れ目も見えた。
木々が枯れるのが止まると、今朝馬車が停まっていた辺りから、先に見える森の切れ目まで、道の左右20m程が荒地状態になっていた。
この状態を見る限りでは、グリーントレントがかなりの範囲を侵蝕していた事が分かる。
気配もない、マップを見ても近くにモンスター反応もないから大丈夫だろ。
お、馬車が見えた、ここまで来るの待つか。
ビワが操作する馬車がカズの居る所まで来ると、中からレラが飛び出してきた。
「ねぇねぇカズ、これどーなってるの? 急に木が枯れたんだけど」
「グリーントレントってモンスターを倒したからだよ」
レラの疑問に答えながら、カズは馬車に乗り込む。
「代わるよビワ」
「大丈夫です。カズさんは休んでください」
「そう、じゃあもう少し頼むよ」
「はい」
馬車の操作を引き続きビワに任せて、カズは馬車の揺れに身をゆだね、楽にする。
「アレナリアの言った通り、全部グリーントレントだった」
「でしょ。私の知識はカズの役に立つわよ」
「この先も期待してる」
カズの期待してるの一言で、笑顔になって喜ぶアレナリア。
「今朝から合流するまで、何もなかった?」
「なんにも。モンスターどころか、小さな虫さえもよって来なかったわ」
「それは良かった。この先に森の切れ目が見えたから、もう少し馬車を走れば、森を抜けられるだろう。俺はそれまで休憩させてもらう」
カズは腕を組み目を閉じて、力を抜く。
「カズ、休むならこっち」
「ん?」
片目を開けてアレナリアを見ると、その細いひざをポンポンと叩いて手招きをする。
「ひざ枕してあげる」
「少しだけだから、このままでいいよ」
「そ…そう……」
アレナリアは残念そうに項垂れる。
「あちしが代わりに乗っかってあげるから」
「これじゃあ、いつもと同じじゃない(カズがよかったのに)」
「まあまあ。今日はあちしで我慢して、また今度誘ってみなよ」
「うん」
「……(俺は何も聞こえない)」
眠気がさし、うとうととしてきた頃、馬車は森の切れ目に差し掛かろうとしていた。
「カズさん……カズさん」
「……ん?」
「寝てましたか? ごめんなさい」
「少しうとうとしてただけだから。それでどうしたの?」
「もうちょっとで、森を抜けそうです」
カズは眠気を振り払い、ビワの横に移動する。
木々が徐々に少くなり森を抜けると、そこには草原が広がっていた。
森から続く荒れた道は草で隠れ、どこを通っていいのか分かりずらい状態になっていた。
しかし薄暗い森の中よりは、遥かにましだ。
しかも森の中を通っていたときの、じめじめした感じが嘘のように消え、草原は春のような気持ちの良い風が吹いていた。
「っん~気持ちィ~」
レラは目の前に広がる草原の風に乗り、空中を気持ち良さそうに飛び回る。
「おーいレラ、あまり遠くに行くなよ」
「レラを好きにさせて大丈夫なのカズ?」
「周囲にモンスターは居ないから大丈夫。草原の草も長くはないから、見渡しもいいしね」
「トレントの森を抜けて一段落ね」
「ああ。森の近くで休むのもなんだから、少し先に見える丘まで行って休憩しよう」
「そうね。あの丘まで行けば、先が見えるかも知れないから」
「それまでにレラが戻ってくれば、先がどうだったか聞けるんだけど」
「念話で聞けばいいじゃない」
「せっかく気持ち良さそうに飛んでるんだから、そのままにしてやろう。馬車の操作変わるよ、ビワ」
「私ならまだ」
「いいから、いいから。あんな状態の森で、馬車を操作してきたんだから疲れたでしょ」
「そうですか……。では、お言葉に甘えて」
「草で道が見づらいが、行けそうか? ホース」
「『少しですが、道の形跡が分かります。走ると道を外れるかも知れませんが、このスピードなら大丈夫です』」
「なら任せるから頼む」
「『任せてください。だんな』」
「慣れないビワの操作に無理してなかったか?」
「『無理なんかしてません。ビワさんは上手くなりましたよ』」
「そうか、ありがとう。こられからもよろしく頼むよ」
「『荷引きの馬なんかに礼なんて、だんなは変わってる。でも、礼を言われるのってのは、何回言われも嬉しいもんです』」
「さっきから、ぶつぶつと独り言?」
「ちょっとな」
「ふ~ん。それでねビワ……」
たまにあるカズの独り言を気にせず、ビワと話を進めるアレナリア。
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