319 / 784
四章 異世界旅行編 1 オリーブ王国を離れ東へ
305 デザートクラブの魅力
しおりを挟む
◇◆◇◆◇
宿屋で軽い朝食を済ませた四人は、昼まで二手に別れて行動する事にした。
カズは一人でギルドに行き、レラ、ビワ、アレナリアの三人には、食料の買い出しへと向かった。
「それじゃあ、お昼頃に宿屋で合流しよう。レラとビワを頼むぞアレナリア」
「ええ」
「何かあったら、念話で呼んでくれ。すぐに駆け付けるから」
「なんとしても昨日のカニを探して買うのだ!」
「そうね。それが一番重要」
「おい、俺の話し聞いてるか?」
余程昨日の夕食に出たデザートクラブが気に入ったのか、何としても手に入れようとするレラとアレナリア。
「この二人は……レラとアレナリアが無駄遣いしないように、お金はビワに預けるから、買い出しお願い」
「はい」
ビワに買い出し用の財布が入った肩掛けの鞄と、アイテムポケットを付与した布袋を渡して、カズはギルドに向かった。
国境の街だと聞いたから、それなりのギルドがあると思っていたカズだったが、昨夜食事をした店と大差ない、一軒家程度の建物だった。
朝だから混んでいる訳でもなく、ギルドの職員は数人、依頼書を見る冒険者もまばら。
カズは受付の職員にギルドカードを提示して、国境の越え方と東への道を尋ねた。
無愛想な男性職員は、ギルドカードを見ると、溜め息をついて面倒臭さそうにしながらも淡々と話した。
国境といっても検問所がある訳でもなく、ただ街の出入りに衛兵が居るだけだと。
実際に国の境は、東へ少し行った所らしく、場所は大体だと言う。
舗装された大きな街道なら検問所はあるらしいが、東へ行くこの道には来る者も少ないので、検問所は無いとのことだ。
確かに国は陸続きではあるから、全ての場所を監視するのは無理だろうが、それで大丈夫なのだろうかと、カズは思った。
東への道については行けば分かる、砂漠を抜ければ村なり街なりあるから、そこで聞けと言われた。
ちょっとイラついたカズは、話し終えた受付の職員から離れ、依頼書が貼られた掲示板を見に行った。
たまに街の近くに現れ、通行する馬車や人を襲うデザートクラブの討伐依頼があったので、カズはそれを受けることにした。
依頼書を掲示板から剥がし受付に持って行くと、先程の無愛想な職員が受け取り、小バカにした笑いを浮かべながら口を開いた。
「BランクのモンスターをCランクのお前が? 慢心したお前のような奴が、そうやってすぐ死ぬんだ。まあどうでもいいがな。ほれ」
汚い字で受理したと書いた依頼書をカズに渡すと、とっとと行けと言わんばかりに手をひらひら振る受付の男性職員。
イラッとしながらも顔には出さず、ギルドを出たカズは気分転換に街を見物してから宿屋に戻った。
宿屋の前には既に買い出しを終えた三人が戻って来ていた。
幾つかの料理を買ってきたとの事で、昼食は宿屋の部屋で食べることにした。
布袋から出された料理は、どれもデザートクラブの身が使われていた。
「見事にカニだな。どう考えてもレラとアレナリアの要望だろう」
「確かにあちしとアレナリアだけど、選ぶ時はビワも一緒になったんだよ」
「そうなの?」
「あの…はい。私も、もう一度食べたくて」
「そうか。なら良いよ」
「カズはビワに甘い! 私とレラにも買い出しを任せてよ」
「二人に財布渡すと、何でもかんでも買いそうだからなぁ」
「そ、そんなことないもん。今回あちしは、カニだけ買うつもりだっだもん」
「私だって」
「……カニだけって、それじゃ駄目じゃん。他にも野菜とか買わないと」
「さぁ食事にしましょう」
「そうそう、早く食べよ。あちしお腹ペコペコ」
「……やっぱり。これからも俺が一緒に行けない時は、ビワに頼むよ」
「はい。あ…でも昼食をカニにしたのは─」
ビワが言うには、お目当てのデザートクラブが売って無かったから、仕方なくそれが入った料理を昼食に選んだと。
「それもあってなのかな?」
「なにくぁ?」
「レラ、口に入れたまま喋らない」
「なんなのカズ?」
「ギルドで一つ依頼を受けたんだけど」
「明日には出発するんでしょ。依頼なんて受けて大丈夫?」
「これ食べたら行って終わらせてくるから」
「何の依頼」
「街のすぐ近くに出るデザートクラブの討伐」
「へはーほふははぁ!」
口に食べ物を入れたまま喋り、レラが何を言っているか聞き取れない。
「それはギルドに卸さないで、全部持ってきて」
「それはギルドの職員しだいかな」
「どういうこと?」
カズはギルドで態度の悪い職員の話しをした。
「オリーブ王国でも辺境に来ると、そういった職員は居るものよ。これからの事を考えると、そういった連中に慣れてた方がいいわ」
「そうかもな。今まであった人達が良かったってことか」
「そういうことね。それよりなんでカズはCランクなの?」
「降格した理由を話してなかったっけ?」
「そうじゃなくて、旅立つギリギリまで依頼を受けてたんでしょ。ランクを戻すように」
「トラちゃんの住む倉庫の改装とかやってたら、Bランクに戻るまでの依頼を受けられなかったんだ。だからこれから寄る街のギルドで、少しずつ依頼を受けて地道に戻すさ」
「他の国のギルドだと、昇格する基準が違うと思うから大変よ。あと一、二回依頼を受ければBランクに戻るんでしょ?」
「う~ん……そうだと思う」
「だったら、この街のギルドで依頼を受けて、Bランクなってから先へ進みましょう。二日もあれば十分でしょ」
「アレナリアがBランクなんだから、俺は別にCでも構わないんだけど」
「フローラ様に言われなかった? ランクが低いと絡まれやすいって」
「確かに言われたけど……じゃあ、あと二日ここに滞在しよう。その間にランクを上げるようにする。二人もそれでもいいかな?」
「あちしは良いよ! その間に、このカニ食べまくるから」
「……レラに聞くんじゃなかった。ビワは大丈夫?」
「はい大丈夫です。慣れない馬車で少し疲れてしまって、ゆっくり休みたいと思ってました」
「そうだよね。気が利かなくてごめん。二日で足りなかった、出発を延ばすから言って」
「ほらッ、ビワに甘い」
「レラは飛べるから馬車の揺れは平気たろ。アレナリアに比べてビワはか弱いんだからさ」
「私だってほら……ビワより全然小さいんだから、か弱いわよ!」
アレナリアが椅子から立ち上り、自分の背の低さを強調する。
「あちしの方がちっちゃくてか弱い女の子よ。だ・か・ら、もっと甘やかしてほしいなぁ。あ、そこのカニあちしが食べるから」
「この二人は……。さてと、ごはんも食べたから、俺は受けた依頼を終わらせてくるか。俺が戻って来るまで、このワガママな二人を頼むよビワ」
「あ…はい」
昼食を済ませたカズは一人街を出て、近くに現れるというデザートクラブを探しに行った。
カズに優しくしてもらってないと思ったレラとアレナリアは、出されたデザートクラブの身にかぶり付き食べまくっていた。
そんな二人を見て、ビワは少し羨ましさを感じていた。
街を出たカズは【マップ】を見て、モンスターの反応がある場所に向かった。
砂の中に隠れているらしく、モンスターの姿は見あたらない。
カズは反応のある場所に向けて〈エアーバースト〉を放ち、砂の一部を吹き飛ばした。
砂の中に隠れていた目的のデザートクラブが姿を現し、視界に入ったカズに襲い掛かった。
カズは《肉体強化》と《筋力強化》を使用して蹴り飛ばすと、デザートクラブは翻筋斗打ってひっくり返った。
ふらつきながら起き上がりったデザートクラブは、大きなハサミをガチガチと鳴らした。
「ん、なんだ? モンスターがこっちに向かって来てる」
視界の端に映るマップを見ると、離れた所に居たモンスターが高速で近付いて来るのが確認できた。
しかし近付くモンスターの姿はなく、砂の中を移動して来ているのが分かった。
ふらつき起き上がったていデザートクラブは、いつの間にかカズから間合いを取って警戒していた。
ドドドドドと地響きが大きくなり砂が盛り上がると、四体のデザートクラブが姿を現した。
先程デザートクラブがハサミをガチガチと鳴らしたのは、仲間を呼ぶ合図だったようだ。
「仕留めなかったから仲間を呼ばれたか。討伐は一体でよかったんだが……まっいいか」
新たに現れた四体のデザートクラブが加わり、五体のデザートクラブがカズを一斉に攻撃する。
火や電撃の高威力魔法は、デザートクラブの身を焦がしてしまうので、二種の魔法を使用して倒す事にした。
迫るハサミを避けたカズは、五体のデザートクラブに向けて巨大な〈ウォーターボール〉を放ち、デザートクラブを水の中に閉じ込めた。
水中で身動きがとれず鈍くなった五体のデザートクラブに、適度に威力を抑えた〈ライトニングショット〉を放ち感電させた。
「いい感じに手加減して倒せたかな」
四体のデザートクラブは2m程だっため、身を焦がすことない弱い威力の電撃で倒す事が出来た。
が、最初に発見した3mを越える一体は、流石に程度では倒せず怒り狂い、他の倒された四体を切り刻もうと暴れだした。
せっかく身に傷をつけないように倒した四体のデザートクラブを、バラバラにさせる訳にはいかないと、カズは〈ライトニングボルト〉を暴れる個体に放った。
宿屋で軽い朝食を済ませた四人は、昼まで二手に別れて行動する事にした。
カズは一人でギルドに行き、レラ、ビワ、アレナリアの三人には、食料の買い出しへと向かった。
「それじゃあ、お昼頃に宿屋で合流しよう。レラとビワを頼むぞアレナリア」
「ええ」
「何かあったら、念話で呼んでくれ。すぐに駆け付けるから」
「なんとしても昨日のカニを探して買うのだ!」
「そうね。それが一番重要」
「おい、俺の話し聞いてるか?」
余程昨日の夕食に出たデザートクラブが気に入ったのか、何としても手に入れようとするレラとアレナリア。
「この二人は……レラとアレナリアが無駄遣いしないように、お金はビワに預けるから、買い出しお願い」
「はい」
ビワに買い出し用の財布が入った肩掛けの鞄と、アイテムポケットを付与した布袋を渡して、カズはギルドに向かった。
国境の街だと聞いたから、それなりのギルドがあると思っていたカズだったが、昨夜食事をした店と大差ない、一軒家程度の建物だった。
朝だから混んでいる訳でもなく、ギルドの職員は数人、依頼書を見る冒険者もまばら。
カズは受付の職員にギルドカードを提示して、国境の越え方と東への道を尋ねた。
無愛想な男性職員は、ギルドカードを見ると、溜め息をついて面倒臭さそうにしながらも淡々と話した。
国境といっても検問所がある訳でもなく、ただ街の出入りに衛兵が居るだけだと。
実際に国の境は、東へ少し行った所らしく、場所は大体だと言う。
舗装された大きな街道なら検問所はあるらしいが、東へ行くこの道には来る者も少ないので、検問所は無いとのことだ。
確かに国は陸続きではあるから、全ての場所を監視するのは無理だろうが、それで大丈夫なのだろうかと、カズは思った。
東への道については行けば分かる、砂漠を抜ければ村なり街なりあるから、そこで聞けと言われた。
ちょっとイラついたカズは、話し終えた受付の職員から離れ、依頼書が貼られた掲示板を見に行った。
たまに街の近くに現れ、通行する馬車や人を襲うデザートクラブの討伐依頼があったので、カズはそれを受けることにした。
依頼書を掲示板から剥がし受付に持って行くと、先程の無愛想な職員が受け取り、小バカにした笑いを浮かべながら口を開いた。
「BランクのモンスターをCランクのお前が? 慢心したお前のような奴が、そうやってすぐ死ぬんだ。まあどうでもいいがな。ほれ」
汚い字で受理したと書いた依頼書をカズに渡すと、とっとと行けと言わんばかりに手をひらひら振る受付の男性職員。
イラッとしながらも顔には出さず、ギルドを出たカズは気分転換に街を見物してから宿屋に戻った。
宿屋の前には既に買い出しを終えた三人が戻って来ていた。
幾つかの料理を買ってきたとの事で、昼食は宿屋の部屋で食べることにした。
布袋から出された料理は、どれもデザートクラブの身が使われていた。
「見事にカニだな。どう考えてもレラとアレナリアの要望だろう」
「確かにあちしとアレナリアだけど、選ぶ時はビワも一緒になったんだよ」
「そうなの?」
「あの…はい。私も、もう一度食べたくて」
「そうか。なら良いよ」
「カズはビワに甘い! 私とレラにも買い出しを任せてよ」
「二人に財布渡すと、何でもかんでも買いそうだからなぁ」
「そ、そんなことないもん。今回あちしは、カニだけ買うつもりだっだもん」
「私だって」
「……カニだけって、それじゃ駄目じゃん。他にも野菜とか買わないと」
「さぁ食事にしましょう」
「そうそう、早く食べよ。あちしお腹ペコペコ」
「……やっぱり。これからも俺が一緒に行けない時は、ビワに頼むよ」
「はい。あ…でも昼食をカニにしたのは─」
ビワが言うには、お目当てのデザートクラブが売って無かったから、仕方なくそれが入った料理を昼食に選んだと。
「それもあってなのかな?」
「なにくぁ?」
「レラ、口に入れたまま喋らない」
「なんなのカズ?」
「ギルドで一つ依頼を受けたんだけど」
「明日には出発するんでしょ。依頼なんて受けて大丈夫?」
「これ食べたら行って終わらせてくるから」
「何の依頼」
「街のすぐ近くに出るデザートクラブの討伐」
「へはーほふははぁ!」
口に食べ物を入れたまま喋り、レラが何を言っているか聞き取れない。
「それはギルドに卸さないで、全部持ってきて」
「それはギルドの職員しだいかな」
「どういうこと?」
カズはギルドで態度の悪い職員の話しをした。
「オリーブ王国でも辺境に来ると、そういった職員は居るものよ。これからの事を考えると、そういった連中に慣れてた方がいいわ」
「そうかもな。今まであった人達が良かったってことか」
「そういうことね。それよりなんでカズはCランクなの?」
「降格した理由を話してなかったっけ?」
「そうじゃなくて、旅立つギリギリまで依頼を受けてたんでしょ。ランクを戻すように」
「トラちゃんの住む倉庫の改装とかやってたら、Bランクに戻るまでの依頼を受けられなかったんだ。だからこれから寄る街のギルドで、少しずつ依頼を受けて地道に戻すさ」
「他の国のギルドだと、昇格する基準が違うと思うから大変よ。あと一、二回依頼を受ければBランクに戻るんでしょ?」
「う~ん……そうだと思う」
「だったら、この街のギルドで依頼を受けて、Bランクなってから先へ進みましょう。二日もあれば十分でしょ」
「アレナリアがBランクなんだから、俺は別にCでも構わないんだけど」
「フローラ様に言われなかった? ランクが低いと絡まれやすいって」
「確かに言われたけど……じゃあ、あと二日ここに滞在しよう。その間にランクを上げるようにする。二人もそれでもいいかな?」
「あちしは良いよ! その間に、このカニ食べまくるから」
「……レラに聞くんじゃなかった。ビワは大丈夫?」
「はい大丈夫です。慣れない馬車で少し疲れてしまって、ゆっくり休みたいと思ってました」
「そうだよね。気が利かなくてごめん。二日で足りなかった、出発を延ばすから言って」
「ほらッ、ビワに甘い」
「レラは飛べるから馬車の揺れは平気たろ。アレナリアに比べてビワはか弱いんだからさ」
「私だってほら……ビワより全然小さいんだから、か弱いわよ!」
アレナリアが椅子から立ち上り、自分の背の低さを強調する。
「あちしの方がちっちゃくてか弱い女の子よ。だ・か・ら、もっと甘やかしてほしいなぁ。あ、そこのカニあちしが食べるから」
「この二人は……。さてと、ごはんも食べたから、俺は受けた依頼を終わらせてくるか。俺が戻って来るまで、このワガママな二人を頼むよビワ」
「あ…はい」
昼食を済ませたカズは一人街を出て、近くに現れるというデザートクラブを探しに行った。
カズに優しくしてもらってないと思ったレラとアレナリアは、出されたデザートクラブの身にかぶり付き食べまくっていた。
そんな二人を見て、ビワは少し羨ましさを感じていた。
街を出たカズは【マップ】を見て、モンスターの反応がある場所に向かった。
砂の中に隠れているらしく、モンスターの姿は見あたらない。
カズは反応のある場所に向けて〈エアーバースト〉を放ち、砂の一部を吹き飛ばした。
砂の中に隠れていた目的のデザートクラブが姿を現し、視界に入ったカズに襲い掛かった。
カズは《肉体強化》と《筋力強化》を使用して蹴り飛ばすと、デザートクラブは翻筋斗打ってひっくり返った。
ふらつきながら起き上がりったデザートクラブは、大きなハサミをガチガチと鳴らした。
「ん、なんだ? モンスターがこっちに向かって来てる」
視界の端に映るマップを見ると、離れた所に居たモンスターが高速で近付いて来るのが確認できた。
しかし近付くモンスターの姿はなく、砂の中を移動して来ているのが分かった。
ふらつき起き上がったていデザートクラブは、いつの間にかカズから間合いを取って警戒していた。
ドドドドドと地響きが大きくなり砂が盛り上がると、四体のデザートクラブが姿を現した。
先程デザートクラブがハサミをガチガチと鳴らしたのは、仲間を呼ぶ合図だったようだ。
「仕留めなかったから仲間を呼ばれたか。討伐は一体でよかったんだが……まっいいか」
新たに現れた四体のデザートクラブが加わり、五体のデザートクラブがカズを一斉に攻撃する。
火や電撃の高威力魔法は、デザートクラブの身を焦がしてしまうので、二種の魔法を使用して倒す事にした。
迫るハサミを避けたカズは、五体のデザートクラブに向けて巨大な〈ウォーターボール〉を放ち、デザートクラブを水の中に閉じ込めた。
水中で身動きがとれず鈍くなった五体のデザートクラブに、適度に威力を抑えた〈ライトニングショット〉を放ち感電させた。
「いい感じに手加減して倒せたかな」
四体のデザートクラブは2m程だっため、身を焦がすことない弱い威力の電撃で倒す事が出来た。
が、最初に発見した3mを越える一体は、流石に程度では倒せず怒り狂い、他の倒された四体を切り刻もうと暴れだした。
せっかく身に傷をつけないように倒した四体のデザートクラブを、バラバラにさせる訳にはいかないと、カズは〈ライトニングボルト〉を暴れる個体に放った。
4
お気に入りに追加
571
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
転生農家の俺、賢者の遺産を手に入れたので帝国を揺るがす大発明を連発する
昼から山猫
ファンタジー
地方農村に生まれたグレンは、前世はただの会社員だった転生者。特別な力はないが、ある日、村外れの洞窟で古代賢者の秘蔵書庫を発見。そこには世界を変える魔法理論や失われた工学が眠っていた。
グレンは農村の暮らしを少しでも良くするため、古代技術を応用し、便利な道具や魔法道具を続々と開発。村は繁栄し、噂は隣領や都市まで広がる。
しかし、帝国の魔術師団がその力を独占しようとグレンを狙い始める。領主達の思惑、帝国の陰謀、動き出す反乱軍。知恵と工夫で世界を変えたグレンは、これから巻き起こる激動にどう立ち向かうのか。
田舎者が賢者の遺産で世界へ挑む物語。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる