310 / 807
三章 王都オリーブ編3 王国に潜むの影
299 旅立つ前の駆け抜ける日々 4 旅の同行者
しおりを挟む
三人が部屋を出ると、マーガレットは以前カズに頼んだ事の返事を求めた。
「数日で返事をすると言いつつ、随分と日が経ってしまい、すいません」
「別に構わないわ。それでお願い出来るかしら?」
「それなんですが」
「駄目なの? ビワもその気になってるんだけど」
「え!?」
「カズさんなら承諾してくれると思って、ビワには伝えちゃったのよ」
「返事を聞く前に承諾って……」
「旅には目的があった方がいいでしょ」
「そうかも知れませんが(一応目的はあるんだけどな)」
マーガレットがカズに頼んでいた事は、国を出て旅をするカズに、ビワを連れて行くという内容だった。
行き先はビワをの生まれ故郷、オリーブ王国より遥か東にある国だとマーガレットは話した。
生まれ故郷に連れていかなかったのは、場所が遠いことと、ビワがマーガレット達と出会う前の事を、殆ど覚えてないという理由があった。
ビワが故郷のことを思い出すまで待っていたところ、今回あったマナの揺らぎが切っ掛けで、ビワは何かを思い出しそうになっているとマーガレットに話していた。
それを聞いたマーガレットは夫のルータと相談して、ビワを故郷に連れて行ってもらうよう、カズに頼んだのだった。
「俺も国を出るのは初めてなので、危険が伴うと思います。なのでやはりビワを連れて行くのは」
「カズさんがこのお願いを聞いてくれると思ったから、代わりのメイドを雇ったのよ。もし駄目なら、ホップとエビネには……。ビワにも何て言えば……」
「ちょっとマーガレットさん。それはズルいですよ」
「ええ、私はズルい女よ。ビワは大事な家族だもの。その家族が自分の忘れてる過去を思い出したいって言ってるの。それを叶えてあげたいじゃない。だからお願い」
「俺がビワの故郷まで行って、後から迎えに来るっていうのは」
「ここから故郷に向かって旅をすれば、少しずつ忘れていた記憶が戻かも知れないの」
「ビワは自分から…」
「もうすぐ来るから、本人に直接聞いてみると良いわ」
カズが悩んでいると、そこに呼ばれたビワがやって来た。
カズは真剣な面持ちで、危険な旅になるとビワに話し、それでも行くのかと確認を取った。
ビワはカズに会ってから色々な人達と関わりを持ち、忘れている自分の過去と向き合おうと決心をしたようだった。
「カズさんに迷惑を掛けることは分かってます。でも私は知りたいんです。どういう経緯で故郷を出て、遠くにあるこの国までやって来たのかを」
「今更だけど聞いていいかなぁ?」
「なんですか?」
「ビワはどこでマーガレットさんと出会ったの?」
「それは……」
「嫌なら別に…」
「無理して話さなくてもいいのよ。ビワ」
少し悩み考えるビワの気持ちを汲み取り、マーガレットも声を掛けた。
「はい…でも…大丈夫です……」
ビワをカズを暫くじっと見た後大きく息を吸い、落ち着くと口を開き覚えている事を話した。
珍しい獣人の亜種とだ言われ、檻に閉じ込められてどこからか運ばれて来たのが、ビワだという。
そして檻から出され強引に連れて行かれそうになったとき、意を決して逃げ出して近くにあった馬車に隠れると、そこにマーガレットが乗り込んで来たと。
怯えて隠れるビワを匿い、そのまま屋敷に連れ帰り保護したと、思い出して涙ぐむビワに代わりに、マーガレットが途中から話した。
ビワを檻に閉じ込めていた者達は、追っ手が掛からないように、国をまたいで種族売買をしていたる組織だったとマーガレットは言う。
その時の者達は衛兵に拘束され、捕まっていた他の種族も解放されたが、組織そのものは各国にあるため潰す事は困難らしい。
当時オリーブ王国内に関しては、駆逐できたと衛兵は発表していたが、表に出てない悪党がまだいるだろうと、冒険者ギルドは危惧していたらしい。
衛兵も分かってはいたが、発表したのは国民を不安にさせない為だったと。
そういった事もあり、マーガレットはメイド達を一人では街に行かせないようにしていたと。
現在のように、メイド達が街に買い出しなど頻繁に出掛けるようになったのは、マーガレットが病に倒れてからだそうだ。(その頃は呪いからきた病だとは知らないかった)
マーガレットの話を聞いたカズは、以前潜入した採石場を思い出した。
多くの冒険者で捕らえた盗賊の者達も、国をまたいで種族売買をする組織の一端だったのかも知れない。
「少し話が脱線したわね。それでカズさん返事は?」
カズが答えるのを黙って見るマーガレットとビワ。
「危険だと感じて守りきれない思ったら、すぐに連れて戻りますから。それで良いビワ?」
「はい!」
「ありがとうカズさん。良かったわねビワ」
「はい」
空間転移魔法を知らないマーガレットは、カズの言ってるすぐの意味がよく分かっていなかった。
ビワはゲートを通った事があり、カズから貰った装飾品にも付与してあるので、すぐに戻ると言った意味を理解していた。
「三日後の主人の仕事に途中まで同行するのよね」
「はい。そうです」
「ならビワは当日、こちらと一緒に行くといいわ。街でカズさんと合流すればいいでしょ」
「はい。そうさせていただきます奥様。ありがとうございます」
「じゃあそういうことだか、三日後にねカズさん」
「分かりました」
結局はマーガレットに言いくるめられ、ビワを連れて行くことになった。
他のメイド達とは、次いつ会えるか分からないので、しっかりと別れの挨拶をした。
少しは寂しがってくれるかと思っていたカズだったが、以外と全員がさっぱりしていた。
オリーブ・モチヅキ家の人達に別れを告げカズは、ルータからの依頼内容を報告をするため、屋敷を後にする。
貴族区と街を隔てる門を通るとき、常駐する衛兵がカズを見る表情は、あれから一ヶ月が経ってもやはり渋いものだった。
これでもう長い間この門を通る事はないだろうが、次に通る事がある時は少しはましになっていればと、カズは思い貴族区を出てギルドに戻りフローラに報告した。
「ご苦労様。残ってる依頼があるなら終わらせておいて」
「それは大丈夫です。今、受けてる依頼はないので」
「ならいいわね。それと明日、そうね……夕方くらいに家に行くわ」
「分かりました」
旅の支度とトラちゃんの食料を買いながら、少し街をぶらついて家に戻ることにするカズ。
ダイエットしているレラ用にも、果物を多く買っておいた。
トラちゃんに食料を届けて、ルータからの仕事依頼を伝えに倉庫街へ戻る。
街で売っているイノボアの肉と、野菜と果物を多めに運び、仕事のことを話した。
トラちゃんは初仕事がもらえ、少し嬉しそうだった。
カズに糸を売ったお金で食料の代金を払おうとしたが、これから必要になるからと言い、カズは受け取らなかった。
このやり取りはこれでもう四度目、モンスターにしておくのは惜しいほど律儀だ。
仕事内容を伝えて食料を届けたカズは、倉庫を出て家に戻る。
といっても、トラちゃんが住む倉庫は、カズとレラが住んでる家の真裏、しかも特殊な家の効果範囲に入っている。
元はその倉庫も特殊な家にした人物が使用していたと、最近思い出したと言っていたフローラからカズは聞いていた。
長い間使用されてなく、今年になってからは、カズに色々と面倒事を持ち込まれ疲れていたので、すぐには思い出せなかったと、冗談半分にフローラは話した。
家の持ち主であるカズが気付かない原因の一つは、倉庫街に古びて使用されてない倉庫は幾つもあったので、家の真裏にそんな倉庫があっても、カズは気にしていなかった。
翌日そのフローラが、家の所有者を変更する為にやって来る。
「お腹すいたよぉ、カズ」
「一言目がそれか」
「お帰り~」
「今、飯作るから。少しは元の体型に戻ってきたみたいだし、食べる量を増やしたらどうだ」
「……少しだけでしょ。だったらいつもと同じでいい」
「いいから食べな。旅に出るんだから、無理して体調崩したら大変だろ」
「旅? 依頼でどっか行くの?」
「まだ言ってなかったっけ。三日後に王都を出るんだよ」
「へ? 聞いてないよ」
「ごめん。最近やる事多くて、言うの忘れてた。今になってだけど、レラはここに残る? この家はフローラさんが管理してくれるから、このまま今のように住んでも大丈夫だけど」
「行くわよ。それに忘れたの、あちしの故郷を探してくれるんでしょ」
「そうだったな」
ダイエットを程々にして、今日はお腹いっぱい食べて満足げに寝るレラであった。
「数日で返事をすると言いつつ、随分と日が経ってしまい、すいません」
「別に構わないわ。それでお願い出来るかしら?」
「それなんですが」
「駄目なの? ビワもその気になってるんだけど」
「え!?」
「カズさんなら承諾してくれると思って、ビワには伝えちゃったのよ」
「返事を聞く前に承諾って……」
「旅には目的があった方がいいでしょ」
「そうかも知れませんが(一応目的はあるんだけどな)」
マーガレットがカズに頼んでいた事は、国を出て旅をするカズに、ビワを連れて行くという内容だった。
行き先はビワをの生まれ故郷、オリーブ王国より遥か東にある国だとマーガレットは話した。
生まれ故郷に連れていかなかったのは、場所が遠いことと、ビワがマーガレット達と出会う前の事を、殆ど覚えてないという理由があった。
ビワが故郷のことを思い出すまで待っていたところ、今回あったマナの揺らぎが切っ掛けで、ビワは何かを思い出しそうになっているとマーガレットに話していた。
それを聞いたマーガレットは夫のルータと相談して、ビワを故郷に連れて行ってもらうよう、カズに頼んだのだった。
「俺も国を出るのは初めてなので、危険が伴うと思います。なのでやはりビワを連れて行くのは」
「カズさんがこのお願いを聞いてくれると思ったから、代わりのメイドを雇ったのよ。もし駄目なら、ホップとエビネには……。ビワにも何て言えば……」
「ちょっとマーガレットさん。それはズルいですよ」
「ええ、私はズルい女よ。ビワは大事な家族だもの。その家族が自分の忘れてる過去を思い出したいって言ってるの。それを叶えてあげたいじゃない。だからお願い」
「俺がビワの故郷まで行って、後から迎えに来るっていうのは」
「ここから故郷に向かって旅をすれば、少しずつ忘れていた記憶が戻かも知れないの」
「ビワは自分から…」
「もうすぐ来るから、本人に直接聞いてみると良いわ」
カズが悩んでいると、そこに呼ばれたビワがやって来た。
カズは真剣な面持ちで、危険な旅になるとビワに話し、それでも行くのかと確認を取った。
ビワはカズに会ってから色々な人達と関わりを持ち、忘れている自分の過去と向き合おうと決心をしたようだった。
「カズさんに迷惑を掛けることは分かってます。でも私は知りたいんです。どういう経緯で故郷を出て、遠くにあるこの国までやって来たのかを」
「今更だけど聞いていいかなぁ?」
「なんですか?」
「ビワはどこでマーガレットさんと出会ったの?」
「それは……」
「嫌なら別に…」
「無理して話さなくてもいいのよ。ビワ」
少し悩み考えるビワの気持ちを汲み取り、マーガレットも声を掛けた。
「はい…でも…大丈夫です……」
ビワをカズを暫くじっと見た後大きく息を吸い、落ち着くと口を開き覚えている事を話した。
珍しい獣人の亜種とだ言われ、檻に閉じ込められてどこからか運ばれて来たのが、ビワだという。
そして檻から出され強引に連れて行かれそうになったとき、意を決して逃げ出して近くにあった馬車に隠れると、そこにマーガレットが乗り込んで来たと。
怯えて隠れるビワを匿い、そのまま屋敷に連れ帰り保護したと、思い出して涙ぐむビワに代わりに、マーガレットが途中から話した。
ビワを檻に閉じ込めていた者達は、追っ手が掛からないように、国をまたいで種族売買をしていたる組織だったとマーガレットは言う。
その時の者達は衛兵に拘束され、捕まっていた他の種族も解放されたが、組織そのものは各国にあるため潰す事は困難らしい。
当時オリーブ王国内に関しては、駆逐できたと衛兵は発表していたが、表に出てない悪党がまだいるだろうと、冒険者ギルドは危惧していたらしい。
衛兵も分かってはいたが、発表したのは国民を不安にさせない為だったと。
そういった事もあり、マーガレットはメイド達を一人では街に行かせないようにしていたと。
現在のように、メイド達が街に買い出しなど頻繁に出掛けるようになったのは、マーガレットが病に倒れてからだそうだ。(その頃は呪いからきた病だとは知らないかった)
マーガレットの話を聞いたカズは、以前潜入した採石場を思い出した。
多くの冒険者で捕らえた盗賊の者達も、国をまたいで種族売買をする組織の一端だったのかも知れない。
「少し話が脱線したわね。それでカズさん返事は?」
カズが答えるのを黙って見るマーガレットとビワ。
「危険だと感じて守りきれない思ったら、すぐに連れて戻りますから。それで良いビワ?」
「はい!」
「ありがとうカズさん。良かったわねビワ」
「はい」
空間転移魔法を知らないマーガレットは、カズの言ってるすぐの意味がよく分かっていなかった。
ビワはゲートを通った事があり、カズから貰った装飾品にも付与してあるので、すぐに戻ると言った意味を理解していた。
「三日後の主人の仕事に途中まで同行するのよね」
「はい。そうです」
「ならビワは当日、こちらと一緒に行くといいわ。街でカズさんと合流すればいいでしょ」
「はい。そうさせていただきます奥様。ありがとうございます」
「じゃあそういうことだか、三日後にねカズさん」
「分かりました」
結局はマーガレットに言いくるめられ、ビワを連れて行くことになった。
他のメイド達とは、次いつ会えるか分からないので、しっかりと別れの挨拶をした。
少しは寂しがってくれるかと思っていたカズだったが、以外と全員がさっぱりしていた。
オリーブ・モチヅキ家の人達に別れを告げカズは、ルータからの依頼内容を報告をするため、屋敷を後にする。
貴族区と街を隔てる門を通るとき、常駐する衛兵がカズを見る表情は、あれから一ヶ月が経ってもやはり渋いものだった。
これでもう長い間この門を通る事はないだろうが、次に通る事がある時は少しはましになっていればと、カズは思い貴族区を出てギルドに戻りフローラに報告した。
「ご苦労様。残ってる依頼があるなら終わらせておいて」
「それは大丈夫です。今、受けてる依頼はないので」
「ならいいわね。それと明日、そうね……夕方くらいに家に行くわ」
「分かりました」
旅の支度とトラちゃんの食料を買いながら、少し街をぶらついて家に戻ることにするカズ。
ダイエットしているレラ用にも、果物を多く買っておいた。
トラちゃんに食料を届けて、ルータからの仕事依頼を伝えに倉庫街へ戻る。
街で売っているイノボアの肉と、野菜と果物を多めに運び、仕事のことを話した。
トラちゃんは初仕事がもらえ、少し嬉しそうだった。
カズに糸を売ったお金で食料の代金を払おうとしたが、これから必要になるからと言い、カズは受け取らなかった。
このやり取りはこれでもう四度目、モンスターにしておくのは惜しいほど律儀だ。
仕事内容を伝えて食料を届けたカズは、倉庫を出て家に戻る。
といっても、トラちゃんが住む倉庫は、カズとレラが住んでる家の真裏、しかも特殊な家の効果範囲に入っている。
元はその倉庫も特殊な家にした人物が使用していたと、最近思い出したと言っていたフローラからカズは聞いていた。
長い間使用されてなく、今年になってからは、カズに色々と面倒事を持ち込まれ疲れていたので、すぐには思い出せなかったと、冗談半分にフローラは話した。
家の持ち主であるカズが気付かない原因の一つは、倉庫街に古びて使用されてない倉庫は幾つもあったので、家の真裏にそんな倉庫があっても、カズは気にしていなかった。
翌日そのフローラが、家の所有者を変更する為にやって来る。
「お腹すいたよぉ、カズ」
「一言目がそれか」
「お帰り~」
「今、飯作るから。少しは元の体型に戻ってきたみたいだし、食べる量を増やしたらどうだ」
「……少しだけでしょ。だったらいつもと同じでいい」
「いいから食べな。旅に出るんだから、無理して体調崩したら大変だろ」
「旅? 依頼でどっか行くの?」
「まだ言ってなかったっけ。三日後に王都を出るんだよ」
「へ? 聞いてないよ」
「ごめん。最近やる事多くて、言うの忘れてた。今になってだけど、レラはここに残る? この家はフローラさんが管理してくれるから、このまま今のように住んでも大丈夫だけど」
「行くわよ。それに忘れたの、あちしの故郷を探してくれるんでしょ」
「そうだったな」
ダイエットを程々にして、今日はお腹いっぱい食べて満足げに寝るレラであった。
83
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる