212 / 807
三章 王都オリーブ編2 周辺地域道中
203 落ちてきた影
しおりを挟む
壁を切り倒して出た先は、急斜面の砂が周りを囲んでいる場所だった。
言うなれば、すり鉢状になった蟻地獄の底だ。
日が傾き暗くなってきていたので、カズは【マップ】を見て、今居る場所の確認をした。
そこはダンジョンを入った場所から、東へ1㎞程の来た辺りだった。
試しにカズは〈ゲート〉を使い、ダンジョンの入口まで移動を試みる。
何の問題もなく移動することができ、ダンジョンの外だということを実感したカズは、もう一つ確かめるために、ダンジョンの入口から少し離れた所で少し待った。
しかし今度は砂嵐が起きる事はなかった。
石室にあったアイテムも持ち出した事でか、ゴーレムを倒した事なのかは分からないけど、砂嵐が起きなくなったなぁ。
これは攻略したってことで良いのか? まぁどちらにしても、もうこのダンジョンに入る気はしないけどさ、一通り見たわけだし。
ダンジョン攻略なんて予定外だったけど、なんとかなったから良しとしよう。
さてと、砂漠の入口まで戻って、落ち着ける空間内で休むか。
【万物ノ眼】を常時発動してると、常に周囲の情報が見えるから目が疲れる。
ダンジョンも出たし『OFF』にしておこう。
明日第2ギルドに戻ったらフローラさんに報告して、キウイを迎えに行くための足(馬)を探さないと。
でも新年そうそう、貸し馬車屋とかやってるのかなぁ? まぁ迎えは四日後の朝で時間もあるし大丈夫だろう。
カズは〈ゲート〉で砂漠の入口まで行き『隔離された秘密部屋』のトレカで作り出した別空間に入って、食事を取りながら数日の事を振り返り、アーティファクトの古書を見てから就寝した。
◇◆◇◆◇
夜が明けだした頃に起き、トレカで作り出した別空間内からカズは出てきた。
「ふぁ~……(さてと、とりあえず王都の第5ギルドを目指して出発するか)」
「……(…ぁ……)」
「ん? (誰の声だ……?)」
カズが砂漠の方を見ると、上空から落ちてくる影が見えた。
その影は減速することなく砂漠に突っ込み、大きな音と共に大量の砂が巻き上がった。
何事かと気にったカズは、警戒しつつ落ちてきた影の元に向かう。
近づくとその影は、巨大な鳥だった。
「ロックバード……じゃないな。調べ…」
「ゥ…ヮ……(ヒ…ト…敵……)」
「意識があるのか?」
「ヮ…ァ……(子供…だけでも)」
「子供がいるのか? おい!」
カズは倒れて巨大な鳥の翼の下で、微かに動いる鳥を見つける。
「こっちの鳥は痙攣(けいれん)して、今にも死にそうじゃないか。とりあえず回復してやらないと」
「グゥ…ガァ! ガ……(ワタシの子供に! 近づく……)」
巨大な鳥は頭だけを動かし、途切れ途切れのかすれた鳴き声で、カズを威嚇して睨み付ける。
「傷付けたりしないから、そう睨むなよ。確かにお前らとは関係ないけど、新年そうそう見捨てるのも気が引けるしさ。とりあえず子供から治療するから、お前は少し待っててくれ(言葉が分からなければ、助けなかったろうな。モンスターの言葉も分かる【異世界言語】も、良し悪しだな)」
倒れている巨大な鳥の翼の下で、痙攣した雛鳥をゆっくりと抱き抱えて、カズは『大地の祝福』のトレカを使用した後に、アーティファクトの古書に新たに載った魔法〈ハイヒール〉を使った。
すると瀕死の状態だった雛鳥は、痙攣が止まり、ゆっくりと目を開けて大きく鳴いた。
「ピィィーヒュー! (ワァー! お母さんお母さん。どこどこ?)」
「おいちょっと、そんなに暴れるなよ(子供の鳥ったって、人の十歳児くらいの大きさはあるんだから!)」
「ピィ…ピィィーヒュー(お母さん死んじゃうよぉ~お母さぁ~ん)」
「クァ…ァ…グガァ……(ボ、坊や……大丈夫。母はいつでも、空から見守っているわ。助かって良かった)」
「ピィ…ピィィ~(死んじゃ嫌だよぉ~)」
「助けるんだから、勝手に死ぬ流れにならないでくれる。回復するぞ〈ハイヒール〉毒も食らってるのか、じゃあ解毒薬を飲んどけ。ほれ!」
カズはハイヒール使用すると【アイテムボックス】から小ビンを出して、中の解毒薬を巨大な鳥の口に流しこんだ。
「クアァ、クウゥ……(痛みが…傷が……)」
倒れて動けなかった巨大な鳥は、怪我をした所を確かめながら、ゆっくりと起き上がる。
「ほら、お母さんさんも治ったぞ」
鳴いていた雛鳥が、起き上がった巨大な鳥の元へと駆け寄った。
「すっかり明るくなっちゃったなぁ(まぁ日が暮れる前に王都の第5ギルドに着けば、転移水晶で第2ギルドに行けるから良いか)」
カズは巨大な鳥の親子から離れ、王都に向かうため歩き出す。
「クワァ……(そこ人待って。ワタシ達を助けてくれたのはあなたですね。ありがとう)」
「気紛れでやったことだから、気にしなくて良いよ」
「クァ、クゥ(やはりワタシの話していることが、分かるようね)」
「ぁ……まぁちょっとね」
「クワァ(変わった人もいるものだ)」
「ハハ……(とうとう鳥にも言われるようになったか)」
「クゥ(ワタシに出来ることであれば、恩返しをしたい)」
「だから気にしなくて良いって、たまたま居合わせ……今度はなんだ? (次から次へと)」
「クァ(追ってきたの)」
カズと巨大な鳥が向いた先に砂塵が舞い上がり、砂の中から多くの何かが出入りしてる影がうっすらと見えていた。
その方向はカズがダンジョンを脱出した、蟻地獄のようにすり鉢状になった場所付近だ。
「クァ(しつこいワームどもね)」
「ワーム?」
「クゥアァ(夜に砂漠に下り休んでいたら、急に地中から襲いかかってきたの)」
「砂漠を越えてきたのか? 飛べるからって、子供の鳥には大変じゃないのか?」
「クワァ、クガァ……(仕方がなかった。産まれたばかりの子を狙って、多くの者が襲ってきたのだから。ワタシはこの子が産まれるまで、食事もとらずに面倒を見て、疲れきっていたの)」
「連れ合いは居ないのか?」
「クァ……(この子は……一度の過ちで出来た子なの)」
「……そ、そうか(聞かなきゃよかった)」
「クヮァ(まさか人に助けられるとは)」
「もう動けそうだな。それじゃあ俺は用があるからもう行く。これからは気を付けろよ。あと失った血は回復してないから、どこかでゆっくり休めよ」
カズは背を向け、巨大な鳥の親子の元を去ろうとする。
「クァ(待って!)」
「まだ何か?」
「クァ、クワァ(まだお礼をしてない)」
「だからいいから(面倒事になるのは嫌なんだけどなぁ)」
「ピィピュ~(助けてくれた。お礼する)」
「クァ……(子供もこう言ってる)」
「お礼ったって、ここでのんびりしてたら、遠くに見えた……えーとワームだっけ? それがこっちに来て面倒になるから……あ!」
カズが砂漠の方に目線を動かすと、遠くで見えていた砂塵が近づき、砂の中から出入りしているワームが、目視できる程だった。
「クァ…ワァグゥ(どうやらワタシが落としていた血を、たどって来たようね)」
「ピィ、ピィ~(お母さんと一緒に戦う)」
「あの群れって、砂漠から出たりはしないしょ? こっちの林とかに」
「クァ…ワァ、クゥ……(色々な物を食べて変化した個体も混じっているから、それはどうか知らない)」
「……はいはい。自分で調べれば良いんでしょ《分析》(どうせ戦うことになるんだろうなぁ)」
名前 : サンドワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: C
レベル: 35
力 : 703
魔力 : 68
敏捷 : 341
全長 : 5m90㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 砂漠に生息する大ミミズ。
名前 : ポイズンワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 38
力 : 684
魔力 : 114
敏捷 : 363
全長 : 4m90㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 猛毒サソリを食べて変化した特殊個体。
名前 : ストーンワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 37
力 : 740
魔力 : 105
敏捷 : 333
全長 : 5m60㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 石を食べて変化した特殊個体。
名前 : メタルワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 42
力 : 924
魔力 : 168
敏捷 : 323
全長 : 5m50㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 冒険者等の装備を食べて変化した特殊個体。
「砂漠から出て来ても、おかしくなさそうなのが混じってるぞ! (突然変異が三種も居るのかよッ!?)」
「ピィ、ヒュ~(お母さん、アイツら来る)」
「クァワァ(大丈夫。怪我も治ったから、負けることはないわ)」
起き上がり飛び立とうとした巨大な鳥が、一瞬ふらつき倒れそうになる。
「おい待てって、眩暈(めまい)してるじゃないか」
「クゥ…クァ(こ、この程度)」
「ハァー……そこで子供と休んどけよ(結局こうなるんだよねぇ。フラグ発生で、フラグ回収ね)」
言うなれば、すり鉢状になった蟻地獄の底だ。
日が傾き暗くなってきていたので、カズは【マップ】を見て、今居る場所の確認をした。
そこはダンジョンを入った場所から、東へ1㎞程の来た辺りだった。
試しにカズは〈ゲート〉を使い、ダンジョンの入口まで移動を試みる。
何の問題もなく移動することができ、ダンジョンの外だということを実感したカズは、もう一つ確かめるために、ダンジョンの入口から少し離れた所で少し待った。
しかし今度は砂嵐が起きる事はなかった。
石室にあったアイテムも持ち出した事でか、ゴーレムを倒した事なのかは分からないけど、砂嵐が起きなくなったなぁ。
これは攻略したってことで良いのか? まぁどちらにしても、もうこのダンジョンに入る気はしないけどさ、一通り見たわけだし。
ダンジョン攻略なんて予定外だったけど、なんとかなったから良しとしよう。
さてと、砂漠の入口まで戻って、落ち着ける空間内で休むか。
【万物ノ眼】を常時発動してると、常に周囲の情報が見えるから目が疲れる。
ダンジョンも出たし『OFF』にしておこう。
明日第2ギルドに戻ったらフローラさんに報告して、キウイを迎えに行くための足(馬)を探さないと。
でも新年そうそう、貸し馬車屋とかやってるのかなぁ? まぁ迎えは四日後の朝で時間もあるし大丈夫だろう。
カズは〈ゲート〉で砂漠の入口まで行き『隔離された秘密部屋』のトレカで作り出した別空間に入って、食事を取りながら数日の事を振り返り、アーティファクトの古書を見てから就寝した。
◇◆◇◆◇
夜が明けだした頃に起き、トレカで作り出した別空間内からカズは出てきた。
「ふぁ~……(さてと、とりあえず王都の第5ギルドを目指して出発するか)」
「……(…ぁ……)」
「ん? (誰の声だ……?)」
カズが砂漠の方を見ると、上空から落ちてくる影が見えた。
その影は減速することなく砂漠に突っ込み、大きな音と共に大量の砂が巻き上がった。
何事かと気にったカズは、警戒しつつ落ちてきた影の元に向かう。
近づくとその影は、巨大な鳥だった。
「ロックバード……じゃないな。調べ…」
「ゥ…ヮ……(ヒ…ト…敵……)」
「意識があるのか?」
「ヮ…ァ……(子供…だけでも)」
「子供がいるのか? おい!」
カズは倒れて巨大な鳥の翼の下で、微かに動いる鳥を見つける。
「こっちの鳥は痙攣(けいれん)して、今にも死にそうじゃないか。とりあえず回復してやらないと」
「グゥ…ガァ! ガ……(ワタシの子供に! 近づく……)」
巨大な鳥は頭だけを動かし、途切れ途切れのかすれた鳴き声で、カズを威嚇して睨み付ける。
「傷付けたりしないから、そう睨むなよ。確かにお前らとは関係ないけど、新年そうそう見捨てるのも気が引けるしさ。とりあえず子供から治療するから、お前は少し待っててくれ(言葉が分からなければ、助けなかったろうな。モンスターの言葉も分かる【異世界言語】も、良し悪しだな)」
倒れている巨大な鳥の翼の下で、痙攣した雛鳥をゆっくりと抱き抱えて、カズは『大地の祝福』のトレカを使用した後に、アーティファクトの古書に新たに載った魔法〈ハイヒール〉を使った。
すると瀕死の状態だった雛鳥は、痙攣が止まり、ゆっくりと目を開けて大きく鳴いた。
「ピィィーヒュー! (ワァー! お母さんお母さん。どこどこ?)」
「おいちょっと、そんなに暴れるなよ(子供の鳥ったって、人の十歳児くらいの大きさはあるんだから!)」
「ピィ…ピィィーヒュー(お母さん死んじゃうよぉ~お母さぁ~ん)」
「クァ…ァ…グガァ……(ボ、坊や……大丈夫。母はいつでも、空から見守っているわ。助かって良かった)」
「ピィ…ピィィ~(死んじゃ嫌だよぉ~)」
「助けるんだから、勝手に死ぬ流れにならないでくれる。回復するぞ〈ハイヒール〉毒も食らってるのか、じゃあ解毒薬を飲んどけ。ほれ!」
カズはハイヒール使用すると【アイテムボックス】から小ビンを出して、中の解毒薬を巨大な鳥の口に流しこんだ。
「クアァ、クウゥ……(痛みが…傷が……)」
倒れて動けなかった巨大な鳥は、怪我をした所を確かめながら、ゆっくりと起き上がる。
「ほら、お母さんさんも治ったぞ」
鳴いていた雛鳥が、起き上がった巨大な鳥の元へと駆け寄った。
「すっかり明るくなっちゃったなぁ(まぁ日が暮れる前に王都の第5ギルドに着けば、転移水晶で第2ギルドに行けるから良いか)」
カズは巨大な鳥の親子から離れ、王都に向かうため歩き出す。
「クワァ……(そこ人待って。ワタシ達を助けてくれたのはあなたですね。ありがとう)」
「気紛れでやったことだから、気にしなくて良いよ」
「クァ、クゥ(やはりワタシの話していることが、分かるようね)」
「ぁ……まぁちょっとね」
「クワァ(変わった人もいるものだ)」
「ハハ……(とうとう鳥にも言われるようになったか)」
「クゥ(ワタシに出来ることであれば、恩返しをしたい)」
「だから気にしなくて良いって、たまたま居合わせ……今度はなんだ? (次から次へと)」
「クァ(追ってきたの)」
カズと巨大な鳥が向いた先に砂塵が舞い上がり、砂の中から多くの何かが出入りしてる影がうっすらと見えていた。
その方向はカズがダンジョンを脱出した、蟻地獄のようにすり鉢状になった場所付近だ。
「クァ(しつこいワームどもね)」
「ワーム?」
「クゥアァ(夜に砂漠に下り休んでいたら、急に地中から襲いかかってきたの)」
「砂漠を越えてきたのか? 飛べるからって、子供の鳥には大変じゃないのか?」
「クワァ、クガァ……(仕方がなかった。産まれたばかりの子を狙って、多くの者が襲ってきたのだから。ワタシはこの子が産まれるまで、食事もとらずに面倒を見て、疲れきっていたの)」
「連れ合いは居ないのか?」
「クァ……(この子は……一度の過ちで出来た子なの)」
「……そ、そうか(聞かなきゃよかった)」
「クヮァ(まさか人に助けられるとは)」
「もう動けそうだな。それじゃあ俺は用があるからもう行く。これからは気を付けろよ。あと失った血は回復してないから、どこかでゆっくり休めよ」
カズは背を向け、巨大な鳥の親子の元を去ろうとする。
「クァ(待って!)」
「まだ何か?」
「クァ、クワァ(まだお礼をしてない)」
「だからいいから(面倒事になるのは嫌なんだけどなぁ)」
「ピィピュ~(助けてくれた。お礼する)」
「クァ……(子供もこう言ってる)」
「お礼ったって、ここでのんびりしてたら、遠くに見えた……えーとワームだっけ? それがこっちに来て面倒になるから……あ!」
カズが砂漠の方に目線を動かすと、遠くで見えていた砂塵が近づき、砂の中から出入りしているワームが、目視できる程だった。
「クァ…ワァグゥ(どうやらワタシが落としていた血を、たどって来たようね)」
「ピィ、ピィ~(お母さんと一緒に戦う)」
「あの群れって、砂漠から出たりはしないしょ? こっちの林とかに」
「クァ…ワァ、クゥ……(色々な物を食べて変化した個体も混じっているから、それはどうか知らない)」
「……はいはい。自分で調べれば良いんでしょ《分析》(どうせ戦うことになるんだろうなぁ)」
名前 : サンドワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: C
レベル: 35
力 : 703
魔力 : 68
敏捷 : 341
全長 : 5m90㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 砂漠に生息する大ミミズ。
名前 : ポイズンワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 38
力 : 684
魔力 : 114
敏捷 : 363
全長 : 4m90㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 猛毒サソリを食べて変化した特殊個体。
名前 : ストーンワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 37
力 : 740
魔力 : 105
敏捷 : 333
全長 : 5m60㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 石を食べて変化した特殊個体。
名前 : メタルワーム
種族 : 大ミミズ
ランク: B
レベル: 42
力 : 924
魔力 : 168
敏捷 : 323
全長 : 5m50㎝
スキル: サンドムーヴ
補足 : 冒険者等の装備を食べて変化した特殊個体。
「砂漠から出て来ても、おかしくなさそうなのが混じってるぞ! (突然変異が三種も居るのかよッ!?)」
「ピィ、ヒュ~(お母さん、アイツら来る)」
「クァワァ(大丈夫。怪我も治ったから、負けることはないわ)」
起き上がり飛び立とうとした巨大な鳥が、一瞬ふらつき倒れそうになる。
「おい待てって、眩暈(めまい)してるじゃないか」
「クゥ…クァ(こ、この程度)」
「ハァー……そこで子供と休んどけよ(結局こうなるんだよねぇ。フラグ発生で、フラグ回収ね)」
85
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。


転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
空想の中で自由を謳歌していた少年、晴人は、ある日突然現実と夢の境界を越えたような事態に巻き込まれる。
目覚めると彼は真っ白な空間にいた。
動揺するクラスメイト達、状況を掴めない彼の前に現れたのは「神」を名乗る怪しげな存在。彼はいままさにこのクラス全員が異世界へと送り込まれていると告げる。
神は異世界で生き抜く力を身に付けるため、自分に合った能力を自らの手で選び取れと告げる。クラスメイトが興奮と恐怖の狭間で動き出す中、自分の能力欄に違和感を覚えた晴人は手が進むままに動かすと他の者にはない力が自分の能力獲得欄にある事に気がついた。
龍神、邪神、魔神、妖精神、鍛治神、盗神。
六つの神の称号を手に入れ有頂天になる晴人だったが、クラスメイト達が続々と異世界に向かう中ただ一人取り残される。
神と二人っきりでなんとも言えない感覚を味わっていると、突如として鳴り響いた警告音と共に異世界に転生するという不穏な言葉を耳にする。
気が付けばクラスメイト達が転移してくる10年前の世界に転生した彼は、名前をエルピスに変え異世界で生きていくことになる──これは、夢見る少年が家族と運命の為に戦う物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる