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三章 王都オリーブ編2 周辺地域道中
179 潜入調査 3 採掘場
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日が高くなり暖かくなってくると、荷馬車の荷台から、くちゃくちゃと干し肉を噛みながら、太った男が降りてきた。
ルア(カズ)達を見ると、出発するから荷台に乗れと言った。
カイトはぶつくさと小声で言いながら、荷台に乗り込んだ。
続いてナツメとグレープも乗り、ルア(カズ)は焚き火の後始末をしてから乗った。
荷馬車は荒れた道を進み、薄暗い林の中にある道に入った。
そこを抜けると、今度は山の谷間方向に進んで行く。
暫くすると荷馬車は止まり、太った男に降りろ言われ、四人は荷台から降りた。
四人が連れて来られた場所は、山に囲まれた谷間にある採掘場だった。
あちこちに掘られた横穴が幾つもあった。
四人は太った男に言われ、一軒の建物に入って行く。
建物の中には、この採掘場を取り仕切っている男が居た。
「『アヒリモ』の兄者(あにじゃ)リーダーから言われて新しい奴を連れてきやした」
「今度はガキがいるのか。もっと使えそうな奴を連れて来いって『アヒチーノ』に言っておけ」
「おいどんには言えやせん。アヒリモの兄者が言ってくだせい」
「まったくお前は図体ばかりでかくなっりやがって、ビビリなのは変わらねぇな」
「うす。すいやせんです」
「まあいい。そいつらを向こうの穴に連れて行け。そうそう『あれ』を付け忘れるな」
「うす」
アヒリモという名の男に言われ、ルア(カズ)達四人は、太った男のあとに付いて、横穴の入口へと連れていかれた。
そこでルア(カズ)とカイトは、片手に枷はめられ、ナツメとグレープには首にはめられた。
「いいかお前ら、金を返す前に逃げようとしたら、それ(枷)から毒針が出る仕掛けになってるからな」
「毒っ! 僕こんなの嫌だよ」
「弱い毒だから一度や二度刺さったくれぇで、死なねぇから安心しな」
「働いて返すまで逃げないから、僕だけでも外してよ」
「そんなの信用するわけねぇだろ!」
「そんな……」
「なんで子供達は首にはめたんだ? かわいそうじゃないか(カイトは自分のことばっかだな)」
「今度はお前か。ガキの二人に合う物がないから、首にしたまでだ」
「子供は付けなくても、いいじゃないか」
「決まりなんだ」
「せめて位置を変えてくれよ」
「だぁもう、お前もうるせぇな。アヒリモの兄者に言われたから、おいどんはやってるだけなんだ! 話はもう終わり。とっとと穴の奥に行って、そこに居る奴にやることを聞いて働け! 穴の入口には監視役がいるから、勝手には出られんぞ」
ブチキレそうになってる太った男の元を離れて、四人は穴を奥へと入って行く。
「ごめんな、それ(枷)外してもらえなくて。せめて場所だけでも、変えさせたかったんだけど」
「大丈夫だよ」
「うん大丈夫なの。苦しくないから」
「そうか。もし苦しかったら言いな」
「うん」
「はーいなの」
「ねぇルア、僕のも外してもらえるよに言ってよ」
「おとなしく言うこと聞いて、働いてた方が良いんじゃないか? 印象が悪くなると、外してもらうどころか、増やされるかも知れないぞ(少しは子供のことを心配したらどーだよ!)」
「増やされるのは嫌だよ。ハァー……楽して稼げると思ったのに、なんでこんなことに」
「ダメだなコイツは(助かっても同じような連中に、また騙されそうだな)」(ボソッ)
弱い明かりに照された横穴を進み、四人が一番奥まで来ると、一人がつるはしで穴を奥へと掘っていた。
「あのう、すいません」
「んっ? なんじゃ?」
「ここで働くように言われて来たんだが(ドワーフだな)」
「おぬしらも騙されて連れて来られたのか」
「騙されてって? 僕達って騙されたんですか!」
「なんじゃここまで連れて来られたうえに、それ(枷)まではめられたのに、気付いてなかったのか? アホじゃのぉ」
「僕はただ弁償するお金がないから、その分を働いて返せって言われただけで」
「どうせ訳の分からん物を運べだとか言われて、それを盗賊にでも取られたんじゃろ」
「えっ! なんで知ってるの?」
「ここに来るような連中の半分は、そうやって騙されて連れて来られるもんじゃ」
「あなたえーっと…」
「おお、名乗ってなかったのぉ。ワシはホーベルじゃ」
「ホーベルさんですね」
「ホーベルじゃ『さん』はいらん」
「俺はルア、この子達がナツメとグレープ。ホーベルと話していたのがカイトだ。それでホーベルはどうしてここに?」
「ワシは酒場で飲んでたら金が足りなくなっちまって、そしたら酒場に居た男が、代わりに金を払ってくれたんじゃ。ワシが今仕事を探してるから、すぐに金を返せんと言ったら、自分の知る採掘場が人手がたりなくて困っているから、そこで働いて酒代を返してくれれば良いと言って、ワシをここに連れて来たんじゃ。仕事を探してるワシには渡りに船じゃったが」
「なんだ。結局はホーベルも騙されたんだ。僕と同じじゃないか」
「カイト、もう少し言い方があるだろ」
「結果から言うとそうじゃな。コイツ(枷)をはめられとるから、言うことを聞くしかないしのぉ」
「壊すとかして、ここを脱け出そうと思わなかったのか?」
「そりゃあのぉ。ただ毒針を打ち込まれると、数時間は体か痺れて動かないんじゃよ」
「実態件ですか」
「そういうことじゃ。とりあえず採掘のやり方を教えるから、覚えてやるんじゃな。働きさえしてれば、何もされることはないからのぉ」
ホーベルに教わり、四人は採掘作業を始めた。
ルア(カズ)はホーベルと一緒に、つるはしで穴を広げていき、土や砕いた岩などは、ナツメとグレープが手押し車に乗っけて、カイトが外まで運び出して行く。
この作業をずっと繰り返すこと二時間。
「ねぇお腹すいたよ。外はもう暗いんだけどさぁ」
「そんな時間じゃったか。今日はここまでにして、穴の入口に行くぞ。飯は連中が支給してくるが、期待はせん方がいいぞ」
採掘をやめて、五人は穴の入口へ行く。
入口で少し待つと、一人の盗賊が五人の食事を持ってきた。
一人にパンが1個と干し肉が少し、飲み水は近くで湧き出してるものを、好きなだけ飲めと、食べ物を運んできた盗賊は言う。
寝る場所は掘っている穴の中だと、監視役の盗賊は言った。
カイトは小声でぶつくさと言っていたが、監視役の盗賊に睨まれると、黙って干し肉をかじっていた。
ナツメとグレープはパンを食べたあと、干し肉が噛みきれずに柔らかくなるまで、噛んで舐めてを繰り返していた。
すると監視役の盗賊が、穴の中に戻れと言ってきた。
横穴の入口で食べてい五人は、仕方なく採掘していた穴の中に戻って行く。
「なんだよ威張りやがって! たったあれだけしか食べ物くれないのかよ!」
「だから期待するなと言ったじゃろ」
「いつもあんな食事なの?」
「そうじゃ。ほぼ同じ物が朝と夕の一日二回」
「あの量で二回? しかも同じって、いつまでもこんな所に居られないよ。なんとかして逃げないと」
「やめておけ。一度や二度なら大したことないんじゃが、何度も毒針を刺されると、その内に体が動かなくなるぞ」
「だからって、こんな所に居られるか。なんとかして、僕は逃げてやるからな」
「好きにせい」
「ルアも一緒に行かないか?」
「俺はこの子達が心配だから」
「僕だけ逃げだせても、あとで恨むなよルア」
「ああ(子供達の前で、俺だけ誘うのかよ)」
「考えるのは明日にして、今日は寝るんじゃな。穴の奥なら風も来ないし、外よりは暖かいもんじゃぞ」
ホーベルに言われて、四人も穴の奥に行き寝ることにした。
穴の奥は外に比べて確かに暖かいが、崩れる危険性もあった。
しかしホーベルが掘っている穴は、採掘に慣れているためか、天井もガッチリしていて崩れる心配は少なかった。
ホーベルとカイトはそれぞれ離れた所で横になり、ナツメとグレープはルア(カズ)の近くで横になって寝た。
皆が寝ついたのを確認したルア(カズ)は、ゲートでギルド(第2)に移動しようとしたが、横で寝ているグレープが、ルア(カズ)の服をしっかり掴んで放さなかった。
仕方なくルア(カズ)は、その日に得た情報を紙に書くと。小さな〈ゲート〉を作り、ギルマス専用の資料室繋なげて、そこから情報を書いた紙を通し入れた。
ギルドに戻れるか分からないから、これから得る情報は、こうやって伝えるしかないか。
何日か様子をみて、ギルドに行ける隙を見つけられれば良いんだが。
アイガーやフローラさん達の方は、うまくいってるのか? なんとか情報のやり取りをする方法を考えないと。
この場所も探らないとならないんどけど……グレープが服つかんでるから、今夜はもう動けないか。
荒事になるときは、ナツメとグレープをすぐにギルド(第2)に連れて行かないと。
ルア(カズ)達を見ると、出発するから荷台に乗れと言った。
カイトはぶつくさと小声で言いながら、荷台に乗り込んだ。
続いてナツメとグレープも乗り、ルア(カズ)は焚き火の後始末をしてから乗った。
荷馬車は荒れた道を進み、薄暗い林の中にある道に入った。
そこを抜けると、今度は山の谷間方向に進んで行く。
暫くすると荷馬車は止まり、太った男に降りろ言われ、四人は荷台から降りた。
四人が連れて来られた場所は、山に囲まれた谷間にある採掘場だった。
あちこちに掘られた横穴が幾つもあった。
四人は太った男に言われ、一軒の建物に入って行く。
建物の中には、この採掘場を取り仕切っている男が居た。
「『アヒリモ』の兄者(あにじゃ)リーダーから言われて新しい奴を連れてきやした」
「今度はガキがいるのか。もっと使えそうな奴を連れて来いって『アヒチーノ』に言っておけ」
「おいどんには言えやせん。アヒリモの兄者が言ってくだせい」
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「うす。すいやせんです」
「まあいい。そいつらを向こうの穴に連れて行け。そうそう『あれ』を付け忘れるな」
「うす」
アヒリモという名の男に言われ、ルア(カズ)達四人は、太った男のあとに付いて、横穴の入口へと連れていかれた。
そこでルア(カズ)とカイトは、片手に枷はめられ、ナツメとグレープには首にはめられた。
「いいかお前ら、金を返す前に逃げようとしたら、それ(枷)から毒針が出る仕掛けになってるからな」
「毒っ! 僕こんなの嫌だよ」
「弱い毒だから一度や二度刺さったくれぇで、死なねぇから安心しな」
「働いて返すまで逃げないから、僕だけでも外してよ」
「そんなの信用するわけねぇだろ!」
「そんな……」
「なんで子供達は首にはめたんだ? かわいそうじゃないか(カイトは自分のことばっかだな)」
「今度はお前か。ガキの二人に合う物がないから、首にしたまでだ」
「子供は付けなくても、いいじゃないか」
「決まりなんだ」
「せめて位置を変えてくれよ」
「だぁもう、お前もうるせぇな。アヒリモの兄者に言われたから、おいどんはやってるだけなんだ! 話はもう終わり。とっとと穴の奥に行って、そこに居る奴にやることを聞いて働け! 穴の入口には監視役がいるから、勝手には出られんぞ」
ブチキレそうになってる太った男の元を離れて、四人は穴を奥へと入って行く。
「ごめんな、それ(枷)外してもらえなくて。せめて場所だけでも、変えさせたかったんだけど」
「大丈夫だよ」
「うん大丈夫なの。苦しくないから」
「そうか。もし苦しかったら言いな」
「うん」
「はーいなの」
「ねぇルア、僕のも外してもらえるよに言ってよ」
「おとなしく言うこと聞いて、働いてた方が良いんじゃないか? 印象が悪くなると、外してもらうどころか、増やされるかも知れないぞ(少しは子供のことを心配したらどーだよ!)」
「増やされるのは嫌だよ。ハァー……楽して稼げると思ったのに、なんでこんなことに」
「ダメだなコイツは(助かっても同じような連中に、また騙されそうだな)」(ボソッ)
弱い明かりに照された横穴を進み、四人が一番奥まで来ると、一人がつるはしで穴を奥へと掘っていた。
「あのう、すいません」
「んっ? なんじゃ?」
「ここで働くように言われて来たんだが(ドワーフだな)」
「おぬしらも騙されて連れて来られたのか」
「騙されてって? 僕達って騙されたんですか!」
「なんじゃここまで連れて来られたうえに、それ(枷)まではめられたのに、気付いてなかったのか? アホじゃのぉ」
「僕はただ弁償するお金がないから、その分を働いて返せって言われただけで」
「どうせ訳の分からん物を運べだとか言われて、それを盗賊にでも取られたんじゃろ」
「えっ! なんで知ってるの?」
「ここに来るような連中の半分は、そうやって騙されて連れて来られるもんじゃ」
「あなたえーっと…」
「おお、名乗ってなかったのぉ。ワシはホーベルじゃ」
「ホーベルさんですね」
「ホーベルじゃ『さん』はいらん」
「俺はルア、この子達がナツメとグレープ。ホーベルと話していたのがカイトだ。それでホーベルはどうしてここに?」
「ワシは酒場で飲んでたら金が足りなくなっちまって、そしたら酒場に居た男が、代わりに金を払ってくれたんじゃ。ワシが今仕事を探してるから、すぐに金を返せんと言ったら、自分の知る採掘場が人手がたりなくて困っているから、そこで働いて酒代を返してくれれば良いと言って、ワシをここに連れて来たんじゃ。仕事を探してるワシには渡りに船じゃったが」
「なんだ。結局はホーベルも騙されたんだ。僕と同じじゃないか」
「カイト、もう少し言い方があるだろ」
「結果から言うとそうじゃな。コイツ(枷)をはめられとるから、言うことを聞くしかないしのぉ」
「壊すとかして、ここを脱け出そうと思わなかったのか?」
「そりゃあのぉ。ただ毒針を打ち込まれると、数時間は体か痺れて動かないんじゃよ」
「実態件ですか」
「そういうことじゃ。とりあえず採掘のやり方を教えるから、覚えてやるんじゃな。働きさえしてれば、何もされることはないからのぉ」
ホーベルに教わり、四人は採掘作業を始めた。
ルア(カズ)はホーベルと一緒に、つるはしで穴を広げていき、土や砕いた岩などは、ナツメとグレープが手押し車に乗っけて、カイトが外まで運び出して行く。
この作業をずっと繰り返すこと二時間。
「ねぇお腹すいたよ。外はもう暗いんだけどさぁ」
「そんな時間じゃったか。今日はここまでにして、穴の入口に行くぞ。飯は連中が支給してくるが、期待はせん方がいいぞ」
採掘をやめて、五人は穴の入口へ行く。
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一人にパンが1個と干し肉が少し、飲み水は近くで湧き出してるものを、好きなだけ飲めと、食べ物を運んできた盗賊は言う。
寝る場所は掘っている穴の中だと、監視役の盗賊は言った。
カイトは小声でぶつくさと言っていたが、監視役の盗賊に睨まれると、黙って干し肉をかじっていた。
ナツメとグレープはパンを食べたあと、干し肉が噛みきれずに柔らかくなるまで、噛んで舐めてを繰り返していた。
すると監視役の盗賊が、穴の中に戻れと言ってきた。
横穴の入口で食べてい五人は、仕方なく採掘していた穴の中に戻って行く。
「なんだよ威張りやがって! たったあれだけしか食べ物くれないのかよ!」
「だから期待するなと言ったじゃろ」
「いつもあんな食事なの?」
「そうじゃ。ほぼ同じ物が朝と夕の一日二回」
「あの量で二回? しかも同じって、いつまでもこんな所に居られないよ。なんとかして逃げないと」
「やめておけ。一度や二度なら大したことないんじゃが、何度も毒針を刺されると、その内に体が動かなくなるぞ」
「だからって、こんな所に居られるか。なんとかして、僕は逃げてやるからな」
「好きにせい」
「ルアも一緒に行かないか?」
「俺はこの子達が心配だから」
「僕だけ逃げだせても、あとで恨むなよルア」
「ああ(子供達の前で、俺だけ誘うのかよ)」
「考えるのは明日にして、今日は寝るんじゃな。穴の奥なら風も来ないし、外よりは暖かいもんじゃぞ」
ホーベルに言われて、四人も穴の奥に行き寝ることにした。
穴の奥は外に比べて確かに暖かいが、崩れる危険性もあった。
しかしホーベルが掘っている穴は、採掘に慣れているためか、天井もガッチリしていて崩れる心配は少なかった。
ホーベルとカイトはそれぞれ離れた所で横になり、ナツメとグレープはルア(カズ)の近くで横になって寝た。
皆が寝ついたのを確認したルア(カズ)は、ゲートでギルド(第2)に移動しようとしたが、横で寝ているグレープが、ルア(カズ)の服をしっかり掴んで放さなかった。
仕方なくルア(カズ)は、その日に得た情報を紙に書くと。小さな〈ゲート〉を作り、ギルマス専用の資料室繋なげて、そこから情報を書いた紙を通し入れた。
ギルドに戻れるか分からないから、これから得る情報は、こうやって伝えるしかないか。
何日か様子をみて、ギルドに行ける隙を見つけられれば良いんだが。
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