169 / 784
三章 王都オリーブ編2 周辺地域道中
160 小ビン1個分の金額 と 新たなトレカ
しおりを挟む
「それでどのくらいあるんですか?」
「今は小ビン1個だけだ」
「先程、この後に作業があると言ってましたが、これから作るんですか?」
「んだぁ」
「数はどれくらい出来ますか?」
「一度に作れるのは、多くてもその小ビン3個分だ」
「小ビン1個分で幾らになります?」
クリムは指を三本立てて見せた。
それを見てアイガーが言う。
「珍しい物らしいが、小ビン1個で銀貨三枚(3,000GL)か。町から離れてるのもあるが、少し高いな」
「何を言ってるだ。金貨三枚(30,000GL)」
「金貨三枚(30,000GL)!! 牛乳何日分だよ!」
金額を聞いたアイガーが、驚き声が大きくなった。
それを聞いたクリムが、高い理由を説明した。
「オラの飼ってる牛が出す牛乳一日分で、小ビン3個出来るかどうかってくらい使うんだ。だからそれだけの金額がするだぁ」
「でも日持ちしないんだろ? 作る意味あるのか?」
アイガーが最もな質問をした。
「そこが問題なんだ。作ったのは良いが、町まで運ぶ手段がねぇんだ。ソーサリーカードを使って冷して持って行っても、町に着いたその日に使わんといかんからなぁ」
「アイテムボックスが使える商人に来てもらって売るか、アイテムボックスが使える人を雇って、運んでもらうしかないんじゃないか?」
「そうなんだが、そうすると更に売り値が上がって、貴族にしか買えない金額になっちまうだ。だがオラには貴族に繋がる知り合いなんていねぇから、今売り方を考えてるだぁよ」
「オレは今でも十分高いと思うがな。そんな価値がある物か?」
「アイガーさん、そんなこと言わないの! 売り方は分かりませんが、それなら尚更私達が買って、持ち帰えった方が良いですね」
「どういう事だぁ?」
「私達がそれを王都に持って帰れば、貴族様が口にするかも知れないって事ですよ」
「だども言ったべ、日持ちがしねぇから、そんな長げぇ距離を持って行く事は出来ねぇって」
「さっきも言いましたが、そこは大丈夫です。俺がアイテムボックスを使えるので」
「ほうか! なら喜んで売るだよ。出来上がったらすぐにあんたの所へ持って行くだぁ。だから流行らせてくれや」
「それはこれを買ってくれた、人しだいですよ」
「ほうだな。ほんじゃあ、明日の朝に来てくれや。大きな影のモンスターが現れた場所まで案内するから。だどもあまり遅いとオラ行っちまうからな」
「ああ、分かった。明日道案内を頼む」
カズ達三人はクリムの家を出て、借りた家へと戻る。
三人が借りた家に着くと、アイガーが明日行く場所の事と調査の話をする。
「今行って来た二人の話を聞いて、何か気になる事はあったか?」
「あえて言うなら、大きな影の正体でしょうか。私とアイガーさんは、ロックバードと思ってましたけど、最初に行った訛りの強い村人の話では『白く大きい』と言ってましたから」
「ロックバードは白くないんですか? ラスラさん」
「私の知っている限りでは、白いロックバードなんて見た事ないわ」
「じゃあロックバードの雛とかでは?」
「ロックバードの雛は、黒っぽい色をしてるから違うのよ。カズさん」
「オレも白いロックバードなんて、一度も見た事ないな。だがあの人は、チラッとしか見てないと言っていたから、おそらく見間違えたんだろ」
「そうですね。話しぶりからすると、慌てていた様ですし」
「とりあえず明日現場に行って、何か手掛かりがないか探してみよう」
「そうね。しかしあのクリムって人は、そんなモンスターが出た近くを通って、放牧へ行くと言っていたけど、大丈夫なのかしらね?」
「そうですよね」
「ところでカズは、何か装備は持ってないのか? 今回の依頼は運搬だけすれば良いと聞いてきた様だが、既に王都を出た時と状況が異なってるからな」
「そうよね。装備もしてないし、武器も持ってない様だけど」
「アイテムボックスに入れてあります。武器もカタ……剣を持ってます」
「いくら俺達が一緒に居るからって、明日は装備をして行く事だ」
「分かりました(何かある時は、大抵魔法で対処出来る事ばかりだったし、一人の時は装備なんてしてなかったな)」
「まったく、王都…街から外へ出るのに、常に装備をしてないなんて、カズは本当にBランク間近の冒険者か?」
「……すいません(自分では少し冒険者っぽくなったと思ってたんだけど、まだまだだなぁ)」
「さぁさぁお二人共、出掛けるのは明日の朝ですから、日が暮れる前に部屋の掃除をしましょう。せっかく空き家を借りて雨風しのげるのに、少しは掃除をしないと、明日起きたらホコリで、全身白くなってしまいますわ」
「それもそうだな。寝る所くらいはキレイにするか。野宿じゃないんだしな」
ラスラの提案で、借りた家の掃除する。
なんとか日が暮れる前に終わり、寝起きする場所くらいはキレイになった。
掃除の後に、夕食の用意をする為にカズが【アイテムボックス】から食材を出すと、ラスラそれを使い野菜たっぷりのサンドウィッチを作ってくれた。
アイガーは肉が無いのが不満の様で、自分が持っていた干し肉をかじりながら、サンドウィッチを食べていた。
夕食を済ませ寝る場所を決めるのに、一つだけあるベットは女性のラスラに使ってもらうことにした。
カズとアイガーは、他の部屋で雑魚寝だ。
家の中でもさすがに冷えるので、カズは昨夜使った毛布を【アイテムボックス】から出し、ラスラとアイガーに渡した。
翌朝早くから出掛けるので、三人は横になり寝た。
……ふと深夜目が覚めたカズは、近くに居るアイガーを起こさない様にして一人家を出て、借りた家横に流れる小川のほとりに座る。
変な時間に目が覚めたな。
横になっても寝付けそうにないから、静かに出てきたけど、やっぱり外は冷えるな。
さて、せっかく一人になったんだし、ちょっと明日の支度をしておくかな。
もしかしたら大きな影の、強力なモンスターが現れるかも知れないし、他の獣やモンスターが出て来る可能性もあるからな。
一応【マップ】を見て、誰か来ないか注意して、使えそうなトレカを探して、用意しておこう。
実戦で使わないと、分からない効果もあるだろうしな。
今回は攻撃系のトレカは使わないようにして、使う前にトレカの効果を分析と鑑定をしておこう。(ファイアーストームのトレカは、さすがに不味かったからなぁ)
カズはアイテムボックスに入ってる、トレカのリストを表示させて、その中から数枚選び取り出し、その内2枚を《鑑定》《分析》した。
【幻惑の霧】『ノーマル』
・対象を濃い霧で包み、幻を見せる。
・見せる幻は、レベル差によって効果はかわる。
・霧の効果は五分で消える。
【捕縛の鎖】『レア』
・使用する際に、対象者に触れる必要がある。
・効果が発動すると、対象者に絡み付き動きを止める。
・五分が経過するとカードに戻る。
・使用時の魔力量で鎖の強度が決まり、一定以上の魔力を込めると、五分が経過してもカードには戻らない。(魔力が切れるとカードに戻る)
・鎖が破壊されると、完全に消滅する。
まあこの2枚なら、使っても大丈夫だろう。
他のトレカも調べてから、寝床に戻ろう。
カズは選び出したトレカ【バリア・フィールド】『レア』、【大地の祝福】『レジェンド』、【ユグドラシルの枝杖】『レジェンド』を調べ終わると、トレカを【アイテムボックス】に戻し入れて、借り家へと戻った。
しかし使用しても目立たずに、使えそうなトレカを選んだんだつもりなのに、レジェンド級が2枚もあるのか。
【ユグドラシルの枝杖】は使用者制限があるし、効果もそんなに強くなかったのに、何でレジェンド級なんだ?
【大地の祝福】に関しては、一つ効果を使用するのが躊躇われるな。
表示された効果も、やっぱり元とは違がったか。
まぁ二人共Aランクだし、このトレカ以上の魔法を見た事あるだろうから、そんなに驚きはしないだろう。
でもレジェンド級の2枚は、出来るだけ使わないようにした方がいいか。
さて、そろそろ戻って寝ないと、朝早いしな。
≪トレーディングカード説明≫
・実際に書かれているレア度と名前と効果。
・コストは《》内に表示。
・主人公の持つトレカの種類は複数ある為、コストや効果の表示が違うものもある。(モンスターとクリーチャーの表記の違い等)
N+《青・2》【幻惑の霧】: 攻撃に参加しているクリーチャー1体の攻撃対象を、あなたが任意に選択変更できる。
・この効果で選ぶ対象は、適切でなければならない。(飛行を持たないクリーチャーが、持つクリーチャーを攻撃対象に選ぶ事が出来ない等)
R《4》【捕縛の鎖】: このカードが場に出る場合、場に居るクリーチャー1体を選ぶ。
・このカードが装備されたクリーチャーは、攻撃も防御も出来ず、テキストに書かれた効果も使用出来ない。
「今は小ビン1個だけだ」
「先程、この後に作業があると言ってましたが、これから作るんですか?」
「んだぁ」
「数はどれくらい出来ますか?」
「一度に作れるのは、多くてもその小ビン3個分だ」
「小ビン1個分で幾らになります?」
クリムは指を三本立てて見せた。
それを見てアイガーが言う。
「珍しい物らしいが、小ビン1個で銀貨三枚(3,000GL)か。町から離れてるのもあるが、少し高いな」
「何を言ってるだ。金貨三枚(30,000GL)」
「金貨三枚(30,000GL)!! 牛乳何日分だよ!」
金額を聞いたアイガーが、驚き声が大きくなった。
それを聞いたクリムが、高い理由を説明した。
「オラの飼ってる牛が出す牛乳一日分で、小ビン3個出来るかどうかってくらい使うんだ。だからそれだけの金額がするだぁ」
「でも日持ちしないんだろ? 作る意味あるのか?」
アイガーが最もな質問をした。
「そこが問題なんだ。作ったのは良いが、町まで運ぶ手段がねぇんだ。ソーサリーカードを使って冷して持って行っても、町に着いたその日に使わんといかんからなぁ」
「アイテムボックスが使える商人に来てもらって売るか、アイテムボックスが使える人を雇って、運んでもらうしかないんじゃないか?」
「そうなんだが、そうすると更に売り値が上がって、貴族にしか買えない金額になっちまうだ。だがオラには貴族に繋がる知り合いなんていねぇから、今売り方を考えてるだぁよ」
「オレは今でも十分高いと思うがな。そんな価値がある物か?」
「アイガーさん、そんなこと言わないの! 売り方は分かりませんが、それなら尚更私達が買って、持ち帰えった方が良いですね」
「どういう事だぁ?」
「私達がそれを王都に持って帰れば、貴族様が口にするかも知れないって事ですよ」
「だども言ったべ、日持ちがしねぇから、そんな長げぇ距離を持って行く事は出来ねぇって」
「さっきも言いましたが、そこは大丈夫です。俺がアイテムボックスを使えるので」
「ほうか! なら喜んで売るだよ。出来上がったらすぐにあんたの所へ持って行くだぁ。だから流行らせてくれや」
「それはこれを買ってくれた、人しだいですよ」
「ほうだな。ほんじゃあ、明日の朝に来てくれや。大きな影のモンスターが現れた場所まで案内するから。だどもあまり遅いとオラ行っちまうからな」
「ああ、分かった。明日道案内を頼む」
カズ達三人はクリムの家を出て、借りた家へと戻る。
三人が借りた家に着くと、アイガーが明日行く場所の事と調査の話をする。
「今行って来た二人の話を聞いて、何か気になる事はあったか?」
「あえて言うなら、大きな影の正体でしょうか。私とアイガーさんは、ロックバードと思ってましたけど、最初に行った訛りの強い村人の話では『白く大きい』と言ってましたから」
「ロックバードは白くないんですか? ラスラさん」
「私の知っている限りでは、白いロックバードなんて見た事ないわ」
「じゃあロックバードの雛とかでは?」
「ロックバードの雛は、黒っぽい色をしてるから違うのよ。カズさん」
「オレも白いロックバードなんて、一度も見た事ないな。だがあの人は、チラッとしか見てないと言っていたから、おそらく見間違えたんだろ」
「そうですね。話しぶりからすると、慌てていた様ですし」
「とりあえず明日現場に行って、何か手掛かりがないか探してみよう」
「そうね。しかしあのクリムって人は、そんなモンスターが出た近くを通って、放牧へ行くと言っていたけど、大丈夫なのかしらね?」
「そうですよね」
「ところでカズは、何か装備は持ってないのか? 今回の依頼は運搬だけすれば良いと聞いてきた様だが、既に王都を出た時と状況が異なってるからな」
「そうよね。装備もしてないし、武器も持ってない様だけど」
「アイテムボックスに入れてあります。武器もカタ……剣を持ってます」
「いくら俺達が一緒に居るからって、明日は装備をして行く事だ」
「分かりました(何かある時は、大抵魔法で対処出来る事ばかりだったし、一人の時は装備なんてしてなかったな)」
「まったく、王都…街から外へ出るのに、常に装備をしてないなんて、カズは本当にBランク間近の冒険者か?」
「……すいません(自分では少し冒険者っぽくなったと思ってたんだけど、まだまだだなぁ)」
「さぁさぁお二人共、出掛けるのは明日の朝ですから、日が暮れる前に部屋の掃除をしましょう。せっかく空き家を借りて雨風しのげるのに、少しは掃除をしないと、明日起きたらホコリで、全身白くなってしまいますわ」
「それもそうだな。寝る所くらいはキレイにするか。野宿じゃないんだしな」
ラスラの提案で、借りた家の掃除する。
なんとか日が暮れる前に終わり、寝起きする場所くらいはキレイになった。
掃除の後に、夕食の用意をする為にカズが【アイテムボックス】から食材を出すと、ラスラそれを使い野菜たっぷりのサンドウィッチを作ってくれた。
アイガーは肉が無いのが不満の様で、自分が持っていた干し肉をかじりながら、サンドウィッチを食べていた。
夕食を済ませ寝る場所を決めるのに、一つだけあるベットは女性のラスラに使ってもらうことにした。
カズとアイガーは、他の部屋で雑魚寝だ。
家の中でもさすがに冷えるので、カズは昨夜使った毛布を【アイテムボックス】から出し、ラスラとアイガーに渡した。
翌朝早くから出掛けるので、三人は横になり寝た。
……ふと深夜目が覚めたカズは、近くに居るアイガーを起こさない様にして一人家を出て、借りた家横に流れる小川のほとりに座る。
変な時間に目が覚めたな。
横になっても寝付けそうにないから、静かに出てきたけど、やっぱり外は冷えるな。
さて、せっかく一人になったんだし、ちょっと明日の支度をしておくかな。
もしかしたら大きな影の、強力なモンスターが現れるかも知れないし、他の獣やモンスターが出て来る可能性もあるからな。
一応【マップ】を見て、誰か来ないか注意して、使えそうなトレカを探して、用意しておこう。
実戦で使わないと、分からない効果もあるだろうしな。
今回は攻撃系のトレカは使わないようにして、使う前にトレカの効果を分析と鑑定をしておこう。(ファイアーストームのトレカは、さすがに不味かったからなぁ)
カズはアイテムボックスに入ってる、トレカのリストを表示させて、その中から数枚選び取り出し、その内2枚を《鑑定》《分析》した。
【幻惑の霧】『ノーマル』
・対象を濃い霧で包み、幻を見せる。
・見せる幻は、レベル差によって効果はかわる。
・霧の効果は五分で消える。
【捕縛の鎖】『レア』
・使用する際に、対象者に触れる必要がある。
・効果が発動すると、対象者に絡み付き動きを止める。
・五分が経過するとカードに戻る。
・使用時の魔力量で鎖の強度が決まり、一定以上の魔力を込めると、五分が経過してもカードには戻らない。(魔力が切れるとカードに戻る)
・鎖が破壊されると、完全に消滅する。
まあこの2枚なら、使っても大丈夫だろう。
他のトレカも調べてから、寝床に戻ろう。
カズは選び出したトレカ【バリア・フィールド】『レア』、【大地の祝福】『レジェンド』、【ユグドラシルの枝杖】『レジェンド』を調べ終わると、トレカを【アイテムボックス】に戻し入れて、借り家へと戻った。
しかし使用しても目立たずに、使えそうなトレカを選んだんだつもりなのに、レジェンド級が2枚もあるのか。
【ユグドラシルの枝杖】は使用者制限があるし、効果もそんなに強くなかったのに、何でレジェンド級なんだ?
【大地の祝福】に関しては、一つ効果を使用するのが躊躇われるな。
表示された効果も、やっぱり元とは違がったか。
まぁ二人共Aランクだし、このトレカ以上の魔法を見た事あるだろうから、そんなに驚きはしないだろう。
でもレジェンド級の2枚は、出来るだけ使わないようにした方がいいか。
さて、そろそろ戻って寝ないと、朝早いしな。
≪トレーディングカード説明≫
・実際に書かれているレア度と名前と効果。
・コストは《》内に表示。
・主人公の持つトレカの種類は複数ある為、コストや効果の表示が違うものもある。(モンスターとクリーチャーの表記の違い等)
N+《青・2》【幻惑の霧】: 攻撃に参加しているクリーチャー1体の攻撃対象を、あなたが任意に選択変更できる。
・この効果で選ぶ対象は、適切でなければならない。(飛行を持たないクリーチャーが、持つクリーチャーを攻撃対象に選ぶ事が出来ない等)
R《4》【捕縛の鎖】: このカードが場に出る場合、場に居るクリーチャー1体を選ぶ。
・このカードが装備されたクリーチャーは、攻撃も防御も出来ず、テキストに書かれた効果も使用出来ない。
32
お気に入りに追加
570
あなたにおすすめの小説
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
転生農家の俺、賢者の遺産を手に入れたので帝国を揺るがす大発明を連発する
昼から山猫
ファンタジー
地方農村に生まれたグレンは、前世はただの会社員だった転生者。特別な力はないが、ある日、村外れの洞窟で古代賢者の秘蔵書庫を発見。そこには世界を変える魔法理論や失われた工学が眠っていた。
グレンは農村の暮らしを少しでも良くするため、古代技術を応用し、便利な道具や魔法道具を続々と開発。村は繁栄し、噂は隣領や都市まで広がる。
しかし、帝国の魔術師団がその力を独占しようとグレンを狙い始める。領主達の思惑、帝国の陰謀、動き出す反乱軍。知恵と工夫で世界を変えたグレンは、これから巻き起こる激動にどう立ち向かうのか。
田舎者が賢者の遺産で世界へ挑む物語。
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎
って、何故こんなにハイテンションかと言うとただ今絶賛大パニック中だからです!
何故こうなった…
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
そして死亡する原因には不可解な点が…
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのかのんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる