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三章 王都オリーブ編1 王都オリーブ
121 王都の街を散策 3 どこの街にでも居る迷惑な冒険者
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食堂で主人と女将が、カズの事で言い合いになり、常連客はそれを酒の肴に、盛り上がってるとは露知らず、部屋にある椅子に座り、くつろぐカズが居た。
今思えば、月に150,000GLもするなら、それなりの所に住めそうな気もするけど、宿屋だからなぁ。
それに王都で家を借りるにしても、相場が分からないし、ここ暫くは、王都の街を知る為に過ごして、どこか良い所があれば、そっちに移るようにすれば良いか。
モルトさんに宿屋を紹介してもらったから、数日だけと言うのも悪いしな。
取りあえず数日は、街の散策とマッピングをして、近場の依頼を探して受けるようにするか。
またネメシアとか言う女冒険者に、絡まれなければいいけど。
さて久し振りに、回復薬とソーサリーカードでも作るかな。
と言っても、回復薬を作る素材は、少ししかないけど。
カズは眠くなるまで、回復薬作りと木板を素材にして、ソーサリーカードを10枚作った。
込めた魔法は、ヒーリングとキュアを2枚ずつ、クリアとクリーンが2枚ずつで、あとはライトを2枚付与した。
素材が木板では、魔力も少量しか込められない。
魔力が多過ぎると、木板が割れてしまう。
カズはもっと頑丈で使いやすい素材を探そうと思った。
回復薬は、まだ原液も薄めた物がかなりあったので、小ビン五個分作って終えた。
それら全てを【アイテムボックス】にしまい、カズは寝ることにした。
カズは久し振りの、柔らか過ぎないベッドに寝れたと喜んだ。
◇◆◇◆◇
翌朝目覚めて周りを見るが、メイドの姿はない。
それもそうだ、もう貴族の屋敷ではないのだから。
少し寂しくもあるが、一人で居るのは、やはり落ち着く。
今日は近場の依頼を受けながら、昨日と同じくこの付近を散策しようと思う。
取りあえず朝食を食べる為に、一階にある食堂に下りて行く。
「おはようカズさん。昨夜は良く眠れたかね?」
「ええお陰さまで、ぐっすり寝れましたよ。女将さん」
「そりゃあ良かった。しっかり寝とかないと仕事に響くからね」
「そうですね」
「さぁ座んな。朝飯を出してやるから、食べたらしっかり働いてきな!」
「そうします(朝から元気な人だな)」
朝食に出されたのは、自家製のウインナーとパンに、トマトが丸ごと一個分。
ウインナーは切れ目を入れて焼いてあるので、余分な油が落ちて、朝からでも重くない。
ケチャップやマスタードが欲しいがある訳もなかったので、塩と胡椒で味付けしてあるのウインナーとパンを食べ、四つ切にしてるトマトを途中で摘まみ、朝食を終えた。
大通りから入った路地とはいえ、さすがに王都は人が多く、一日街を散策するだけで、人酔いになりそうな気がする。
宿屋を出て、人の流れに逆らわないように、拠点登録してある第2ギルドに歩いて行く。
王都の冒険者は多いと聞いたが、実際に朝のギルドを見たらそれが分かった。
ギルドの外には、三人組から五人組のパーティーが十数組居た。
ギルドの出入口から中を見ると、受付には迷惑にならないように、パーティーの代表者と思える冒険者達が、依頼を受ける為に並んでいた。
パーティーを組まないソロの冒険者も居るので、受付のあるギルドの一階には、五十人以上の人がごった返していた。
カズは混雑している中に、入って行く気がしなかったので、ギルドを出て街を散策することにした。
ギルドには昼頃にもう一度来ることにして、貴族区と街を隔てる壁沿いを、マッピングすることにして歩いて行く。
貴族区と街を隔てる壁沿いの道は、見通しが良いように、壁から向かいにある建物まで30mはある。
広い割に人通りは少ない。
おそらく用もないのに、貴族区と街を隔てる壁に近づくと、衛兵に怪しまれるから、人通りも少ないのだろう。
なので俺も壁側にはよらずに、反対の建物側を歩くことにした。
二時間程歩いたら路地裏に入り、第2ギルド方向へと戻って行く。
やはり大通りから外れると、王都でも店は少ない。
ギルドに着いてモルトにあったら、王都の区画分けについて、聞いてみようと思った。
その時に、九ヶ所ある冒険者ギルドのことも聞こう。
何はともあれ、色々と情報を集めないと、先に進まないからな。
そんなことを考えつつ、二時間程かけて、第2ギルドまで戻った。
着いたのは昼を少し過ぎた頃で、受付のある一階は朝とは違い、人はかなり少なかった。
俺は街を散策しながら出来そうな依頼があるかどうか、受付で聞くことする。
受付には女性のギルト職員が一人居た。
見覚えがあるかと思ったら、ここのギルドに初めて来た時に話した人だった。
「あのう、すいません」
「何でしょうか?」
「街の道を覚えながら、出来そうな依頼って、何かありませんか?」
「道を…ですか?」
「ええ。ここに来て間もないので、荷物の配達とかで、街中を移動するような依頼があればと思いまして」
「依頼書は、あちらの壁に貼り付けてありますが、今はそういった依頼は無いですね」
「そう…ですか」
「依頼は早い者勝ちですので、朝から貼り出してある依頼書を見ないと、ご希望するような依頼は、すぐに無くなってしまいますよ」
「朝から……(あの人だかりを掻き分けて、依頼書を見に行くのは、しんどいな)」
「えーっと、確か以前に貴族様から、依頼を受けて来た方ですよね?」
「あ、はい。カズと言います」
「そうそう、カズさんでしたね。初めての見る方が、貴族印を見せて来たので覚えています」
「そうですか。あの時はどーも」
「例えギルトの中とはいえ、あの様に軽々しく見せるものではないですから」
「す、すいません(そうなのか)」
「これからは、気を付けた方がいいですよ。どこで誰が見てるか、分かりませんから」
「は、はい。ご忠告ありがとうございます(思い出されて、すぐにダメ出しされたよ)」
「明日からは、朝早く来ると良いですよ。そうすればご希望の依頼が、あるかも知れませんよ」
「そうします。えーっと、すいませんお名前は?」
「トレニアです」
「トレニアさんですね。ありがとうございました。これから、よろしくお願いします」
「よろし……」
「よろしくなんてしねぇよ」
カズが受付の女性と話していたら、離れた所に居た一人のゴツい男が、話を遮ってきた。
「ん? (おい、まさか……)」
「見かけねぇ奴が、気安くトレニアに話し掛けてるんじゃねぇ。トレニアもそんな奴相手にしないで、おれと付き合えよ」
「私は受付の仕事をしているだけです。それに何度言われても、お付き合いはしません!」
「そうやってツンケンするとこが、おれの好みなんだよ。おい新入り、これからは気安く、トレニアに話し掛けんじゃねぇぞ」
「何故ですか? (とか言うと、また突っ掛かってくるんだろうな)」
「話を聞いてなかったのか? トレニアは、おれの女になる予定だからだ! お前みたいな奴が、気軽に話し掛けて良い相手じゃねぇんだよ」
「ちょ、勝手に決めないでください。誰が誰の女になるんですか!」
「そう言ってますよ(どこにでも居るんだな、こういう奴は)」
「まあいいさ。おれの強いとこを見たら、すぐに惚れるだろうからな。おいお前」
「何か? (あれ、このパターンは……)」
「新入りに教育するのは、先輩の務めだからな。裏の訓練所に来い」
「いや結構です(やっぱりか。このままで引いてくれればなぁ)」
「なんだ怖じ気付いたのか? ならなおさら鍛えてやらんとな!」
「ちょっと無理強いは、良くありませんよ」
「別にギルドで、禁止にはしてないよな。あのネメシアって女も、やってるしな。そうだろトレニアちゃん」
「う……た、確かにネメシアさんもやってますが、それは相手が合意をした時のみです。無理強いはしていませんて」
「もちろんお前は、合意するだろ。そうしないと、トレニアを手込めにしようとしてるって、言い触らすぞ」
「何を勝手に言ってるんですか! ギルマスに報告しますよ!」
「おれはただ新入りに、ここでの立場を分からせる為に、教育をするだけだぜ。だから、そんなこと言うなよトレニアちゃ~ん」
「人のことを勝手に、ちゃん付けして呼んで、気持ち悪いから止めてください! もういい加減にして!」
「なんだとぉ! おれが毎回誘ってやってるのに、その態度はなんだよ! ああ分かったよ。おい新入り、とっとと来い! ボロボロになるまで、教育してやる!」
「……(フラれたはらいせかよ!)」
「他の人に迷惑をかけ…」
「これはトレニアが、おれを断った責任だからな!」
「なっ!」
「あんたさっきから、何を好き勝手に言ってるんだ? トレニアさんに気に入られたければ、先ずは迷惑をかけない様に、するべきじゃないのか?」
「なんだとぉ! 言うじゃねぇかよ、この雑魚が! そこまで言うなら、相手をしてくれるんだろうな!」
「ああ、分かったよ(アヴァランチェの時は、スカレッタさんとルグルさんが、捕まってたし、目立たない様に耐えてやり過ごしたが、今回は王都に居る冒険者の実力を、知っておく良い機会になるから、相手をするか)」
今思えば、月に150,000GLもするなら、それなりの所に住めそうな気もするけど、宿屋だからなぁ。
それに王都で家を借りるにしても、相場が分からないし、ここ暫くは、王都の街を知る為に過ごして、どこか良い所があれば、そっちに移るようにすれば良いか。
モルトさんに宿屋を紹介してもらったから、数日だけと言うのも悪いしな。
取りあえず数日は、街の散策とマッピングをして、近場の依頼を探して受けるようにするか。
またネメシアとか言う女冒険者に、絡まれなければいいけど。
さて久し振りに、回復薬とソーサリーカードでも作るかな。
と言っても、回復薬を作る素材は、少ししかないけど。
カズは眠くなるまで、回復薬作りと木板を素材にして、ソーサリーカードを10枚作った。
込めた魔法は、ヒーリングとキュアを2枚ずつ、クリアとクリーンが2枚ずつで、あとはライトを2枚付与した。
素材が木板では、魔力も少量しか込められない。
魔力が多過ぎると、木板が割れてしまう。
カズはもっと頑丈で使いやすい素材を探そうと思った。
回復薬は、まだ原液も薄めた物がかなりあったので、小ビン五個分作って終えた。
それら全てを【アイテムボックス】にしまい、カズは寝ることにした。
カズは久し振りの、柔らか過ぎないベッドに寝れたと喜んだ。
◇◆◇◆◇
翌朝目覚めて周りを見るが、メイドの姿はない。
それもそうだ、もう貴族の屋敷ではないのだから。
少し寂しくもあるが、一人で居るのは、やはり落ち着く。
今日は近場の依頼を受けながら、昨日と同じくこの付近を散策しようと思う。
取りあえず朝食を食べる為に、一階にある食堂に下りて行く。
「おはようカズさん。昨夜は良く眠れたかね?」
「ええお陰さまで、ぐっすり寝れましたよ。女将さん」
「そりゃあ良かった。しっかり寝とかないと仕事に響くからね」
「そうですね」
「さぁ座んな。朝飯を出してやるから、食べたらしっかり働いてきな!」
「そうします(朝から元気な人だな)」
朝食に出されたのは、自家製のウインナーとパンに、トマトが丸ごと一個分。
ウインナーは切れ目を入れて焼いてあるので、余分な油が落ちて、朝からでも重くない。
ケチャップやマスタードが欲しいがある訳もなかったので、塩と胡椒で味付けしてあるのウインナーとパンを食べ、四つ切にしてるトマトを途中で摘まみ、朝食を終えた。
大通りから入った路地とはいえ、さすがに王都は人が多く、一日街を散策するだけで、人酔いになりそうな気がする。
宿屋を出て、人の流れに逆らわないように、拠点登録してある第2ギルドに歩いて行く。
王都の冒険者は多いと聞いたが、実際に朝のギルドを見たらそれが分かった。
ギルドの外には、三人組から五人組のパーティーが十数組居た。
ギルドの出入口から中を見ると、受付には迷惑にならないように、パーティーの代表者と思える冒険者達が、依頼を受ける為に並んでいた。
パーティーを組まないソロの冒険者も居るので、受付のあるギルドの一階には、五十人以上の人がごった返していた。
カズは混雑している中に、入って行く気がしなかったので、ギルドを出て街を散策することにした。
ギルドには昼頃にもう一度来ることにして、貴族区と街を隔てる壁沿いを、マッピングすることにして歩いて行く。
貴族区と街を隔てる壁沿いの道は、見通しが良いように、壁から向かいにある建物まで30mはある。
広い割に人通りは少ない。
おそらく用もないのに、貴族区と街を隔てる壁に近づくと、衛兵に怪しまれるから、人通りも少ないのだろう。
なので俺も壁側にはよらずに、反対の建物側を歩くことにした。
二時間程歩いたら路地裏に入り、第2ギルド方向へと戻って行く。
やはり大通りから外れると、王都でも店は少ない。
ギルドに着いてモルトにあったら、王都の区画分けについて、聞いてみようと思った。
その時に、九ヶ所ある冒険者ギルドのことも聞こう。
何はともあれ、色々と情報を集めないと、先に進まないからな。
そんなことを考えつつ、二時間程かけて、第2ギルドまで戻った。
着いたのは昼を少し過ぎた頃で、受付のある一階は朝とは違い、人はかなり少なかった。
俺は街を散策しながら出来そうな依頼があるかどうか、受付で聞くことする。
受付には女性のギルト職員が一人居た。
見覚えがあるかと思ったら、ここのギルドに初めて来た時に話した人だった。
「あのう、すいません」
「何でしょうか?」
「街の道を覚えながら、出来そうな依頼って、何かありませんか?」
「道を…ですか?」
「ええ。ここに来て間もないので、荷物の配達とかで、街中を移動するような依頼があればと思いまして」
「依頼書は、あちらの壁に貼り付けてありますが、今はそういった依頼は無いですね」
「そう…ですか」
「依頼は早い者勝ちですので、朝から貼り出してある依頼書を見ないと、ご希望するような依頼は、すぐに無くなってしまいますよ」
「朝から……(あの人だかりを掻き分けて、依頼書を見に行くのは、しんどいな)」
「えーっと、確か以前に貴族様から、依頼を受けて来た方ですよね?」
「あ、はい。カズと言います」
「そうそう、カズさんでしたね。初めての見る方が、貴族印を見せて来たので覚えています」
「そうですか。あの時はどーも」
「例えギルトの中とはいえ、あの様に軽々しく見せるものではないですから」
「す、すいません(そうなのか)」
「これからは、気を付けた方がいいですよ。どこで誰が見てるか、分かりませんから」
「は、はい。ご忠告ありがとうございます(思い出されて、すぐにダメ出しされたよ)」
「明日からは、朝早く来ると良いですよ。そうすればご希望の依頼が、あるかも知れませんよ」
「そうします。えーっと、すいませんお名前は?」
「トレニアです」
「トレニアさんですね。ありがとうございました。これから、よろしくお願いします」
「よろし……」
「よろしくなんてしねぇよ」
カズが受付の女性と話していたら、離れた所に居た一人のゴツい男が、話を遮ってきた。
「ん? (おい、まさか……)」
「見かけねぇ奴が、気安くトレニアに話し掛けてるんじゃねぇ。トレニアもそんな奴相手にしないで、おれと付き合えよ」
「私は受付の仕事をしているだけです。それに何度言われても、お付き合いはしません!」
「そうやってツンケンするとこが、おれの好みなんだよ。おい新入り、これからは気安く、トレニアに話し掛けんじゃねぇぞ」
「何故ですか? (とか言うと、また突っ掛かってくるんだろうな)」
「話を聞いてなかったのか? トレニアは、おれの女になる予定だからだ! お前みたいな奴が、気軽に話し掛けて良い相手じゃねぇんだよ」
「ちょ、勝手に決めないでください。誰が誰の女になるんですか!」
「そう言ってますよ(どこにでも居るんだな、こういう奴は)」
「まあいいさ。おれの強いとこを見たら、すぐに惚れるだろうからな。おいお前」
「何か? (あれ、このパターンは……)」
「新入りに教育するのは、先輩の務めだからな。裏の訓練所に来い」
「いや結構です(やっぱりか。このままで引いてくれればなぁ)」
「なんだ怖じ気付いたのか? ならなおさら鍛えてやらんとな!」
「ちょっと無理強いは、良くありませんよ」
「別にギルドで、禁止にはしてないよな。あのネメシアって女も、やってるしな。そうだろトレニアちゃん」
「う……た、確かにネメシアさんもやってますが、それは相手が合意をした時のみです。無理強いはしていませんて」
「もちろんお前は、合意するだろ。そうしないと、トレニアを手込めにしようとしてるって、言い触らすぞ」
「何を勝手に言ってるんですか! ギルマスに報告しますよ!」
「おれはただ新入りに、ここでの立場を分からせる為に、教育をするだけだぜ。だから、そんなこと言うなよトレニアちゃ~ん」
「人のことを勝手に、ちゃん付けして呼んで、気持ち悪いから止めてください! もういい加減にして!」
「なんだとぉ! おれが毎回誘ってやってるのに、その態度はなんだよ! ああ分かったよ。おい新入り、とっとと来い! ボロボロになるまで、教育してやる!」
「……(フラれたはらいせかよ!)」
「他の人に迷惑をかけ…」
「これはトレニアが、おれを断った責任だからな!」
「なっ!」
「あんたさっきから、何を好き勝手に言ってるんだ? トレニアさんに気に入られたければ、先ずは迷惑をかけない様に、するべきじゃないのか?」
「なんだとぉ! 言うじゃねぇかよ、この雑魚が! そこまで言うなら、相手をしてくれるんだろうな!」
「ああ、分かったよ(アヴァランチェの時は、スカレッタさんとルグルさんが、捕まってたし、目立たない様に耐えてやり過ごしたが、今回は王都に居る冒険者の実力を、知っておく良い機会になるから、相手をするか)」
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